シートベルト違反で白キップを切られたら点数や罰金はどうなる?

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運転する際に気を付けたいのが交通ルール違反ですね。

その中でもシートベルト違反は、他車に迷惑をかけるものではないので、見逃してしまいがちな方もいるかもしれませんが立派な交通違反です。

違反すると、白キップを切られてしまいます。その際、点数や罰金はどうなるのか見てみましょう。

あわせて白、赤、青キップの違いについても分かりやすくご説明します。

シートベルト違反は白キップ 点数と罰金は?

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シートベルト違反は時代とともにルール改正されています。

特によく勘違いされやすいのは「シートベルト違反は高速道路だけ!」というものです。

確かに以前はそうでしたが平成20年6月より、道路交通法の改正でシートベルト違反の内容も変わり、現在では一般道・高速道路問わず全席シートベルトが義務化されています。

もしあなたが、今シートベルト違反で白キップを切られたら、点数や罰金は以下となります。

高速道路走行時⇒1点/反則金・罰金なし

一般道路走行時⇒1点/反則金・罰金なし(ただし後部座席の場合は口頭注意のみ)

基本的に他車に迷惑をかけたり損害を与えるというより、自車の乗員の命を守るための罰則なので軽めになっていますね。

こうした反則金のない違反の場合、違反時に交付される違反切符の色は「白」になります。

これがいわゆる白キップです。

反則金・罰金はなしとは言っても立派な道路交通法違反なので、違反点数として加算されます。

そのためシートベルト違反をすると、ゴールド免許だった方は、次回更新時にブルー免許になってしまいます。

ゴールド免許でなくなってしまうと任意保険料にも関わってきますから、お財布には痛いですよね。

ちなみに、シートベルト以外の白キップ違反は以下のものがあります。

保管場所法違反(道路使用)(長時間駐車)
乗車用ヘルメット着用義務違反
チャイルドシート使用義務違反

赤キップと青キップの違いは?

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ところで白キップ以外に、赤キップと青キップがあることはご存じでしょうか?

赤キップは罰金の支払いを命じられた時に発行される、赤色の書類です。

青キップは反則金の支払いを命じられた時に発行される、青色の書類です。

上記で出てきた、罰金と反則金の違いについても意味不明ではありませんか?

ここでもう一度おさらいして、それぞれの違いをしっかり確認しておきましょう。

赤キップ=罰金

免許停止処分になる6点以上の違反に対して発行されます。

赤キップは、重い違反にあたり、罰金刑か懲役刑となるため、前科が付きます

罰金額は裁判で金額を確定させますが、10万円を超えるケースはザラにあ

赤キップが切られてしまう主な違反は以下の通りです。

酒気帯び運転
過労運転
無免許運転
一般道での30km以上のスピード違反
高速道路での40km以上のスピード違反

ドライバーにとっては、ダメージが大きすぎる違反となるので、注意が必要ですね。

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青キップ=反則金 

青キップはよくある交通違反が対象となっているので見たことがある方は多いかもしれません。

青キップは、違反点数の加点+反則金の支払いが命じられますが、反則金を納めれば刑事罰は受ける必要がなく、前科は付きません。

反則金の額は交通違反の内容で変わりますが、普通車の場合は35,000円以下となります。

青キップが切られてしまう主な違反は以下の通りです。

信号無視
整備不良
定員外乗車
通行禁止違反
追い越し違反
放置駐車違反
駐停車違反
30km未満のスピード違反
運転中に携帯電話を使用
指定場所一時不停止違反

青キップは反則金を納めれば、決まった点数だけついて終了となります。

でも、万が一反則金を納めないと悪質と判断され、刑事罰へ移行して罰金刑か懲役刑になってしまいます。

当然そうなってしまうと前科もついてしまう可能性があるので、反則金の支払いは、告知を受けた日の翌日から7日以内に速やかに行いましょう。

青キップは交通反則通告制度

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青キップは交通反則通告制度に該当する制度なのですが、この制度のメリットについて少し触れてみたいと思います。

原則日本の法律では、どんなに軽微な法律違反でも、刑事罰として手続きを進めます。

そのため、裁判をし、罰則内容を決めるという流れになります。

ですが、軽微な交通違反まで都度裁判をし罰則内容を決定するようにしてしまうと、警察や裁判所の業務が追い付かずパンクしてしまいます。

そのため、処理を素早く効率的に行えるよう、軽微な交通違反は反則行為とし「交通反則通告制度」という特例が設けられました。

行政上の手続きだけ行う形に簡略化し、悪質な交通違反だけ裁判で刑事罰を確定させるのです。

運転者にとっては、裁判が省略され、反則金を支払う事で即解決でき、前科が付かないので時間とお金の無駄が避けられます。

警察、裁判所、運転者それぞれに負担が少なく簡易的に解決できるメリットがあります。

命を守る為に重要なシートベルト!

