リーフの走行距離！　高速の実際は？　冬の暖房とエアコン使用時は？

今や日産を代表する車にまでなった電気自動車のリーフ。

走行距離も初期モデルからどんどん改良されており、未だに進化を続けています。

今回は、そんなリーフの高速運転時の走行距離や、暖房を使用した場合の距離の違いについてまとめてみました。

リーフの走行距離！　高速運転での実際距離は？カタログと違うのか？

現在主流となっている新型の日産リーフは、航続距離が400㎞と公式発表されています。

旧型のリーフは航続距離が280㎞だったので、かなり航続距離が伸びたことが分かります。

旧型リーフと新型リーフの高速運転時、実際距離は違うのか？

では、高速運転時の実際距離の違いですが、やはり、公式発表よりは航続距離は落ちていると言った意見が多かったです。

実際に、前日にフル充電しておいたリーフが、一度の充電で時速80㎞～100㎞で走行したと仮定して比較してみます。

という結果でした。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/exterior_interior.html

旧型リーフよりは新型リーフの方が、高速運転時の実際距離も伸びていることが分かります。

比較したのは、40kWhのバッテリーなので、62kWhバッテリーを搭載している新型リーフなら、更に実際距離も伸びるでしょう。

しかし、40kWhのリーフでも一度の充電で200㎞も走行出来るのは、旧型リーフに比べると飛躍的に性能の改善がされたと言えるでしょう。

高速走行時のカタログ電費と実電費の違い

次に、カタログ電費と実電費の違いですが、カタログ電費はJC08モードで計測した結果、

と記載されています。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/advanced_technology.html

しかし、高速走行時のリーフの実電費は

という結果が出ています。

なぜ、カタログ電費と実電費で差が出てしまうのでしょうか。

というのも、カタログ電費を計測する場合の条件と実電費を計測する際の条件を、現段階ではどうしても統一することが出来ないからです。

現在、ある程度の条件を科してカタログ電費は計測されています。

しかし、実際に走行する際には、試験的に計測した条件とは異なる場合も多々あるため、どうしても電費に差が出てしまうのです。

リーフの高速運転時をまとめると、

・実際の距離は、旧型リーフで80㎞、新型リーフでは200㎞

・実電費はカタログ電費の7～8割程度

ということでした。

やはり、実際の走行だと様々な条件が重なるため、公式発表通りの走行距離とはいかないものです。

リーフの走行距離！　冬の暖房使用時の距離は？　旧型と新型で比較

冬場になると暖房を付けて走行する人も多いため、暖房を使用した場合リーフの走行距離はどのように変わるのでしょうか？

そこで、冬に暖房を使用した場合の走行距離と、暖房未使用時の走行距離をまとめてみました。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/exterior_interior.html

