N-WGNの燃費はどの程度？ライバル車と比較すると？燃費を抑える方法も紹介！

ホンダNシリーズに所属し、N BOX、N BOX+、N-ONEに次ぐ第4弾モデルとして登場したN-WGN。

軽自動車のミニバン的な車種である軽トールワゴンに属する車であり、非常に低燃費が期待されます。

はたしてN-WGNの燃費はどの程度で、ライバル車と比較した場合、燃費性能は優れているのでしょうか？

また、N-WGNをより低燃費で運転する方法はあるのでしょうか？

N-WGNの燃費に関して調べてみましょう！

N-WGNの燃費と実燃費は？

では最初にN-WGNの燃費と実燃費について調べてみましょう。

現在公表されているN-WGNの燃費はこちら！

N-WGNの燃費は、NA(自然吸気)エンジンのFF車はJC08モードが29.4km/ℓ、4WDが26.2km/ℓとなっています。

またターボ仕様のFF車は26.0km/ℓ、4WD車は24.2km/ℓとなっており、NAエンジンと比較するとやや落ちる傾向にあるようですね。

N-WGNが発売されたのは2011年11月でありホンダの軽自動車の中では比較的古いモデルですが、実は最新式のN-BOXとよりも低燃費となっており、N-WGNの燃費の良さには非常に驚かされます。

ちなみに2017年にフルモデルチェンジが実施された最新のN-BOXの燃費との比較がこちらになります。

N-WGNの方が優れていることが解りますよね。

さて、紹介したN-WGNの燃費はJC08モードでの測定であり、この測定方法は実燃費との差が大きいことで有名ですよね。

これからN-WGNの購入を考えている人にとって、実燃費は非常に気になると思います。

では、N-WGNの実燃費はどの程度なのでしょうか？

走行シーンにより実燃費は異なっており、様々な情報から実燃費を求めた結果、各走行シーンでの実燃費は以下のようになっていました。

高速道路を100km/ｈ以下で走行するとNAエンジンで約23km/ℓ、ターボエンジンで約21km/ℓ走行できるようです。

車は一般的にエンジンの回転数が上がると燃費が悪くなりますが、軽自動車の場合、高速道路を走行すると常に高回転になりますので、燃費が悪化する傾向があります。

次に郊外道路の燃費ですが、NAエンジンで約24km/ℓ、ターボエンジンで約22km/ℓとなっています。

郊外道路は一定の速度で走行する機会が市街地の走行より多くなる為、燃費が良くなる傾向があります。

また高速道路よりは速度が遅いので、エンジンの回転数も抑えられ、高速道路の走行よりも低燃費になる傾向があるようですね。

最後に市街地での燃費ですが、NAエンジンで約18km/ℓ、ターボエンジンで約16m/ℓくらいと言われています。

市街地はストップアンドゴーが多いので、どうしても燃費が悪くなる傾向があります。
　
高速道路を頻繁に走行するという人はあまりおらず、郊外道路と市街地走行が多いと思います。

