ハイエースのバッテリー上がりの特徴や症状とは!?バッテリー交換にかかる費用はどれくらい??

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性能が良く故障が少ないと世界中で定評のある日本車の中でも、とりわけ新車だけでなく中古車、しかも過走行車であっても海外では大人気で引っ張りだこなのが、トヨタの200系ハイエースです。

アジアやアフリカの多くの国々においては、日本で10万km以上走った過走行車のハイエースが、まだまだ元気いっぱいで乗り合いバスや、乗合タクシーとして走っているのを見ることも多いですよね。

このハイエースという商用車は、とにかく開発のコンセプトからして、耐久性と信頼性を最重要視して作られているだけあって、本当に故障せず頑丈なことでも知られています。

その耐久性の高さと整備性の良さは、200系ハイエースになって更に高められ、世界中の人々に、「ハイエースは大きな故障もなくずっと元気に走ってくれる」という事実が浸透しているのです。

200系ハイエースの耐久年数と仕様バッテリーとは?

 

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引用:https://toyota.jp/pages/contents/hiacevan/005_b_017/image/style/carlineup_hiacevan_style_3_02_pc.png

 

世界中で大人気の200系ハイエース!「100万km以上平気で走る!」ってホント??

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引用:https://toyota.jp/pages/contents/hiacevan/005_b_017/image/style/carlineup_hiacevan_style_3_05_pc.png

 

ハイエース生みの親であるトヨタ自動車の岩田氏は雑誌のインタビューで、「本当は100万km以上は余裕で走る」と答えているほど、その耐久性の高さは折り紙付きなのです。

日本では車検の問題など様々な事情からさすがにそこまで乗る人はまずいませんが、きちんと整備すればずっと長く乗れる頑丈な商用車、それがハイエースということになります。

人気になるのも頷けますね。

200系ハイエースのバッテリーの型と仕様について


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200系ハイエースといっても、その中に様々なグレードや排気量やサイズ、ガソリンエンジン車とディーゼル車などの違いがあり、搭載しているバッテリーのそれぞれの仕様により異なります。
各グレードともに、バッテリーのある位置は、助手席の下のエンジンルーム内になります。

ディーゼルエンジンで寒冷地仕様になると、運転席の下のバッテリールームにもバッテリーを置くツインバッテリーとなります。
2つのバッテリーとはなるものの、並列の接続なので電圧は12Vで変わりません。

200系ハイエースの電池には、『85D26R』という品番の付けられたものが主に使われます。
これは、最初の「85」という数字は性能のランクをあらわし、数字が大きくなればなるほど、容量も大きく始動性も高くなるという意味を示します。

「D」は奥行きのサイズ、「26」は横幅の長さ(cm)、「R」はバッテリーの+端子が右側にある(左側にあれば「L」)をそれぞれ示す意味があります。
当然のことながら、バッテリーは消耗品であるために、定期的に交換する必要があります。

ハイエースのバッテリーの交換の目安は、使い方や使用時間にによっても大きく差異はでますが、一般的には、3年半~7年といったところです。

200系ハイエースのバッテリー上がりの主な原因とその対処法

 

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引用:https://toyota.jp/pages/contents/hiacevan/005_b_017/image/gallery/carlineup_hiacevan_gallery_3_06_lb.png

200系ハイエースのバッテリー上がりの主な原因と現れる症状とは?

