ヴィッツのサイズ、全長・幅などの車体寸法、純正ホイールやタイヤなどの違いなどもデミオと比較

コンパクトカーとして人気が高いのが、トヨタのヴィッツとマツダのデミオです。

この2つの車種のうち、どちらを購入するか迷っている人も多いでしょう。

そこでヴィッツとデミオのサイズなど様々な点を比較してみます。

ヴィッツのサイズはどのくらい？

ヴィッツとデミオはともに5ナンバーの、コンパクトカーです。

ともにハッチバックタイプで、共通する要素が多くあります。

ここでは同じくベーシックなグレードでサイズを比較しましょう。

ボディサイズを比較する

ヴィッツのFMパッケージからサイズを紹介します。

引用:https://toyota.jp/vitz/grade/fs/

★全長が3945mm

★全幅が1695mm

★全高は1500mm

対してデミオの15Cのボディサイズです。

引用:https://www.mazda.co.jp/cars/demio/grade/

★全長4060mm

★全幅1695mm

★全高1500mm

となります。

つまり全幅と全高についてはどちらも同じです。

全幅については5ナンバー枠に収まるサイズですし、全高1500mmというのも都会に多い立体駐車場で使えるサイズになります。

ヴィッツとの大きな違いは、デミオの方が全長は115mm長いことです。

さほど変わらないように感じますが、2台をならべてみると大きさの違いが実感できます。

ちなみに最小回転半径も違っています。

★ヴィッツ　4.5m

★デミオ　4.7m

とヴィッツの方が小回りがきくようになっています。

これには全長の長さとタイヤの大きさが関係しているでしょう。

基本的にファミリカーとして使われることが多いため、ヴィッツの操作性の良さが目立ちます。

特に運転が苦手な人がドライバーだと、小回りがきく方が嬉しいでしょう。

室内サイズも確認しておこう

車体全体のサイズは確認しましたので、次は室内サイズを確認します。

ヴィッツのサイズは以下の通りです。

引用:https://toyota.jp/vitz/interior/space/

★室内長　1920mm

★室内幅　1390mm

★室内高　1250mm

対するデミオのサイズも確認しましょう。

引用:https://www.mazda.co.jp/cars/demio/interior/

★室内長　1805mm

★室内幅　1445mm

★室内高　1210mm

サイズを比較してみるとわかりますが、室内幅こそデミオが55mm広くなっていますが、他のサイズはヴィッツの勝利です。

全体的にヴィッツの方が室内空間のサイズが広くなっていて、足下にゆとりがあります。

また室内が広く感じられるような作りになっていますし、リアシートが分割式になっているのもポイントでしょう。

結果として使い勝手が良く、居住性にも優れたデザインだと言えます。

タイヤのサイズはどうなっている？

次にヴィッツとデミオのタイヤサイズも確認します。

★ヴィッツ　前後輪ともに165/70R14

★デミオ　前後輪ともに185/65R15 88S

という数値になっています。

タイヤのインチサイズはデミオの方が大きくなっています。

タイヤが大きくなると走行性能がアップしますが、その反面で乗り心地が悪くなるなどのデメリットもあるので注意です。

どちらもバランスを重視した作りですが、やはりハイブリッドカー設定のあるヴィッツは燃費も考慮されていると考えられます。

ヴィッツと費用面で比較しよう

ヴィッツとデミオのサイズの比較をしてみましたので、次はかかる費用を考えてみましょう。

費用面も車を購入する上では重要なポイントです。

特にヴィッツのようなファミリカーだと、重視する人も多いでしょう。

ヴィッツの燃費は？

では最初に燃費から確認していきます。

★ヴィッツ　リッターあたり21.6km

★デミオ　リッターあたり24.6km

カタログスペックの場合、ヴィッツの方が3km少なくなります。

両者ともに駆動方式はFFで、ガソリン車という条件です。

ちなみに車体重量やサイズはデミオの方が大きいのですが、搭載しているエンジンの差によるものでしょう。

ただ燃費はどこを走るのか、どんな走り方をするのかでも大きく変わってきます。

