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コンパクトカーの中でも、トールワゴンは主婦などの女性の方を中心に人気を集めているジャンルです。
その中でも特に人気なのが、スズキのソリオとトヨタのタンクですね。
今回は、ソリオとタンクを維持費や乗り心地等の面から比較していこうと思います。
ソリオvsタンクの維持費比較
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/solio/
引用:https://toyota.jp/tank/
まずは、ソリオとタンクを維持費の面から比較していこうと思います。
参考までに両者の価格帯も見ておきましょう。
- ソリオ:1,459,080~2,179,440円
- タンク:1,463,400~1,902,960円
ソリオとタンクでは、価格帯に大きな違いは見られませんね。
若干ソリオの方が高くなっていますが、これはハイブリッドモデルが上位グレードとして存在しているためです。
逆に、ハイブリッドモデルのないタンクは、最上位の特別仕様車でも200万円を切る価格帯になっています。
※ガソリン代は、年間1万キロ走行すると仮定し、執筆時点(2月10日)の全国平均価格(レギュラー:136.2円)で計算しています。また、保険料と駐車場代については条件によって大きく異なるため同じ金額にしています。
ソリオの維持費
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/solio/
ソリオには、1.2Lのガソリンモデルとハイブリッドモデルがラインナップされています。
ここでは、マイルドハイブリッドを除いた2つのグレードの維持費を計算してみました。
どちらのグレードもコンパクトカーらしく年間の維持費は30万円前後という計算になりました。
実際は、任意保険をもう少し削りやすくなると思うので、ここからさらに安く抑えることも可能でしょう。
ハイブリッドモデルもガソリンモデルも、燃費性能が非常に優れた車なので、エコカー減税によって税金面でも非常にお得になっています。
タンクの維持費
引用:https://toyota.jp/tank/
タンクについては、1LのエンジンでNA(2WD/4WD)かターボのラインナップになっています。
どのグレードを選んでも維持費に大きな差はないので、ここでは1L 4WDモデルを例に取ってみたいと思います。
タンクの維持費は、ソリオのガソリンモデルと大きな差はなさそうですね。
タンクの場合、自動車税がソリオよりも安くなりますが、燃費性能の面では劣っているためガソリン代ではやや高くなりそうです。
こちらもソリオと同じく、任意保険をもう少し安く抑えることができそうなので、実際は年間で30万円を切ることも可能でしょう。
車体の購入価格を除けば、月間約2.5万円で維持できることを考えると、奥様用や普段の足としてセカンドカーで購入することも検討しやすいですね。
ソリオvsタンクの燃費比較
引用:https://toyota.jp/tank/
ここでは、ソリオとタンクの燃費性能を比較してみます。
- ソリオ:22.0~24.8km/L [1.2Lガソリン] 23.8~27.8km/L [マイルドハイブリッド] 32.0km/L [ハイブリッド]
- タンク:22.0~24.6km/L [1L NA] 21.8km/L [1L ターボ]
燃費性能の面では、ソリオの方がかなり優秀なようです。
ハイブリッドモデルの燃費が高いのは当然ですが、ガソリンエンジン自体もタンクよりスペックが高いにも関わらず、同等の燃費性能を発揮している点は素晴らしいですね。
もちろん、タンクも決して燃費の悪い車ではありませんが、ソリオと比べると見劣りしてしまうのは仕方ないところでしょう。
タンクの場合、単に燃費性能を上げるのではなく、実際の運転のしやすさや普段の使い勝手の良さなどの部分にコストを多くかけられているので、ハイブリッドシステムを導入できたソリオとは燃費性能での比較は厳しそうです。
ソリオvsタンク乗り心地比較
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/solio/
続いて、ソリオとタンクの乗り心地の違いを見ていきます。
同じコンパクトサイズのトールワゴンではありますが、作るメーカーが違えば車の味付けも大きく違ってくるものです。
両者の間にはどのような違いがあるのかをまとめてみます。
ソリオの乗り心地
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/solio/
ソリオは、普通車のトールワゴンの中ではタンクよりも歴史が古い車です。
