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三菱・RVRと日産・ジュークは、ともにコンパクトSUVで比較されやすいライバル車種となっています。
三菱・RVRは販売から初代の販売から30年経ちますが、マイナーチェンジや販売停止を経ても、長年ユーザーに支持されている車種です。
対して、日産・ジュークは2010年の販売から、非常に斬新なボディデザインと軽快な運転感覚が持ち味のコンパクトSUVとして、コアなファンから支持されています。
今回はRVRとジュークを、価格・性能、維持費、燃費、乗り心地の面から徹底比較したいと思います。
RVRとジュークはどっちが買いなのか?について、迷っている方にとって少しでも参考になれば幸いです。
では早速それぞれの項目について見ていきたいと思います。
RVRvsジューク比較!どっちが買い? グレード・価格比較
まずは、RVRとジュークの価格や性能について比較していきましょう。
◎RVRの新車価格
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/rvr/
RVRはガソリン車のみの販売で、排気量が1.8L、グレードはM、Gの2種類です。
価格帯は2,104,920円〜2,541,240円ということになります。
◎ジュークの新車価格
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/juke.html
ジュークはガソリン車のみの販売で、排気量が2WDが1.5L、4WDが1.6L、グレードは合計16種類用意されています。
価格帯は1,975,320円〜3,468,960円ということになります。
上の表からもわかる通り、RVRとジュークの価格帯の幅に差があります。
2WDであればジュークが安い(グレードにもよりますが)ですが、4WDであればRVRが安いということになります。
では性能面ではどうでしょうか。
この表はRVRとジュークのエンジンスペック・パワートレインの違いを示しています。
RVRは、1.8L直列4気筒SOHCエンジンが搭載されています。
トランスミッションは、CVTと6速スポーツモードCVTの2種類、駆動方式は4WDとFFとなっています。
対するジュークは、FFは1.5L、4WDは1.6Lでともに直列4気筒DOHCエンジンが搭載されています。
トランスミッションは、エクストロニックCVTとエクストロニックCVT-M7(7速マニュアルモード付無段変速機)の2種類、駆動方式は4WDとFFとなっています。
エレクトリックCVTとは、ドライバーの意志を検知し、変速制御をより最適なものに切り替えることで、燃費性能と動力性能を高いレベルで両立させた機能になります。
要は、ドライバーの運転の仕方に合わせて、変速制御を自動で行い、燃費と動力を最適なレベルに合わせてくれるシステムです。
両車のエンジンを比較してみると、排気量についてはRVRが上回っています。
出力・トルクについては、FFではRVRが勝り、4WDではややジュークが勝っています。
以上より、総合的なエンジン性能では排気量で余力のあるRVRがジュークを上回ります。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/rvr/
続いて、安全性能についても見ていきます。
RVRの安全装備は、衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報システム、オートマチックハイビームを全車標準装備しています。
後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付き)や、後退時車両検知警報システムはオプションで用意されています。
横滑り防止機能は4WDでは標準装備され、2WDではオプションで用意されます。
対するジュークの安全装備は、エマージェンシーブレーク(自動ブレーキ)と車線逸脱警報装置を全車で標準装備しており、万が一の際にも高い安全性能を発揮します。
横滑り防止装置の設定はありません。
以上より、安全性能比較ではRVRがジュークを上回っています。
価格・エンジン性能・安全性能について比較したところ、総じてRVRがジュークを上回っていました。
RVRvsジューク 維持費比較
次にRVRとエクストレイルの維持費について比較してみます。
主な維持費について表にまとめてみましたのでご覧ください。
◎RVRの維持費
◎ジュークの維持費
RVRとジュークの維持費についてまとめてみました。
年間の維持費で比較すると両車ともほぼ同じ金額となりました。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/juke.html
自動車税は毎年かかる税金で、排気量によって額が変わります。
FFのジュークの場合、RVRより5,000円安くなります。
車検代は新車購入のあと3年後、以降は2年ごとにかかる費用です。
エコカー減税については、RVRとエクリスプクロスの両車ともエコカー減税の対象車となっていないため、自動車重量税・自動車取得税ともが100%課税されます。
駐車場代は、地域によってかなり差が月額料金が大きく違いますので、あくまで参考です。
持ち家の方でしたら、駐車場代がかからない場合が多いのではないでしょうか。
表で示した維持費以外に、通勤等で高速道路を使用する方は高速代金がかかりますし、走行距離が長距離になるとガソリン代もかかってきます。
ですので、駐車場代や高速代金等はドライバーによって大きく変わります。
任意保険や車検代についても年齢やオプション等で大きく金額の変わる維持費となります。
以上より、RVRとジュークの維持費比較は互角でした。
RVRvsジューク 燃費比較
続いてはRVRとジュークの燃費比較です。
走行距離が長い方や毎日運転する方ですと、燃費がやっぱり気になりますよね。
ますはRVRとジュークのカタログ燃費から見てみましょう。
◎RVRのカタログ燃費
・ガソリン車 14.4〜15.4km/L
◎エクストレイルのカタログ燃費
・ガソリン車(FF) 18.0km/L
・ガソリン車(4DW) 14.2km/L
カタログ燃費で比較するとFFの場合、エクストレイルがRVRより低燃費となっています。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/juke.html
では、実燃費について比較してみます。
実燃費に関しては、有名燃費サイト、実勢のユーザーからの口コミなどをもとに算出しました。
◎RVRの実燃費
・ガソリン車 12.7km/L
◎ジュークの実燃費
