下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!
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販売されている新車のうち3割はハイブリッド車という時代。
最近は種類が増えて充実してきていますね。
しかし、どうしてもガソリン車より購入費用がかかってしまうのは悩みどころ。
だからこそハイブリッド車を、中古車で買いたい!と思っている方も多いと思います。
今回は、ハイブリッド車を中古車で買う場合に注目すべきポイントをご紹介します。
ハイブリッド車の良さを中古車でお得に
地球に優しく、お財布にも優しく!?
車を手に入れたい、買い替えたい、というときに、
「今のご時世、これから買うのにガソリン車でいいものか?」
「これから買うならエコカーが理想的かもしれない」
というのは、誰しもが考えるところではあると思います。
しかし、問題なのは、その高価な価格。
例えば、新車の場合、同じ車種で、ガソリン車版とハイブリッド車版がある場合、ハイブリッド車版のほうが40万円ほど高い場合が多いようです。
10km/Lレベルで燃費が良くなることもあるとはいえ、結構な金額です。
果たして、地球と低燃費のためとはいえ、差額40万ほどのお金をつぎ込むのか?
それだけの効果やリターンがあるのか?
そう思うと、この価格差に断念してしまう場合も多くあると思います。
また、ハイブリッド車を中古車で買うことで、ハイブリッド車の良さをお得に手に入れたいと思う場合も多いはずです。
そんな時、中古車であることが理由で、ハイブリッド車の良さを十分に得られない場合があるのかどうか、気になるところですよね。
ハイブリッド車の良いところをしっかりと把握しておくために、まずはハイブリッド車のことを簡単におさらいしましょう。
ハイブリッド車がエコな理由とは
「ハイブリッド」とは「混成の」、つまり異なるものが一つになって成り立っている、ということです。
ハイブリッド車において「一つになって働く異なるもの」とは、エンジンとモーターです。
この二つが巧みに連携し、切り替えを行いながら走行しているのです。
エンジンはガソリンで動き、モーターは電気で動きます。
ハイブリッド車では、モーターが動くための電気を、走行中に自ら発電することができます。
(具体的には、減速時に回生ブレーキが働き、タイヤの回転するエネルギーを利用して電気エネルギーを作り出す、ということをしています。)
エンジンが必要なとき以外は、モーターの力のみで、ないしはモーターの力を借りて走行する仕組みなので、エンジンを使わないで良い部分において、ガソリンの使用量を節約することができます。
その結果、CO2の排出量が減少したり、ガソリンを節約する分燃費が良くなります。
高くなってしまうだけのことはあるハイブリッド車の構造
この複雑なエンジン・モーターの連携を実現するために、ハイブリッド車には、ガソリン車と異なる様々な設備が詰め込まれています。
中でも特徴的なのが、モーターを動かすための電気を貯めておくバッテリーの存在です。
ハイブリッド車には、ガソリン車と同じく「補機バッテリー」と、その他にもう一つ、モーターを動かすための「駆動用バッテリー」が搭載されています。
冒頭にも述べた「40万の差額」は、構造の違いからきたやむを得ないものでもあるんですね。
もちろん、このように複雑で専門的な構造なので、修理をする際の修理代も高くなりやすい傾向があります。
(心配な方には、ディーラー中古車で、故障時の保証がきくプランが用意されているものもあります。)
年式が新しいほど、技術の進歩あり!
性能がよくなり故障のリスクも改善されている
初代プリウスの発売から20年以上たち、ハイブリッド車が世の中にかなり浸透してきたといえども、まだまだガソリン車に比べると新しい分野。
ハイブリッド車の技術は日進月歩で高まっていき、品質も上がってきています。
つまり、年式が新しいほど「ものがよくなっている」部分が多く、その結果、バッテリー寿命が延びていたり、燃費が改善されていたり、故障のリスクやメンテナンスの必要性が少なくなったりします。
中古車でハイブリッド車を購入するときには、価格だけにとらわれず、ランニングコストや安心度の高さまで考えて、可能な限り新しい年式を選ぶのがおすすめです。
具体的には、3年落ちを目安に、少なくとも5年落ちよりは新しいものを選びましょう。
乗り方のスタイルと計画が大事!
どのように使い、何年目安に乗るのか?
