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ポルシェカイエンは登場時にかなり酷評されたモデルですが、現在はその評価も高くなり、高級感のある内外装とポルシェならではの走りでプレミアムSUVの中でも人気の一台になっています。
そんなポルシェカイエンの中古価格相場と選ぶポイントを紹介していきたいと思います。
ポルシェカイエンの中古が人気の理由とは!
https://www.webcg.net/articles/gallery/37870#image-1
ポルシェカイエンの中古車の人気が高い理由はやはりそのブランド性です。
日本では、それほどSUVの性能についてあれこれと語る人もほとんどいないと思います。
SUVを購入する層はそれほどまでに、クルマにはあまり興味がないのでしょう。
ポルシェなら安心だし、ブランドでもあるから人気があるのです。
でも、それもあながち間違ってはいませんし、事実、ポルシェの新しいEVタイカンはそのような初めてポルシェを購入する層に多く受け入れられています。
ポルシェの長年のブランド戦略が実った形になります。
そのようなブランド戦略はAppleやGoogleを見ても今では当たり前になりました。
ファッションや飲食の分野でも、そのようなブランド戦略はよく見られます。
ブランド以外では、ポルシェカイエンはポルシェ初のSUVで、さまざまな改良が施されて完成度の高いSUVになったのも人気の理由です。
最新のファッショナブルなポルシェマカンも人気がありますが、カイエンの方が間違いなくよく走るし良いクルマだと断言できます。
もしかしたら、カイエンオーナーのそのような口コミが広がっているのかもしれないですね。
ライバルはBMW X5やメルセデス GLSモデルですが、いかにも遊びクルマとして見るとライバルはBMW X5だと思います。
ドイツ本国のポルシェ社の社是は「遊び」であると聞いたことがあります。
つまり、ポルシェ911でただサーキットを走るだけの遊びをし、ポルシェカイエンのようなクルマでバカンスに行くというような使い方がポルシェなのだと思います。
きっとポルシェは、それ以上でもそれ以下でもないのでしょう。
それがポルシェのあるべき姿なのだと思います。
そんなハッキリとした考えをもつのがポルシェで、そんな考えに人々は惹かれているのかも知れませんね。
https://www.webcg.net/articles/gallery/37870#image-2
ポルシェカイエンの中古の相場は?高い?
ここでは、年代ごとにポルシェカイエンの中古相場を紹介したいと思います。
ポルシェは毎年のように年次改良を繰り返すメーカーとして有名ですが、このカイエンも例外ではありません。
そのためエンジンスペックなども頻繁に変わっています。
初代955型 & 後期モデル 957型(2002年-2010年)
【価格相場情報】
平均価格:約180万円
価格帯:約55万円~約480 万円https://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU9086019497/index.html?TRCD=200002
- カイエンSは、ポルシェ伝統の4.5リッターV8エンジンは340馬力/6000rpmを発生します。
- カイエン・ターボは、カイエンSに積まれるV8エンジンをターボチャージャーで過給して、450馬力/6000rpmのスペックを叩き出す最上位モデルです。
- この大パワーを出すために、大きな空気導入口や大型グリルを採用してより迫力のあるスタイルになっているのが特徴です。
初期モデルならかなり安価で購入することができるモデルです。
そのため、初めてのポルシェに選ぶのもアリだと思います。
カイエンはポルシェらしく品質が高く故障も少ないのがポイントです。
しかし、欧州車のパーツは定期的に交換する必要があるため、購入後にパーツ代がかかる場合が多いので注意が必要です。
2代目 958型(2010年-2017年)
【価格相場情報】
平均価格:約530万円
価格帯:約260万円~約1580万円
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU1873187742/index.html?TRCD=200002
- 2代目ポルシェカイエンS は排気量の拡大とエンジンの直噴化により、V8 4.8リッター400馬力/6,500rpmになりました。
- カイエン・ターボはついに大台の500馬力/6,000rpmとなり、8速ティプトロニックSによって最高速278km/hに到達します。
