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ランクルの名で知られるトヨタ ランドクルーザー200系。そしてランドローバー ディスカバリースポーツの2台をご紹介しましょう。
この2台、大きさはかなり違い、共通点はプライスレンジのみ。
ライバル車としては異色の競合ですが、ぜひ参考にして下さい。
ランドクルーザー、ランドローバー ディスカバリースポーツとは、どういうクルマか?
ランドクルーザー:473〜684万
引用:https://autoc-one.jp/toyota/landcruiser_200/report-2395640/
トヨタ ランドクルーザー(200系)は、世界中で愛されるオフロードカー。ランドクルーザーとは”陸の巡洋艦”を意味し、海外では”トヨタ=ランクル”とまで言われているほどのクルマです。
ラダーフレームにダブルウィッシュボーンのサスを後輪に採用。堅牢にして、崖や岩場での片車輪での空転さえものともせず、走っていくメカニズムは有名です。
もちろん、オンロードでも絵になるクルマですが、乗り心地はごく普通。幹線道路では意外に振られるなど、やはり悪路を乗りこなすためのオフロードカーだと言えます。
ディスカバリースポーツ:443〜763万円
引用:https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17225339
ランドローバーは、英国のオフロードメーカーで、日本ではホンダと提携した時代があります。プレミアムSUVのレンジローバーを頂点に、末弟のディスカバリースポーツ(通称ディスコスポーツ)まで、一貫して同じインテリアを踏襲することで、その質感を統一しています。
ディスカバリースポーツは、ディスカバリー(全長4,970mm×全幅2,000m)よりもコンパクトです。
世界的に大好評のイヴォーグよりSUVライクなデザインで、4,610mmの全長で7人乗りというのも、特徴のひとつです。
ランドクルーザーとディスカバリースポーツの大きさ比較
ランドクルーザー | ディスカバリースポーツ | |||
グレード | ZX | AX/GX | ||
全長(mm) | 4,950 | 4,610 | ||
全幅(mm) | 1,980 | 1,895 | ||
全高(mm) | 1,870 | 1,880 | 1,725 | |
最小回転半径(m) | 5.9 | 5.6 | ||
車両重量(kg) | 2,430-2,690 | 1,950-2,040 | ||
燃料タンク(L) | 93(ハイオク) | 68(ハイオク) | 55(軽油) |
↓V8 4.6L、全長5m 全幅2m…世界で最も信頼される耐久性能と動力性能を持った、数少ないオフローダー。
砂漠から山岳地帯、ジャングルなどでも活躍するため、UN(国連)御用達となっている。8人乗りと5人乗りがラインナップ。
引用:https://toyota.jp/catalog/landcruiser_main/
↓ランクルよりもふた回り小型で、7人乗りなことから、いざというときのサードシートが便利なディスコスポーツ。
2Lエンジンで車重2トンはかなり重量級で、走りにもどっしり感がある。
引用:https://www.landrover.co.jp/Images/Land-Rover-Discovery-Sport-Brochure
エンジン比較
ランドクルーザー | ディスカバリースポーツ | |||
グレード | ZX | AX/GX | ||
エンジン | V型8気筒 4.6L | 直列4気筒 2.0Lターボ | 直列 2.0LターボD | |
最高出力(PS) | 318 | 240 | 180 | |
最大トルク(Nm) | 460 | 340 | 430 | |
駆動 | 4WD | 4WD |
↓ランクルならホワイトかブラック…だけでなく、全部で9色も用意されている。
ブルー、ブラウン、レッド、ベージュ…こんなランクルが走って来たら、思わずじっと見てしまうだろう。
引用:https://toyota.jp/catalog/landcruiser_main/
↓水深600mmまでは問題なく走行でき、ヒル・ディセント・コントロール(HDC)も完備。
ただ、昔のディスカバリーのような”ボディに傷が付くのが似合うクルマ”ではない。
(ディスカバリーは悪路を楽しんで走らせるユーザーが多く、ボディ側面に何本もの傷あとが残るクルマがあった)
引用:https://www.landrover.co.jp/vehicles/discovery-sport/index.html
燃費、実燃費の比較
燃費と実燃費を比較します。JC08モードに60%を掛けたものを実燃費として計算。
ランドクルーザー | ディスカバリースポーツ | |||
グレード | ZX | AX/GX | ||
排気量(L) | 4.6L | 2.0Lターボ | 2.0LターボD | |
駆動 | 4WD | 4WD | ||
JC08燃費(km/L) | 6.7 | 6.9 | 10.2 | 14.4 |
実燃費(km/L) | 4.0 | 4.1 | 6.1 | 8.6 |
満タンでの走行可能距離
満タンで、どのくらい走行可能?ここでは、実燃費×満タンで走行可能距離をご紹介します。
ランドクルーザー | ディスカバリースポーツ | |||
グレード | ZX | AX/GX | ||
4.6L | 2.0Lターボ | 2.0LターボD | ||
駆動 | 4WD | 4WD | ||
実燃費(km/L) | 4.0 | 4.1 | 6.1 | 8.6 |
満タン走行距離(km) | 373.9 | 385.0 | 416.2 | 475.2 |
引用:https://toyota.jp/catalog/landcruiser_main/
↓ディスカバリースポーツのセカンドシート。前後に160mm動かすことが可能、60:40で分割可倒式。
