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先日、実際にダイハツに行き、ノンターボのトールを試乗してきました。
試乗&実際に見てきた中で、色々と驚くべき部分がありました。
このページは、ダイハツ・トールのノンターボに実際に試乗をしてみた体感と、試乗においてどのような部分に興味を持ったか、また驚いたのかなどの感想や、トールの良い点悪い点を包み隠さずに紹介していきます。
ダイハツ・トールのノンターボの走りは?
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm
まず、試乗をするためにエンジンを始動させたのですが、愛車のミライースと似たような始動音に大変ビックリしたのです。
思わず営業マンの方に「トールのエンジンは3気筒ですか?」と質問をしました。
すると、ダイハツ・トールは全て3気筒だと言うことで、「最近の乗用車は3気筒もあるのか」と納得しました。
試乗コースは、最初は平坦路だけということでしたが、通勤路には急な坂道があるため、適度な斜面のある坂道をコースに追加してもらいました。
行きつけのディーラーなので、多少の無理は聞いてくれるのです。
ノンターボ・トールの基本スペックは以下のとおりです。
トールの基本スペック
ダイハツ・トールで平坦路を走行した感想
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm
ダイハツ・トールで平坦路を走行した感想ですが、力不足は余り感じることはありません。
2車線道路で加速している車を追い越そうという気を起こさなければ、ストレスを感じない車です。
また、信号機が青になって発進をするときの走行フィーリングは、アクセルを踏んでから若干発進が遅れる感じで走り始めます。
でも、加速はスムーズですし、他に違和感を感じる部分はほぼないです。
しかし、トールはスポーツカーではないので、アクセルに応じた加速は期待できません。
軽自動車から見た乗用車というのは、どの車も加速が良くて力強く走っているように見えたので、私もトールも同じ走りができるものと思っていたけど、その点は若干期待はずれでしたね。
実際に試乗をして、わくわく感と期待しすぎたというのも大きな原因ではあります。
今回の試乗によって見事に乗用車のイメージが砕け散ったわけですが、もちろん悲しくなるほど遅いわけではありません。
しかしながら、トールのノンターボとターボで迷っているなら、迷わずターボを選んだほうが無難だと私は感じました。
ですが、それはトールの使い方によって、ターボパワーが必要なのかどうかも変化します。
たとえば、峠を走行したり重い荷物を積んで走行する機会が、かなり少ないならノンターボでもほとんどストレスは感じないでしょう。
そして、軽自動車から乗り換えをする人も、ひょっとしたらいるかも知れません。
私が試乗をした印象では、車両感覚はすぐにつかめますし、違和感はほぼ感じられません。
ただ、カーブなどで、車体が「グラァッ」とした感じがして、あまり好きにはなれませんでした。
いっぱい荷物を積むことが出来て、パワーも重視したいというこだわり派は、ターボモデルも試乗して見ると良いですね。
私は別にスポーツカーに乗りたいわけではないですが、それでも全くパワーがない車はストレスが溜まるので、私にとってノンターボの加速では物足りなかったのかもしれませんね。
結論としては、ダイハツ・トールは平坦路では、特に問題なく加速しますし、ストレスが溜まるというわけではありません。
市街地走行なら必要にして十分な性能ですし、ストレスを感じる場面は少ないと言えます。
ただし!市街地では不満点がかなり少ないダイハツ・トールにも、私が実際に試乗したときに感じた不満点があります。
次は、実際の試乗で感じた、不満点を紹介していきます。
ダイハツ・トールで急斜面を走行してみた感想
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm
ダイハツ・トールで、坂道を走行した感想ですが、ノンターボなのでお世辞にも力強く走行できるとは言えません。
車によってなのか坂道によってなのか、アクセルをめいいっぱい踏んでも、トールは力強く登ろうとはしませんでした・・・。
営業マンの人も「トールのノンターボは馬力が無いんすよ」と、そのように言ってましたが、実際に試乗してみると確かに坂道はストレスが溜まりそうです。
軽自動車のミライースと比較すれば、力強さは多少はあるかもしれませんが、私にはその違いを体感することは出来ませんでした。
ただ、私が通勤で使う坂道というのは、自転車に乗っている人が立ってこがないと、前に進まないというレベルの坂道です。
乗用車だから3気筒エンジンでも、力強く走行してくれると信じていたのですが・・・。
これにはガッカリしたというのが正直なところです。
坂道によっては、アクセルを余り踏まなくても走行できるかもしれませんが、急な坂道が通勤路にあるとか、峠道などを通る機会が多いという人は、ノンターボのトールはおすすめできません。
ダイハツ・トールの車両総重量は「1070kg」なので、最高出力やトルクに対して、車両重量があるので、走りが悪いのかもしれませんね。
トールの車両重量は以下のとおりです。
車両重量:1070kg
車両総重量:1345kg
最低地上高:0.13m
仮に、トールのノンターボとターボで迷っているなら、迷わずターボを選んだほうが無難だと言えます。
同乗した営業マンも「トールのノンターボ買うくらいならムーヴターボの方が良いっすよ」と言っており、そんなぶっちゃ下話をしていいのかと思いましたが、確かにそうなのかもしれません。
トールに重い荷物を積む機会が多くパワーが必要だと言うなら、ターボモデルが良いでしょう。
ただ、市街地走行がメインならノンターボでも十分と言えます。
ダイハツ・トールのロードノイズに驚き
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm
ロードノイズって気になりませんか?
