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車格やスタイリングなどの違うトヨタヴェルファイアとホンダオデッセイ。
エクステリアや維持費だけでなく、乗り心地まで比較してみましょう。
ヴェルファイアvsオデッセイ 維持費は?
車を所有しているだけで、様々なお金がかかりますね。
車のローンや保険、駐車場代、ガソリン代のほか、毎年春には自動車税、車両購入時と車検時には自動車重量税が徴収されます。
2019年には自動車税が引き下げられるという噂もありますが、現行制度ではどのぐらいの税金がかかるのか比較してみましょう。
自動車税は?
自動車税は車の排気量によって決まります。
【ヴェルファイア】
排気量は2,500ccですので、年間45,000円となります。
【オデッセイ】
排気量は2,400ccですが、自動車税はヴェルファイアと同じく年間45,000円です。
自動車重量税は?
自動車税の他、車両購入時と車検時に法定費用として徴収されるのが「自動車重量税」。
この自動車重量税は車両重量ごとに決まっており、0.5トンあたり4,100円です。
2019年4月30日迄にエコカー減税対象車を購入して新車登録した場合は、0.5トン毎に2,500円となります。
【ヴェルファイア】
車両重量:1920~2020kg
2.0トン以下であればエコカー減税対象車で10,000円、対象外なら16,400円です。
2.0トンを超える車両はエコカー減税対象車で12,500円、対象外なら20,500円となります。
【オデッセイ】
車両重量:1720~1810kg
エコカー減税対象車で10,000円、対象外であれば16,400円となります。
維持費に関してはどっちを選んでも変わらないと言ってもいいでしょう。
この2車種において金額が大きく異なるのは車両本体価格ですね。
重量税の項目でご紹介しましたが、この2車種は車両重量が200㎏ほど差があります。
車の重量で変わるものと言えば、車両重量税だけでなく燃費もありますね。
大人数が乗るファミリーカーであれば、燃費は非常に気になるポイントかと思いますので詳しく見ていきましょう。
ヴェルファイアvsオデッセイ 燃費はオデッセイが勝利!
ヴェルファイア、オデッセイ共にガソリン車とハイブリッド車のラインナップがあります。
ここではそれぞれの最廉価グレードで比較します。
ガソリン車比較
ヴェルファイア(Zグレード): 11.6~12.8km/L(2WD・8人乗り)、12.0km/L(4WD・7人乗り)
オデッセイ(G・AERO Honda SENSINGグレード):13.6km/L(FF・8人乗り)、12.6km/L(4WD・8人乗り)
ハイブリッド車比較
ヴェルファイア(HYBRID Xグレード): 19.4km/L(E-Four・8人乗り)、18.4km/L(E-Four・7人乗り)
オデッセイ(HYBRID・Honda SENSINGグレード):26.0km/L(FF・8人乗り)、25.4km/L(FF・7人乗り)
どっちの燃費が優秀かと言えば、ガソリン車・ハイブリッド車ともにオデッセイになるかと思います。
ヴェルファイアのエンジンはV6なので、それなりに多くのガソリンを消費してしまうのは当然のことですね。
どちらもJC08モード燃料消費率での比較ですので、実際の燃費は大きく異なります。
ストップ&ゴーの多い市街地では、ヴェルファイアのガソリン車だと10km/L以上は少し難しいかもしれないですね。
「沢山の荷物や人を乗せることができて、燃費も良く」というのであれば迷わずオデッセイを選ぶのが無難ですし、ここに「快適性」を求めるのであれば、居住空間が広々としたヴェルファイアのハイブリッドを選択するのもアリだと思います。
しかしヴェルファイア・ハイブリッドの乗り出し価格は463.2万円~ですから、気軽に「じゃあコッチにしよう」と決められるような価格ではありませんね。
オデッセイはハイブリッドの8人乗りを選択しても乗り出し価格は375万円~で比較的手の届きやすい価格です。
ハイルーフ化によって先代のオデッセイに比べて大幅に居住性が向上していますので、余程のことがない限り「窮屈」と感じることは無いはずです。
大人数が乗るようなシーンがそれほど無い方には、オデッセイぐらいの車格が丁度いいのかもしれませんね。
ヴェルファイアvsオデッセイ 乗り心地はどうハイクラスのヴェルファイア
引用:https://toyota.jp/vellfire/interior/?padid=ag341_from_vellfire_navi_interior
では、両車種の乗り心地を比較してみましょう。
「乗り心地が良い」と感じる要素には、車の安定性、サスペンションの運動性能、室内の広さ、シートの軟らかさなど、様々な比較項目があります。
中でも、ドライバー以外の同乗者が感じる乗り心地を大きく左右するのは居住空間の広さやシート形状でしょう。
まずはヴェルファイアの室内空間から見てみましょう。
引用:https://toyota.jp/vellfire/interior/?padid=ag341_from_vellfire_navi_interior
ハイクラスの車両に相応しい、ホールド感の高そうなシート形状ですね。
特にセカンドシートはマッサージチェアを連想させるほどどっしりとした印象です。
助手席シートにもフットレストが付いていますので、ロングドライブでも快適に過ごすことができそうですね。
