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2011年に日本に上陸し販売が始まったミニ・クロスオーバーは、豊富にあるミニシリーズの中でSUVのスタイルを身にまとった珍しいモデルで、そのデザインや走行性能などで人気の高いモデルです。
販売開始から6年が経過した2017年にフルモデルチェンジが行われ、2代目となった新型ミニ・クロスーバーは、初代モデルから比較すると全ての面で見直しが図られ、大きく進化しています。
MINIの中で異彩を放つクロスーバーですが、見た目だけのモデルではなくオールラウンダーとしての性能はもちろん、日常での利便性の向上が行われ、さらに使い勝手が良くなりましが、実際のところはどうなのでしょうか。
新型ミニ・クロスオーバーを徹底的に調べてみましょう。
ミニ・クロスオーバーってどんなクルマ?
引用:https://www.mini.jp/ja_JP/home/range/mini-crossover-new.html
MINIシリーズ唯一のSUVとして存在するミニ・クロスオーバーは、決して見た目だけのSUVではありません。
究極のオールラウンダーを目指して開発されており、他のクルマではたどり着けない場所へあなたを連れて行く最高の手足です。
FF以外にもパワフルな4輪駆動を準備し、シティーを快適に疾走し海辺にワインディングでも平気に走破する高い性能を有しており、オーナーはカバンに好きな物を詰め込み、都会の喧騒から離れて頭に描く自由な道へ、今あたらしい冒険が始まります・・・
素晴らしいコンセプトの下で本格SUVとして誕生したのがクロスオーバーなのです。
ミニ・クロスオーバーの外観デザインを見る
引用:https://www.mini.jp/ja_JP/home/range/mini-crossover-new.html
新型ミニ・クロスオーバーは、2017年のフルモデルチェンジに伴いボディーサイズが大きくなり進化して4315mm×1820mm×1595mmと進化しました、初代モデルと比較すると全長で195mmも拡大しています。
全幅も拡大されMINIシリーズで1800mmを初めて超えるサイズとなり、全高も1500mmを超えるなどMINIシリーズでは大型なサイズとなっています。
引用:https://www.mini.jp/ja_JP/home.html
全体的なデザインは初代モデルのイメージを残していますが、ヘッドライト形状の変更やフロントグリルの形状が変わっており、さらに個性的なモデルへと進化したと言えるでしょう。
ミニ・クロスオーバーのインテリアを見る
引用:https://www.mini.jp/ja_JP/home/range/mini-crossover-new.html
インテリアに目を移すと、従来のミニのイメージを残したデザインを採用しながらも進化は忘れていません。
例えばタッチパネルを新しく採用したセンターコンソールパネルなども操作性を考慮した最適な位置に配置されています。
引用:https://www.mini.jp/ja_JP/home/range/mini-crossover-new.html
気になる室内の居住性も進化しており、ボディーサイズの拡大に伴い広くなった室内空間は、特に後部シートの快適性が大幅に向上しており、初代で感じた足元の窮屈感は大きく改善されました。
一見すると不思議に思えますが、その室内空間は大人5名が乗車しても窮屈感の無い快適な室内空間がそこには広がっており、さらに後部シートにもエアコンの吹き出し口が用意され、夏場の暑さにも対応しています。
引用:https://www.mini.jp/ja_JP/home/range/mini-crossover-new.html#model
他にもラゲッジスペースも大きく拡大され、初代モデルと比較すると100Lの拡大となったスペースは、従来まで残っていたMINIのイメージを崩さないデザイン優先の設計から明らかに逸脱し、一般的なハッチバックモデルにも引けを取らないスペースを得ています。
ミニ・クロスオーバーの搭載されるエンジン
引用:https://autoc-one.jp/mini/mini_crossover/report-3329493/
ミニ・クロスオーバーに搭載されるエンジンは初期においてはディーゼルエンジンのみでしたが、現行ではディーゼルエンジンの他にガソリンエンジンとPHEVの3種類が存在しグレード別に搭載されています。
エンジンパワーを伝達する駆動方式もFFと4WDの選択が可能となっており8速ATを介して路面にそのパワーを余すことなく伝えます。
ミニ・クロスオーバーは4つのグレードが用意され搭載するエンジンや内装などに違いがありますが、グレード別にエンジンのスペックを詳しく見てみましょう。
・ミニ・クロスオーバー ONE
1.5L直3ターボエンジン 最高出力102PS 最大トルク180Nm