 

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引用:https://toyota.jp/pages/contents/hiacevan/005_b_017/image/performance/engine/carlineup_hiacevan_performance_engine_3_08_pc.png

ハイエースは、商用バンで仕事に使ったり、近年では家族で車中泊するのに使ったりとただ移動するだけでなく、様々な用途で使われる車でもあります。
そのためか、一般的な車と比べるとバッテリーも上がりやすいと言われています。

ここでは以下に、その中でも典型的なバッテリートラブルの原因となるものを挙げていきましょう。

 

エンジン停止状態で長時間のライトやエアコン、オーディオなどのつけっ放し

走行時などエンジンが始動している時には、バッテリーはオルタネーターによりエンジンが発電した電気を貯めていくので、車内で電気を使用したりライトをずっと点けていてもバッテリーが切れるということはまずありません。
しかし、エンジンが停止した状態にもかかわらず長時間に渡って、ライトを点けっぱなしにしたり、エアコンや室内灯などをつけっ放しにした場合、バッテリーの電池残量はどんどん消費され遂にはなくなってしまい、上がってしまうような症状を起こす、ということがよくあります。

車中泊をはじめ、エンジン停止後も車内で長時間過ごすことが多いハイエースには特に多いバッテリーが上がってしまう原因です。

真冬で外気温が低い

バッテリーの中の希硫酸が成分のバッテリー液は、低温になってくると性能が落ちる特性を持ちます。

真冬の凍てつく寒さの北海道のような寒冷地の野外に停めた場合には、気温は0度以下の-10度以下になることも珍しくはありません。

こういった超低温のシチュエーションでは、バッテリーの性能は、半分程度しか発揮できなくなってしまうのです。

バッテリーが古ければ古いほど、この性能低下の数値は大きくなります。

その結果、バッテリーが上がってしまう原因となるのです。

長期間車のエンジンを始動させていない

これは特にハイエースに限らず全車種のこの手のトラブルの原因として多いものですが、長期間にわたり車に乗らずガレージに放置していたケースです。

車のバッテリーは、長い間エンジンを始動させないと、内部の時計やナビシステム等はわずかでも常に電気を消費して、自然に電気がどんどんなくなっていきます。

エンジンを再びかけなければさせなければこの残量は増えず、放電していく一方ですから、やがてバッテリーが上がってしまうのです。

バッテリーが寿命

ハイエースの搭載バッテリーは一般的な車のものより大容量なので、3年半以上は持つと言われますが、ユーザーの使い方によって大きく差は出ます。

電池そのものの寿命が近くなってくると、バッテリー本体をチェックしてみると、形が膨張していることがわかります。

このあたりは自分でも実際にチェックしてみる必要があるでしょう。

現れる主な症状とは?

バッテリー上がりで現れる症状で一目瞭然のものは、やはり、エンジンが始動しない、という症状です。

スターターボタンを押しても、バッテリーにそれを動かす電力が無いためスターターモーターが回転しないのです。

加えて、スターターボタンを押しても、メーター類がキチンと点灯せずに暗くなるというわかりやすい症状が出れば、完全にバッテリーの残量切れです。

200系ハイエースのバッテリーが上がってしまった時の対処法

200系ハイエースのバッテリーが上がってしまった時の対処法としては、ざっくり2パターンに分けられます。

前者は、バッテリー自体はまだ全然使えて生きているが、バッテリー上がりを起こしてしまっている場合、後者は、バッテリー本体自体が寿命という場合です。

前者のケースでは、3通りの対処法が挙げられます。

まず最初は、JAFや自動車保険(任意保険)に付帯するロードサービスを利用して、ロードサービスを呼ぶ方法が挙げられます。

あまり車事態に詳しくなかったり、バッテリー上がりを起こした時間帯が深夜や早朝だったりする場合にはおすすめの対処法です。

それ以外は、自力で応急処置をするという方法ですが、ジャンピングスターター(エンジンスターター)を購入しており常備している場合には、自力でスターターケーブルをバッテリーに繋いでエンジンを始動させます。

ジャンピングスターターを常備してなく、ロードサービスにも加入していない場合には、知人などに頼んで救援車を出してもらいブースターケーブルでバッテリー同士でチャージしてもらうしかありません。

後者のバッテリー自体が寿命で交換しなくてはならない場合には、応急処置で然るべき場所までハイエースを運んだ後で、新しいバッテリーに交換する必要があります。

200系ハイエースのバッテリー交換の2つの方法

 

