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熾烈な争いを繰り広げるMクラスミニバン。
その代表格となっているのが、日産セレナとトヨタノアです。
どちらが人気ナンバー1となってもおかしくないくらい、売れに売れている両ミニバン。
そのため、新車で買うならどっちにしようか?と悩まれている方も多いでしょう。
今回は、トヨタノアと日産セレナを徹底的に比較していきたいと思います。
ノアvsセレナ維持費はどう?
ミニバンを購入する上で心配となるのが維持費ですね。
できるだけ維持費がかからないミニバンに乗りたいと考える方は多いかと思います。
まずはノアとセレナの年間維持費を比較してみましょう。
- ノア
引用:https://toyota.jp/noah/
自動車税:39500円
重量税:20000円
自賠責保険:27840円
任意保険:100000円
車検代:40,000円
燃料費:162156円
年間維持費:389496円
- セレナ
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html
自動車税:39500円
重量税:20000円
自賠責保険:27840円
任意保険:100000円
車検代:40000円
燃料費:159996円
年間維持費:387336円
上記の比較結果を見ても分かるとおり、このクラスのミニバンは維持費に大きな差がありません。
唯一違うのは燃料費ぐらいで、しかもその差は僅かなもの。
維持費はほぼ同一と言って良さそうです。
維持費の差で購入を決めるのは難しいですね。
ノアvsセレナ燃費対決
引用:https://toyota.jp/noah/
トヨタノアと日産セレナの燃費を比較してみましょう。
ノア:14.8〜16.0km/L
セレナ:15.0~17.2km/L
燃費性能は僅かなさですが、セレナの方が良さそうですね。
ただ、どちらもカタログ上の燃費であり、実燃費はこれの7かけぐらいになると思ってください。
なので、トヨタノアの実燃費は10.36km/L、日産セレナの実燃費は10.5km/Lぐらいですね。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html
燃料費も見比べてみましょう。
レギュラーガソリンリッターあたり140円で月々1000km走ったとして、ひと月あたりの燃料費を算出してみます。
ノア:1000km÷10.36km/L×140円=13513円
セレナ:1000km÷10.5km/L×140円=13333円
引用:https://toyota.jp/noah/
ミニバンの場合、通勤で使ったり家族でのお出かけ、子供の送り迎えなど使用頻度は比較的高め。
その積み重ねによって、燃料費の負担には大きな違いが出てきますね。
両車とも燃費は15km/L近くあり、ミニバンとしては及第点以上とも言える燃費性能です。
ただ、今はハイブリッドカーが主流になりつつある時代で、燃費に対する要求は厳しくなってきています。
Mクラスミニバンでも燃費性能が高いことは新車を選ぶ上で重要な要素となってきていますね。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html
トヨタノアは、フルモデルチェンジにより、アイドリングストップ機能が採用されました。
さらに、プラットフォームも一新されたことで、先代モデルよりも大きく燃費性能が向上しています。
また、セレナも同じくフルモデルチェンジを果たしています。
燃費性能が改善され、カタログ上の数値では僅差ですがノアを上回っています。
車両重量はノアのほうが40~50kg近く軽いにもかかわらず、セレナのほうが燃費性能が良いのです。
それだけ日産は燃費に力を入れているのが伺えますね。
ノアvsセレナ乗り心地を比較
ミニバンは女性が運転する機会も多く、乗り心地も含めて女性でも運転しやすいかどうかも重要な判断要素となります。
ここでは、両車のユーザー口コミを参考にしてみたいと思います。
- ノア
引用:https://toyota.jp/noah/
【評価の良い口コミ】
・ボディは大柄ですが、街乗りでは十分な性能かなと思います。高速道路でも流れに遅れることなく走行するには必要十分な性能です。
・割と低重心で、カーブでも踏ん張りが効いているので安心して走れますね。
・車内は結構静かで、エンジン音はほとんど気になりません。先代から乗り継いでいますが、静粛性は向上しているのがわかりますね。
・新型ノアは低床設計で、安定した走りができていて、ハンドリングも自然な印象です。
・新型ではトルクの発生回転数を下げたことで、実用回転域の駆動力が良くなって運転しやすい。