この点から考えるとN-WGNの実燃費は総合でNAエンジンで20km/ℓ、ターボエンジンで18km/ℓ程度が妥当だと思います。

しかし、市街地といっても都会と地方では車の数が違いますので注意が必要です。

都会では市街地の車の速度は遅いので、これよりももう少し燃費は悪くなる傾向があります。

また、4WD車はFF車と比べ、実燃費も1割くらい悪化すると考えてください。

N-WGNの燃費をライバルと比較すると？

では次にN-WGNの燃費をライバル車と比較してみましょう。

N-WGNのライバル車としてよく名前があがる車はスズキ:ワゴンR、ダイハツ:ムーヴですね。

各車どの様な燃費性能となっているのでしょうか？

N-WGNとライバル車の燃費を比較した表がこちらになります。

向かって左に記入されている値がJC08モードとして公表されている燃費であり、右が様々な情報から集めた実燃費となっています。

各車比較するとN-WGNは僅かながら燃費、実燃費ともにライバル車に劣っている事が解りますよね。

しかし、ライバル車と比較して劇的に悪いと言うわけではなく僅かに劣っているだけなので運転方法によってはライバル車を越えることが出来そうにも感じます。

余談ですがワゴンRハイブリッド車の実燃費がライバル車と大きく変わっていない点には驚きました。

理由を調べてみた結果、ワゴンRにはマイルドハイブリッドというハイブリッドシステムが使用されていることが原因だと考えれます。

マイルドハイブリッドは一般的なハイブリッドシステムよりも小型のモーターと電池で構成されており、主な効果は発進時のアシストであり、モーターのみでの走行が出来ないという特徴があります。

その為、ハイブリッド車として期待する燃費とはならなかったようですね。

N-WGNの燃費を改善する方法は？

では最後にN-WGNの燃費を改善する方法をお話したいと思います。

N-WGNはライバル車と実燃費の差がほとんどない為、運転方法によってはライバル車を上回ることが出来そうですね。

実燃費を向上させる方法として何通りか方法がありますので、順番にお話していきたいと思います。

ECONモードを使用

エンジンだけでなくクルマ全体を燃費優先で自動制御するECONモード。

エンジンの動きを穏やかにし、CVTを燃費最優先に設定してくれます。

また、エアコンも省エネモードへ移行してくれる為、総合的に燃費性能の向上が期待できます。

ただし、空調も穏やかになってしまう為、真夏や真冬の空調性能を優先したいときには一時的にECONモードをオフにし、車内の温度が快適な値になった後に再度ECONモードを使用するなど運用方法に工夫が必要な時もあります。

エコインジケーター

スピードメーター横に設置されているエコインジケーターを目安に運転を行うとでN-WGNの燃費性能の向上が期待できます。

写真から解るように、エコインジケーターが緑色になるとエコドライブとなるのでこの色を維持するように走ることでN-WGNをより低燃費でに使用することが可能となります。

エンジンの回転数に注意

軽自動車は排気量が660ccと小さいので、どうしても回転数が上がってしまうという特徴があります。

回転数が上がると燃費が悪くなりますので、可能な限りエンジン回転数を抑えるように心がけてドライブしてみましょう。

前方が赤信号などの時に早めにアクセルを離し、エンジンの回転数を落とす方法も燃費性能を向上させることに繋がりますので是非試してみてください。

アクセル操作

発信時のアクセル操作でも燃費の向上が期待できます。

一般的には発進後にゆっくり加速していく事で低燃費につながると考えがちですが、実は目的の速度まで速めに加速したほうが燃費性能は向上すると言われています。

車が最も低燃費で走行できるのはほぼ一定の速度を保って運転しているときです。

そう考えると、アクセルをゆっくりと開けることはその分長い時間速度が変化することに繋がる為、燃費が悪くなると考えられます。

逆に、発進時早めに加速を終え、一定の速度を維持する時間を長くするほうが燃費が良くなりそうですよね。

ただし、目的の速度に早く到達したいからといって、急発進を行うことは避けましょう。

「急」という言葉が付く行為も燃費の悪化に繋がる行為ですので、あくまで常識の範囲内での加速に留めてくださいね。

N-WGNの燃費に関するまとめ

今回はN-WGNの燃費について調べてみました。

公表されている値からはかなりの低燃費が期待されるN-WGN。

実燃費も20km/ℓ前後となっている事から、十分燃費性能は良い車です！

ライバル車と比較すると燃費はやや悪いように感じますが、実燃費を調べるとその差は僅かであり、運転方法によって十分ライバル車の燃費を越えることが十分可能でしょう！

エコ運転を意識することで普段のガソリン代も節約できますので、N-WGNをより経済的に運用する事に繋がっていくと期待できますね！

キャッチ画像引用:https://www.honda.co.jp/N-WGN/webcatalog/interior/design/