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2012年RX-8の生産終了以来、ロータリーエンジン搭載車は表舞台から消え去ってしまいました。
ロータリーエンジンといえばマツダ、マツダといえばロータリーエンジン。
このように連想する世代の人も多く、今の現状を心寂しく思っているのではないでしょうか。
しかしこの何年かで、ロータリーエンジンが復活するという情報が流れてきています。
ある情報では、レンジエクステンダーというシステムの発電用エンジンといわれたり、また次世代スポーツ車RX-9が発売され、その車に搭載されるなど、様々な憶測が流れています。
果たしてロータリーエンジンはどう復活するのでしょうか?調査してみました。
ロータリーエンジンは発電用?レンジエクステンダーとは?
引用:https://blog.mazda.com/wp-content/uploads/2015/10/20151028_01f.jpg
ロータリーエンジン復活?しかし
マツダが2018年10月2日に発表した長期ビジョン「電動化とコネクティビティの技術戦略」。
その内容は、ロータリーエンジンの復活を心待ちにしている人にとっては必ずしも朗報ではなかったようです。
マツダは、2030年時点で生産するすべての車両に電動化技術を搭載すると宣言しました。
電気自動車については、純粋なバッテリーのみで駆動するモデル。
そしてもう一つは「レンジエクステンダー」を搭載したモデルで、その技術にロータリーエンジンが組み込まれるそうなのです。
引用:https://blog.mazda.com/wp-content/uploads/2015/11/20151105_01oo.jpg
電気自動車は環境に配慮した車でしょうから、ロータリーエンジンがその技術に使われるのは誇らしいことではありますが、何か釈然としませんよね。
ハッキリいうと、ロータリーエンジンは純粋なスポーツ車に搭載されないのかと。
そう思う人も少なくないでしょう。
大体レンジエクステンダーとはどういったもので、どうしてロータリーエンジンが採用されたのでしょうか。
レンジエクステンダーとは何か?
レンジエクステンダーとは、電気自動車に発電機を組み合わせて、航続距離を伸ばすためのシステムです。
電気自動車が注目されている背景は、走行中に二酸化炭素を排出せず、環境保全が期待されているからです。
しかし電気自動車にも弱点があります。
まず航続距離の短さですね。
1回のフル充電で大体平均350km、電気自動車のなかでも航続距離が長いテスラモーターズの車でも700km届きません。
これがガソリン車だと、50Lタンクを満タンに給油したら1500kmぐらい走ってくれるわけです。
https://twitter.com/ohisamadaisuki/status/886425125188456448
そして充電時間の長さ。
80%以上充電するには30分位時間がかかります。
対して給油する時間だと、5分もかかりませんからね。
しかもまだまだ充電ステーションも普及しているとは言い難い状況です。
いくら環境に優れた車でも、実際に購入しようとすると高いハードルが待っているのです。
このような電気自動車の弱点をカバーするシステムがレンジエクステンダーです。
電気自動車はバッテリーが切れたら走行出来なくなるのに対して、レンジエクステンダーは発電機を動かし電気を発生させます。
つまりバッテリー切れの心配が無くなるのです。
電気自動車のデメリットはバッテリーのことぐらいといわれているので、これはかなり期待が持てるシステムですね。
https://twitter.com/Ranas_Genoa/status/1087884186357161984
発電機には、主にガソリンエンジンが採用されています。
いわゆるレシプロエンジンといわれるピストンを上下動するタイプが一般的ですが、マツダはレンジエクステンダーの発電用にロータリーエンジンを搭載すると公表しました。
ロータリーエンジンのメリット・デメリット
なぜレンジエクステンダーの発電機にロータリーエンジンが採用されたのでしょうか。
まずロータリーエンジンのメリットから見てみましょう。
まずコンパクトであるということです。
そして重量もレシプロエンジンに比べて軽量です。
https://twitter.com/freestyler001/status/1072479163808972800
レンジエクステンダーにしても、バッテリーなどで重量増は避けられていません。
発電用とはいえ、重ければそれだけエンジンにかかる負担は増え、燃料も消費されることでしょう。
運動性能を含めて、軽量であることはそれだけメリットがあります。
おにぎり型のローターが回転するという非常にシンプルな構造をしているロータリーエンジン。
それだけにエンジンに余計な振動が少なく、静粛性に優れています。
この特性は電気自動車にも似てますし、相性が良いのではないでしょうか。
引用:https://blog.mazda.com/wp-content/uploads/2017/08/20170804_02i.jpg
ロータリーエンジンのデメリットは燃費の悪さと低回転域のトルクの低さです。
ロータリーエンジン搭載車が現在なくなっているのは、この側面が大きいのです。
がしかし、ここでの使用は発電用。
一定の回転数をほぼ維持するだけなので、デメリットはかなり軽減されると思います。
というわけでロータリーエンジンは発電用のエンジンには最適であるといえるでしょう。
ロータリーエンジンはRX-9で復活!?信じていいのか?
