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究極の選択!『1.5Lハイブリッドスポーツ』か『2.0L水平対向4気筒ターボか』…その共通点はセダンフォルム、ただ一点!
新しく誕生したホンダ インサイトとSUBARU WRX S4を徹底比較。
インサイトとWRX S4とはどんなクルマ?
引用:https://autoc-one.jp/honda/insight/special-5003413/
引用:https://clicccar.com/2017/07/17/492413/
ホンダ インサイトは「トヨタ プリウス」に対抗して製造されたハイブリッドカー。
2代目の生産終了から4年、ファストバックスタイル(Cピラーが斜めにデザインされ、クーペのようなフォルム)のセダンとして誕生しました。
対するスバル WRX S4。今や世界でも稀少な”地面をなめるように走る”スポーツセダン。
俊敏さとその回頭性の鋭さは、まさに走りのためにあるクルマの筆頭です。
スペックを比較しよう
インサイト | WRX S4 | |||
全長×全幅×全高(mm) | 4,675×1,820×1,410 | 4,595×1,795×1,475 | ||
最小回転半径(m) | 5.3 | 5.5-5.6 | ||
車両重量(kg) | 1,370-90 | 1,540 | ||
燃料タンク(L) | レギュラー→40 | ハイオク→60 |
画像からは大きく見えますが、インサイトの全長は5ナンバー枠以内。
全幅は1,820mmとクラウンよりも20mm広いのが特徴です。
ちなみにホンダ シビックセダンは4,650mm、幅は1,800mm。全長全幅ともわずか2cmほどしか違いません。
WRXは1.5tの車重で、低重心+車重による安定性は抜群。
とくに舗装されたオンロードでの走りは一級。
国内での走行や狭い路地を走り抜けるにも問題ないでしょう。
エンジンスペック比較
インサイト | WRX S4 | |
エンジン | 1.5L | 2.0Lターボ |
エンジン最高出力(PS) | 109 | 300 |
エンジン最大トルク(Nm) | 134 | 400 |
モーター最高出力(PS) | 131 | ー |
モーター最大トルク(Nm) | 267 | ー |
駆動 | FF | AWD |
インサイトはモーター出力に主眼を置いたセダン。アメリカンサイズを取り回しながら、最小回転半径5.3mは優秀です。
WRX S4は300馬力と400Nmを4.6m全長に押し込んだ水平対向エンジンが特徴です。
走りの中身が全く違うのですが、比較するのには好対照といっていいでしょう。
乗りやすいのはどちらだ?
引用:https://autoc-one.jp/honda/insight/report-5003714/photo/0017.html
引用:https://clicccar.com/2017/07/17/492413/20170712subaru-levorg-wrx_092/
車両への乗りやすさ……サイドビューから見ると、全高で65mmハイトなWRX S4の方が断然グッド。
とくに後席乗車にも配慮されたデザインが決め手になります。
引用:https://www.honda.co.jp/INSIGHT/webcatalog/styling/design/
インサイトは、欧州車に多いクーペスタイルの4ドアセダンであって、身長の高い人は後席へは”頭をかがめるように”乗り込まなければなりません。
デザイン優先のマイナスポイントですが、6ライト(ボディの左右合計6枚の窓がある)のおかげで”狭さを感じさせない”ところがいいでしょう。
走りの乗りやすさは、もちろんハイブリッドのインサイトの方が万人向け。静粛性の高さも高得点です。
引用:https://www.subaru.jp/wrx/s4/design/exterior.html
WRX S4は……ロードノイズや硬い足回りは有名。
また、ちょっとした道路の陥没でのバウンドがあります。が、スピードを増していくと安定性が抜群なところが特徴でしょう。
維持費を比べてみよう
引用:https://tabi-mile.com/america-guam-gasstation-howto/
この2台の一番の比較ポイントが、維持費。ハイブリッド車とターボ車というだけでなく、燃費にも大きな違いが出ています。数字だけをご紹介しましょう。
燃費はどうか?
インサイト | WRX S4 | |
排気量(L) | 1.5L | 2.0Lターボ |
JC08燃費(km/L) | 31.4-34.2 | 12.4-13.2 |
実燃費(km/L) | 18.8 | 7.4 |
実燃費はカタログ値の60%で計算。
満タンでの走行距離は?
インサイト | WRX S4 | |
排気量(L) | 1.5L | 2.0Lターボ |
実燃費(km/L) | 18.8 | 7.4 |
走行距離(km) | 752 | 444 |
年間1万キロ走行の維持費
※ガソリン代は”ハイオク=151円/ℓ”、”軽油=129円/ℓ”で計算
※オイル交換は年間1万円程度と計算
インサイト | WRX S4 | |
エンジン | 1.5L | 2.0L(T) |
自動車税 | ¥34,500 | ¥39,500 |
減税 | ▲¥25,500 | – |
燃料代 | ¥74,468 | ¥204,054 |
実燃費 | 18.8km/L | 7.4km/L |
オイル交換 | ¥5,000 | ¥8,000 |
合計 | ¥88,468 | ¥251,554 |
運転席の画像は……
↓インサイトのコックピット。センターコンソールにシフトレバーがないのがわかる。ハイブリッド車よりもより高級車を目指したコンセプト。
引用:https://autoc-one.jp/news/5003404/
↓WRX S4のコックピット。走りに徹するため”遊び”のデザインがなく、機能的なのがわかる。
引用:https://autoc-one.jp/subaru/wrx/report-3441972/
ユーザーの口コミより
“価格com.”より引用しています。
引用:https://www.honda.co.jp/INSIGHT/webcatalog/performance/driving/
インサイト
○エンジンは思った以上のパワーは感じませんでした。普通に走行する分には、全然問題ありませんでしたが、加速の際は少し重く感じました。
●シフトレバーではなくスイッチ式の「エレクトリックギヤセレクター」だが、小さくてもいいのでシフトレバーが必要。駐車時、前進後退と何回も切り返しする場合、シフトレバーが絶対早く確実。(位置を目で何度も確認した。)
○静粛性がいい。乗り心地そのものはとても滑らかでした。
●旋回がしやすい。営業さん曰く「アジャイルハンドリングアシスト」のおかげらしい。シビック セダンと比較すると、運転しやすいと感じた。
引用:https://www.subaru.jp/wrx/s4/design/exterior.html
WRX S4
○エンジンは文句ありません、ややアクセルを踏みこんでから加給が開始され怒涛の加速が始まり、怖いほどです。
●車内の静粛性は高いとは言えず、静粛性が低いスポーツ系タイヤを履かせるとロードノイズが結構聞こえます。
○この車の最大の売りは軽快なハンドリングで、これが最も分りやすいのがワインディングロードです。コーナーではステアリングを切ると瞬時にノーズが向きを変えますので、S4のハンドリングはオンザレールと言っても過言では無いのです。
●フロントとサイドを画像表示できるのは素晴らしいですがバックカメラがオプション扱いとはちよっと不満です。
インサイト vs WRX S4 徹底比較!どっちが買い?まとめ
インサイトは326万円〜、WRX S4は336万円から。価格帯ではまさにライバル車ですが、口コミでは正反対の評価となっています。
インサイトは”価格が高過ぎる!”の声が多い。インサイトはもともとプリウスの対抗馬として販売されたクルマなため、コンパクトなハイブリッド専用車のイメージが付いています。
そのためか、300万円超の価格がネック…という口コミが少なくありません。反面、WRX S4は”燃費が悪い”のはクルマの特性…と理解されていて、価格も妥当という評価があります。
完全に性格の違う2車ですが、乗り比べてみるのも面白いかもしれません!