現行モデルは、ソリオという名前では2代目ですが、前進であるワゴンRワイドから数えると4代目のモデルとなります。
モデルチェンジごとに洗練され続けてきたことで、現行のソリオはかなりコストパフォーマンスの高い車に仕上がっています。
排気量の小さな軽自動車やコンパクトカーを得意としているスズキらしい車ですね。
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/solio/
ソリオのボディサイズはタンクとほぼ相当ですが、室内の広さについてはこのクラスの車の中ではナンバーワンと言われています。
そのおかげで、後部座席スペースも十分快適な居住空間が設けられています。
ただし、ソリオの乗り心地自体はかなり評価が分かれています。
ソリオの足回りは、トールワゴンとしては固めに作られており、運転手としては思いの外キビキビとした走りを楽しめる反面、同乗者からすると突き上げ感を感じやすいようです。
また、シートの作りも正直あまりいいものではありません。
普段のお買い物や通勤程度であれば気にならないレベルですが、長距離の移動では疲れを感じやすいシートかなと感じます。
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/solio/
しかし、ソリオの魅力は、このクラスの車の中では余裕のあるパワートレインが搭載されているという点です。
900キロ台の車体に1.2Lのエンジンを搭載するということで、走行性能には不満が出ることは少なそうです。
特に、ハイブリッドモデルは、エンジンとモーターで100馬力以上を発生するので、余裕のある加速が期待できますね。
ハイブリッドといえどプリウスほどの静粛性はありませんが、燃費性能も走りも優れたモデルが選択できるというのはソリオの大きな魅力といえますね。
タンクの乗り心地
引用:https://toyota.jp/tank/
タンクは、ダイハツがトヨタにOEM供給している車です。
スズキと同じく軽自動車やコンパクトカーを得意とするダイハツが開発している車なので、軽自動車に使われる技術がふんだんに盛り込まれているのが特徴です。
基本的には、外観からスペックまでトール・タンク・ルーミー・ジャスティの4兄弟で共通となっています。
引用:https://toyota.jp/tank/
タンクも、ソリオと同じく室内が非常に広く作られた車です。
前席後席ともに、十分なスペースが取られていますが、シートの作りに関してはソリオと同じくあまり評価が高くありません。
静粛性については、このクラスの中では普通といった印象ですが、ソリオよりもエンジンに余裕がないため、エンジン音がうるさく感じるシチュエーションが若干多いかもしれません。
実際、走りの面では完全にソリオに劣っていて、出足から加速の鈍さを感じてしまいますが、普段の街乗りで使うには十分な加速性能があります。
引用:https://toyota.jp/tank/
このクラスの車なので、ほかのトヨタ車のような高級感はありませんが、車内の使い勝手の良さや装備の充実度ではある程度満足できるものがあります。
元々の設計段階で、徹底的に普段の使い勝手を意識して作られているだけに、ファミリー層からの評判もとても高いようです。
車両の価格帯も軽自動車と近いので、軽自動車からのステップアップとして選択するのもよさそうな車です。
軽自動車開発で培われた小さな車でも満足感を高めるための工夫が細部に施されており、軽自動車では不満があるけど大きな車までは求めていないというユーザーにとって魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。
ソリオvsタンク比較まとめ
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/solio/・https://toyota.jp/tank/
ソリオもタンクも、同じコンパクトサイズのトールワゴンですが、お互いのアピールポイントは大きく違うようです。
ソリオの場合、このクラスでありながらハイブリッドシステムを搭載し、余裕のある走りと高い燃費性能が大きなウリです。
対するタンクは、ダイハツの持つ軽自動車のノウハウが注ぎ込まれ、ユーザーの使い勝手を徹底的に考え込まれた室内空間と快適装備の充実度が魅力の車です。
価格的にも見た目的にも軽自動車の延長のような両者ですので、軽自動車からの乗り換えを考えている方にはとてもオススメしやすい車ですね。
アイキャッチ画像URL:引用:http://www.suzuki.co.jp/car/solio/・https://toyota.jp/tank/
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