グレイス vs シルフィ 徹底比較!どっちが買い?維持費・燃費・乗り心地は?

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ミニバンやSUVが売れまくっている乗用車市場。その中でひっそり車種が消えているのが”セダン”です。

セダンに興味があっても、タクシーやハイヤーみたいだからなあ…と買うのをためらう人が少なくありません。

ですが、セダンは荷室と室内を分ける壁があり、3ボックスという構造から走りがとても安定する特徴があります。

タクシーのようなピラーが立ったセダンではなく、流麗なデザインでビジネスでも遊びでも使える小型セダンの代表格、ホンダグレイスと日産シルフィ。この2台をご紹介しましょう。

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グレイスとシルフィとはどんなクルマ?

スクリーンショット(2019-02-25 14.19.38)

引用:https://autoc-one.jp/honda/grace/report-3461125/

スクリーンショット(2019-02-25 14.14.42)

引用:https://autoc-one.jp/nissan/sylphy/report-1295109/

スペックを比較しよう

 グレイスシルフィ
全長(mm)4,4504,615-75
全幅(mm)1,6951,760
全高(mm)1,475-1,5001,495
最小回転半径(m)5.1-5.35.2
車両重量(kg)1,110-1,2601,230-40
燃料(レギュラーガソリン)タンク(L)4052

グレイスとシルフィの特徴の一つが”5ナンバーサイズ”の車寸。

とくにグレイスは4.5m以下の全長と1.7m未満のジャスト5ナンバー。

全高は最高でも1.5mなので、どんな立体駐車場でも入庫可能。

シルフィは、全長で4.6m。一部4.7mを超えるグレードもありますが、ほぼ扱いやすいサイズです。

問題は全幅1,760mm……5ナンバー枠を60mm(左右30mmずつ)超えているのが残念。

小回りが利くのは両車とも同じ、5.1〜5.3mの最小回転半径はうれしいところですね!

エンジンスペック比較

 グレイスシルフィ
エンジン1.5L1.5L1.8L
最高出力(PS)132110131
最大トルク(Nm)155134174
モーター最高出力(PS)29.5
モーター最大トルク(Nm)160
駆動FF/4WDFF/4WDFF

グレイスは1.5Lのエンジン(NA)とハイブリッドの設定。

ガソリンモデルは176〜198万円、ハイブリッドは197〜260万円。

シルフィはガソリンモデルのみの設定。価格は199〜267万円と、グレイスHVと同じプライレンジにあります。

ただ、片方はハイブリッド有りの1.5Lと、1.8LのNAエンジンに、アイドリングストップなしと一昔前の重厚なセダンそのもの。

乗り味は全く違う2台、比較すると面白いこと請け合いです!

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グレイスとシルフィ乗りやすいのはどっちだ?

グレイス

↓セダンながら、AピラーからCピラーまでなだらかな曲線を描く、フォルム。リヤトランクのフィンを付けることで、サイドビューのアクセントが光る。

スクリーンショット(2019-02-26 17.20.45)

引用:https://www.goo-net.com/magazine/12089.html

シルフィ

↓ボンネットの角度とAピラーの斜度の違いで、運転席からの視界も掴みやすい(視界からボンネットが見える)。

また、全長が長いため、後部座席と荷室との壁がしっかりしており、室内の静粛感が高い。とくに後部座席に座ると安心感が高い。

スクリーンショット(2019-02-26 17.41.21)

引用:https://response.jp/article/img/2013/03/20/194000/541349.html

グレイスの内装

↓フィットゆずりのインパネ。モニターがやや”光りで反射”する傾向があるが、扱いやすい。特徴はドライバーとナビゲーターの間のセンターコンソールが出っ張っていないこと。前席空間が広く感じられる作りになっている。

interior_cabin_main_visual

引用:https://www.honda.co.jp/GRACE/webcatalog/interior/cabin/

↓シルフィのインテリア。グレイスは”小型車からセダンを作った”のに対し、シルフィは”ティアナ”というミドルサルーンを小型化した作り

そのため、センターコンソールで前席2席を完全に分け、木目調やシボを多様化してできるだけ落ち着いた作りにしている。

後席のヘッドレスト横に小窓(シックスライト=左右合わせて6枚の窓がある)があるため、後席の雰囲気が明るいのもシルフィの特徴。

何気ないことだが、開放感のある室内に仕上がっているところも注目点。

シルフィの内装

sylphy_1810_top_01.jpg.ximg.l_full_h.smart

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy.html

2台の乗りやすさでいえば、”軽快に飛ばそう”というドライブも可能なのがグレイス。

一方でシルフィは”飛ばす”という感覚よりもゆったり乗ろうという気分にさせるクルマです。

後席に60代、70代以上の人を乗せるなら、やはりシルフィの方がぴったりでしょう!

