CX-8とボルボXC60を徹底比較!どっちが買い? 維持費、燃費、乗り心地などを検証!

国産高級SUVの雄として高い人気を誇るマツダ・CX-8ですが、日本車ではまだ少ない高級SUVも輸入車ではたくさんの車種があります。

今回は2018年の日本カーオブザイヤーとワールドカーオブザイヤーのW受賞となった、ボルボ・XC60と比較し、それぞれの魅力を分析していきます。

CX-8とボルボXC60、ライバル対決!

まず両車の概要をまとめてみました。

マツダ・CX-8

引用:https://www.mazda.co.jp

マツダの最上位SUVであり、3列シートを有し、国内では最大級のサイズになります。

2列シートのCX-5の派生のように思われがちですが、海外向けの3列シートSUVであるCX-9の幅を狭くしたもので、そのせいかゆとりある空間を実現しています。

発売当初はディーゼルターボエンジンのみでしたが、ガソリンターボ、ガソリンを追加し、国内屈指の高級SUVとして好調な売れ行きです。

ボルボ・XC60

引用:https://www.volvocars.com/jp

ボルボの中核SUVであり、日本カー・オブ・ザ・イヤーやワールド・カー・オブ・ザ・イヤーなど、世界中で様々な賞を受け、話題になりました。

ガソリンターボやディーゼルターボだけでなくPHEVもラインナップし、ドイツ系の高級車とは異なる、独自の世界観を作り上げています。

CX-8とXC60の比較

CX-8は3列シート、XC60は2列シートであり、本来はCX-5と比較するべきところですが、XC60はCXシリーズに比べるとかなり高価であり、すこしでも価格差を縮めるためCX-8と比較することになりました。

なのでCX-8は最上級のXD L PackageのAWDを、XC60は普及グレードのMomentumのディーゼルを選びました(XC60は全車AWD)。

CX-8に比べて、XC60は短く、低く、幅広いですね。

デザインの好き嫌いは人それぞれですが、XC60はどっしりと腰が据わった印象があるのに対して、CX-8は街中でも大きな存在感があり、ボディが浮いて見える(特に白)感じで、好みが分かれるかもしれません。

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それにしてもこの価格差は圧倒的で、およそ200万円になります。

ボルボは現在中国資本の傘下にありますが、開発などは従来通りに行っているようで、全ラインナップで商品力を大幅に向上させています。

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しかし、ドイツのプレミアムカーに負けない価格で売り出していくなら、それだけのブランド力と車自体の圧倒的な魅力がないと、日本国内では苦戦するでしょう。

個人的にはメーカーは変わったものの、メーカーの営業体制や輸入ディーラーが旧態依然なのではないかと考えています。

CX-8とボルボXC60、維持費の比較

気になる両者の維持費を購入時とそれ以降に分けて比較してみます。

購入時

※　納車費用、車庫証明取得費用などは計算外としています。

両車ともエコカー減税の対象車であり、取得税と重量税は免除されており、他の費用もほぼ変わらないですね。

維持費（1年分）

※　ガソリン代は年間走行距離10,000㎞、140円/Lで計算しています。

※　タイヤ、オイル、バッテリーなどの消耗品は計算外です。

XC60が年間10,000円ほど有利ですが、両車ともほぼ互角で20,000円/月というところですね。

CX-8とボルボXC60、燃費、実燃費は?

両車の走りについて比べてみましょう。

動力性能の比較

両車ともディーゼルターボで、CX-8の方が排気量で200ccほど有利ですが、馬力は変わりません。

その代りトルクはCX-8がXC60を10%以上上回り、中低速でトルクの厚さをいかんなく発揮します。

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XC60も十分なパワーですが、欧州の高速環境に対応しているためなのか、どちらかと言えばCX-8に比べて高速で活発になるようです。

いずれにせよ十分なパワーで、高級SUVらしさを発揮しています。

燃費の比較

両車ともカタログ燃費通りのイメージではないでしょうか。

動力性能と同じく、CX-8は市街地で優り、XC60は高速で有利でした。

およそ2トンの車がこの燃費で走ることに驚異すら感じますね。

CX-8とボルボXC60、乗り心地比較!

ハンドリングや乗り心地ですが、どちらも安定感を前面に出したもので、高級車にふさわしいものとなっています。

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ホイールベースが短い分だけXC60が軽快に曲がりそうなものですが、CX-8はG-ベクタリングコントロールのおかげなのか、大きな車体がカーブでもピタリと決まるので、軽快感では負けていません。

これまた良い勝負というところでしょうか。

CX-8とボルボXC60の比較まとめ

がっぷり四つの良い勝負になった両車の比較ですが、おすすめなのはCX-8です。

なぜなら、性能的にこれほど近似しているのに、価格が200万円も安いからです。

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維持費が年間24万円程度なので、タイヤやオイル、バッテリーなどの消耗品を含めても、XC60の価格なら、CX-8は7年ぐらい維持費0円で乗れる計算になります。

XC60にも北欧テイストの内外装など、見るべきところは沢山ありますが、CX-8のコストパフォーマンスにはかなわないようですね。

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しかも、CX-5とCX-8は次期モデルではFRベースとなり、6気筒ディーゼルも搭載されるので、圧倒的な商品力をXC60より安く提供することになります。

現状では商品としては良い勝負でも、次期CXシリーズにバトンタッチしたら、XC60はかなり苦しい立場になるのではないでしょうか。

もちろん、オーナーさんの好みが一番大切なので、両車とも是非試乗して確認してくださいね。

アイキャッチ画像引用:https://www.mazda.co.jp & https://www.volvocars.com/jp