ミニクーパーが故障した時に知っておいた方が良い対処方法とは?

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デザインが可愛らしい、ミニクーパーですが、それゆえにちょっとした故障もがっかりしてしまうものです。

故障の傾向と対処について調べてみましたので、ミニクーパーとの生活にお役立ていただければと思います。

ミニクーパーが故障?軽微な故障なら許せる?

ミニクーパーの品質についてネット上での書き込みを読みますと、あまり芳しくない書き込みが目立ちます。

ネットという性質上良い書き込みが少ないのは仕方ないのですが、気になる書き込みや、ちょっとした故障の傾向も有るようですので紹介しましょう。

引用:http://bond-mini.jp/

かわいいミニが突然トラブルになった時、きらいにならないように心構えが大切です。

突然車内灯が点灯する

ミニクーパーは今時珍しい、サッシュレスドアを採用しています。

サッシュレスドアとは、ドアを開けると窓枠がなく、ガラスがそのままという状態になっているものです。

昔風の言い方ですと、ハードトップということになりますでしょうか。

このドアの形状ですと、どうしても下方に重心があり、使用年数によっては少しずつ斜めになってきてしまいます。

現代のクルマは安全のためにドア自体が重くなっています。

引用:http://bond-mini.jp/

室内灯の点灯はドアの付け根にあるスイッチでオンオフされますので、接触不良が起きやすいのではないかと推測されています。

原因がなんとなくわかれば困惑しないで済みますね。

ウィンドウが動かない

引用:http://www.bond-mini.jp/

ドア関連でもう一つ、電装系の話になりますがパワーウィンドウスイッチを上下させてもガラスが動かなくなるというのが報告されています。

原因は前出の室内灯と一緒ではないかと推測されますが、ミニクーパーのパワーウィンドウスイッチはセンターのコンソールに有るので、配線関連の場合もあります。

パワーウィンドウのモーターが回っているか、ドア付近で耳を澄ましていただけると「ウィーーン」と聞こえている場合は、何らかの原因でモーターの力がガラスに伝わっていないことになります。

対処ですが、モーターの音がしている場合は、ちょっと強めにドアの開け締めをしましょう。

モーターの位置が微かにずれている場合や、ガラスを上げ下げする時に接触するゴムの劣化などが原因の場合は、治ってしまうこともあります。

雨などが降ってきて、パワーウィンドウが上がらないなんてことになると悲惨です。

ダメモトでやってみてください。

ヘッドライトがつかない、もしくは消せない

引用:http://www.bond-mini.jp/

夜になってヘッドライト点灯しないということは、走行できないことになりますので致命的なトラブルと言って良いでしょう。

対処としてチェックポイントが3箇所あります。

・まずはライトスイッチのONOFFを繰り返す

接触不良が出ている、ヒューズが飛んでいるなどの場合は、スイッチを操作すると、ハンドル下部や、助手席グローブボックスの下方から、いつもは聞き慣れない音が出ていることがあります。

ヒューズボックスには、ヘッドライト用の予備が入っていることもありますので、説明書をよく読んで、交換できれば、対処完了のことも。

しかし、電気系でヒューズが飛ぶ場合には、そのラインに過剰な電気が流れた証拠ですので、またすぐに切れてしまうことが多いです。

早めの原因究明をして修理したほうが良いですね。

・オートライトのセンサー付近を清掃

今どきのミニクーパーには自動でヘッドライトの店頭をさせる機能「AUTO」が装備されています。

センサーの周りが汚れていると誤作動を起こしますので、きれいに清掃をして再度スイッチを入れていただくことをおすすめします。

・ボンネットの開け閉め

最後の手段としては、ボンネットを少しだけ強めに閉めてください。

ライト側のコネクタに接点不良がある場合は点灯することもあります。

ミニクーパーの故障、重大トラブルになる前に対処しておきたいことは?

