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NSXはホンダの高級スポーツカーとして注目を集めています。
2017年に開催された、東京および名古屋モータショーではホンダブースで車両展示され、車好きの視線を集めています。
本記事ではNSXの維持費について保険・車検・税金・燃費の側面から説明します。
NSXってどんな車なの?
引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Honda,_Paris_Motor_Show_2018,_Paris_(1Y7A1625).jpg
Matti Blume [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)]
1990年9月にNSXの初期型であるNA1を発売しています。
当時はスポーツカーの象徴でもあるリトラクタブルヘッドライトが特徴的で人気を博しています。
エンジンはV型6気筒 C型3.0LのC30A VTEC(Variable valve Timing and lift Electronic Control system)エンジンを搭載しています。
最高出力はNA(自然吸気)ながら280馬力を発揮します。
オールアルミモノコックボディの採用などで当時の自動車業界に大きな影響を与えています。
地を這うようなスタイリングは他社のスポーツカーとは違い、多くのスポーツカー好きや車好きの心を魅了しています。
引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Honda_NSX.jpg
Brian Snelson [CC BY 2.0 (https://creativecommons.org/licenses/by/2.0)]
そして1997年2月にマイナーチェンジをしています。
エンジンが3LのC30Aから3.2LのC32Bに変更になります。
他には6速MT(マニュアルトランスミッション)を搭載しています。
C32Bを搭載しているのがNA2で、C30Aを搭載しているのがNA1です。
ベースモデルの他に、快適装備を残したスポーツ志向の強いtypeSやtypeS zeroのグレードがあり、NA1 typeRとの差別化を図っています。
映画「ワイルドスピード」でも使用されています。
引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Honda_NSX_Type_R_in_the_Honda_collection.jpg
韋駄天狗 [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)]
2001年12月には2度目のマイナーチェンジをしています。
マイナーチェンジではヘッドライトの固定化や各エアロパーツの変更、灯火類の変更が実施されています。
2002年5月にはNSXとして2代目となるtypeRを発売しています。
2005年にはその年から始まるスーパーGTのホモロゲーション取得のためだけに作られたNSX-GT(参考価格5000万円)を5台限定で販売しました。
https://twitter.com/MottiyyFD2/status/1087721373911449601
2016年8月25日に新型NSXを発売しています。
生産はホンダの高級車メーカーに当たるアメリカのACURA(アキュラ)で行われており、日本国内向けの生産台数は100台とされています。
諸外国の高級スポーツカーに対抗するため、プレミアムスポーツカーとして生まれ変わった新型NSXです。
現在までで全世界で累計1900台販売され、そのうち1000台はアメリカで販売されています。
引用:https://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/type/type/
車両の名前の由来は新時代のスーパースポーツ体験(New Sports eXperience)からきています。
ホンダが生産・販売する2シータのハイブリッドスポーツカーです。
上記画像は1990年から2006年まで発売されていたNSXの2代目で、日本では2017年2月27日から発売され、価格は2370万円(税込)でホンダの中では過去最高額を記録しています。
2016年12月、ハイブリッドスポーツカーの完成度の高さが評価され、日本カーオフザイヤー(実行委員会特別賞)を受賞しています。
NSXの2代目の特徴としては、日産のGT-Rと同様にナビを連動してリミッタを解除できる機能があり、300km/h以上の走行が可能です。
ハイブリッドシステムSPORT HYBRID SH-AWD(四輪駆動)を採用し、リチウムイオン電池を72個、モーターを3基搭載しています。
モーターはエンジンアシストするダイレクトドライブモーター1基と前輪を左右独立で駆動するツインモーターユニット2基から構成されており、モーターの力がダイレクトにエンジンに伝達されます。
これに伴い、エンジンとモーターの力で走りをサポートしており、エンジンだけのスポーツカーでは実現できない加速が味わえます。
出力はエンジンが507馬力、ドライブモーターが48馬力、前輪のモーターがそれぞれ37馬力で、システム最高出力は581馬力を発揮します。
ボディサイズは全長4,490mm、全幅1,940mm、高さ1,215mmです。
先代モデルと比較してみると、全長は40mm、全幅は130mm、全高は45mmそれぞれ拡大しています。
エンジンは3.5LのV型6気筒直噴DOHCツインターボエンジンを搭載しています。
車重1800kgであるがハイブリッドシステムを搭載しており、燃費12.4km/Lと低燃費であります。
