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プリウスPHVと言えば2011年11月から生産販売されている、とても人気のあるプラグインハイブリッド車です。
今回は、そんなプリウスPHVに備わっている外部給電モードを使って、災害時に電源として使用する方法をご紹介します。
PHVに搭載されている外部給電モードとは?
引用:https://toyota.jp/priusphv/cp/external/?padid=from_priusphv_design_topics_external
まずはPHVに搭載されている外部給電モードが何か、コンバーターとどこが違うのかについてご説明します。
外部給電とは?
引用:https://toyota.jp/priusphv/charge/?padid=from_priusphv_navi_charge
外部給電とは一部のハイブリッドカーとプラグインハイブリッドカー、燃料電池自動車に搭載される装置で屋外で電気の供給が通常できない場所でも車に搭載されているバッテリーの力を使用して、一般家電製品を動作させることができるというものです。
プリウスPHVの場合はAC100V、ワット数で言うと最大1500Wまで使用できます。
バッテリーがなくなるとエンジンがかかり、充電を開始するのでガソリンが満タンの状態であれば災害時などにおおよそ4日間電源として使用できます。
これまで車で使用できた家電は?
引用:https://toyota.jp/priusphv/
PHVで外部給電ができるようになるまでは、ホームセンターなどの車両用品店で売っている自動車のシガーソケットのDC12V電源を家庭用AC100Vに変換するコンバーターがありました。
コンバーターを使用することでコンセントを使用することができまた。
しかし所詮はコンバーターですから使用できる家電には限りがあります。
コンセントなのでなんでも使えそうですが、ワット数に上限がありせいぜい100Wまでと言われています。
具体的にはノートパソコンやスマートフォンの充電ぐらいであれば問題ありません。
ですがコンバーターを使ってドライヤーなどのワット数が高い家電を使用することはできないのです。
災害時はスマートフォンの充電や、最低限生活に必要な調理家電などのワット数が高い家電も使用したいものです。
そんな時にコンバーターの電力では電力不足で必要な家電製品が使えない状況になってしまいます。
外部給電でのみ使用できる家電は?
引用:https://toyota.jp/priusphv/charge/?padid=from_priusphv_navi_charge
では、外部給電の大きな電力でなら使うことができる家電はどんなものがあるのでしょうか。
外部給電は100V電源で1500Wまで使用することができます。
1500Wまで使えるとなると、普段私達が生活で使っている家電のほとんどは使用できます。
ワット数の大きい家電でいうと、ホットプレートや電子レンジなどの調理家電、ヘアドライヤー、冷蔵庫などがあげられます。
更に充電しながら使用することのできる車種もあるので、ガソリンがなくなるまでは安定的に約7日間電気を使い続けることができるのです。
外部給電ができる車をご紹介
引用:https://toyota.jp/priusphv/design/?padid=from_priusphv_navi_design
参考までに標準又はオプションで外部給電ができる車をご紹介します。
トヨタ車
- 初代アルファードハイブリッド
- 3代目アルファードハイブリッド
- 2代目ヴェルファイア
- 初代エスティマハイブリッド
- 2代目エスティマハイブリッド
- プリウスPHV
- 3代目プリウス
- 4代目プリウス
- プリウスα
- SAI
- シエンタ
- 3代目ハリアーなど
もちろん、トヨタ車以外でも外部給電の機能がついている車はたくさんあります。
三菱のアウトランダーPHEVは災害時に活躍したことで有名かと思います。
近年は水害や、大地震などの大きな災害が多く電気が供給できなくなることが多いので、そういった場面でPHVなどに搭載されている外部給電は活躍しています。
災害時などに外部給電を使用する方法
引用:https://toyota.jp/priusphv/cp/external/?padid=from_priusphv_design_topics_external
次は、非常に便利な外部給電を実際災害が起こったときに困らずに使用する方法についてご説明します。
外部給電を使用する方法
プリウスPHVで外部給電を使用する方法は2つあります。
HV供給モード
HV供給モードは、最初はバッテリーの電力のみで給電し一定の残量以下になるとエンジンがかかり給電します。
1500Wの家電をずっと使用し続けた場合は、おおよそ2日程度の給電が可能となります。
注意が必要な点としてはプリウスPHVのHVモードはV2Hには非対応なので住宅への電力供給はできないということです。
HV供給モードが災害時などに使用する外部給電の方法となります。
EV供給モード
EV供給モードは、最初はバッテリーの電力のみで給電し、一定の残量以下になると給電がストップします。
EV供給モードの使用例としては、アウトドアでキャンプなどの際に使うことを想定しています。
つまり、災害時に使うのではなく普段使うというイメージです。
使い方は二通りあり非常に簡単です。
まずは普通充電時にトリガーを差し込む場所にヴィークルパワーコネクターを差し込む方法です。
ヴィークルパワーコネクターはグレードによってはメーカーオプションなので注意が必要です。