引用:https://www.mini.jp/

ちょっとしたトラブルではなく、路上で停止したり、エンジンを壊してしまうような重大トラブルにはちょっとした前触れ、兆候が現れていることがあります。

日頃の乗車時にその兆候に気がついていればもっと長く乗っていられてたのに、なんて話にならないように、気をつけたいポイントを紹介します。

サーモスタッドからの水漏れ

オーバーヒートにつながるトラブルですが、日頃乗ってらっしゃって駐車場に止められたあと、エンジンルームからの匂いに変化がある場合は要注意です。

冷却水は水ではなく、不凍液(低温でも凍らない液体)となっていますので、少量漏れていても、ちょっと独特な匂いが漂います。

ウォーターポンプの不具合

引用元:http://www.ysgarage.info/

水の循環のために動いているウォーターポンプですが、壊れてしまうとすぐさまオーバーヒートです。

冷却効果がほとんどなくなり、走行してラジエータに風が当たることだけになりますので

渋滞ノロノロ走行などで最悪ラジエータも壊れてしまいます。

前兆としては、エンジン音に「カタカタカタカタ」と異音が混ざってきます。

現在ミニクーパーを製造しているBMWでは定番のトラブルで、古くなってきたBMWへは、早期にウォーターポンプを換えてしまうことも有るくらいです。

実は筆者もBMWでこのトラブルに遭遇したことがあります。

交差点手前で停車中に「キューーーーーーーーーー」「バン!」という音と共に、白煙がボンネットから立ち込めます。

交差点で待っていた歩行者も指をさして、びっくり顔になるくらい大きい音でした。

ウォーターポンプの中が固着して動かなくなり、駆動しているベルトが引っ張られ、キューーーーーと伸び、バン!と引きちぎれただけですので、エンジン自体に悪い影響は有りません。

ただ、そこから自宅までは大変でした。

引用:https://www.mini.jp/

水温計とにらめっこしながら、停車するたびにエンジンをとめたりしてどうにかたどり着いたのを覚えています。

「カタカタカタカタ」という音ですが、古いクルマ好きに聴かせると「タペット音」じゃないのか、気にするなと言われることが多いです。

BMWが作るようになってからのミニクーパー、タペットは自動調整になっていますので、タペット音はしないので、ちょっと気になる音がしたら、点検整備に出しましょう。

タイミングチェーンの不具合

引用:https://www.mini.jp/

エンジンの点火タイミングのためのチェーンがありますが、熱による伸び縮によって、点火のタイミングがずれてしまい、パワーが出なかったり、失火(点火に失敗)することがあります。

伸縮の対策のために、テンショナーという部品もついていますが、このテンショナーが壊れてしまうと、エンジン内部に破片が混入し、エンジンの中にキズを作ってしまい、修理代は高額なものになってしまいますので、気をつけましょう。

こちらも、前兆は音です。

エンジン音に「ザー」といった雑音が混ざってきたなと思ったら、点検修理に出しましょう。

チェーンが伸びているかもしれません。

エンジンは失火や不良タイミングを放置すると内部に損傷を受けやすく、長く乗り続けることが困難になります。

ミニクーパー新車でもありうる故障への対処は

引用:https://www.mini.jp/

新車から半年を超えて、エンジンの3気筒中一気筒が正常に動いていなかったという、話も聞こえてきました。

レアケースではありますが、この場合なぜ、点検にも出しているのにディーラーも気が付かなかったのかということに注目しましょう。

実はユーザが違和感を訴えない限り、ディーラーでは余分な心配をしません。

エンジンの警告やコンピューターからのアラートがなければ正常と判断されます。

ユーザも最初から2気筒で動いていれば、こんなものかな、という感じで見過ごしてしまいます。

対処としては、ちょっとした違和感がある場合は、ディーラーで同じ型式のクルマと比較してみるのが一番違和感の原因に気が付きます。

エンジンの音、ドアの閉まる音、正常なのか異常なのか、比較するのが一番わかり易いのです。

ミニクーパーのトラブルは新車から7年を超えると一気に増える傾向があります。

かわいいミニクーパーとの大切な時間をトラブルで邪魔されたくないですよね。

前兆を見つけ大きなトラブルにならないように日々気をつけましょう。

この記事を書いた人

Ken
車好きでエンジニアとして活動している40代です!

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