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2018年に登場して、北米で成功をおさめた5代目となる、トヨタ・新型RAV4ですが、2019年4月10日より日本でも販売が始まりましたが、早くも注目と人気を集めています。
そして、クロスオーバー系SUVの新型RAV4が日本に登場するよりも1年以上も早い2017年12月、日本国内で販売を開始したマツダの最上級SUVに君臨するCX-8もまた、人気を誇るSUVの一つです。
両車人気SUVの比較対決をご覧ください。
新型RAV4とCX-8を比較対決!/乗り心地
価格.COMサイトでは、新型RAV4は販売開始間もない状況でも23人がレビューを投稿していて、CX-8は175人が投稿しています。
では、詳細について見てみましょう。
新型RAV4の乗り心地
引用:https://toyota.jp/rav4/index_a.html
・段差の衝撃も少なく、横揺れも気になりませんでした。(評価:4)
・SUVとしては合格点ですが、昨今のSUV人気の中では普通です。(評価:3)
・良くも悪くも普通。(評価:3)
乗り心地に対する新型RAV4の得点評価は5点満中で4.07点で、平均的とされる4.05点並みという評価を得ています。
新型RAV4の乗り心地について、5点評価を掲げる人もいるのですが、最近のSUV車は各メーカーでも力を入れている中で、特に可もなく不可もなく、普通の乗り心地とする3点の評価を掲げる人が多くみられるのが原因でしょう。
CX-8の乗り心地
引用:https://www.mazda.co.jp/purchase/estimate/
・室内はとても静かで高級感を常に感じる事が出来ます。(評価:5)
・3列目のシートの乗り心地が一番よかった。スペースも広く、乗り降りしやすいです。(評価:4)
・ 素晴らしい接地感、素晴らしい乗り心地です。(評価:4)
一方のCX-8の乗り心地となると、得点評価は4.73点(5点満点)で、新型RAV4に比べれば、明らかに高い評価を得ています。
CX-8の乗り心地について4点から5点の評価を与える人が多く、3列シートの乗り心地の良さや、欧州SUVに劣らない乗り心地、ゆっくりでも低回転域からの力強いトルク、コーナーの安定性など、CX-8を高く評価する声が多く見られます。
乗り心地対決は、マツダ・CX-8の圧勝です。
新型RAV4とCX-8を比較対決!/サイズ
新型RAV4とCX-8のサイズを比較する上で、外観サイズと室内サイズの双方を比較しました。
早速、ご覧ください。
新型RAV4とCX-8の外観サイズ
全長ではCX-8が300mm(=30cm)程度も長いことが分かりますが、全幅は新型RAV4がCX-8よりも15mm~25mm大きく、全高はCX-8の方が40mm~45mm高いのですが、最低地上高は同等の200mm程度で、小回りも同等だということが分かります。
では、室内サイズについてご覧ください。
新型RAV4とCX-8の室内サイズ
両車を比較して、室内長が新型RAV4よりも、CX-8のほうが800mm(=80cm)も長く、一見すると間違い?かと勘違いするほど、驚異的な室内長の数字の差が見られます。
新型RAV4は現在のところ2列シートのみの設定ですが、3列シートを標準搭載したCX-8が、余裕の室内空間を装備していることが一目瞭然でわかる結果となります。
サイズ比較は、外観サイズ以上に室内空間が広い!CX-8に軍配が上がります。
新型RAV4とCX-8を比較対決!/維持費
新型RAV4とCX-8の維持費を比較する上で、まずは両車の排気量とパワーレンジをご確認下さい。
新型RAV4は2.0LのNAエンジンと2.5LのHybridエンジンの2種類で、シンプルなエンジングレードです。
一方のCX-8は3種類ですが、2.5LのNAエンジンかターボエンジン、あるいは2.2Lのクリーンディーゼルかで、こちらもシンプルなグレードと言えるでしょう。
新型RAV4は税込み価格260万円代の2.0Lモデルは魅力的ですが、並べてみるとパワーレンジに不安要素が残ります。
維持費を考える上で、毎年支払いが発生する自動車税と、購入時(3年分)に負担がかかる重量税についてご覧下さい。
新型RAV4とCX-8の自動車税
自動車税は排気量で決まりますから、下記の通りとなります。
●新型RAV4/排気量2.0L NAガソリンエンジンモデル
・3万9,500円/年
●新型RAV4/排気量2.5LガソリンHibridエンジンモデル
●CX-8/排気量2.5L NAガソリンエンジンモデル、ガソリンターボエンジンモデル、及び2.2Lクリーンディーゼルエンジンモデル
・4万5,000円/年
※新型RAV4の2.5LガソリンHibridエンジンモデル、及びCX-8の2.2Lクリーンディーゼルエンジンモデルに限っては、翌年の自動車税は3万3,500円(クリーン化特例、概ね75%達成)・・・ただし、2019年9月30日までに登録が必要です。
新型RAV4とCX-8の自動車重量税
自動車税と同様に重量税についても、新型RAV4の2.5LHybridモデルと、CX-8の2.2Lクリーンディーゼルモデルには、100%免税や減税による0円が際立ちます。
税金に関するスペックはどちらも同じようですから、次に燃費について見てみましょう。
新型RAV4とCX-8を比較対決!/燃費
まずは、両車の燃費性能比較一覧をご覧下さい。
新型RAV4とCX-8の燃費比較一覧
次に両車の燃費比較一覧を、コストに換算したものをご覧下さい。
新型RAV4とCX-8の燃費比較一覧/コスト換算
条件:年間12,000㎞走行、レギュラーガソリン135円/L、軽油125円/Lにて換算
同じ条件下でも、新型RAV4の優れた低燃費が見てわかりますが、Hybridモデルの年間7万円代の驚異の燃費性能は群を抜いて優秀です。
燃費の比較対決では、新型RAV4の勝ちです!
