新型エスクァイアの エコカー減税やその他税金情報！

トヨタの新型エスクァイアのエコカー減税はどれぐらいでしょうか？

新型エスクァイアのエコカー減税に加え、自動車税などの税金の情報をご紹介します。

新型エスクァイアのエコカー減税率

2015年にエコカー減税の制度が大幅に変更されました。2015年税制改正による車体課税の見直しでは、エコカー減税対象自動車に関わる燃費性能に関する要件等の見直しを行い、乗用車については2015年度燃費基準から2020年度燃費基準への置き換えが行われました。

以前は60～100％減税される基準であったものを、20～100％減税される新基準へと移行したのです。これらの新基準は2015年4月1日から自動車取得税、2015年5月1日から自動車重量税に適用されています。

この税制改正による影響は、車両重量が重いミニバンでの影響が非常に大きく、新型エスクァイアにとっても非常に大きな影響があります。この新基準に基づくと、新型エスクァイアに適用される燃費基準は下表のようになります。唯一車両重量1650kgを超えるガソリン車のXiだけが一つ上の重いクラスを適用されます。

車両重量別目標燃費

引用：http://www.sankoh-jp.com/blog/nebiki/7353/

この基準に照らし合わせると、エスクァイアのハイブリッド車の場合はエコカー減税が100％免税となります。これまでエコカー減税が100％免税であったガソリン車については自動車重量税の減税率が25％に、自動車取得税の減税が40％にそれぞれ引き下げられています。

ガソリン車に関しては従来よりも税負担が大きくなってしまいました。新基準での減税率はエスクァイアのグレード別に次のようになります。

HYBRIDエコカー減税：自動車重量税100%％＋自動車取得税100％＋自動車グリーン税制75％
Gi 2WD・4WD＆Xi 2WDエコカー減税：自動車重量税25％＋自動車取得税40％＋自動車グリーン税制50％
Xi 4WDエコカー減税：自動車重量税25％＋自動車取得税40％

HYBRIDの減税額

最もエコカー減税の恩恵を受けるのが燃費の良いハイブリッドです。HYBRID Gi ”Black-Tailored”やHYBRID Gi、HYBRID Xiがこれに該当します。目標燃費＋20％を達成していますので、自動車重量税と自動車取得税が100％減税され、グリーン税制も75％が適用されます。

トヨタのハイブリッドシステムの技術力の高さが課税額にも奏功します。減税額は車両本体価格の違いからグレード別で変わりますので、標準価格での減税額の詳細を下表に載せておりますのでご確認ください。

なお減税額はオプションを含まない標準仕様車の価格をベースに出しています。オプション・付属品の価格によって減税額も異なる場合がありますのでご注意ください。

HYBRID Gi ”Black-Tailored”

HYBRID Gi

引用：https:/toyota.jp/esquire/grade/grade3/

引用：https:/toyota.jp/esquire/ecocar/減税額表（HYBRID）

Gi 2WD&4WDとXi 2WDの減税額

ハイブリッド車の次に減税の恩恵を受けるのが、ガソリン車のGi 2WD&4WDとXi 2WDになります。該当するグレードはすべてガソリン車でGi ”Black-Tailored” 2WD&4WD、Gi 2WD&4WD、Xi 2WDになります。

これらのグレードは目標燃費の97％しか達成できていませんので、自動車重量税が25％と自動車取得税が40％の減税にとどまり、さらにグリーン税制は50％が適用されます。

ライバル車である日産セレナはマイルドハイブリッドを搭載していることもあって、目標燃費の基準をクリアしていますが、ホンダステップワゴンはエスクァイア同様にクリアできていません。

