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車を持つ上で必要経費になるガソリン代の元になる燃費は気になるポイントの一つですよね。
出来れば燃費の良い車が欲しいと思うことは当然です。
今回はベンツAクラスの燃費について詳しくご説明します!
ベンツAクラスの燃費
まずはベンツAクラスのカタログ燃費を見てみましょう。
引用:https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/a-class/
(上記の燃費は決められた条件で試験した場合の数値です。)
このようにカタログに書かれていても、どのような場合を想定しての数値なのかはいまいち分からないと思うのでご説明します!
全てのモードに当てはまるWLTCモードとは、市街地や郊外、高速道路などの各走行モードを平均的な使用時間配分で計算された走行モードです。
市街地モードとは信号によるストップ&ゴー、渋滞によるノロノロ運転など比較的速度があまり出ない低速での走行を想定しています。
郊外モードは、市街地モードのような信号や渋滞などの影響をあまり受けない走行を想定しています。
高速道路モードはその名の通り高速道路等での走行を想定しています。
一人一人乗る人によってどのモードを重視するかは変わってきますね!
市街地モードでも10km/Lだということを思うと燃費事態は別段悪くないように感じます。
ベンツAクラスの燃費を向上させるために様々な燃費向上対策がされており、この低燃費に繋がっているのです!
まず特筆したいシステムはアイドリングストップ装置です。
そもそもアイドリングストップの役割は大きく分けて3つあります。
①燃料の節約(アイドリング時に消費する燃料(10分間で約0.15~0.2L)を削減)
②排出ガスの抑制(アイドリング時に排出される排気ガス(10分間で約70~100g)を削減)
③燃費の向上(毎日1時間のアイドリングストップで年間2~4万円の燃料代を節約)
燃費だけでなく環境にも配慮されたシステムでとてもエコですね。
引用:https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/a-class/accessories/
エンジンでは筒内直接噴射と可変バルブタイミングを組み合わせることによって燃費向上を図っています。
筒内直接噴射装置とは、空気と燃料の混ぜた混合気を燃焼室内で作りその混合気を爆発させた力を車の動力としていますが、その燃料を直接燃焼室内へ噴射する装置です。
燃料を直接燃焼室内へ噴射しているので燃料の気化熱によって燃焼室内の熱を吸収することが出来ます。
そして燃料を噴射する前に、燃焼室内では空気を圧縮する工程があるのですが、他のポート噴射エンジンなどに比べて空気だけを圧縮することが出来るため、ノッキングが起きにくいというメリットもあります。
4ストロークエンジンで効率の良い燃焼をさせるためには、エンジンの回転速度や空気の入ってくる量によってその時々で一番最適な吸気、排気バルブを開閉させてあげる必要があります。
従来のバルブ開閉タイミングの設定は固定されており、一番最適な状況で開閉させることが出来ませんでした。
しかしこの可変バルブタイミングはエンジンの回転数や空気の量をその都度計算して一番最適なタイミングで開閉させてくれるのです!
これらのシステムによってより高出力で燃費が向上するエンジンとなっています。
ベンツAクラスの実燃費は?
前項でベンツAクラスのカタログ燃費や燃費を向上させるためにどのようなシステムが組まれているのかをご説明しましたが、気になるのは実際に車を走らせた場合の実燃費だと言う人も多いと思います。
引用:https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/a-class/gallery/
そこでベンツAクラスの実燃費そして1年間でかかってくる燃料代についてもご説明します!
街乗りではあまりアイドリングストップを使うタイミングが無かったのか、それともオフにするべきタイミングでオフにしないまま走行しているからなのかは分かりませんが、8~9km/Lという声が一番多かったです。
カタログ値では10km/Lなので1~2km/Lの差が出ています。
使用するべきタイミングでアイドリングストップ装置を使用することによってもう少しこの差は縮めることが出来るように思えます。
また、エアコンの使用も大きく関わってきます。
引用:https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/a-class/interior/
燃費が悪いユーザーの口コミを読んでいると決まってエアコンをフル稼働させている人が多くいると感じました。
エアコンを利用すると燃費が悪化することはみなさんご存じですよね。
夏の暑い時期は熱中症予防のためにも快適な車内温度を保つべきですが、冬の寒さ対策に関しては、外気を取り入れるだけで十分すぎるほど車内が暖かくなります!
私自身もベンツAクラスではありませんが、もっと燃費の悪い街乗りでエアコンをつけて5km/Lの旧車に乗っていた時でも冬場は外気で8km/Lまで伸ばしていました。
車種やその車の特徴によって変わってくるとは思いますが、エアコンを使わないと燃費はグンと上がることは証明されています!
なお、ベンツAクラスの高速道路などの低速になることがあまり無く、比較的一定のスピードで走行することが出来る状況下での実燃費は20km/Lまで伸びたという声もあります。
この数値はカタログ値の18.5km/Lを上回っていますね!