暖房使用時と暖房未使用時の走行距離の違いは？

電気で走るリーフと電気を使用する暖房を同時に使うと、使用する電力が増えるためどうしても走行距離が短くなってしまいます。

暖房使用時と暖房未使用時で、どのくらい走行距離に差が出るかというと、

という結果でした。

様々なサイトを調べていると、冬場にリーフに乗る際、暖房を使用すると大体走行距離は2割程減るという意見が多かったです。

やはり、電気で走るリーフと電気を使用する暖房を同時に使用すれば、走行距離は短くなってしまうようです。

寒さを我慢せずに走行距離を短くしない方法があると良いですね。

うれしい事に新型リーフには、標準で「シートヒーター」がついています。

このシートヒーターが有れば、暖房を付けなくても十分という意見もありました。

しかし、暖房とシートヒーターを同時に使用すると電力は更に減ってしまいます。

同時に両方を使うのは、走行距離が短くなるのでお勧めできません。

暖房を使わず寒い時は、シートヒーターにプラスして、12Vの電気毛布を使うのも走行距離を減らさない一つの方法です。

冬の暖房使用時のリーフの走行距離をまとめると

・暖房未使用時よりも走行距離は2割程減ってしまう

・暖房を使用するよりは、シートヒーターを使用した方が良い

ということでした。

やはり、暖房も電気を使用するため、電気自動車にとって冬場の走行は少し厳しいといった印象でした。

リーフの走行距離！　夏のエアコン使用時の距離は？　旧型と新型で比較

次に、夏のエアコン使用時のリーフの走行距離についてご紹介していきます。

エアコン使用時とエアコン未使用時の走行距離の違いは？

エアコンを使用した場合の走行距離の違いは、調べてみたら

と、エアコン未使用時の1割～2割程、走行距離は落ちてしまうようです。

ただ、冬の暖房に比べたらエアコンを入れて走行しても、旧型リーフも新型リーフも、暖房使用時の走行距離よりは長いという結果でした。

また、新型リーフは旧型リーフからだいぶ改良されていますので、「夏場にエアコンを我慢するほど節約しなくても大丈夫。」

という意見もたくさんありました。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/exterior_interior.html

また、短い距離の移動の場合は、冷房に使われる電力は大きくなってしまいますが、長い距離の移動では、一旦冷房が効いてしまうと電力の消費は少ないです。

夏のエアコン使用時の走行距離をまとめると

・暖房時よりは、電力消費が少ないので、走行距離の減少は少ない。

・短距離走行より長距離走行の方が、電力の消費は少ない。

ということでした。

近年の夏は、災害級の猛暑が続くことが多いため、夏場に車を運転する際は、あまり我慢をせずにエアコンに頼っても良いでしょう。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/exterior_interior.html

リーフの航続距離を伸ばす運転方法とは？　走行距離のまとめ

今まで、リーフのカタログ燃費と実燃費の違いや、冷暖房を使用した場合の走行距離の違いに関してまとめてきました。

では、具体的にどのようにしたらリーフの航続距離を伸ばすことが出来るのかについて、4つに分けてご紹介していきます。

急加速→急減速を繰り返さない

これはガソリン車にも共通しますが、急加速や急減速を頻繁に繰り返すと、電力の消費を増やしてしまいます。

なので走行中は、「急加速→急減速」を繰り返さなければ、航続距離は伸ばすことが出来ます。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html

走行速度を一定に保って走る

高速道路では、ついつい前の車に付いて行こうとして、走行速度を上げて走ったり、追い越し車線に入って速度を上げたりすることが多いです。

しかし、加速を続けるとその分パワーを消耗してしまうので、出来るだけ走行速度を変えないような走りを心がけると航続距離は伸ばすことが出来ます。

また一般道では、不必要な加速や減速は電費を悪くしてしまうだけです。

ですから、リーフに備えられているクルーズコントロールを上手く活用して、一定速度で走るようにすれば、電費が悪くならず、航続距離も伸びます。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html

走行モードを上手く使い分ける

リーフにはいくつかの走行モードが備えられています。

航続距離を伸ばすならば、長い下りなどではBモードに切り替えた方が、電費は良くなります。

また、市街地走行時はエコモードを活用し、中・長距離走行時はエコモードを解除して走るなどすれば、航続距離を伸ばすことに繋がります。

リーフの航続距離を伸ばす運転方法のまとめとして、

・急加速→急減速を繰り返さない

・走行速度を変えずに走る

・一定速度を保つためにクルーズコントロールを上手く活用する

・リーフの走行モードを切り替えて走行する

と言った点に気を付けながら走ると、航続距離を伸ばすことが出来るでしょう。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html

今回は、リーフの走行距離や航続距離に関してと、冷暖房を使用した場合の走行距離の違いについてまとめてみました。

旧型リーフに比べると、やはり新型リーフは性能も格段に良くなっています。

ですから、航続距離や冷暖房使用時の走行距離も、旧型リーフに比べて伸びていることが分かります。

しかし、カタログ航続距離と実際の航続距離の違いがかなりある点は、リーフにとっての課題の一つではないでしょうか。

ただ、今後もリーフは改良を続けていくと思いますので、いずれカタログ航続距離の400㎞に近づくことになると思います。

アイキャッチ画像引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/simulation.html#configure/BABL9/ARFoew/exterior-colour