- またディーゼルモデルのカイエン・ディーゼルはV6ディーゼルターボを搭載して240馬力を発生します。
このモデルになると初期型よりも価格は上がりますが、エクステリアやインテリアがより現代的になるとともに、走りなどの基本性能もアップしているので、価格も含めて一番オススメしたいグレードです。
メンテナンスの割合も初代モデルと比較すると少なく、安心して乗ることのできるモデルになっています。
国産のSUVと比べても、価格的にもライバルになり、初めてのポルシェとしてもオススメできるモデルです。
2代目後期モデル(2017年-)
【価格相場情報】
平均価格:約1170万円
価格帯:約1040万円~約1850万円
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU1505649494/index.html?TRCD=200002
- 現行モデルのカイエンSは 従来の4.8リッターV8エンジンに代わって3.6リッターV6ツインターボ付きエンジンが搭載され、最高出力は420馬力となり、過去のポルシェ911ターボと同等のパワーを得ることになりました。
- また、カイエン・ターボ は4.8リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は520馬力、カイエン・ターボSに至っては4.8リットルV8ツインターボエンジンをターボS専用にチューニングすることにより、最高出力は570馬力に到達し、最高速度は最高速284km/hとなっています。
現行モデルのポルシェカイエンとなると価格も高くなり、1000万円前後のクルマが多くなってきます。
日本のこのクラスの中古プレミアムブランドの購入者の購入価格は600万円〜800万円のゾーンがもっとも多いと言われ、価格が1000万円代のクルマはあまり売れないという話を聞いたことがあります。
つまり、現行型のポルシェカイエンを中古で買う人はとても少ないということになります。
その点で現行型ポルシェカイエンは、中古車としてあまりオススメしにくい部分があります。
ポルシェカイエンの中古を選ぶポイントとは!
https://www.webcg.net/articles/-/37769
ポルシェカイエンの中古を選ぶポイントは、まずはどのグレードにするかということです。
オススメは、真ん中の2代目ポルシェカイエンです。
理由は価格と機能のバランスがよく、コストパフォーマンスが最も高いからと言えます。
ターボなしのモデルでも排気量の拡大により、ポルシェらしい迫力の走りを楽しめ、なおかつ高級感のある内装も備えています。
ターボモデルに至っては、まさに背の高いポルシェ911ターボと言って良い内容になっており、所有欲を満たすとともに、ポルシェならではの世界を体験することができます。
一般的な人がポルシェカイエンを購入する場合は250万円〜350万円くらいの価格帯を狙ったら良いのではないでしょうか?
この価格帯は国産のSUVだと新車が購入できる価格になりますが、なんといってもポルシェでその一言に尽きます。
ポルシェマカンという小型のSUVが発売されていますが、あちらはケイマンやボクスター用の普通の2リッター4気筒ターボエンジンを搭載しています。
マカンは小型SUVとは言ってもかなりの大柄で車重も重いため、思ったようにに加速してくれません。
このマカンを買うような人達はそこまでクルマに拘りがなく、性能についてもあまり気にせずに購入しているようです。
ポルシェカイエンにはそうした性能の不満というものは全くありません。
V8エンジンの豪快な音を発して、とてつもない加速でクルマを走らせます。
ポルシェに期待することは、何も知らなくてもポルシェらしく走ってくれるクルマなのだと思います。
そうした、ポルシェの走りを体感できるSUVがポルシェカイエンで、ポルシェらしい高級感と走りを両立しています。
そう考えると国産の新車と同価格でも仕方がありません、なんと言ってもポルシェですからね。
むしろ、その価格でポルシェのV8エンジンモデルが買えるのは、日本は輸入車がとても安い国ということを表しています。
その他、カイエンを買う時のポイントとしてはオプションです。
ポルシェ・スタビリティ・マネージメント(PSM)などの走りを高めて安全性にも役立つ装備はできれば欲しいものです。
輸入車は特にオプションが高価に設定されていますから、オプションがたくさん付いているポルシェカイエンほどお得ということになります。
https://www.webcg.net/articles/gallery/37769#image-5
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