ベンツCLAとクラウンを比較！ どっちが欲しい？【維持費・燃費・乗り心地】

ベンツCLAとトヨタクラウン、新車で買うならどっちがいいか？と悩んでいませんか。

どちらも魅力的なクルマだけに迷ってしまいますね。

好みで乗るのが一番かもしれませんが、維持費や燃費、乗り心地なども気になるところかと思います。

そこで今回はベンツCLAとトヨタクラウンを比較し、性能や装備面でどちらが勝っているか決めたいと思います。

ベンツCLAとクラウン　維持費を比較

まずはベンツCLAとクラウンの維持費を見比べていきたいと思います。

維持費の比較項目は次の通り。

• 自動車税
• 自動車重量税
• 自賠責保険、任意保険
• 車検費用
• ガソリン代

ベンツCLAはグレードが3種類ですが、トヨタクラウンはガソリン車だけでなくハイブリッド車もありグレードラインナップもかなり豊富です。

なので、比較しやすいように両車ともベースグレードで維持費を比較させていただきますね。

引用：https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/cla-class/

• 自動車税

自動車税は排気量の数値に対して課せられる税金で、排気量が多いほど税額は大きくなります。

それぞれの排気量と税額は以下の通り。

ベンツCLA：1,595cc/39,500円
クラウン：1,998cc/39,500円

ベンツCLAはエコカー減税適用されるので、新車購入時と購入翌年は減税されます。以降は、39,500円です。

トヨタクラウンの1,998ccモデルはエコカー減税はありませんので、ずっと39,500円かかります。

• 自動車重量税

自動車の税金には重量税というものもあります。

文字通りクルマの重量に対して課せられる税金です。

それぞれの車両重量と税額は以下の通り。

ベンツCLA：1480kg/7,500円
クラウン：1690kg/16,400円

ベンツCLAはエコカー減税対象ですが、クラウン2.0はエコカー減税対象外のため、重量税は倍以上違いますね。

もっとも、クラウンは上位グレードになればエコカー減税対象で重量税を安くすることもできます。

引用：https://toyota.jp/crown/

• 自賠責保険、任意保険

自賠責保険は加入必須の保険で強制保険とも言われています。

自賠責保険の場合、普通乗用車なら金額に差は出ません。

ベンツCLA：13,920円
クラウン：13,920円

また任意保険に関しては、年齢や条件などによっても金額が違うので参考までに全国平均を割り出しています。

ベンツCLA：60,000円
クラウン：60,000円

引用：https://toyota.jp/crown/

• 車検費用

車検費用の内訳は大きく分けて2種類。

・車検基本料
・法定費用

車検基本料は、車検する業者ごとに料金が違います。

一般的にはディーラー車検を受ける場合は平均で40,000円前後すると言われています。

法定費用の内訳は次の通り。

・重量税
・印紙代
・自賠責保険料

重量税と自賠責保険は既に紹介しましたので省略します。

印紙代は1,800円でこれには差がありません。

印紙代含めて車検費用は41,800円/2年。

年間に換算すると約20,900円になります。

引用：https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/cla-class/

• ガソリン代

ガソリン代も比較してみましょう。

ガソリン代を算出するにあたっての条件は以下の通りとします。

・カタログ燃費の70％
・年間10,000km走行
・レギュラー140円/L、ハイオク150円/L

両者のガソリン代は次のとおりです。

ベンツCLA：10,000km÷12.18km/L×150円=123,152円
クラウン：10,000km÷8.96km/L×150円=167,410円

ベンツCLAとクラウンどちらも燃料はハイオクです。

クラウンはハイブリッド車もありますが、ガソリン車だと燃費は良くありません。

ガソリン代はベンツCLAと比べて4万円以上高くなります。

引用：https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/cla-class/

では、以上の費用を合計して年間維持費を比較してみましょう。

トータルでどちらが安く済むのか？

ベンツCLA：264,972円
クラウン：318,130円

年間維持費の対決はベンツCLAの勝ちですね。

やはり最後のガソリン代の差が大きいでしょう。

ベンツCLAとクラウン　燃費を比較

引用：https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/cla-class/

ベンツCLAとクラウンの燃費を比較してみましょう。

なお、ここでは全グレードの燃費を含めて見比べてみたいと思います。

クラウンにはハイブリッドモデルがあるので、結果は見えていると思いますが・・・。

• カタログ燃費

ベンツCLA：12.60～17.40km/L
クラウン（ガソリン車）：12.80km/L
クラウン（ハイブリッド車）：18.00～24.00km/L

ガソリン車で比較するとベンツCLAの勝ちですね。

さすがにハイブリッドモデルとなると燃費性能の差は大きいです。

引用：https://toyota.jp/crown/

• 実燃費

ベンツCLA：8.01～12.09km/L
クラウン（ガソリン車）：8.32km/L
クラウン（ハイブリッド車）：11.9～16.2km/L

実燃費はそれぞれのオーナーの口コミを参照に平均値を算出しました。

パワートレインが異なるので燃費を比較するのは難しいところではありますが、ガソリン車同士ならベンツCLAの勝ちですね。

ハイブリッドは、2.5Lと3.5Lの2種類ありますがより燃費性能が優れているのは2.5Lです。

燃費を重視するならクラウンハイブリッド一択でしょう。

ベンツCLAとクラウン　乗り心地を比較

ベンツCLAとクラウンの乗り心地をユーザーレビューから比較していきたいと思います。