ロータリーエンジン、RX-9搭載説の経緯
レンジエクステンダーの発電用もいいのですが、ロータリーエンジンの復活を望む人は、スポーティーな車種に動力として搭載して欲しいと思っていることでしょう。
そのような人たちの希望がRX-9です。
2015年の東京モーターショーにて「RX-VISION」なるコンセプトカーが出展されました。
引用:https://blog.mazda.com/wp-content/uploads/2015/10/20151028_02g.jpg
幅広く低い車体、長いノーズはまさにスポーティーカーそのものです。
マツダはそのときに、「もう一度世の中に(ロータリーエンジンを)受け入れてもらえるように挑戦の精神で開発を継続する」旨を発表。
復活の意欲をアピールしたのです。
そんなことを言われたらロータリーエンジンの復活、RX-9の誕生を期待せずにはいられません。
そんななか、ネットではRX-9の開発が役員会で承認され、価格も800万円になるとの噂が流れたりもしました。
実際にRX-9の開発は続けられているみたいですね。
パワートレインについては、「SKYACTIV-R」の研究・開発が進んでいると明言。
2017年12月には、ドイツ・ニュルブルクリンクにて、RX-8のテスト車両が走行を繰り返していた姿をスクープされています。
https://twitter.com/micchiy009/status/943108772473446400
順調に進んでいると思われているRX-9の開発ですが、計画そのものが立ち消えそうなときもありました。
「これ以上、ラインアップを増やすのは難しい」「ロータリーエンジンは発電用のみ開発を続ける」マツダがこのような方針を出したときもあったのです。
引用:https://blog.mazda.com/wp-content/uploads/2015/10/20151028_01g.jpg
しかし社内からも反発の声が上がり、またアンケート調査を行った際には、ロータリーエンジン搭載のスポーツ車を待ち望んでいる意見が多いことを知ったのです。
そのような経緯から、ロータリーエンジンはRX-9に搭載され、復活すると噂されています。
発表はマツダ創立100周年にあたる2020年といわれていますが、信じたいものですね。
RX-9はどのような車になるか?コンセプトカーから推測
ではRX-9が実際に出てくるとして、どのような車になるのでしょうか。
やはりRX-VISIONを参考にするしかありません。
外観はマツダのデザインコンセプト「魂動」をモチーフに、ロングノーズ・ショートデッキの典型的なスポーツカーのプロモーションです。
スペックは
全長:4,389mm
全幅:1,925mm
全高:1,160mm
ホイールベース:2,700mm
堂々とした全幅ですね。
全高は限りなく低く抑えられていますが、コンセプトカーということもあるのでしょう。
引用:https://blog.mazda.com/wp-content/uploads/2015/10/20151028_02c.jpg
ロータリーエンジンは、RX-8と同じ2モーターかもう一つ多い3モーターで、過給機が加えられ、かなりのハイパワーという声も上がっています。
そして気になるのが、マツダが取得したある特許。
なんとガルウィングに関するものなんだそうです。
ドアが5~15度上方に傾いて開くという、アストンマーチンが採用している「スワンウイングドア」に似ているのだとか。
https://twitter.com/jidousya_news/status/902418098023628800
これは思った以上にプレミアムな車になりそうな気がします。
東京モーターショー2017にて出展された「VISION COUPE」がRX-9なのではないかといわれていますが、それは違うと思いますね。
引用:https://blog.mazda.com/wp-content/uploads/2018/06/20180621_01k.jpg
このコンセプトカーは、どちらかというと直6エンジンを搭載すると噂されている次期アテンザのスタディモデルではないでしょうか。
RX-9がどういった車になるのか、今から楽しみです。
ロータリーエンジン・レンジエクステンダーはデミオの新型に搭載か?
ロータリーエンジンは新型デミオが本命?
様々な噂が飛び交うなか、新型デミオにロータリーエンジンが搭載されるという情報が出てきました。
まあ動力そのものではなく、例のレンジエクステンダーを採用するということなのですが。
https://twitter.com/tifosi392/status/414591879527682048
電気自動車はまだまだ市街地での使用が主になるでしょうから、比較的コンパクトなサイズの方がふさわしいと思います。
ロータリーエンジンはコンパクトなので、デミオに搭載しても問題なく収まりそうです。
これは他車に対してアドバンテージになるのではないでしょうか。
マツダがコンセプトカーでのレンジエクステンダー採用車を2020年には販売したいと公表しています。
そしてデミオの次のフルモデルチェンジと予想されている年が2020年です。
自動車の環境性能を求める声は、日増しに高まっているので、デミオにロータリーエンジン搭載のレンジエクステンダーが、一番実現しそうですね。
レンジエクステンダーのデミオが存在していた!
実はマツダは、すでにデミオにロータリーエンジンのレンジエクステンダーを搭載させていました。
2013年から先代デミオをベースにした試作車がそうです。
https://twitter.com/DEMIO_13SKY/status/1089541563145801734
中央にリチウムイオンバッテリーを置き、後ろトランク下のスペースには、排気量330ccのシングルロータリー及びジェネレーターを搭載しています。
燃料はガソリンで、容量9Lのタンクを搭載。
タンクの大きさ的に、エンジンはあくまでも緊急用と考えて良さそうです。
メディア向けに試乗の機会がありましたが、皆さんロータリーエンジンのスムーズさや静粛性に驚きも感心したみたいですよ。
ロータリーエンジンのまとめ
引用:https://blog.mazda.com/wp-content/uploads/2015/10/20151028_01i.jpg
ロータリーエンジンは決して終わった技術ではなく、復活に向け着々と準備をしていることがわかりました。
レンジエクステンダーは環境性能に優れた技術として注目されているので、実現は間違いないはずです。
問題はRX-9のようなスポーツ車、まだまだ不透明な部分が多いです。
販売してもコストに見合うかマツダとしても二の足を踏むのでしょうか。
しかしマツダは採算を度外視しても、熱意やロマンを求める気質がある自動車メーカーに感じます。
ぜひRX-9も復活させてロータリーエンジンファンを喜ばせて欲しいものですね。
キャッチ画像引用:https://blog.mazda.com/wp-content/uploads/2015/10/20151028_01i.jpg