下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!
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コンパクトで比較的安価は外国車SUVが増えてきました。
その中から、米国JEEPの主力SUV「チェロキー」と、英国の誇るプレミアムSUVブランドランドローバーより1番小さな車種「ディスカバリースポーツ」の維持費・燃費・乗り心地などを比較検討し、どっちが買いか調べてみます。
チェロキーってどんなクルマ?
アウトドアSUVの代名詞として君臨し続けているJEEP。
JEEPの中でも扱いやすいサイズで人気なのが、チェロキーです。
引用元:https://www.jeep-japan.com/
2018年10月にマイナーチェンジをされ、現行のスタイルになっています。
JEEPはアメリカの自動車メーカー、クライスラーのSUV部門の名称です。
クライスラーは自動車業界の再編の波に翻弄され、様々なメーカーとのアライアンスや傘下に収まってきましたが、現在はイタリアのフィアット社傘下のブランドとなっています。
チェロキーのグレード構成は3グレード、全てガソリンエンジンです。
- Longitude 2.4L
直列4気筒SOHCエンジン 4,290,000円 - Limited 2.0L
直列4気筒DOHCターボエンジン 4,790,000円 - Trailhawk 2.0L
直列4気筒DOHCターボエンジン 4,840,000円
3グレードとも400万円台で購入できる価格構成です。
エントリーグレードの2.4Lに比較して、2.0Lのターボエンジンは新しく、出力・トルクともに大幅に向上しているエンジンになります。
乗車定員は5名。
Trailhawkは、オーバーフェンダーやオフロードサスペンションなどを装着した本格的なオフロードモデルとなりますので、比較対象としては売れ筋グレードのLimitedを使用します。
ランドローバーディスカバリースポーツとは?
英国王室御用達のプレミアムSUVブランドランドローバーの小型SUVです。
引用元:https://www.landrover.co.jp/
こちらも現在はインドのタタ・モータースの傘下にあり、英国ジャガーと一緒にジャガー・ランドローバーグループを形成しています。
ディスカバリースポーツはランドローバー車のラインナップの中で一番小さく安価なモデルとなり、2015年から日本に導入されています。
それまで最小のランドローバーとして販売されていたフリーランダー2の後継車種として販売されています。
グレードは5グレードを展開、2種類のエンジンが用意されています。
- PURE ガソリン:4,430,000円、ディーゼル:4,730,000円
- SE ガソリン:5,130,000円、ディーゼル:5,430,000円
- HSE ガソリン:6,130,000円、ディーゼル:6,430,000円
- HSE LUXURY ガソリン:7,330,000円、ディーゼル:7,630,000円
- LANDMARK ディーゼル:5,930,000円
なんとエントリーグレードからハイグレードまでの価格差が同じディーゼンルエンジンでありながら290万円もあるところが、プレミアムブランドであるランドローバーの特徴かもしれません。
内装などの豪華さで大きな価格上昇があるということです。
そしてディスカバリーという名のもと、オプションの3列目シートを導入することにより、7人乗りが選択できます。
今回は比較検討のグレードとして売れ筋のSEガソリン車を採用したいと思います。
チェロキーとランドローバーディスカバリースポーツのサイズ比較 どっちが大きい??
■チェロキーのサイズ
全長4665mm×全幅1860mm×全高1725mm
引用元:https://www.jeep-japan.com/
■ディスカバリースポーツのサイズ
全長4610mm×全幅1895mm×全高1725mm
引用元:https://www.landrover.co.jp/
高さは全く一緒で、ディスカバリースポーツが幅が広く、短いということになります。
他車ですと、BMW X3やメルセデス・ベンツGLCと同じくらいの大きさで、日本国内では扱いやすいサイズということになるでしょう。
住宅地の狭い道などでは、35mm幅の狭いチェロキーのほうが、他車とのすれ違いなどで取り回しはしやすいかも知れません。
デザインを見てみると寸法通り、チェロキーは伸びやか、ディスカバリースポーツは塊感のあるデザインです。
チェロキーとランドローバーディスカバリースポーツ 燃費はどっちが優秀?