またヴィッツの場合はハイブリッドモデルがあるのもポイントです。

新車価格も合わせて考えよう

ただ燃費だけでは、費用の比較にはなりません。

そこでヴィッツとデミオの新車価格も目安としてください。

★ヴィッツFMパッケージ　約115万円

★デミオ13C　約135万円

価格は変わるものですが、約20万円もの差がついています。

自動車税や任意保険などもヴィッツの方が安くあがるため、この価格差を燃費の差で埋めていくのは大変です。

結果ファミリカーとして街乗りをする程度なら、ヴィッツの方が有利だと考えられます。

反対にコンパクトカーながらも、走りの性能に期待したいのならデミオの方が有利になるでしょう。

ヴィッツとの外観の違いを知ろう

次にヴィッツのエクステリアとインテリアも比較していきましょう。

エクステリアですが、ヴィッツの場合はどちらかと言えば女性受けしそうな印象があります。

丸っこいボディとカラーリングが豊富で、ファミリカーとして用いやすい形です。

対するデミオは欧州車のような印象が強いデザインになります。

ヴィッツとは違って、男性受けを狙ったものだと言えるでしょう。

ただメーカー全体で、似通ったデザインになっている点は否めません。

インテリアはどう違う

ヴィッツのインテリアから確認します。

引用:https://toyota.jp/vitz/interior/

ヴィッツのインテリアはシンプルにまとまっていて、ほど良く高級感があるのが特徴です。

また小物入れなどの収納スペースが多いのも魅力です。

グレードによって異なりますが、最低でも11カ所も収納スペースがあるのは便利の一言です。

無駄なくスペースを活用できるため、ファミリカーとしては使い勝手が良いインテリアになります。

また空間の使い方がうまく、リアシートのアレンジがきくのもポイントになるでしょう。

シート下の収納スペースなど、とかく乗る人が便利に使えることを前提としたデザインです。

引用:https://www.mazda.co.jp/cars/demio/interior/

デミオの方のインテリアは黒がベースカラーとなっていて、高級感があるのが特徴でしょう。

コンパクトカーは値段を下げるために、インテリアの素材の質感が安っぽくなる傾向にあります。

そうした中、高級感がある作りのデミオのインテリアには一定の評価があるのです。

ただヴィッツのような収納スペースが、少ないのが気になる点です。

男性からすれば受けが良くても、女性層からの受けが悪いというような印象が強いインテリアでしょう。

ヴィッツと運転性能を比較しよう

最後にヴィッツとデミオの運転性能を比較しましょう。

引用:https://toyota.jp/vitz/performance/

ヴィッツの場合、視界がとても開放的で運転しやすいです。

特にサイドミラー部分にある、左右の三角窓が大きいため死角をきちんとフォローしてくれます。

またハンドルが軽く、女性やお年寄りでも運転しやすいでしょう。

先に触れたように小回りもききますので、街乗りをするには十分な性能があると言えます。

ただ同じベーシックグレードで比較した場合は、エンジンパワーがおとりますので登坂性能などは劣ってしまうでしょう。

引用:https://www.mazda.co.jp/cars/demio/driving/

デミオの方も運転のしやすさには定評があります。

またヴィッツと比較すると、ベーシックモデルでもエンジンが大きいため走りに安定感があるのが特徴です。

街乗りでは大きく差がでるわけではありませんが、やはりトルクが必要となる坂道や高速道路ではデミオが有利です。

またガソリン車なのに静粛性があるのもポイントでしょう。

ただタイヤのクッション性が低く、悪路を走った時には乗り心地が悪いとも言えます。

ヴィッツのサイズまとめ

ヴィッツとデミオのサイズを比較してみました。

全体的に見ると、経済性の良さや取り回しの良さはヴィッツに軍配が上がります。

対して走行性能の点では、ヴィッツが譲ってしまう形です。

この差はターゲットにしている層に差があるためだと言えます。

結果としてファミリカーや街乗りに向いているのが、ヴィッツという形です。

キャッチ画像引用:https://toyota.jp/vitz/exterior/