差し込むことで100Vのコンセントを1500Wまで同時に複数の家電機器を使うことができます。
もうひとつの方法は、車内にあるアクセサリーコンセントにコンセントを差し込む方法です。
災害時など、車外で電気を使用する場合はヴィークルパワーコネクターを使用する方が自然かもしれませんね。
⇒HV・PHEV・PHV・FCV・EVの違いについての詳しい説明はこちら
プリウスPHVの外部給電モードが活用された事例の紹介
引用:https://toyota.jp/priusphv/charge/?padid=from_priusphv_navi_charge
ここでは直近にプリウスPHVの外部給電モードが活用された事例を二つご紹介します。
外部給電モードを使用した実際の活用事例①
引用:https://toyota.jp/priusphv/cp/external/?padid=from_priusphv_design_topics_external
宮城県警察は東日本大震災の際に津波の影響で電気が使えなくなりました。
その経験から宮城県警では2012年にプリウスPHVを12台導入しました。
今後の災害を予測して、プリウスPHVのパトカーの外部給電を使用して、停電時に信号機を稼働させることなどを主な目的にしています。
実際に訓練も実施されていて、現在は到着後約30秒後には信号機が点灯できるようになっているそうです。
外部給電モードを使用した実際の活用事例②
引用:https://toyota.jp/priusphv/cp/external/?padid=from_priusphv_charge_topics_external
2018年9月に北海道胆振東部地震が発生し道内で295万戸の大規模な停電がありました。
それを受けてトヨタレンタリース札幌では、プリウスPHVやサクシードバンを敷地内に並べて外部給電を使用してスマートフォンの無料充電サービスを実施しました。
大規模停電の際には復旧に時間がかかります。
スマートフォンのバッテリーが無くなり、連絡をとることができなくなった人たち約60人が、トヨタレンタリース札幌に訪問し充電を行いました。
レンタカー会社はこういうPHVなどの外部給電のできる車をたくさん所有している場合が多いです。
災害時にPHV利点を生かして、こういう使い方で地域住民に安心を提供できることは本当に素晴らしいことだと思います。
他には車中泊体験セミナーなども開催していて、『エコノミークラス症候群はどうして起こるのか?』や『災害時の備えとして、快適に車中泊を行うポイント』を紹介しました。
その際に外部給電を使用し、ホットプレートなどの家電と接続し調理する方法や車内のコンセントを利用して、車中泊が快適になることなどを来場者に伝えました。
引用:https://toyota.jp/priusphv/cp/external/?padid=from_priusphv_design_topics_external
いかに外部給電が便利で緊急の際にどれほど役立つのかを知ることができるセミナーです。
こういう機会があればぜひそういうセミナー参加して普段使いや災害時の使用方法の知識としてもっておきたいものです。
プリウスPHV開発秘話
引用:https://toyota.jp/priusphv/design/?padid=from_priusphv_navi_design
最後にプリウスPHVの開発者の目的についてお話しします。
プリウスPHVは『充電しなくてもよい、至高のPHV』を目標に開発されました。
EV車はまだまだバッテリーのもちが良くなく、長距離の走行は難しいと考えられています。
その欠点を補うために、電池切れになることを気にせずにEVとして走行することが出来るように考え、もし無くなってしまったとしてもガソリンの力を使用して走行できる状態に持っていったのです。
環境面でもEVで走行することで省エネになります。
充電が切れなければずっとEVで走ることが出来るので、ハイブリッドでありながらガソリンを使わなくても走り続けることが出来るのです。
更に災害時などに電源として使用することが出来るので、地域社会にも貢献できる車としての可能性を秘めています。
引用:https://toyota.jp/priusphv/
車というツールを最大限に活用して地域社会に貢献することを目的として開発がなされたのです。
プリウスPHVの外部給電まとめ
引用:https://toyota.jp/priusphv/design/?padid=from_priusphv_navi_design
いかがでしたでしょうか。
ここまで災害時などにプリウスPHVを使用した外部給電についてまとめてきました。
外部給電とは何か、これまでのコンバーターとは何が違うのか、そしてその使い方はどうかについてお話ししました。
災害時にPHVなどの車が活躍していることは使用事例などでもお伝えさせていただきました。
更に、プリウスPHVの開発秘話なども併せてお伝えしたので、どういう目的でPHVというものが生まれてきたのかもお分かりいただけたのではないでしょうか。
今回お伝えした内容が理解できていれば災害時に困らずに外部給電を使用することが出来ます。
これからはEVやPHVなどの車が沢山発表され活躍していくことでしょう。
災害が多くなってきた昨今ですが、その時の対策として色々な方法があります。
その一つとしてPHVの活用などが今後の命を守るカギになる時が来ていることは間違いないでしょう。
これからの未来に安全で安心して使える車を選んでみてはどうでしょうか。
皆様の車選びにおいて少しでも参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。