新車でもロードノイズがうるさい車は、たまにあります。
でも、ロードノイズのない車ってラジオの音量を上げなくてすむし、純粋にドライブを楽しむことも出来ます。
ダイハツ・トールは、ロードノイズがほとんどしませんでした。
道の状況にもよるかもしれませんが、試乗したアスファルトの道では、気になるロードノイズがなく、静かに運転ができたのです。
私がいつも乗っている軽自動車は、ロードノイズがひどくてラジオの音量を「30」近く上げて、聞いていますが、それでも聞こえにくいです。
ノンターボで若干パワーがなくても、この静寂さは車内環境を考えた上ではかなりの高評価ができます。
軽自動車と比較して、ロードノイズはほとんど無いので、静かで良いと感じます。
ダイハツ・トールの室内&後部座席の装備に驚いた!
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm
まず、前席にはカップホルダーがありますが、500mlの紙パックが置けるというのは、大変ありがたいと言えます。
私は、夏の暑い時期になると、水分を大量に摂取するので、コンビニで500mlの紙パックをよく買います。
そのため、紙パックが置けないカップホルダーは、とても困るのです。
通常のカップホルダーは500mlが置けないので、よく大手カー用品店で、専用のカップホルダーを買っております。
しかし!
ダイハツ・トールは最初から紙パックが置けるような、カップホルダーが最初から付いているので、紙パックがおけるカップホルダーは買う必要がないのは嬉しい限りだと感じました。
また、ダイハツ・トールの室内や座席は、うわさほど悪いものではありませんでした。
ネットなどの声では、座席がサンドバック並に硬いという意見もありますが、私はそうは感じませんでした。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm
また、座席はそれほど柔らかくはありませんが、室内は横幅も足元も広々しているので快適です。
後部座席の足元もゆったりしているので、リラックスした体勢で座れて、3時間程度の長距離ドライブでも楽ですね。
さらに、後部座席の背もたれは倒すことができるので、本当にゆったりと座ることが出来ます。
後部座席のサイドガラスには、サンシェードが埋め込まれているのに、私は驚きました。
試乗した車にしか付いていないのかと思ったのですが、サンシェードは全グレードに標準装備のようです。
夏の暑い日差しを避けるには、こうした装備はとても役立ちますし、肌を気にする女性にとっても、気の利いた装備だと感じます。
トールの室内サイズとボディサイズを以下の表にまとめてみました。
トールのボディサイズと室内サイズ
ダイハツ・トールを試乗して良かった点・悪かった点
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm
私は、ダイハツ・トールの試乗を20分くらいさせていただきました。
その中で気がついたトールの良い点と悪い点を、少しまとめてみたいと思います。
ノンターボ・トールの良い点
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm
1.サンシェードが最初から付いている
2.カップホルダーに500mlの紙パックを置くことができる
3.助手席も後部座席も足元が広い
4.運転席と助手席との間隔が広い
5.視界が広いので運転しやすい
トールの良い点は、後部座席のサイドドアにサンシェードが、取り付けられているので、サンシェードを引き上げるだけで簡単に使用することが出来ます。
紫外線対策だけでなく、暑い日に使用すると、車内の温度が上昇しにくいという効果があります。
大抵の車は、丸いタイプの缶しか置けないので、500mlの紙パックも車内で飲む機会があるという人には、ありがたいパーツだと感じます。
さらに、助手席と運転席が離れているので、普通に座っていても「足が邪魔だよ」「肘が邪魔だよ」と、運転席&助手席の人は思わなくてすみますね。
乗用車でも座席周辺が窮屈だと感じる車があるのに、トールの場合は座席が広々としているのは良いと感じます。
そして、実際に運転をしてみるとわかりますが、視界は結構広いので運転しやすいですね。
特に車線変更はリアサイドガラスが大きいので、斜め後ろの車を目視確認しやすいです。
ノンターボ・トールの悪い点
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm
1.パワー不足を感じる
2.加速が悪い
ノンターボのトールは、パワー不足なのは間違いありません。
軽自動車から乗り換えても、「あれ、加速悪いな」と感じるほど遅いです。
私は車を買い換えるために、いろいろな車を試乗してきましたが、坂道をスイスイ走行しない車ベスト3に入るくらいかもしれません。
ミライースから、すぐにトールに乗りかえて試乗しても、「なんだこれは・・・。遅い・・・。」って思うくらいですから、正直加速は良くないのだと思います。
「乗用車は加速が良い」という期待を胸に、ワクワクしながら試乗したのですが、イメージしていたものより加速が悪く感じて、少々期待ハズレでした。
トールは、3気筒エンジンなので軽自動車みたいな始動音で、加速もそれほど良くないですが、ターボ車の方は加速は良いと考えられます。
トールの試乗レポートまとめ
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm
トールのノンターボは、加速は悪いですが使用目的によっては、特に不満を感じることはないでしょう。
たとえば、平坦な道しか使わないという場合や、近くの店で買い物したり大きな荷物をたまに積んで走る程度なら、別にノンターボのトールでも十分ですし、不満はないと言えます。
ただ、重い荷物を積んで遠くに出かけたり、坂道を登る機会が多いという場合は、ノンターボでは力不足を感じることが多くなるでしょう。
ノンターボに対して辛口評価となってしまいましたが、全てにおいて「ノンターボは買わないほうが良い」ではなく、あなたの生活スタイルに応じて、ターボかノンターボを選んだほうが良いと思います。
是非ご参考までに。
アイキャッチ画像引用URL:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm
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