プリウスとヴェゼルを比較!維持費や燃費はどっちがいい?乗り心地は?

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日本で一番所有している人が多い車種と言っても過言ではない「プリウス」は、世界で初めて「量産ハイブリッド自動車」として1997年に発売されました。

一方のホンダ ヴェゼルは、2013年に発売されたコンパクトクラスのSUV車になります。

ヴェゼルは元々3代目フィットをベースにSUVの力強さ・クーペの使いやすさ・ミニバンの乗りやすさを実現したバランスの取れている車種になります。

今回は、そんな「プリウス」と「ヴェゼル」の維持費・燃費・乗り心地について比較しながらご紹介したいと思います。

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プリウスとヴェゼルを比較!維持費はどっちが安い?

プリウスはハイブリッド車のみに対して、ヴェゼルはガソリン車とハイブリッド車を販売しています。

ですので、今回は「プリウス(ハイブリッド車)」と「ヴェゼル(ハイブリッド車)」で比較してみたいと思います。

維持費として比較するものは、自動車税・重量税・自賠責保険・任意保険・車検費用・駐車場代の6つの他に月々のローンを支払う方もいらっしゃると思います。

引用:https://toyota.jp/prius/

まず初めに、2019年4月末までに新車を購入していた場合エコカー減税が適応したのですが、現在は2019年10月に消費税増税に伴いエコカー減税ではなく、環境性能税に変更される可能性があります。

この環境性能税になった場合、エコカー減税が適応されない可能性もあるため今回はエコカー減税無しの維持費で計算しています。

それでは、それぞれのグレード別に見ていきましょう。

まずは自動車税です。

プリウスは排気量が1,800㏄なので、総排気量は1.5ℓ以上~2.0ℓ以下の自動車税が掛かるため金額にすると39,500円になります。

一方のヴェゼル ハイブリッドは排気量が1,500㏄なので、掛かる自動車税は金額にすると34,500円になります。

自動車税だけを見ると排気量の違いからヴェゼルの方が安いということが分かります。

引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/

次に重量税です。

重量税は0.5トンごとに4,100円ずつ増えていきます。

プリウスの車両重量は1310〜1390kgなので、自動車税は7,500円となります。

一方のヴェゼル ハイブリッドの車両重量も1270〜1320kgなので、自動車税は7,500円となります。

引用:https://toyota.jp/prius/

次が自賠責保険です。

自賠責保険に関しては、プリウスもヴェゼル ハイブリッドも同じです。

新車購入時に3年分の39,120円を支払い、車検の度に2年分の27,840円をまとめて払います。

ですので、1年ごとに割ると「1年目~3年目:13,040円」・「4年目~:13,920円」の自賠責保険を支払わなければなりません。

次が任意保険料ですが、任意保険に関しては年齢制限や保険内容によっても大きく異なります。

ですので、一概に比較は出来ないのですがプリウスもヴェゼル ハイブリッドも、平均的に年間約65,000円ほど掛かると思って頂ければ大丈夫だと思います。

引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/

そして車検費用です。

車検には、どの車にも検査手数料の印紙代が1800円が掛かります。

他には車検基本料が必要になってくるのですが、車検基本料はディーラーや車検業者によって異なります。

ですので、どこに車検をお願いするかによって費用も変わってきます。

しかし、プリウスもヴェゼル ハイブリッドも平均的に40,000円前後の車検費用が掛かると考えてもらえれば大丈夫だと思います。

引用:https://toyota.jp/prius/grade/grade3/?padid=ag341_from_prius_grade_grade3_thumb

