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2016年に2代目として登場したホンダのNSXに新モデル登場の噂。
その中のひとつとしてオープンカー仕様である「スパイダー」が登場するのでは?という話も聞かれるようになりました。
はたしてこのNSXスパイダーは開発されているのか?現時点で分かっている事をまとめてみました。
新型「NSXスパイダー」とは?
引用:https://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/performance/driving/
NSXスパイダーというのは、2代目NSXにおいて登場するのでは?と言われている、オープンカー仕様の事。
ちなみにスパイダーというのは、オープンカーの中でも低姿勢に構えた蜘蛛のイメージから付けられたボディスタイルによるところの名称です。
現在のところコレに該当する車両に関して、ホンダからの正式なアナウンスなどは無く、あくまで各種メディアなどにおける予想や想像上の車両になります。
ただ「火の無い所に煙は立たぬ」という諺があるように、全く根拠が無いわけではありません。
NSXスパイダーという想像を掻き立てるには、それなりの理由があるのです。
初代NSXにおける「type T」の存在
過去のホンダのオープンカーといえばS2000を思い浮かべる方も多いかと思います。
しかし実は初代NSXにもオープンカー仕様と言うのが実際に存在していました。
それがタルガトップ仕様の「NSX type T」です。
ルーフは人の手によって外し、シート後方にあるリアガラス下に設けられたスペースに格納する事ができました。
1990年に登場した初代NSXにオープン仕様のtype Tが追加されたのは、1995年のマイナーチェンジのタイミングでした。
映画内における2代目NSXに近いモデル「アキュラ製コンバーチブルスポーツカー」の存在
現行の2代目NSXに近いモデルでのオープンカーとして、2012年公開の映画「ジ・アベンジャーズ」内に登場した車両があります。
これは劇中でトニー・スターク(=アイアンマン)が運転する「アキュラ製コンバーチブルスポーツカー」と言われるもの。
この映画にはホンダが車両提供を行っており、ベースには初代NSXが使われ北米における高級車ブランドであるアキュラのエンブレムが付いています。
中身こそ初代NSXですが、デザインとしては当時の「NSXコンセプト」に近い物に仕上げてあり、実際に走った車両としてはNSXスパイダーのイメージに最も近いモデルだと思います。
NSXをオープンカーにする故のデメリット
引用:https://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/styling/design/
NSXスパイダーの噂は出るものの、メーカーであるホンダからは具体的な情報は出ていません。
そもそもホンダにとって新型オープンカーを出す事にメリットはあるのでしょうか?
我々ユーザーからすればオープンカーというのはカッコイイですし話題にはなりますが、そのユーザーの中からオーナーになるのはごく一部で、これはS660でもそうでした。
話題にはなるのですが、どうしても普段の使い勝手の悪さ故に売れない…というのがスポーツカーであり、その中でもオープンカーの需要と言うのは更に低いわけです。
オープンカーは実際の性能で言えば、空力特性的には不利であり、構造上の強度不足になる分に補強が必要で重量もかさみます。
NSXのオープンカー化の問題
引用:https://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/interior/cabin/
NSXはミッドシップレイアウトであり、エンジンが座席の後部にあります。
これはルーフを格納する場所のそばにエンジンがあると言う意味にもなり、格納するルーフやそれを動かすパーツが物理的に干渉しないのか?という問題もあります。
しかし仮にNSXがオープンカー化することを前提でデザインされていればその心配は無いと思います。
引用:https://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/performance/driving/
NSXはハイブリッドカーでもあり、そのエコカーとしてのイメージというのも重要です。
しかしこれはNSXスパイダーとなる過程で、オープンカーの持つ空力や重量面でのデメリットで相殺されてしまい、NSXとしてのイメージを損なう可能性もあります。
ホンダの新型スポーツカーやオープンカーの構想は?
とはいえホンダによる新型スポーツカーないしオープンカーの構想が、全くのゼロというわけではないようです。
2017年の東京モーターショーでは「スポーツEVコンセプト」という電気自動車のスポーツカーというのも発表されました。
また2019年のジュネーブモーターショーにおいて「Honda e」として披露され、2019年後半に生産開始予定とされています。
そのHonda eでは走りの楽しさも意識され、スポーツEVコンセプトの考えも継承されています。
引用:https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/webcatalog/styling/design/
一方で米国や欧州では「ZSX」という名称で商標登録がなされた物がありました。
これは「S2000の後継機」「baby NSX」ともされていたオープンカーだったのですが、こちらはアキュラの関係者より「ZSXは登場する事はないだろう」とメディアに語られています。
理由としては「2シーターのスポーツカー」の需要の低さで、同じスポーツカーでも4ドアのシビックやSUVの方が高いニーズがあるとされているためです。
新型NSXスパイダー開発の決め手は「電力化に伴うエコ」化
引用:https://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/performance/driving/
近い将来において新車販売は電気自動車のみに規制するという、本格的な電気自動車導入の流れが進んでいます。
ホンダとしては電気自動車の開発に力を注ぎたいと考えるのは自然な事で、2025年までに欧州で販売する車両はハイブリッドもしくは電気自動車とすることを目指しています。
NSXもハイブリッド車なので、この流れの枠組みには入っているわけです。
しかしこれは先にも述べたとおり、エコカーとオープンカーは相反するもの。
NSXをNSXスパイダーとするというのは、エコカーを追求する流れとは正反対になってしまい、その事が開発をする事を考える上での懸念材料となっているのではないでしょうか。
「NSX type R」の噂
引用:https://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/performance/driving/
一方でNSXの新型モデルとしてtype Rの噂もあります。
こちらは性能を重視しており、必ずしもハイブリッド車とはならないのではないかという予想もあります。
ハイブリッドシステムというのはバッテリー等で結構な重量がありますので、あえて取り払う事で軽量化を狙うと言う考え方です。
もし仮にホンダがtype Rがエコなハイブリッドに拘らず、性能を追求したモデルとしてtype Rを登場させるという判断ができるのであれば、それと同様にNSXスパイダーというスタイルも許容されるのではないでしょうか。
新型NSXスパイダーの新しい情報は「東京モーターショー」で発表されるか
NSXはホンダのフラグシップモデルなので、各種モーターショーにおいてホンダの顔となる存在です。
そのホンダの顔としてモーターショーにおいて、何かしらのアナウンスがされる可能性は十分にあるわけです。
2019年内に何かしらの情報が出るとすれば、同年に開催される第46回 東京モーターショーの可能性も。
ワールドプレミアを迎える前には、非公式ながらリーク情報などが増える事も考えられます。
NSXスパイダーの価値
引用:https://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/styling/design
結局のところ現時点ではNSXスパイダーの有力情報は少なく、実際に開発が進んでいるかは怪しいと言えます。
そもそもNSXと言うのは数千台 数万台と言うような台数が売れる事が望まれている車種ではなく、ホンダの広告塔として知名度を高めてくれる事を期待された会社の顔なわけです。
その会社の顔とも言えるNSXに対して、情報を制限してリークしないようにすることは考えられますが、いつまでもノーコメントというのを貫き続けるというのは難しいです。
話題性が命とも言える車種ですから、ホンダが適切だと考えた時期に何かしらの動きが見られるはずです。
その話題性という点ではNSXスパイダーというのは十分話題になっていますし、NSXスパイダーに対する期待などのユーザーの声も聞き出せているわけで、実態がないにもかかわらず既に一定の成功を収めているというそれだけで価値がある車だと思います。
アイキャッチ画像引用:https://www.honda.co.jp/NSX/common/image_common/ogimage.jpg