新型S660のスペック紹介！ 特徴や性能は？

ホンダの新型S660のスペックはどうなっているでしょうか？

新型S660のスペックや、特徴などまとめてご紹介します。

新型S660主要スペック

出典：http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/performance/driving/

Sシリーズの第5弾となる新型S660は、車の好きの間ではビートの後継車？という意見がありますが、ホンダから久しぶりに発売された軽枠のオープンカーです。

軽枠にとどまらない高性能な自動車に仕上がりましたので、スペック表を基にご紹介しましょう。

新型S660のスペック表からもわかるように新型S660の乗車定員は2人ですが、これは、運動性能を可能な限り引き出すためにMR（ミッドシップエンジン・リアドライブ）にレイアウトしたためではありますが、やはりオープンカーと言えば2人乗りといったイメージ戦略もあるかもしれません。

走る、操る、曲がるといった自動車の基本性能を、高次元に融合させるためのレイアウトがミッドシップで、新型S660はミッドシップにすることで低重心かつ低慣性に仕上がり、高い旋回能力を誇ります。

出典：http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/performance/driving/

ミッドシップにレイアウトされるエンジン・S07A型は直列3気筒ガソリンエンジン。このエンジンはN-BOXシリーズに搭載されているエンジンに専用設計ターボチャージャーをドッキングさせ、軽枠ではトップレベルの出力である64PSを叩き出します。

この専用設計ターボチャージャーは、低・中速域からエンジンにパワーを与え、街乗りでも鋭いアクセルレスポンスを感じさせてくれます。

出典：http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/performance/driving/

スペック表によれば、S07A型に組み合わされるミッションは、6速MTとCVT。

マニュアル車は苦手という人にも乗れるようにCVTも用意。

6速MTの1速から5速は、クロスレシオ化し、鋭い加速を演出し、6速は、高速クルージングを快適にするための設定になっています。

出典：http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/performance/driving/

パドルシフトも付いたCVTは、新型S660用に専用セッティングされ、アクセルペダルの動きに、ダイレクトに反応する味付けとなっています。

7スピードモードあるパドルシフトは、MTの感覚で、シフトのチェンジが楽しめます。更に、SPORTスイッチも採用したCVTには、スイッチをオンにすると、アクセルペダルの動きに、よりダイレクトに反応する仕掛けとなっています。

出典：http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/performance/driving/

サスペンションは、スペック表によれば、フロントとリヤともにマクファーソン式を採用し、4輪独立懸架です。

軽自動車といえば、リヤサスペンションは車軸懸架が当たり前と思われがちですが、新型S660は、4輪のサスペンションが独立して動きます。

出典：http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/performance/driving/

ブレーキも軽自動車のリヤはドラムブレーが多いですが、新型S660はフロントとリヤ共にφ260mmもあるディスクブレーキを採用し、鋭い走りを支えます。

新型S660のスペック表

新型S660主要装備

新型S660はβとαの2グレードに分かれ、どちらも基本的なスペックは同じですが、βのほうが、インテリアの装備などで豪華なグレードといった感じなので、詳しく説明します。

出典：http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/performance/passive-safety/

新型S660の運転支援機能や安全装備からご紹介すると、運転席用i-SRSエアバッグシステム＆助手席用i-SRSエアバッグシステム、i-サイドエアバッグシステムは、βとα共に標準装備なのは、軽枠としては、最高レベルの安全性を誇り、頼もしく感じます。

低速域衝突軽減ブレーキと誤発進抑制機能で構成されるシティブレーキアクティブシステムは、βとα共にメーカーオプションとなっているので、もしもの時を考える人は付けてみるのもよいかもしれません、

快適装備では、ミッドモード付フルオート・エアコンディショナーとiPod対応USBプレーヤー/AM・FMチューナーがβとα共に標準装備し、快適なドライブとご機嫌なサウンドを提供します。

βとαで大きく装備が異なるのが、インテリアの装備です。メーターバイザーリングは、βがピアノブラックに対して、αは高輝度シルバー塗装が施されており、差別化。

パーキングブレーキノブをはじめ、エアコンアウトレットノブ、プッシュエンジンスタート/ストップスイッチリング、インナードアハンドルといったスイッチ・ノブ類についても、βがブラック、αはクロームメッキとなっており、αのほうが豪華さをプラスしています。

更に、新型S660のαだけにスポーツレザーシートが標準装備される上、ボディカラーがプレミアムスターホワイト・パールの場合には、アシンメトリーカラースポーツレザーシートをセレクトできます。

一方、βはスポーツファブリックシートが標準装備。

エクステリアやガラス類は、UVカット機能付フロントウインドウガラスと高熱線吸収/UVカット機能付ガラス（フロントドアガラス、リアガラス）がβとα共に標準装備され、女性には嬉しいですね。

出典：http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/performance/driving/

新型S660のタイヤ関係は、フロント：15×5J リヤ：16×6 1/2Jのアルミホイールに、YOKOHAMA ADVAN NEOVA®AD08Rのフロント：165/55R15 75V リヤ：195/45R16 80Wが組み合わされ、βとαに標準装備され、スポーツ走行にも十分なスペックです。

ただ、βとαではアルミホイールのデザインは異なります。

Honda純正アクセサリーとしては、スポーツカーらしいパーツが用意されており、スポーツ走行に適したスポーツブレーキパッドをはじめ、速度によって動くアクティブスポイラーなどがあります。

ボルドーレッドのロールトップも用意され、装着すれば上品かつ個性的なイメージの新型S660になります。

新型S660の主な特徴

新型S660の大きな特徴は、2シーターでミッドシップレイアウトの軽オープンカーであることです。

現在、発売されている自動車の中では、新型S660と全く同じ特徴をもつ軽自動車は無いかもしれません。

ただ、2シーターの軽オープンカーという特徴が共通しているのが、ダイハツのコペンです。

コペンはフロントにエンジンがレイアウトされているので、新型S660とは大きく異なります。

出典：http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/styling/design/

オープンカーを比較する場合、屋根の開閉方法がよく挙げられます。

新型S660の屋根には、ロールトップと称するソフトトップを採用しており、ロックを開閉して、手で取り外しするタイプです。

一方、コペンの屋根には、電動開閉式のハードトップを採用しており、手でロックを解除するのは同じですが、スイッチを操作するだけで簡単にハードトップのオープンとクローズが可能。

屋根の開閉方法は、新型S660よりコペンのほうが楽だといわれています。

エンジンのスペックは、新型S660とコペンは同等ですが、新型S660のほうが、スポーツ指向にチューニングされているため、鋭い加速が楽しめます。

走行性能についても、ミッドシップである新型S660のほうがスポーツ走行に向いているといわれています。
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まとめ

出典：http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/styling/design/

新型S660は、軽自動車とは思えないスペックで、走りを楽しむ人に最適な自動車です。

ミッドシップや4輪独立懸架によって走りが極められ、開閉するルーフや2シーターといったスポーツカーのテイストがプラスされ、素晴らしい仕上がりになりました。

更に、スペックにあらわれない感動がハンドルを握ることで体験できるかもしれません。

新型S660はコペンとよく比較されますが、硬派でスポーツ指向の新型S660、オシャレでスマートなコペンというイメージですね。

これから新型S660を購入する人の参考になれば幸いです。