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グレイスとシルフィの維持費を比較してみよう

燃費はどうか?

 グレイスシルフィ
排気量(L)1.5L1.5Lハイブリッド1.8L
駆動2WD2WD2WD
JC08燃費(km/L)22.034.815.6
実燃費(km/L)13.220.889.36

アイドリングストップがないことで、シルフィの燃費のアドバンテージは低いまま。NAで100kg重く、ハイブリッドグレイスでほぼ同格の重量です。

満タンでの走行距離は?

 グレイスシルフィ
排気量(L)1.5L1.5Lハイブリッド1.8L
駆動2WD2WD2WD
実燃費(km/L)13.220.889.36
走行距離(km)528835.2486.7

年間1万キロ走行の維持費

スクリーンショット(2019-02-22 20.34.08)

引用:http://www.hocketmoney.xyz/woman-wants-money/

※ガソリン代は”レギュラー=140円/ℓ”で計算、年間走行距離は10,000kmで計算

 グレイスシルフィ
エンジン1.5L1.5Lハイブリッド1.8L
自動車税¥34,500¥34,500¥39,500
エコカー減税▲¥25,500
燃料代¥106,060¥66,985¥148,936
実燃費13.220.889.36
オイル交換¥6,000¥6,000¥4,000
合計¥146,560¥81,985¥193,436
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ユーザーの口コミで比較

“みんカラ”より引用しています。

スクリーンショット(2019-02-26 20.14.04)

引用:https://autoc-one.jp/honda/grace/report-1992491/photo/0002.html

グレイス:176~260万円

●HV:1.5ℓクラスの車の中ではトップクラスの加速力だと思う。加速力はいいが、踏み込んでから加速するまでのタイムラグが1~2秒くらい生じる。

○運転席からの視界が狭い。シートベルトのほぼ真横近くにトランクを開ける無駄なレバーがある。過去に何度もシートベルトが引っ掛かって空いてしまうことがあったため、非常に邪魔。

●HV:普通に走って20km/L以上は走るので、1日中好きなところを思う存分走りまわってもガソリンスタンドに行くことはないです。乗ってて楽しいし乗り心地もいい。

○リアシートは問題ないのですが、前席のシートの厚みがもう少し欲しい。

●NA:動力性能的には、文句無しのレベルですが、ノーマル状態では、メーカーが燃費最優先のセッティングしている為、出だしが重くなってます。ハイブリッドとの価格差が大きいので、年間走行距離が3万キロ以下なら、かえってガソリン車の方がお得だと思います。

シルフィ:199~267万円

スクリーンショット(2019-02-26 20.11.55)

引用:https://www.carsensor.net/contents/testdrive/category_69/_21525.html

○背伸びをしないで優雅に乗れるセダンです。車内の広さはゆとりを感じます。そして車内の静かさも感動しました。ただ、装備が本当に最低限です。
自動ブレーキやクルコン、ステアリングリモコン等、最近標準的についているようなものもありません。

○B17型だけに搭載されるMRA8DEエンジン。副変速機付きCVTと組み合わされることで、不満のない動力性能を持っています。2000rpm以下で巡航出来るため、静粛性も非常に高く、高速道路でも疲れはありません。

●燃料計の針が満タンにしてもすぐに下りやすいタイプです。

●クルマ自体ではありませんが、標準装着のダンロップエナセーブが本当にダメ。FFなのに直進安定性が悪くチョロチョロ・・・タイヤをレグノに交換したら一変しました。

●一番は左後方の視界が絶望的に悪いことです。首都高みたいに高速で右側に合流する時はほんと恐いです。

○決して高級感はないけど、シンプルで清潔感のある内装。ボタン類がごちゃごちゃしてなくて使いやすい。

グレイスとシルフィ比較のまとめ

5ナンバーサイズの2台を比較しました。ホンダ、日産のほかにはトヨタの”プレミオ”がライバルになりますが、クルマの作り方は全く異なります。

ホンダは先進技術や安全性能をふんだんに取り入れながら、5ナンバー枠を堅持しているドメスティックモデル。燃費優先を考える人ならハイブリッドで満足でしょう。

シルフィは全幅だけ3ナンバーですが、ミドルサイズからサイズダウンさせた高級車の味を持つモデル。乗ってみると意外にも重厚感がある走りが楽しめます。

セダンファンなら、ぜひとも2台を乗り比べてみたいですね!

キャッチ画像上引用:https://www.honda.co.jp/GRACE/webcatalog/styling/design/

キャッチ画像下引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy.html

この記事を書いた人

つかや

夢は自動車運転で日本一周!

移動中にも楽しめるなんて最高ですよね。



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