• ベンツCLA

引用：https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/cla-class/

・下からの突き上げは不快です。

・ゴツゴツと硬い乗り心地です。

・ファミリーカーとしては使えない硬さです。

・横揺れは抑えられてるけど、乗り心地は悪いです。

・段差を通るのが嫌です。

・乗り慣れている人はいいけど、私は好きになれないです。

・後席はひどいレベルで家族を乗せられないです。

• クラウン

引用：https://toyota.jp/crown/

・「アレ？」ってなるほど乗り心地は固いです。

・思ってた以上に凹凸を拾います。

・もう少ししなやかさが欲しいです。

・コトコト、ゴツゴツ。乗り心地は自分が想像してたのと全然違います。

・なんで今のクラウンはこんなに硬いんですか？

・この硬い乗り心地だと中高年は買わないです。

・価格に見合わない乗り心地に残念です。

乗り心地の評価はどちらも硬めの意見がとにかく多かったです。

ただ、特に評価が悪かったのはクラウンの方。

クラウンに求める乗り心地と実際の乗り心地の乖離に驚いたという人が多く、それによって低評価している人が多い印象です。

スポーティーな走りを求めるなら問題ないのかも知れませんが、クラウンは乗り心地の良い高級サルーンというイメージが強いだけに、そういった意味では乗り心地はベンツCLAの勝ちと言っていいでしょう。

エンジン性能・走行性能

• ベンツCLA

引用：https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/cla-class/

・ストレスを感じさせない加速力です。

・高速道路の合流もスムーズです。

・ハンドル操作の反応が良い。ただし、重さがあるのが残念です。

・出だしが悪いというか鈍いです。

・タイムラグがヒドイです。

・ターボの効きが悪いというか遅いです。

• クラウン

引用：https://toyota.jp/crown/

・取り回しが格段に良くなり、走る、曲がる、止まるがしっかり体感できます。

・加速は十分なレベルです。

・ノーマルモードとスポーツモードどちらも驚くほど加速する感じがないです。

・加速は思ったほど良くない。なんかもっさりしてます。

・キビキビ走り、カーブでもスポーティーにかっとばせます。

両車とも、エンジン性能と走行性能の評価は高いですが、クラウンは加速がイマイチという意見が多く見られました。

ベンツCLAでは加速に満足している人が多く、逆に不満という人がいないのに対しクラウンは不満という人がかなりの数いましたね。

安定した走りは健在ですが、加速性能に難ありということでベンツCLAに軍配が上がります。

安全性能

最後に安全性能を比較してみましょう。

両車とも先進安全装備を装着しており、安全性能は高いです。

代表的な先進安全装備をご紹介します。

• ベンツCLA

引用：https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/cla-class/

・アクティブブレーキアシスト（自動ブレーキ）

引用：https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/cla-class/safety/

・ディスタンスパイロットディストロニック

前方車両をセンサーが検知し、一定の車間距離をキープします。

・アテンションアシスト

ドライバーの注意力が低下するのを未然に防ぐ機能で、画面表示によってお知らせします。

・レーンキーピングアシスト

車線からはみ出ないようにアシストする機能です。

・ブラインドスポットアシスト

引用：https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/cla-class/safety/

• クラウン

引用：https://toyota.jp/crown/

・自動ブレーキ

引用：https://toyota.jp/crown/safety/

・車線逸脱警報

引用：https://toyota.jp/crown/safety/

・先進ライト搭載車

引用：https://toyota.jp/crown/safety/

・インテリジェントクリアランスソナー

引用：https://toyota.jp/crown/safety/

この他にも数多くの安全装備を備えている両車ですが、性能面はややクラウンが勝っているかなという印象です。

たとえば、自動ブレーキの作動速度範囲は以下のようになっています。

・ベンツCLA：約7～50km/hの範囲
・クラウン：約10〜80km/hの範囲

クラウンのほうが作動速度の範囲が広いです。

しかもクラウンの自動ブレーキは、自転車や夜間の歩行者もしっかりと検知してくれるなど精度の高さも一級品です。

他にも、車線逸脱警報システムに関してはベンツCLAは警報だけに留まりますが、クラウンはハンドル操作のアシストも行ってくれます。

このように、搭載している先進安全装備は似通っていますが、性能面まで見比べるとクラウンのほうが安全性は高いのかなと思います。

ベンツCLAとクラウン　まとめ

以上、それぞれの比較項目をまとめてみましょう。

維持費：ベンツCLAの勝ち
燃費：クラウンの勝ち（ハイブリッドモデル）
乗り心地：ベンツCLAの勝ち
エンジン性能、走行性能：ベンツCLAの勝ち
安全性能：クラウンの勝ち

総合的に見てベンツCLAの勝ちとします。

ベンツCLAは特にエンジン性能と走行性能の評価が高く、スポーティーな走りを楽しみたい方に人気です。

一方で、クラウンもスポーティーな走りができるようですが、そもそもクラウンに求めるのは高級サルーンらしい上質な乗り心地であって、スポーティーさではありません。

ユーザーが求めるクラウン像と実際の仕上がりのギャップが大きく、中途半端な仕上がりになってしまったのが残念ですね。

アイキャッチ画像引用：https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/cla-class/