それから駐車場代です。

土地を所有している方は駐車場代は必要ありませんが、賃貸やマンションなどに住んでいる場合、駐車場代は都心部か地方によって大きく変わってくると思います。

ですので、都心部と地方でそれぞれの駐車場代の平均金額から計算していきます。

・都心部:30,000円50,000円/1か月=年間360,000円600,000円 

・地方:10,000円20,000円/1か月=年間120,000円240,000円

以上の駐車場代が掛かってくると考えておけば大丈夫だと思います。

引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/

更にローンを組んでいる方は、月々のローンの支払いも必要になってきます。

ただし頭金をいくら入れるか、また金利やローンの残高によっても月々の金額は変わってきます。

そこでまずは、プリウス(グレード:E)を例に出して計算してみたいと思います。

  • 車両合計金額=2,518,560円(オプション無し)
  • 3年ローン
  • 5年ローン
  • 頭金1,000,000円
  • ボーナス無し
  • 残価設定型ローン

で計算してみますと以下のようになります。

3年ローン5年ローン金利
プリウス(E)32,906円21,244円2.5%

(2019年7月時点)

という結果になりました。

引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design

次に、ヴェゼル ハイブリッド( グレード:X・Honda SENSING)を例にして計算してみたいと思います。

  • 車両合計金額=2,539,000円(オプション無し)
  • 3年ローン
  • 5年ローン
  • ボーナス無し
  • 頭金1,000,000円
  • 残価設定型ローン

で計算してみますと以下のようになります。

3年ローン5年ローン金利
ヴェゼルハイブリッド(X・Honda SENSING)31,897円20,243円1.9%

(2019年7月現在)

という結果でした。

現在、ホンダは金利キャンペーン中の為安くなっていますが、キャンペーンが終了するとローンの金額が上がってしまいます。

キャンペーンの期間は公表していない為、いつ終わるか解りません。

ですので、購入するなら金利の安い今が買い時です。

引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/design/

以上の結果を踏まえますと、自動車税のみヴェゼル ハイブリッドの方が若干安くなっていますが、その他の維持費に関してはほぼ同じ結果でした。

ですので、月々のローンの違いによって金額は変わってくると思います。

とは言っても、維持費には他にもガソリン代が必要になってくるので、次にご紹介する燃費によって年間維持費は変わってくると思います。

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プリウスとヴェゼルを比較!燃費はどっちがいい?

ここでは、プリウスとヴェゼルハイブリッドの燃費を比較してみたいと思います。

引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design

まずはトヨタプリウスの実際の口コミによる実燃費をご紹介します。

市街地郊外高速
プリウス(2WD)28.6㎞/ℓ~31.1㎞/ℓ~29.0㎞/ℓ~
プリウス(4WD)25.4㎞/ℓ~27.9㎞/ℓ~25.8㎞/ℓ~
プリウス(E)30.4㎞/ℓ~32.9㎞/ℓ~30.8㎞/ℓ~

ハイブリッド車であるプリウスは、市街地や郊外の燃費はかなり低燃費を記録していますが、高速道路ではハイブリッド車ならではの高回転が苦手なエンジンの為、そしてバッテリーの重量の為にどうしても燃費が伸びない結果となりました。

引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design

では、トヨタの公式で発表されているカタログ燃費はどうなっているでしょう。

実燃費と同じように街中・郊外・高速で燃費を比較してみたかったのですが、残念ながらメーカー非公開となっていました。

ですので、参考までにグレード別のカタログ燃費をまとめておきます。

【4WD】

  • Aプレミアム“ツーリングセレクション”(E‒Four)=34.0㎞/ℓ
  • Aプレミアム(E‒Four)=34.0㎞/ℓ
  • A“ツーリングセレクション”(E‒Four)=34.0㎞/ℓ
  • A(E‒Four)=34.0㎞/ℓ
  • S“ツーリングセレクション”(E‒Four)=34.0㎞/ℓ
  • S(E‒Four)=34.0㎞/ℓ

【2WD】

  • Aプレミアム“ツーリングセレクション”=37.2㎞/ℓ
  • Aプレミアム=37.2㎞/ℓ
  • A“ツーリングセレクション”=37.2㎞/ℓ
  • A=37.2㎞/ℓ
  • S“ツーリングセレクション”=37.2㎞/ℓ
  • S=37.2㎞/ℓ
  • E=39.0㎞/ℓ