ガソリン車とは、車の構造も性質も違うハイブリッド車。
中古車で購入する場合には、日々どのような乗り方をするのかや、購入後何年くらい乗ろうとしているのかによって、向き不向き、メリット・デメリットが、かなり変わってきます。
ガソリン車以上に、また、新車以上に、このあたりを明確化しておく必要があります。
「何となくいいと思って」選ぶと、高額なメンテナンス費用がかかる可能性を見落としてしまったり、浮いた燃費が見合わない状況も起こりうるからです。
まずは、あなたの乗り方のスタイルと、中古車購入後何年くらいを目安に乗りたいかをあらかじめ考えておくことが大切です。
このイメージを頭の隅に持ちながら、中古車でのハイブリッド車購入で注目すべきポイントについてもう少し考えていきましょう。
ハイブリッド車の性質から考える向き・不向き
高速走行より街乗り向き
ハイブリッド車は、減速時に充電し、その電気を使ってモーターを動かして走るときに、ガソリンを節約できることは、前述の通りです。
この、減速・停止・発進の機会が多い、街乗りほど、ハイブリッドの効果が上がりやすいといえます。
逆に、止まることなく一定で走り続けられる道、
具体的には、信号のなく車通りの少ない、郊外の平坦な道や、
高速道路などでは、思ったより燃費が良くならない、ということが起こり得ます。
特に、高速道路では、エンジンフル回転で進む場合も多く、しかも、機能のたくさん詰まった重い車体を走らせるわけなので、燃費が悪く感じることもあるはずです。
もちろん、それでもモーターの助けによりガソリン車より燃費は良くなることが多いとはいえますが、初期投資である購入費に見合う燃費の良さか、という問題が出てきます。
街乗りが多い乗り方をする人ほど、ハイブリッド車向きだといえます。
たくさん走るほど燃費向上の恩恵
当然のことですが、燃費はガソリン1Lあたりの走行可能な距離を目安に計算するので、車をよく使い、多くの距離を移動する人ほど燃費の良さによる恩恵が受けやすくなります。
逆に、車の使用頻度が低く、走行距離が少ない人は、燃費がいいからといってそこまで得をしない、購入費とトータルで見ると得にはなっていない、という場合があります。
そういった意味で、年間走行距離が多い人であるほど、ハイブリッド車向きということになるわけです。
バッテリーの視点から考える中古車の注意点
バッテリーの寿命と交換の可能性
ハイブリッド車においても、ガソリン車と同様、補機バッテリーは4〜5年に1回程度の交換が必要になり、工賃込みで3〜5万が相場です。
ガソリン車より高めですね。
そして、気になるのが、駆動用バッテリーです。
メーカーの駆動用バッテリー保証期間は、5年、10万kmに設定されていますが、実際は15〜20万km持つようにはなっているそうです。
通常の乗り方をしていたら、車の寿命が持つ間は駆動用バッテリーも持つと考えて良いのですが、
中古車の場合は、年式や走行距離を参考に、前ユーザーによるバッテリーの使われ方を確認して選ぶ必要が出てきます。
駆動用バッテリーの劣化は、10年、10万kmを超えた頃からおこりはじめます。
ですので、走行距離10万kmをこえた車は安く販売される傾向にあります。
つまり、その安さに飛びついたものの、バッテリーの劣化で燃費が思うようによくならなかったり、すぐにバッテリー交換が必要になってしまったりする場合もあるわけです。
交換費用の相場は、車種にもよりますが工賃込みで15〜35万程度。
これでは、車をせっかく安く購入しても意味がない、という状態になったり、予定外の出費が厳しい状況になったりしてしまいますね。
バッテリー劣化が進むと、車の発進後すぐにエンジン走行に切り替わったり、モーターで走る時間が短くなって燃費が悪くなってきます。
このような状況が出てきたら、バッテリーを交換する時期が近づいてきているしるしです。
直近の年式で走行距離が少なすぎる場合も注意
年式が新しく、走行距離がとても少ない車を見つけた場合も、その走行距離が極端に少ない場合は、注意が必要です。
長時間駐車し続けている間に自然放電し続け、過放電となりバッテリーがダメージを受けている場合があるからです。
つまり、今までの情報を整理すると、走行距離の目安としては、
年間走行距離の一般的な値である約5,000km~1万kmから考えて、
3年落ちなら1万5000km~3万km、
5年落ちで2万5000km〜5万km程度を目安とし、極端に少なかったり、多かったりしないかをチェックすると良いということになります。
なお、メーカーの駆動用バッテリー保証の範囲である5年、10万kmに満たない場合は、メーカー保証が継承されているか否かもチェックしておきましょう。
もちろん、単純に走行距離がバッテリーの劣化度を決めるわけではありません。
その車の使われ方、メンテナンスのされ方によって個々に状況は変わります。
あくまで参考として考えて、お店の人とたくさん話しながら、総合的に車を吟味することが大切です。
中古車でハイブリッド車を買うメリットとデメリット
ではここで改めて、中古車でハイブリッド車を買うメリットとデメリットを整理してみましょう。
(一部、上で述べていない項目や、中古車にも新車にも当てはまるもので、考えておきたい項目も補足しています。)
メリット
・新車で買うよりお得にハイブリッド車が手に入れられる
・前車がガソリン車であった場合、
同じ生活スタイルで車を運転する場合に月々のガソリン代が減ったり、
ガソリンスタンドへ行く手間が省けるようになる
・新車で買う場合は、購入時の高くなった差額分を燃費などでまかなえるかが論点の一つとなるが、
中古車で安く買う分「燃費の得」がそのまま得になりやすい
・モーターで走る時の静かな走行音で、走行時の近隣への配慮が可能
・運転によって排出されるCO2の量を削減し地球に優しい
デメリット
・購入時までに使い込んでいる分、経年劣化や故障リスクを考えておく必要がある
・いざ故障した時、修理代がガソリン車より高額になりやすい
特に、駆動用バッテリーの交換や、電気系統の故障修理は高額
・乗り方によって、または、バッテリーの劣化状態によって、燃費向上の恩恵が思うほど受けられない場合がある
・事故車は見えない範囲でハイブリッドシステムにダメージを与えている可能性があり要注意
・安い購入価格に飛びついても、その分高額のバッテリー交換やメンテナンス費用がかかってしまうことがある
購入費用だけでなく長い目で考えよう
今回は、ハイブリッド車を中古車で買うときのポイントを整理しましてきました。
ガソリン車を買うときよりも、そして、ハイブリッド車を新車で買うときよりも、慎重に選ぶべき点が多いですね。
でも、上手に選べば、購入費用を抑えながら、ハイブリッド車ならではの良さを得ることができます。
ハイブリッド車だからこその特性をよく把握し、中古車を賢く選んでくださいね。