引用:https://toyota.jp/noah/
【評価の悪い口コミ】
・エコモードだと、あきらかに燃費を意識しているのがわかるほどもたつきますね。
・エンジンブレーキにすると、原則感がすごくて急に乗り心地が悪くなります。
・エンジンが温まっていない状態のエンジン音がうるさいです、アイドリング時も結構気になります。
・思っているよりもハンドルが軽くて逆に怖い。女性でも運転しやすいと言えばそれまでですが、逆に男には運転しづらいですね。
・直進走行時の安定性が今ひとつかなと思う。
トヨタノアは低床化した効果が現れている結果となっていますね。
低重心化によって安定した走りができるようになります。
加えてボディ剛性を高め、サスペンションのセッティングも見直したことで、ボディの傾き感が先代モデルよりも小さく感じられているようです。
ミニバンと言えば、ボディの大きさからふらつきやすいですが、ノアではそれが抑えられえているということです。
新型ノアの場合、車体の姿勢は比較的ゆっくりと変わるので、乗っている人は不安に感じにくく、乗り心地は以前よりも断然良くなっています。
引用:https://toyota.jp/noah/
新型ノアは、運転席メーターが改良されているのも運転しやすさが向上した要因です。
また、車高が下がったにも関わらずアイポイントの高さは変えなかったことで、前方の視認性も向上しています。
これにより、エンジンフードの手前部分も僅かですが見えるようになり、車幅もつかみやすくなっています。
サイドウィンドウの下端を低く設計しているのもポイントです。
これにより側面、特に助手席側の側面の視認性も良くなり、ミニバンのデメリットを見事に解消している点にも注目です。
- セレナ
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html
【評価の良い口コミ】
・ボディサイズ、重量に見合ったエンジン性能で満足です。
・高回転域でも静粛性が高いですね。ノアよりも背が高いですが、意図したライン取りが無理なくできて、ハンドリング性能も悪くないです。
・高速道路でも100km/h程度なら静かに走行できます。
・しっとりした乗り心地で家族も安心して座っていられます。
・室内空間は広いけど、車幅は思ったよりも小さいので、狭い道でも結構運転しやすいです。
・とにかく静かで良い。快適に過ごせるミニバンなんて最高ですよ。
・乗り心地は他のミニバンより上かと思います。高速でもうるさくないし、アイポイントも高いので見通しが良いですね。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html
【評価の悪い口コミ】
・このサイズに2Lエンジンでは物足りなさがある。
・非力なエンジンには不満ですね。
・坂道はさすがに弱い。発進するときはちょっと不安になりますね。
・ホイールベースが長めだから直進走行時の安定性は良いけど、背が高いから横風に弱いです。すごい揺れます。
・車重が重いことを痛感させられます。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html
セレナもノア同様にメーターが奥まったことで視認性が優れています。
視線移動も最小限で済むので、少ない負担で運転できる造りとなっています。
ただちょっと残念なのは、インパネ最上部が高いため、女性ドライバーが運転するとなると圧迫感を感じるとの声も多かったです。
たとえば、奥様も運転するとなると必ず試乗してチェックしておきたいですね。
同様に、サイドウィンドウの下端を下げているので、側方の視認性も良いです。
死角が減り、安心して運転できそうですね。
走行性能、エンジン性能も必要十分レベル。ガンガン走る車ではないので、日常生活で不満に感じることは少ないでしょう。
ノアvsセレナ比較まとめ
両車とも小さいお子さんがいる家庭をターゲットにした車です。
また女性が運転することも多いことから、運転しやすさというのはかなり重要な判断材料になります。
ノア、セレナともにそうした配慮が十分なされており、正直言うと甲乙つけるのは難しいです。
セレナがノアより後にモデルチェンジしていることからも、やはり燃費性能はセレナのほうが上です。
どちらもミニバンとしての完成度は高く、人気なのもうなずけます。
とは言え、モデルチェンジが新しい日産セレナのほうが有利な面が多くなるのは仕方のないこと。
現時点では、日産セレナに軍配が上がると言っていいでしょう。
アイキャッチ画像の引用:左https://toyota.jp/noah/、右https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/sp.html