パサートとカムリを比較！どっちが買い？維持費、燃費、乗り心地などを比較！

セダンを選びたいが、手頃な価格のクルマがない…
国産セダンはごくわずか、あるのは高級輸入車ばかり…
セダンというと世の中”スポーツセダン”ばかり…

そんなことはありません！実は、一時少なくなった国産セダンですが、グローバルで評価されるクルマが日本でも買える時代です。

ここでは、質実剛健のVWパサートと、北米で絶大の人気車カムリを比較します。参考にしてみましょう！

基本スペックを比べよう

引用：https://gazoo.com/impression/r298336.html

引用：https://gqjapan.jp/car/review/20180110/toyota-camry

VWパサートとトヨタカムリのスペックを比較

パサートとカムリのスペックを比較する前に、知っておきたいのが”どのグレードを選ぶか”というポイントです。

●パサートはFF車。直列4気筒のターボチャージャー付”1.4Lガソリンエンジン”と”2.0Lガソリンエンジン”、”2.0Lディーゼルエンジン”の3グレード。最高出力と最大トルクは表を参考にして下さい。トランスミッションは1.4Lが7速AT、ガソリン/ディーゼルの2Lモデルは6速ATを採用しています。

●カムリはFFのみの1グレード。直列4気筒エンジンは”2.5L”のみ。最高出力はエンジンが178馬力/最大トルク221Nmと、モーターが120馬力/202Nmのハイブリッド車です。

クルマの大きさは、カムリの方が全長で10-12.5cm長く、1cm幅広。ミドルサイズセダンとして、堂々としたフロントマスクが特徴です。

最小回転半径は5.4mのパサートの方が小回りが効き、狭い通りでも走りやすい。ハイブリッドのカムリは、低重心がポイントのひとつ。

エンジン比較

パサートとカムリ、乗り降りが楽なのは？

クルマの乗り降りしやすいのは、どちら？画像で比べてみましょう。

パサート

引用：https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/passat.html

カムリ

引用：https://toyota.jp/catalog/camry_main/book/?padid=ag341_tjp_wcata_camry_main_d#target/page_no=51

断面図

引用：https://www.volkswagen.co.jp/content/

引用：https://toyota.jp/catalog/camry_main/book/?padid=ag341_tjp_wcata_camry_main_d#target/page_no=26

サイドビューでは、パサートとカムリのデザインは特徴が分かれます。全高では15-25mmパサートが高く、オーソドックスなセダンフォルム。カムリはアメリカで大成功しているだけに、後席のスペースを広くとる”クーペ風”のフォルムに仕上げています。

リヤドアの大きさはパサートが大きいですが、カムリの方がリヤの乗り降りは楽。ただ、フロント側は両方とも文句無しの乗り降り。車高が高い分パサートがいいという人もいるでしょう。ぜひディーラーで確認を！

維持費の違いは？

引用：https://www.pocketmoney.xyz/how-to-save-money2/

燃費を見てみよう

燃料満タンの価格と走行可能距離は？

○レギュラーガソリン1ℓ＝140円とすると、
○ハイオク(プレミアム)ガソリン1ℓ＝151円
○軽油1ℓ＝129円

●パサート1.4L：20.4km/L
満タン→59L、8,909円、走行可能距離1203.6km、実燃費(60％)→722.1km
●パサート2.0L：15.6km/L
満タン→59L、8,909円、走行可能距離920.4km、実燃費(60％)→552.2km
●パサート2.0Lディーゼル：20.6km/L
満タン→59L、7,611円、走行可能距離1215.4km、実燃費(60％)→729.2km
●カムリ：2.5Lハイブリッド：28.4-33.4km/L
満タン→50L、7,000円、走行可能距離1,420~1,670km、実燃費(60％)→852~1,002km

……やはり、ハイブリッドは低燃費！ミドルサイズでありながら満タンで800km以上だと、年間走行1万kmの人は月1回の給油でOK。パサートもミドルクラスではなかなかの好成績(低燃費)といえるでしょう。

引用：https://www.volkswagen.co.jp/

引用：https://toyota.jp/catalog/camry_main/

維持費を比較しよう

ここでは、実燃費をもとにガソリン代、軽油代を計算しています。

※グリーン化特例は翌年度の自動車税の減免です。

※パサートの場合：オイル交換では、5,000kmごとにオイル交換をするのが最適です。ディーラーによっては15,000kmごとの交換という説明がありますが、ドイツ車はとくにオイルの減りが進み、汚れも激しくなります。オイルの減りは5,000km走行でぜひ確認しましょう！

パサートとカムリの”乗り心地”対決！

パサートの口コミより

※みんカラ より引用しています。

引用：https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/

満足なポイント

・デジタルメータのフル液晶でカスタマイズが出来、見たい情報が一度に豊富に見られる。丁寧な変速と、Sモードでのやる気を出す豹変ぶりは最高。

・1.4Lのコンフォートラインは実用セダンらしく必要十分な馬力、トルク感で税金も安くなるしで自分にはこれで満足です。

・比較的大きなセダンですが、センサーやカメラが充実していて駐車時は思ったほど苦労しません。運転席からの視界も良好ですぐに慣れる。

・燃費がいい。

不満なポイント

・アイドリングストップが始動時に必ずオンになっているので、うっかりオフにし忘れると場合によってはエアコンの効きがいきなり悪くなります。

・エンジン音が静かな分、荒れた路面ではロードノイズが若干大きい。

カムリの口コミより

※みんカラ より引用しています。

引用：https://toyota.jp/catalog/camry_main/

満足なポイント

・シート感はやや硬めながら、気になるぐらいの状態ではなく、良質感が感じられ、長時間の運転でも体への負担は少ない感じ。

・シャシー剛性やボディ剛性は安心感があります。

・120km位まで短時間ではありますが、EV走行が可能なのには驚きました。また、ようやくカムリにもドライブモードセレクト、シーケンシャルシフトマチックが付いた事で多少運転が楽しめます。

・１回の給油で1000キロ近い距離が走れる燃費の良さもお勧めです。

不満なポイント

・メーカー純正ナビゲーションは使い勝ってがいまいちで、社外品と比べ音質も良くない。

・自分で納得して買ったけど…回転半径4.9ｍと1840㎜の車幅は扱うのに気を遣う。

まとめ

引用：https://www.webcg.net/articles/-/38985

引用：https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20170724-20103287-carview/

VWパサートとトヨタ カムリの比較をまとめました。300万円台から買えるミドルサイズセダンでは、コストバランスが最も高い2台です。

燃費がいいことも魅力の2台。走りはパサートが1.4Lでも問題ない…という口コミが結構あります。またカムリはハイブリッドの静かさやクルマの剛性感と加速が好評です。

どちらを乗るか？この2台は”プレミアム感”を求めない人向け。中身の良さで買う人向けなので、”ボディーサイズに制限あり”の人はパサート、納得済みの人はカムリでいいでしょう。

パサートの場合、長く乗る人は”エンジンオイル”の交換はマメに行いましょう。維持費はそれなりにかかります。カムリはモデリスタなどパーツ交換で楽しむ人に最高の一台。クラウンほどのかっこよさを求めない人向けです！