他の方の口コミでも高速時の燃費に関しての不満はあまり見受けられず、みなさん満足されているという印象です。
では大体の実燃費が分かってきたので1年間でかかってくる燃料費をみてみましょう。
年間のガソリン代の計算方法として以下の方法に当てはめてみます。
ガソリン代=消費ガソリン量×ガソリン単価
消費ガソリン量=走行距離÷燃費
年間走行距離が1万km、ガソリン代が140円、燃費が市街地モードの10.0km/Lとして計算してみます。
10,000÷10.0=1,000L
1,000×140=140,000円
同じ条件で高速モードの18.5km/Lで計算してみましょう。
10,000÷18.5=540L
540×140=75,600円
実燃費とカタログ燃費に大きな開きが無いためカタログ燃費で計算しましたが、主に街乗りメインの人は約年間14万円、高速メインの人は約7.5万円となっています。
買い物や近場で使用する場合でも年間15万円を切っており高速走行がメインだと年間8万円以下と、ハイブリッドでもなく電気自動車でも無い車としては優秀だと言えますね!
もちろんハイブリッドや電気自動車でなくてももっと低燃費な車はありますが、メルセデスベンツのネームバリューや性能を考えれば適正な数値と言えます。
ベンツAクラスの燃費をライバル車と比較
ベンツAクラスの燃費を紹介してきましたが、ライバル車と比較した場合はどうなのかも気になるポイントですよね。
ベンツAクラスのライバル車として上げられるのは主に
アウディA3スポーツバック
フォルクスワーゲンゴルフ
ボルボV40
があります。
今回はベンツAクラスとこの3台の燃費を比較します。
高速道路上ではガソリンスタンドが一般道路に比べて少なく、また急な遠出や給油を忘れてしまうこともあると思うので高速時の燃費の良さはとても助かります。街乗りではアウディA3、VWゴルフに軍配が上がっていますが、高速走行時ではベンツAクラスはトップクラスの燃費を出していることが分かりますね!
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/
口コミでの街乗りの実燃費はベンツAクラスは少し負けてしまっていますが、燃費を良くする方法はたくさんあります!
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ベンツAクラスの燃費を向上させる方法
実は燃費を向上することは難しくありません。
まずはアイドリングストップ装置を効率的に使うことです。
今はたくさんの車に標準装備とされていて特別感は無いかもしれませんが、アイドリングストップ装置は使い方によってはかなりの燃費向上に繋がるシステムなのです。
しかし、やみくもに使っては逆に燃費を悪くしてしまうので注意が必要です。
例えば一般的に5秒程度のアイドリングストップでは逆に燃料をより多く消費してしまうと計算されており、ストップ&ゴーばかりの街乗りや渋滞時にはこのシステムをオフにした方が良いとされています。
カタログ燃費はアイドリングストップ装置非搭載車と比較して約0.5~1割燃費が向上しているので状況に合わせて上手く使用していきたいシステムですね!
ガソリンが一番多く消費される時はアクセルを強く踏み込んだ時です。
例えば前の車の追い越しや坂道を登る時そして時速100km以上での走行時などです。
坂道は仕方が無い部分も多いですが、急発進や急減速は燃費を悪化させてしまうことは周知の事実ですよね。
ゆっくりと加速や減速をするだけでなく、一定の速度で走行することが大切です。
そのためには目の前だけの車を見ずに2、3台前の車の動きや先の信号の色、出来たら歩行者用信号を見ると赤に変わりそうな状況なのかそうでないのかを判断出来ます。
そしてタイヤの空気圧を定期的にチェックすることも大切です。
空気圧は全ての車で同一では無く、それぞれ決められたその車のパフォーマンスを最大限生かせる数値が設定されています。
タイヤの空気は車を走らせていない状態でも少しずつ減っていきます。
空気が減ると地面とタイヤの接地面が多くなりその分摩擦も比例して増えることによって抵抗が高くなり燃費が悪化します。
かといってたくさん入れれば良いというわけではなく、過剰に入れすぎると逆に接地面が少なくなりすぎて危険ですのであくまでも適正な空気圧を保つことが重要です!
ガソリンスタンドでは空気圧を測り、入れることが無料で出来るので月に1回は空気圧チェックをしましょう。
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ベンツAクラスの燃費まとめ
ベンツAクラスの燃費についてご説明してきましたが、特に高速走行時の燃費は満足できるほどの素晴らしい値です。
少し気になる街乗りでの燃費もドライバーの少しの意識改革で向上することは間違いないことも分かりましたね!
引用:https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/a-class/comfortable/
世界最高クラスの自動車メーカーであるメルセデスベンツの搭載エンジンが粗悪なもので無いことは当然ですが、メーカー自体が燃費を向上させるために色々な試験をしそこで合格してきたエンジンがベンツAクラスには搭載されています。
アイキャッチ画像URL:https://www.mercedes-benz.co.jp
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