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引用:https://toyota.jp/pages/contents/hiacevan/005_b_017/image/style/carlineup_hiacevan_style_3_05_pc.png

200系ハイエースのバッテリー交換を自分で行うケースとその方法について

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引用:https://toyota.jp/pages/contents/hiacevan/005_b_017/image/gallery/carlineup_hiacevan_gallery_3_07_lb.png

コスト削減&車イジリが苦にならないユーザーにおすすめの200系ハイエースのバッテリー交換は、やはり自分でバッテリー交換を行うやり方です。
200系ハイエースのバッテリーは大きめでかなり重いですが、男性の力であればまず大丈夫でしょう。

200系ハイエースのバッテリーは、80D26Rや85D26Rという容量が大きめの純正のものが搭載されていますが、まず、交換用の新品のバッテリーを自分で買う必要があります。

できれば、純正のバッテリーより更に容量の大きなものを購入することをおすすめしておきます。

交換の手順は以下の通り、とても簡単です。

1.助手席のシートをめくり、エンジンルームカバーのストッパーを解除
2.エンジンルームを開け、バッテリーのプラス端子の保護カバーを引き上げて外す
3.レンチでバッテリー端子の電極を外す(必ず、マイナス端子→プラス端子の順)
4.レンチで、バッテリーを車体に固定しているステーのボルトナットを外す
5.バッテリー本体を持ち上げて外す
6.開いた場所へ新品のバッテリーを置く
7.古いバッテリーを外した逆の手順(プラス端子→マイナス端子の順で)取り付ける

ざっくりとした工程は以上で完了です。

この方法だと、ディーラー等の業者にやってもらうよりかなりコストを抑えることが可能です。

 

200系ハイエースのバッテリー交換を業者に依頼するケースとその費用について

 

 

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引用:https://toyota.jp/pages/contents/hiacevan/005_b_017/image/interior/seat/carlineup_hiacevan_interior_seat_01_pc.png

自分でネット通販等で新品のバッテリーを購入し、自分でバッテリー交換を行える人はコストも遥かに安く済むのでそれに越したことはないでしょう。

しかし、200系ハイエースのオーナーにも女性をはじめあまりクルマに詳しくなく、車イジリもできればやりたくないと考える人も少なくありません。

そういった場合には、やはり専門家であるディーラーや点検工場、オートバックスやイエローハットなどの業者に全部依頼してやってもらう方が安心で楽でしょう。

では、200系ハイエースのバッテリー交換を業者に依頼した場合の一般的な費用はどの程度なのでしょうか?

業者に依頼すると、基本的に新品のバッテリー代金+取り替え工賃(人件費)+バッテリー廃棄料がかかり、相場としては30,000~35,000円程度のようです。

自分でバッテリー交換すれば、新品のバッテリー代金(10,000~15,000円程度)のコストで済むので、倍以上の費用がかかりますが、それでも手間と時間をかけるのがわずらわしいと考えるユーザーには、許容範囲内の費用相場ではあるでしょう。

ハイエースのバッテリー上がりの特徴や症状やバッテリー交換の方法や費用に関してのまとめ


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国内はもとより海外でも多用途で耐久性が高く整備性の良い車として大人気の200系ハイエースのバッテリーの種類や、バッテリー上がりの多い原因などについて掘り下げて考察してきました。

近年では特に、空前の車中泊、オートキャンプブームということもあり、家族連れ出の車中泊にも対応できるハイエースは高い支持を得ています。

車中泊やキャンプなどでは特に多人数でエンジンを停止している状態でも、バッテリーを使う機会は増えますので、この機会により大容量のバッテリーに積み替えておきたいものですね。

アイキャッチ引用:https://toyota.jp/pages/contents/hiacevan/005_b_017/image/style/carlineup_hiacevan_style_3_01_pc.png

この記事を書いた人

ふじやま
単にドライブだけでなく車中泊をしながら安く旅行をすること。
常に車種を選び時にはレンタルをして車生活を楽しんでいます。

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