新型RAV4とCX-8を比較対決!/年間維持費
新型RAV4とCX-8の年間維持費を算出しました!
比較の為に選出したモデルは次の通りで、標準色でナビもオーディオも無い、最低乗り出し価格での比較です!
①ガソリンNAモデル
●新型RAV4(2WD):税込み販売価格260万8,200円(排気量2.0L)
●新型RAV4(4WD):税込み販売価格283万5,000円(排気量2.0L)
●CX-8(2WD):税込み販売価格283万5,000円(排気量2.5L)
②ガソリンHybrid2.5Lモデルと、クリーンディーゼル2.2Lモデル比較
●新型RAV4(E-Four)Hybrid X:税込み販売価格345万600円(排気量2.5L)
●CX-8(4WD)XD:税込み販売価格360万7,200円(排気量2.2L)
では、最低乗り出し価格での比較一覧をご覧下さい。
①新型RAV4とCX-8/ガソリンモデルの乗り出し価格と維持費
次に、5年ローン支払いに、自動車税、燃料費、自賠責保険料を含めた年間維持費をご覧下さい。
※車検費用、オイル交換費用、任意保険料、その他タイヤやブレーキパッドなどの消耗パーツは含みません。
ガソリンモデルの2WD仕様では、新型RAV4とCX-8の年間維持費はほぼ同等に思われます。
では、Hybridとクリーンディーゼルについても見てみましょう。
②新型RAV4とCX-8/Hybridとクリーンディーゼルの乗り出し価格と維持費
新型RAV4のガソリンHybridモデルと、CX-8のクリーンディーゼルモデルの乗り出し価格一覧をご覧下さい。
では、5年ローン支払いに自動車税、燃料費、自賠責保険料を含む年間維持費をご覧下さい。ただし、ガソリンモデル同様に、車検費用、オイル交換費用、任意保険料、その他タイヤやブレーキパッドなどの消耗パーツは含みません。
新型RAV4のガソリンHybridモデルと、CX-8のクリーンディーゼルモデルでは、最低乗り出し価格の年間維持費で、10万円以上も差が出ることが分かりました。
新型RAV4とCX-8を比較対決!/結果
では、比較対決の結果をまとめます。
乗り心地:圧倒的な評価でCX-8に1勝
サイズ:外観サイズ以上に室内サイズが広いCX-8に1勝
燃費:Hybridの驚異の低燃費性能を評価して、新型RAV4に1勝
維持費:トータルコストでわずかに優れるガソリンモデルの乗り出し価格、Hybridモデルの乗り出し価格では10万円以上の差を魅せた新型RAV4に1勝
比較対決の最終結果は2勝2敗で、新型RAV4とCX-8は引き分けと言えるのですが、年間維持費での価格差で、新型RAV4の方が購入し易い様子が伺えます。
一方で、マツダのSUVではCX-8が最上級とうたう乗り心地スペックとGベクタリング性能、ユーザーから好評価を得ているi-ACTIVの4WD性能、そして世界基準での高い安全性能を手にしようと望むのであれば、400万円前後でクリーンディーゼルを搭載したCX-8の仕上がりには納得のコストパーフォーマンスで、むしろお買い得とも感じられることでしょう。
マツダが社運を賭けたCX-8の強豪に肩を並べるために、後発だからこそコスト評価が大きく影響するわけで、トヨタはコストパフォーマンスで勝負せざるを得ないのが新型RAV4だと言えるでしょう。
それでも北米だけでなく、日本国内においても、トヨタが完成させた低燃費SUVの新型RAV4の評価と人気は、賛否両論をもたらすほどに、さすが!世界のトヨタ!というブランドの大きさが物語ります。
関連記事:新型RAV4とCX-5を比較対決!どっちが乗り心地?サイズ?維持費?燃費が良い?
アイキャッチ画像引用:https://.jp/rav4/index_a.html