引用:https://www.landrover.co.jp/Images/Land-Rover-Discovery-Sport-Brochure
維持費の比較
ここでは、両車の維持費を計算します。
ハイオクガソリン=151円/ℓ、軽油=129円/ℓで計算しています。
引用:https://sozai-free.net/denntaku-okane-209.html
ランドクルーザー | ディスカバリースポーツ | |||
グレード | ZX | AX/GX | ||
エンジン | 4.6L | 2.0Lターボ | 2.0LターボD | |
自動車税 | ¥88,000 | ¥88,000 | ¥39,500 | |
エコカー減税 | ¥0 | ¥0 | ¥29,500 | |
オイル交換 | ¥7,500 | ¥7,500 | ¥30,000 | ¥30,000 |
燃料代 | ¥375,622 | ¥364,734 | ¥246,732 | ¥149,306 |
実燃費 | 4.0 | 4.1 | 6.1 | 8.6 |
合計 | ¥493,622 | ¥460,234 | ¥316,232 | ¥189,307 |
ランドローバーを所有することは、維持費が掛かる…ということ。
オイル交換でもかなり所持金が必要です。
この他に自賠責や任意保険など、多めに用意しましょう。
口コミ比較
みんカラ、価格com.から口コミを引用しています。
ランドクルーザー
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/33346
引用:https://toyota.jp/catalog/landcruiser_main/
●最高級とまではいきませんが良いです。
外のエンジン音と比較して車内は非常に静かだと言われます。
○この車の走行性を問う場合、クロカンということになりますが、一般道路を走っている限り、サス、密閉度の向上をかんじることができます。
基本的には、よくなっていると思います。
末期モデルのため熟成されていて、次のフルモデルにはここまでのクオリティをなし得るの否か心配です。
不思議とコンフォートな乗り心地が予想外でした。
入力がマイルド?高速安定性がたかいです。
また低速時では船です。
●普通の車と比較すると轍にはかなりハンドルをとられます。
凹凸もしっかり拾いますし揺れも大きいですが不快感は不思議と少ないです。
程々のスピードのレーンチェンジなどは、それなりに素早く可能ですし、法定速度+α程度の高速巡航も問題ないです。
基本的には遮音性は高いと思います。
しかしAX-Gの方が乗り心地も遮音性も高いと感じました。タイヤホイールの関係でしょうか。
ディスカバリースポーツ
引用:http://openers.jp/gallery/1577948/4
引用:https://autoprove.net/landrover/discovery/3340/
●2リッターターボエンジンは、踏み込むと恐ろしい加速をします。高速の合流にはぴったりです。
子供たちはジェットコースターだと言って楽しいようです。普段はエコモードで十分ですね。
満足です。
ただし、足回りがしっかり(固め)しているためか、乗り味は道路の段差などを拾うきらいがあります。
これは重要な点ですが、ディーラーの担当者さんの対応がとてもいいです。
ディーラーの対応が悪ければ、車の魅力も半減するかと思いますが、少なくとも私が購入したディーラーはとてもよい対応をしてくれています。
○7人乗りのSUV、燃費を考えディーゼルで決めたのですが失敗でした。
とにかく低速時のトルクのなさ、シフトチェンジのもたつきは最新型とは思えないほど精度が低いと感じました。
中速域の伸びはなかなかですが、低速域がひどいです。
ランドローバー社の持ち味である悪路や起伏などは他の競合に比べかなり非力でストレスフルです。
なぜ評判が良いのか分かりません。
●エンジンは今まで乗った車の中で一番排気量が小さいですが、ダウンサイジングターボの威力で一番早いです。
少し乱暴にアクセル操作すると突然ターボが効きます。
エンジン音は静かです。
メルセデスVクラスより居住空間と荷室が狭いですが、走行性能は比べ物にならないぐらい上です。
どのくらいの人数、荷物をどのくらいの頻度で載せる必要があるのかによって選択すればよいと思います。
日常的にはディスカバリースポーツは使い勝手の良い車だと思います。
ランドローバーを扱うディーラーに付いての注意点
引用:http://frequ2156.blog.fc2.com/img/LANDROVER.jpg/
ランドローバーを扱っている輸入車ディーラーは、ジャガーも扱うことが多くなっています。その理由はランドローバーとジャガーが統一愛車になったことから。
ジャガーはもともとは”フォード”傘下に入っていたことがあり、ディーラーによってはフォードの日本撤退で”ジャガーとランドローバー”を扱うことが少なくありません。
フォードとジャガー、フォードとランドローバーではクルマの雰囲気や扱い方は、かなり違います。
高級車のイメージでランドローバーを買おうとしても、アメリカ車の大ざっぱさを売りにしていたディーラー色がなかなか取れないことが少なくありません。
ディーラーとの相性が、ランドローバー購入の決め手になるようです!
まとめ
ランドクルーザー200とディスカバリースポーツ……プライスレンジが重なるこの2台ですが、そのボディサイズやクルマの成り立ちは全く違います。
ランクル200は、燃費や乗り心地に満足度を求めてはいけません。
道なき道を走る基本性能は、ラダーフレームですから揺れることを想定して乗るクルマ。
一方のディスコスポーツは、クロカンフォルムながらシティボーイといったクルマ。
流行のSUVでは老舗ですから、満足度も高いでしょう。
どちらも維持費は高く付きます。それだけ、長く乗れるクルマであることは間違いありません。
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