・ガソリン車(FF) 13.2km/L
・ガソリン車(4DW) 11.1km/L
実燃費について比較してみましたが、両車ともあまり差がありませんでした。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/rvr/
カタログ燃費からみるとジュークの実燃費が悪く見えますね。
実燃費については、ドライバーの運転の仕方やガソリンの種類によっても変わってきます。
また、両車ともエコモードで運転や走行スピードを一定にしたり、満タン給油をするなどのちょっとした工夫をすることで、実燃費をもっと向上できるという口コミもありました。
以上より、RVRとジュークの燃費比較は互角でした。
RVRvsジューク 乗り心地比較
乗り心地は毎日の車の運転の快適さを左右するポイントとして重要です。
特に長距離ドライバーや通勤等で毎日車に乗るという方にとっては、最重要事項という方もいるのではないでしょうか。
乗り心地の良さを決める点として、足回りがいかにしっかりしているかということです。
逆に言うと、足回りがしっかりしている車ほど乗り心地が良いと言えます。
ここではRVRとジュークの乗り心地について比較してみたいと思います。
比較するにあたって、RVRとジュークの乗り心地の口コミをまとめてみましたので、ご覧ください。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/rvr/
◎RVRの乗り心地の良い口コミ
・車幅が大きいのため、運転席の空間が広く、アームレストも使いやすい。
・シート生地が汚れにくくて良い。
・乗り心地が少し硬めだが、まったく不快に感じない。
・シートが硬さがちょうどよく、個人的には好き。
・やや硬く感じるが、ドライブ走行が機敏にできるので良い。
・始動時の独特のもっさり感がなければ、ほかは安定していて良い。
◎RVRの乗り心地の悪い口コミ
・リアシートについて、足元はまずまず広いが、リクライニング出来ないし、座面の角度もほぼ90度のため、長距離には辛い。
・シートが体にフィットせず、ホールド感が全然ない。
・静粛性が悪いので、うるさく感じる。
・クルマの特性上仕方ないが、コーナリング時のロールが大きい。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/rvr/
RVRの乗り心地の口コミについて、賛否両論いろんな意見がありました。
RVRの乗り心地の良い点として、硬めだが乗り心地が良く安定走行ができる、車内空間がとても広いという意見が多かったです。
またRVRはバランスが取れていてまとまっているSUVという意見もありました。
RVRの乗り心地の悪い点として、シートやの特性や静粛性が悪いという意見が多かったです。
シートの硬さは人によって好みがありますから、一概に悪いとは言えないでしょう。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/juke.html
では、ジュークの乗り心地の口コミも見てみましょう。
◎ジュークの乗り心地の良い口コミ
・接地感が高く、ロールも少なくキビキビとよく曲がる。
・ステアリングギアレシオが小さいのでクイックでスポーティーに走れる。
・直線、コーナリング時の走りも洗練されており快適。
・足回りが全体的に硬めだが、路面からの突き上げも収束までの時間が短いので気にならない。
・ちょうどいい硬さの乗り心地。
・車幅が広いので安定感がある。
◎ジュークの乗り心地の悪い口コミ
・静粛性がイマイチで、ロードノイズと振動が伝わってくる。
・後部座席が極端に狭いので2人乗りまでで、3人以上のファミリーカーには向かない。
・エンジンが高回転になった時の音がうるさい。
・Aピラーと大きなサイドミラーの死角が多いので、慣れるまで危険かも。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/juke.html
ジュークの乗り心地の口コミを見てみましたが、賛否両論いろいろありました。
ジュークの乗り心地の良い口コミとして、コーナリングがスムーズで安定感があり走行性に優れているという意見が多かったです。
ジュークの乗り心地の悪い口コミとして、静粛性が良くない、後部座席が狭くファミリーには向かないという意見が多かったです。
1〜2人でスポーティに乗るという方には向いている車ですね。
以上より、RVRとジュークの乗り心地についての比較は互角でした。
RVRvsジューク徹底比較まとめ
今回はRVRとジュークの価格・性能、維持費、燃費、乗り心地について比較してみました。
価格は2WDならジューク、4WDならRVRが安かったです。
性能はRVRの勝ちでした。
維持費、燃費、乗り心地については互角でした。
以上の項目の比較からRVRかジュークのどっちが買い?なのでしょうか。
お手頃価格で安定した走行ができ、コンパクトSUVとしてバランスが良くまとまっているRVR。
価格はやや高いですがグレードが豊富で、走行性能が高く、何よりも唯一無二の超個性的な外観が際立つジューク。
どっちを選ぶかは購入者の趣向によって大きく変わります。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/rvr/
私個人としては、RVRを選びます。
比較した項目を見ても、低価格の割にジュークに劣る部分があまりありません。
RVRは何かに突出した車ではありませんが、性能、維持費、燃費、乗り心地のバランスが優れているので、ある程度のドライバーの趣向に沿う車なのではないでしょう。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/juke.html
対するジュークは、何と言ってもその特徴的なルックスに尽きるのではないでしょうか。
このインパクトのある外観に魅了されて「ジュークじゃなきゃダメ!」という方も多くいるようです。
日本ではここ数年販売台数に伸び悩んでいますが、ヨーロッパでは年間10万台以上を販売した事もあるようです。
また両車とも販売台数が少ないことから、「人と同じ車はイヤ!」という方にとっては、どっちを選んでも良いと思います。
何よりも自分に合った車選びがいかにできるかが重要な点だと思います。
今回はRVRとジュークの比較記事でした。
両車で迷っている方にとって、少しでも車選びの参考になれば幸いです。
アイキャッチ画像引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/juke.html
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