下図でもわかるように、車の中心に近いところへ主要な部品やシステムを集中させています。
引用:https://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/interior/cabin/
理想的な前後の重量配分は操縦安定性向上に大きく寄与するようにできています。
また、衝突安全性能を向上させるために、シャーシーフレームにスペースフレームを採用しています。
これは、前面衝突時に前方のスペースフレーム部が連続的につぶれるように変形して衝突の際のエネルギーを吸収します。
結果としてキャビンへの衝突エネルギー伝達を最小にする機能を有しています。
一方、後面衝突時には後方のスペースフレーム部が衝撃を吸収しながら2点の強固なアブレーション鋳造接合部が衝撃を受け止めます。
さらに衝突エネルギーを後方のスペースフレームに伝達するようにできています。
衝突エネルギーを効率良く分散することで後面衝突の衝撃を受け止めるとともに、後方のパワーユニットが前方に移動しないように構成されています。
さらにスポーツカーにはない安全性能も有しています。
例えばタイヤ空気圧警報システムです。
マルチインフォメーション・ディスプレーにて各輪の空気圧を確認することができ、空気圧が低下した際は車輪位置とともに警告を表示できるシステムになっています。
高速走行をするスポーツカーにとってはとても便利な機能であると思います。
NSXの維持費について
ここではNSXを所有するにあたってかかる、保険・税金・車検・燃費についてご説明します。
NSXの維持費・自動車保険料について
現行の新型NSXの自動車保険料についてご説明します。
NSXの自動車保険料はどれくらいかかるのかをインターネット通販型自動車保険のソニー損保で試算してみます。
なお試算対象は男性(30歳)とし、下表の条件をもとにしています。
その結果、145950円と試算されます。
ただし、保険料は年齢や等級、保険会社によって異なるので上記はあくまで参考値として示しています。
正確な保険料については所有者が保険会社に見積もりをとって把握する必要があります。
NSXの維持費・自動車の各種税金について
現行の新型 NSXの自動車の各種税金についてご説明します。
自動車税は排気量が3.5Lなので年間58000円かかります。
エコカー減税については排出ガス基準を満足しておらず、適用外となります。
よって自動車税については年間で58000円かかります。
NSXの維持費・車検の費用について
現行の新型 NSXの車検の費用についてご説明します。
ディーラーで車検を実施した場合にかかる費用を下表に整理します。
よってディーラーで車検を実施した場合は111740円かかります。
ちなみにディーラーでの車検では車の構造や機能を知り尽くしたプロのテクニカルスタッフが行うので、念入りに時間をかけて丁寧に実施してくれます。
さらには最新鋭の機器や設備での検査が期待できます。
その他、カー用品店(オートバックスやイエローハットなど)や街の自動車整備工場で実施した場合は店舗によって上記の金額よりも多少前後します。
ディーラー以外で車検を行うと短時間で安く行うことができます。
ただ欠点として検査精度がディーラーよりも劣ります。
NSXの維持費・燃費について
現行の新型 NSXの燃費についてご説明します。
NSXはリチウムイオン電池やモーターを搭載するハイブリッドスポーツカーです。
平成27年度の燃費基準+10%達成車となっており、JC08モード燃費で12.4km/Lを記録しています。
スポーツカーとしてはとても低燃費だといえます。
NSXのユーザー情報によると街乗りでは実燃費8.0~10.0km/Lで、高速道路では実燃費12.0km/Lを記録しています。
ここでNSXのガソリン代を試算してみます。
燃料はハイオクで、タンク容量は59Lです。
年間のガソリン代は74880円と計算できます。
満タン給油した場合は7670円かかります。
上記は実燃費をカタログ数値の70%とし、ガソリン代はハイオク130円/L、年間走行距離5000kmで資産した結果を示します。
ちなみに同じ高級スポーツカーである日産のGTRについて同じ条件で計算してみると、年間のガソリン代は108290円かかります。
GTRのJC08モード燃費は8.8km/Lです。
両者を 比較するとNSXの方が年間で約3万円も安いことが分かります。
この差はハイブリッドカーであることが大きな要因となっています。
NSXの維持費をまとめた結果は?
先に挙げた保険・税金・車検代・燃費をまとめると大体の総額が以下のようになります。
維持費は自動車保険料+税金+車検+燃費(ガソリン代)に加えた費用になります。
よって145950円+58000円+55870円+74880円となり、合計334700円となります。
なお車検は2年に一度なので半額の値で計算しています。
上記に加えて、その他消耗品(オイル・ワイパー・オイル交換)や駐車場代も考慮すると大体40万円程度になると予想されます。
高級スポーツカーであるがゆえに維持費もかなり高額になります。
これだけ高額な維持費を払える人(例えば会社経営者や役員、医師など高収入な人など)が限られてくると思われます。
ただ、スポーツカー好きとしては一度は試乗してみたいと感じる、魅力あるクルマだと思います。
アイキャッチ画像引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Honda_NSX_(37908243171).jpg
More Cars from Berlin, Germany [CC BY 2.0 (https://creativecommons.org/licenses/by/2.0)]