実際には、公式の燃費の様にはいかないものですね。

引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/design/

続いてホンダヴェゼルの実際の口コミによる実燃費です。

市街地郊外高速
ガソリン車(2WD)13.8㎞/ℓ~17.1㎞/ℓ~20.4㎞/ℓ~
ガソリン車(4WD)13.2㎞/ℓ~15.9㎞/ℓ~19.9㎞/ℓ~
ハイブリッド車(2WD)10.8㎞/ℓ~19.7㎞/ℓ~21.5㎞/ℓ~
ハイブリッド車(4WD)18.4㎞/ℓ~19.8㎞/ℓ~

同じハイブリット車だけをみても、プリウスの燃費の良いのが解りますね。

引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/design/

ヴェゼルも実燃費と同じように街中・郊外・高速で燃費を比較してみたかったのですが、残念ながらメーカー非公開となっていました。

ですので、プリウスと同様にヴェゼルの公式で発表されているカタログ燃費をまとめておきます。

【ガソリン車】

  • G・Honda SENSING:2WD=21.2㎞/ℓ~・4WD=19.6㎞/ℓ
  • X・Honda SENSING:2WD=21.2㎞/ℓ~・4WD=19.6㎞/ℓ
  • RS・Honda SENSING:2WD=20.2㎞/ℓ
  • TOURING・Honda SENSING:2WD=17.6㎞/ℓ

【ハイブリッド車】

  • Honda SENSING:2WD=27.0㎞/ℓ~・4WD=23.2㎞/ℓ
  • X・Honda SENSING:2WD=26.0㎞/ℓ~・4WD=23.2㎞/ℓ
  •  Z・Honda SENSING:2WD=23.4㎞/ℓ~・4WD=21.6㎞/ℓ
  • RS・Honda SENSING:2WD=25.6㎞/ℓ

ヴェゼルの実燃費に関しては、カタログ燃費よりもかなり悪い印象でした。

以上の結果から、燃費に関しては圧倒的にプリウスの方が低燃費で維持費が安く済むということになります。

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プリウスとヴェゼルを比較!乗り心地はどっちがいい?

最後は、プリウスとヴェゼル ハイブリッドの乗り心地を3つの判断材料を元に比較してみたいと思います。

  • 乗り心地と内装
  • 外寸と静粛性
  • 運転性能と安全システム

乗り心地と内装

引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design

まずプリウスの乗り心地ですが、以前のプリウスまでは正直あまり乗り心地が良いという評判はありませんでした。

しかし、2018年のマイナーチェンジ時にTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)というプラットフォームを採用したため、乗り心地はかなり改善されたと言われています。

一方のヴェゼルハイブリッドの乗り心地ですが、SUV車である以上プリウスよりも若干シートの座り心地などは固く感じると思います。

内装に関しては、プリウスは利便性を重視している印象でフロントコンソールに設置された「おくだけ充電」のスペースを拡大したり、縦型の大型ディスプレイをオプションで用意などをしています。