燃費14.2㎞/L(JC-08モード)
6速AT仕様
価格3,350,000円~
・ミニ・クロスオーバー クーパー
1.5L直3ターボエンジン 最高出力136PS 最大トルク220Nm
燃費16.6㎞/L(JC-08モード)
6速AT仕様
価格3,920,000円~
・ミニ・クロスオーバー クーパーS
2.0L直4ターボエンジン 最高出力192PS 最大トルク280Nm
燃費15.5㎞/L(JC-08モード)
8速AT仕様
価格4,590,000円~
・ミニ・クロスオーバー ジョン・クーパーワークス
2.0L直4ターボエンジン 最高出力231PS 最大トルク350Nm
燃費14.0㎞/L(JC-08モード)
8速AT仕様
4WD専用
価格5,620,000円~
・ミニ・クロスオーバ・「クーパー」、「クーパーD」、「クーパーD ALL4」
「クーパーD」、「クーパーD ALL4」
2.0L直4ディーゼル・エンジン 最高出力150PS 最大トルク330Nm
燃費21.2㎞/L(JC-08モード)
※4WD-21.3㎞/L(JC-08モード)
8速AT仕様
価格3,930,000円~
「クーパーSD ALL4」
2.0L直4ディーゼル・エンジン 最高出力190PS 最大トルク400Nm
燃費20.8㎞/L(JC-08モード)
8速AT仕様
価格4,930,000円~
ミニ・クロスオーバー クーパーSE ALL4
1.5L直3ターボエンジン+電動モーター PHEV 燃費17.3㎞/L
このモデルはPHEVで大容量バッテリーを搭載したハイブリッドモデルで、自宅やショッピングモールなどで200V電源から充電して電気自動車として走行し、バッテリーが切れたガソリンエンジを使用して再び充電を行うスタイル。
完全充電で「42.4㎞」を走行することが出来ますので、近距離では全くガソリンを使うことなく走行ができます。
しかし、エンジン稼働時は充電と走行の両方をエンジンが受け持つので、燃費は決して良いとは言えず、自宅などで完全充電を行うことが重要で、使い方によってはガソリン駆動が無く経済的に活用することができます。
ミニ・クロスオーバーのハンドリング
引用:https://www.mini.jp/ja_JP/home/range/new-mini-phev.html
フットワークが売りのMINIシリーズですが、クロスオーバーもSUVながらフットワークの良さは受け継いでおりクイックでシャープなハンドリングが楽しめます。
初代モデルはタイヤの外径が大きく、重心の高い傾向にあるクロスオーバーはそれを抑えるためにサスペンションのセッティングを硬めにする必要性があり、結果として乗り心地が犠牲になっている傾向にありました。
しかし新型ミニ・クロスオーバーではタイヤを見直し、結果サスペンションのセッティングを見直すことで引き締まったサスペンションながらも乗り心地は随分と良くなったようです。
ミニ・クロスオーバーまとめ
引用:https://www.mini.jp/ja_JP/home/range/mini-crossover-new.html
新型となった2代目ミニ・クロスオーバーは、初代モデルのイメージを強く残しながらも全く新しいクロスオーバーへと進化を遂げていることが解ります。
当初はディーゼルエンジンのみだったラインナップもガソリンモデルとPHEVと進化しユーザーの使用状況や好みによって選択肢が増えています。
本格SUVとしてオールラウンダーを目指して来たクロスオーバーは、MINIの持つカート感覚と言わせるダイレクトで素直なハンドリングを継承しながらも、悪路走破性の高さはオーナーを新たな旅路へと誘う事でしょう。
引用:https://www.mini.jp/ja_JP/home/range/mini-crossover-new.html
クロスオーバーは開発の中心にクリーンディーゼルの存在があり、走りのフィーリングはディーゼルエンジン搭載モデルが一番素直に感じることが多い中、PHEVの存在も見逃せません。
燃費だけを見るとディーゼルエンジンモデルよりも悪く、一般的なハイブリッドモデルとは素性が違うことにお気づきでしょうか。
このPHEVはスポーツ走行を行う事を前途に開発されており、決してマイルドなエコカーではありません。
スポーツとエコを合わせ持ったスポーツモデルなのです。
エンジンとモーターの組み合わせによる出力は225PSになり、スポーツモデルとなるクーパーSよりも発生する馬力が大きいことから理解できるでしょう。
ただ、レーシーな排気音を好むなら、ジョンクーパーワークスに勝るグレードはありません。
新型ミニ・クロスオーバーは、MINIシリーズの中で唯一の本格SUVとして大きな進化を遂げ、ユーザーをワクワクさせる最高の遊びクルマではないでしょうか。
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