高級車に相応しい味付けの足回りになっているはずですので、もちろん乗り心地の良さは期待しても良いでしょう。
では、オデッセイを見てみましょう。
引用:https://www.honda.co.jp/ODYSSEY/webcatalog/interior/cabin/
セカンドシートのヘッドレスト形状が独特で座り心地は良さそうですが、助手席シートのフットレストは残念ながら無いようです。
セカンドシートのアームレストなどを見ると、ヴェルファイアに比べて見た目の剛性感に欠ける部分もありますが、そもそも車両本体価格に大きな差がありますので妥協せざるを得ないポイントになるかと思います。
また、足回りのセッティングが固めだと言われているオデッセイですが、マイナーチェンジによって乗り心地は改善したと言われています。
高級車なりの乗り心地が期待できるヴェルファイアには劣るかもしれませんが、ドライバーの視点は若干低めですので、こちらの方が低重心で運転しやすいと感じる方もいるかと思います。
この辺は好みの問題ですので、試乗するなどして実際の乗り心地をチェックしてみてください。
ヴェルファイアvsオデッセイ エクステリア比較
【ヴェルファイアの外観】
引用:https://toyota.jp/vellfire/exterior/?padid=ag341_from_vellfire_navi_exterior
ヴェルファイアはトヨタの中でもアルファードと共に”高級車”という位置付けの車ですから、気品の漂う精悍な顔つきをしているように思えます。
旧型に比べてヘッドランプを大型化したことに加え、エアロボディは「ダンベル形状」をテーマとしたデザインで、フロントフェイスではワイド&ローなスタンスを表現しているようです。
【オデッセイの外観】
引用:https://www.honda.co.jp/ODYSSEY/webcatalog/styling/design/
オデッセイのフロントフェイスは先代に比べると落ち着いた印象になりましたね。
ハイルーフ化したことでこれまでの低いスタイリングは姿を消してしまいましたが、「ミニバン」ということを考えると使いやすいスタイリングになったと思います。
ヴェルファイアの迫力には負けるかもしれませんが、これはこれで万人受けするデザインと言えるのではないでしょうか。
ノーマルのスタイリングがそれほど特徴の無い車でも、ディーラーオプションなどのエアロパーツを装着すればカッコよくなることもありますね。
車を選ぶ時はノーマルのスタイリングだけでなく、どんなエアロパーツが用意されているのかチェックをすることも重要です。
ヴェルファイアは「TRD」と「MODELISTA」という特徴の異なるエアロパーツが用意されています。
【TRD】
引用:https://toyota.jp/vellfire/customize/trd1/?padid=ag341_from_vellfire_accessories_customize_trd1
【MODELISTA】
引用:https://toyota.jp/vellfire/customize/trd2/?padid=ag341_from_vellfire_accessories_customize_trd2
TRDは「スポーティー」、MODELISTAは「スタイリッシュ」という言葉がしっくりくるのではないでしょうか。
トヨタ車はオプションパーツの選択肢が多いという点が大きな魅力ですね。
ヴェルファイアの車格から考えて、ヤンチャな走り方をする方はそれほどいないでしょう。
TRDのスポーティーなパーツよりも、MODELISTAのスタイリッシュなエアロパーツを纏う方がヴェルファイアには似合うと思います。
一方、オデッセイには「無限」ブランドのエアロパーツが用意されています。
引用:http://www.mugen-power.com/automobile/products/odyssey/
オデッセイだけでなくMUGENのエアロパーツは全車種共通してスポーティーなデザインです。
ルーフスポイラーなどは特に好みの分かれるパーツですので、スタイリッシュに乗りたい人にはノーマルのままの方が良いかもしれませんね。
しかし、ノーマルに比べると圧倒的に垢ぬけた印象を与えるパーツが揃っています。
ハイルーフ化したことによるファミリーカーのような見た目を少しでもカモフラージュしたいのであればエアロパーツの装着がオススメです。
いかがでしたか?
これらの車種に共通するのは7・8人であるという点であり、全く異なる位置付けの車であると言っても過言ではありません。
予算を気にせずにハイクラスの車両を選びたいのであれば、ヴェルファイアを選択してください。
装備・乗り心地ともに価格に相応しい圧倒的なパフォーマンスを発揮してくれるはずです。
しかし、コストパフォーマンスに優れるのはオデッセイのハイブリッドでしょう。
街乗りでも20km/L程度の低燃費走行が期待できるというのは大きなメリットです。
それぞれの車の特徴をしっかりと理解したうえで購入を検討しましょう。
キャッチ画像URL:https://toyota.jp/vellfire/exterior/?padid=ag341_from_vellfire_navi_exterior
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