カタログ燃費の比較をしてみます。
両車ともにJC08モードでの記載です。
チェロキー Limited:10.4km/L
引用元:https://www.jeep-japan.com/
ディスカバリースポーツ SE ガソリン:10.2km/L
引用元:https://www.landrover.co.jp/
ほぼ互角と言って良いでしょう。
この車体で、10km/Lを超える燃費を記録しているのは中々優秀ではないかと思います。
両者ともに現代のクルマらしく9速のオートマチックトランスミッション(9AT)を採用していますので、適切なギアの選択を常時していることで燃費の向上に繋げているようです。
アメリカ車のエンジンはレギュラーで大丈夫というのが多いのは、ありがたいことです。
今回はガソリンエンジンで比較しましたが、ディスカバリースポーツは、ディーゼルエンジン(14.4km/L)が選択できるということ忘れてはいけません。
約4割の燃費性能の向上、ハイオクガソリンから軽油ということで比較すると15%以上費用が安いので、維持費としての燃費性能を重視される方はディーゼルを選択しましょう。
チェロキーとランドローバーディスカバリースポーツ 維持費の比較検討!どっちが経済的か?
燃料費(ガソリン代)については、ほぼ変わらないと考えて良いでしょう。
両者のガソリン車を比較した場合その差はありません。
引用元:https://www.jeep-japan.com/
しかし、ガソリンエンジンの燃費についてのアドバンテージを持っているのはチェロキーです。
ガソリンの種類がレギュラーでいいんです!
これだけで1割近くの燃料費節約となりますね。
自動車を維持していく上で、かなりの費用負担となるのが修理関連の費用です。
新車保証内容は大きく変わりません。
3年間のメーカー保証をはじめ、トラブル時のレッカー対応、4年目以降の保証延長プログラムなど、外国車を乗ることに対しての安心感を提供するプログラムが、両社ともしっかり用意されています。
3年の保証にはそれぞれ、走行距離の制限があります。
引用元:https://www.landrover.co.jp/
- ディスカバリースポーツ(ランドローバー):10万km
- チェロキー(JEEP):6万km
登録から3年もしくは上記の走行距離に達するいずれか早い方が適用されます。
ディスカバリースポーツの方が許容してくれる距離が長いのですが、チェロキーでも年間の走行距離が2万km以内でしたら、大きな維持費の差には繋がりません。
ご自身の年間走行距離を考慮していただき、3年で6万kmを超える場合には、少々気をつけたほうが良いと思います。
ちょっとした故障でも高額な修理費用がかかってしまうのが外国車です。(国産車でも工賃は高騰していますが。)
保証期間での修理がしっかりできることは重要です。
もう一つ、トラブル時の対応で気になるところは全国のディーラー網の充実です。
故障や事故は自宅近くだけで起こるわけではありませんので、全国の窓口がしっかりしているかということは安心感に繋がりますし、ご自身の活動範囲にディーラーがあるかということは維持費にもつながってきます。
ちょっとした不具合の相談に行くにも、ディーラーが遠いと燃料費もかかりますし、時間も使うことになりますので。
- ランドローバーのディーラー数:47
- クライスラー・JEEPのディーラー数:75
引用元:https://www.jeep-japan.com/
数だけでは評価しにくいのですが、ご購入の際には、ご自身のよく行く先々にディーラがあるのかチェックしてみても良いかも知れません。
やっぱり重要なのは乗り心地です!
どちらのメーカーも「ふるさと」はオフロードですので、悪路走破性は高い性能を示します。
ちょっとした悪路を走っていて楽しいクルマに仕上がっています。
更にオンロードでも高い静粛性を手に入れていますので、街なかでも山の中でもしっかり走れるということは共通しています。
引用元:https://www.landrover.co.jp/
ディスカバリースポーツはランドローバーの長い歴史が培ってきたハンドリングが受け継がれていて、不要な振動や路面からのキックバックが無く、設置感のしっかりしている乗り心地です。
対するチェロキーは、ゆったりとしていて、しっかりと足が動き、安心感の高い乗り心地を感じます。
ゆったりと長い距離を高速で移動するならチェロキー、山坂道のカーブでも楽しめるのがディスカバリースポーツという感じでしょうか。
サイズも価格感もほぼ一緒の両車ですが、7人乗りを選べたり、ディーゼルエンジンが有るディスカバリースポーツに選択の幅というメリットを感じます。
しかしチェロキーのゆったりとした内装や乗り心地も捨てがたい。
ディスカバリースポーツは2015年デビューですので、そろそろマイナーチェンジかなという噂もありますのでご購入の際には新型の情報も集めてみたほうが良いでしょう。