5ナンバークラスのミニバンとしては相場的な燃費ですので、取り立てて劣っているという訳ではありませんが、もう少しメーカーには頑張ってもらいたいところです。

減税額の詳細は下表のようになります。オプションの有無によって減税額が変わってきますので、減税額はオプションを含まない標準仕様車の価格をベースに出しています。

Gi

引用：https:/toyota.jp/esquire/grade/grade3/

引用：https:/toyota.jp/esquire/ecocar/減税額表（ガソリンGI&Xi）

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Xi 4WDの減税額

最も税制優遇が受けられないのがガソリン車のXi 4WDになります。車両重量上はほかのグレードよりも一つ上のクラスとなり、目標燃費が若干低くなるのですが、

4WDユニット搭載による車両重量増加や、4WD化による動力伝達ロス、フリクションの増加などによって、燃費がガソリン車の2WDに比べて約10%ほど落ちてしまいますので、致し方ないところです。

ライバル車である日産セレナやホンダステップワゴンは、目標燃費を達成しているのに対し、エスクァイアは目標燃費の96％しか到達していませんので、メーカーにはもう少し開発を頑張ってもらいたいところです。

Xi

引用：https:/toyota.jp/esquire/grade/grade3/

減税額表（ガソリンXi）

引用：https:/toyota.jp/esquire/ecocar/

ウェルキャブシリーズの減税額

福祉車両であるウェルキャブシリーズは、福祉の現場で活躍するクルマです。最近は高齢化社会になってきていますので、街でもよく見かけるようになりました。

足腰の不自由な方や車いすの方に不自由なくご利用いただけるように、様々な工夫を凝らした装備がついています。代表的なものは次の通りです。

セカンドシートが自動で回転とスライドをし、乗降の手助けをしてくれるサイドリフトアップシート車。

助手席が自動で回転とスライドをし、乗降を手助けしてくれる助手席リフトアップシート車。

運転手さんが車いすを使われている場合にセカンドシートに車いすを自動で載せてくれるフレンドマチック装着専用車。

直接車いすを社内に積載できる仕様のクルマなど、まだまだ他にも福祉車両がラインナップされていますが、まずは前述した3車種で減税額等を説明させていただきます。他の車両も車両本体価格を比較していただければ、減税額の概算ははじけます。

まず大事なポイントは、これらの車両は福祉車両になりますので、消費税が非課税となります。これは大きなメリットです。

エコカー減税と合わせて消費税までが免除されるので、本体価格の高い特装車であってもとても買いやすくなります。

またお体の不自由な方やその家族が購入される場合には、国や地方自治体による助成制度もあります。これは地方自治体によって制度が異なってきますので、各都道府県税事務所や福祉事務所あるいはトヨタの販売会社を通じてご確認ください。

ウェルキャブシリーズのエコカー減税額は下表のようになっています。意外とエコカー減税の金額は少ないようです。福祉車両なのですからもう少し優遇されてもいいと思うのですが・・・

サイドリフトアップシート車

助手席リフトアップシート車

フレンドマチック取付専用車

引用：http://toyota.jp/esquire/welcab/減税額表（ウェルキャブ）

自動車税

自動車税は、毎年支払うものですが、登録初年度に限り、クルマを購入する月によって税額が変わります。

これは年度で収める自動車税額が決まっていることから、登録初年度は購入した月に従って月割で支払うことになるからです。自動車税は会計年度ごとで納めますので、4月に買うと満額を支払い、3月に買うと税金がかからないようになる制度です。

エスクァイアの場合、4月に登録すると税額は36,200円で、3月に登録すると0円となります。購入時の支払いをできるだけ少なくしたいのであれば、3月登録にすることをお薦めします。

ここで気を付けておかなければならないことが1点あります。自動車税は契約した月で決まるのではなく、登録した月で決まります。ですからエスクァイアの納車が1か月半ほどかかる現在では、1月半ばまでに契約したものが、3月度登録になりますので気を付けてください。

また、特別仕様車であるBlack-Tailoredや、ウェルキャブシリーズは、特装車となりますので、さらに納期が延びますので、12月中に契約しておくのがベストです。

ディーラーオプションを数多くつける場合も特装車と同様に納期が延びてしまいますので、同様に契約月に注意を払ってください。詳細な納期についてはお近くのディーラーにご確認ください。