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命を守る為に必要不可欠なシートベルトですが、もしシートベルト未装着だったらどのような危険性があるのかを見てみましょう。

シートベルト未装着で交通事故にあった場合、以下の危険性があります。

自分自身への被害

事故の衝撃で、自分自身の体が前席や天井やドアなどに叩きつけられるようになります。

そのため、大きなけがをしたり、場合によっては命を落としてしまいます。

ちなみに時速60㎞で進行している車が、壁などに激突した場合、衝撃の強さは高さ14mのビルから落下するのと同等の衝撃になるとのデータもあります。

想像するだけでも死亡してしまう可能性が高いことがわかりますね。

車外に放り出されてしまう

衝突の勢いによっては、どの席でも車外に乗員が放り出されてしまうことがあります。

運よく何事もなく軽いけがなどで済めばよいのですが、硬いアスファルトや塀にぶつかったり、地面にたたきつけられた後、後続車にひかれてしまうケースも多々あります。

こうした例のように事故自体でというより、二次災害で命を落とすケースもあり得るのです。

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エアバッグの衝撃による被害

最近はエアバッグも進化していて、座席の正面だけでなく、車体側面にもエアバッグが設置されている車も増えてきています。

でも、エアバッグがあるからシートベルトはつけなくてよいという考えは大間違いです!

というのも、エアバッグは「シートベルト装着で正しい姿勢での乗車時に事故があった際に体を守ってくれる」装置だからです。

あくまでシートベルトで体を支えてくれて、さらにエアバッグが衝撃を和らげてくれるというのが前提です。

シートベルト無しだと、事故の衝撃をエアバッグが受け止めきることができず、車外に放り出されたり、最悪の場合は展開途中のエアバッグに体を強打させてしまい、かえって被害が大きくなってしまうこともあります。

シートベルトの着用、未着用で交通事故の致死率はどう変わる

シートベルトの着用、未着用で万が一交通事故に遭った時に、その致死率にどれぐらいの差があるのでしょうか?

実は、シートベルト着用なしで交通事故にあった場合の致死率は、シートベルト着用時の約15.3倍にもなるんです。

シートベルトを着用していれば助かった命も多かったことでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=hpzJbkCyIQI
実験映像を見ると、シートベルトの未着用はかなり危険な行為だと分かります。

にもかかわらず、実は後部座席でのシートベルト装着率は高速道路で74.2%と低く、
一般道路に至っては38.0%と半数にすら届かないのが現状です。

 

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出典:警察庁ウェブサイト https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/seatbelt/npa_jaf_research30.pdf

この結果から察するに、次のような考え方もできます。

先程ご案内したように、後部座席もシートベルトの着用が義務付けられているのですが、一般道で違反した場合のみ、行政処分の対象とはなりません。

口頭注意程度で済まされるので、どうしても義務付けられている認識が定着しにくいのではないでしょうか。

こうなると自己責任となるわけですが、事故が起きてしまったら、精神的にも金銭的にも、自分だけではなく家族全員に苦痛をもたらし、一瞬で最悪の結果になってしまう可能性は十分考えられます。

想像するだけでも恐ろしいですよね。

ですから私は、シートベルト未着用のリスクをしっかり理解して、自分と大切な同乗者の身はしっかり守る事を、常に心がけようと誓ったのでした!

ドライバーが責任を持ってシートベルト違反を防ごう

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今回シートベルト違反について調査してみましたが、いかがでしたでしょうか?

私自身はあまり知らなかった白、赤、青キップの違いと、シートベルト以外の違反についてもよく分かり、改めて「違反は絶対ダメー」と意識し直しました。

また、世間ではまだまだ後部座席のシートベルト装着率が低いという事も分かり、とても意外でした。

私も知人を乗車させた際に「ちょっとだけだし!」と後部座席で当たり前のようにシートベルトをしない人がいたという経験をしたことがあります。

慌ててシートベルトを締めさせましたが、そういった意識の方がまだまだ多いということでしょう。

ですから、車に乗ったら、ドライバーの方が責任を持って、同乗者全員のシートベルトの装着確認を行い、快適なドライブを楽しんでくださいね!

 

この記事を書いた人

あきんぺ
ミニバン大好きママ。長距離の運転は苦手で、もっぱら自宅の近所を走り回っています。

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