一方のヴェゼルハイブリッドの内装は、コンパクトSUV車にも関わらずミニバンクラスのゆとりをもたせたリアシートや室内空間のデザイン性が統一されている印象です。

外寸(内寸)と静粛性

引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design

プリウスとヴェゼルハイブリッドの外寸は以下のようになります。

(単位:㎜)プリウスヴェゼルハイブリッド
全長4,5754,330
全幅1,7601,770
全高1,470~1,4751,605

全長はプリウスの方が大きいですが、全幅はヴェゼルハイブリッドの方が若干広いという結果でした。

次がプリウスとヴェゼルハイブリッドの内寸になります。

(単位:㎜)プリウスヴェゼルハイブリッド
室内長1,9051,930
室内幅1,4701,485
室内高1,2251,265

以上の結果から内寸に関しては、ヴェゼルハイブリッドの方が広く作られているということが分かります。

また静粛性に関しては、プリウスもヴェゼルハイブリッドもハイブリッド車なので、ガソリン車に比べたら圧倒的に静粛性には優れています。

特にプリウスの場合、静かすぎて逆に車に気付かないことをあるくらいなので、静粛性に関してはプリウスもヴェゼルハイブリッドも申し分ないと思います。

運転性能と安全システム

引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/design/

プリウスの運転性能と安全システムは、とても完成度が高く口コミも高評価が多かったです。

特に、発進時のスムーズな加速や走行時のショックを抑制するためのサスペンションなどは軒並み好評でハイブリッド車としての運転性能は十分に備わっていると言えます。

またプリウスは、セーフティ・サポートカーS<ワイド>(サポカーS<ワイド>)、セーフティ・サポートカー(サポカー)という政府が交通事故防止対策の一環として普及啓発しているサポートシステムを取り入れています。

ですので、安全システムも充実しているため安心して乗れる車だと思います。

プリウスを購入した方の中で、更に安全性を高めたい方に人気のオプションが「インテリジェントクリアランスソナー」です。

いわゆる、アクセルとブレーキの踏み間違いを防ぐオプション機能で、近年踏み間違いの事故が多発していることもあり人気のオプションとなっています。

引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design

次にヴェゼルハイブリッドの運転性能と安全システムですが、ヴェゼルハイブリッドは「振幅感応型ダンパー」を採用しているため、多少道の悪い路面や急なカーブ時などの安定性は抜群です。

また、安全システムにおいてもCMでも全面的にアピールしている「HONDA SENSING」を全グレードに標準装備しています。

ですので、SUV車にも関わらず運転性能は非常に高性能で、十分な安全システムを取り入れていると言えるでしょう。

他にも、ヴェゼルハイブリッドを購入した方の多くが選んでいるオプションが「ドアバイザー」です。

必要ないと思う方もいるかもしれませんが、雨や車内に入る虫を防いでくれたりしてくれるので意外と重宝するので取り付けても損はないと思います。

引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/other/

以上の結果から、乗り心地に関してはプリウスの方が良いですが、室内空間の広さにこだわりたい方はヴェゼルハイブリッドでも十分確保できると思います。

また、プリウスもヴェゼルハイブリッドも静粛性に関しては十分な程静かな走りを実現していると思います。

運転性能や安全システムに関しては、トヨタとホンダで名称は異なるものの両社とも最新の安全システムを取り入れていたり、発進時の加速性やコーナリング時のハンドリング操作など運転のしやすさにもこだわっていると思います。

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プリウスとヴェゼルを比較!のまとめ

今回は、プリウスとヴェゼルハイブリッドの維持費や燃費、乗り心地について比較してきました。

先に紹介した、維持費にガソリン代を含めた合計をまとめますと次のようになりました。

・プリウスシリーズ:365,946円~594,284円

・ヴェゼルハイブリッド:359,937円~588,283円

以上の金額はあくまでも今回の比較内容を元に割り出した維持費になります。

しかし、ガソリン代や任意保険代・駐車場代で維持費は大きく変わってきます。

ですので、あくまでも参考程度で考えておいた方が良いと思います。

引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design

プリウスとヴェゼルハイブリッドを比較していく中で、個人的にはプリウスの方が全体的な性能や維持費などに関して優れている印象でした。

しかし、ヴェゼルハイブリッドもコンパクトSUV車の中ではかなり優秀な部類に入ると思います。

つまり、車を購入する際はどの点を重要視するかによって選ぶ車は変わってくると思います。

実際に試乗して体感すると、想像していたものとは違ったこともたくさん解ったりします。

ですので、気になる方はぜひ販売店やディーラーなどに足を運んでみるのをおすすめします。

アイキャッチ引用上段:https://toyota.jp/prius/
アイキャッチ引用下段:https://www.honda.co.jp/VEZEL/

この記事を書いた人

agree
サッカーやラグビーで有名なヤマハスタジアムがある静岡県磐田在住です。
免許取りたての頃は、とにかく運転が大好きでした。
今はいろいろな車のデザインを見るのが好きです。

 

 

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