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常に高級車の代名詞であり革新的な技術を追求し続けるドイツのBMWシリーズと、溢れんばかりの野心と俊敏性を携えたイギリスのジャガーシリーズ、誰もが振り返る高品位の2台です。
その中でも徹底的にスポーティーにこだわったSUV車「BMWX2」、「ジャガーE-PACE」、ともに切磋琢磨し続けるこの2台を所持するならどちらにするべきか?少しでも性能を良いものを選びたいと思うのは当然ですよね?
燃費性能や乗り心地を突き詰めていき、どちらがよりユーザーを満足させることができるのでしょうか!白熱するヨーロッパ高級車対決をお送りします。
BMW X2 ジャガーE-PACE 乗り心地が良いのはどっち?
引用:https://www.jaguar.co.jp/jaguar-range/e-pace/gallery-images.html
まずはこの2台の乗り心地を見ていきたいと思います。
加速力、そしてスピードが与える車への衝撃はどう変わるのでしょうか。
BMWX2の乗り心地は?ドイツのアウトバーンにも対応できる力
引用:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/x-series/X2/2017/at-a-glance.html
BMWX2の加速は最大トルク4.600を出し続けるハイパワーエンジンによってかなりスムーズに時速100kmまで到達します。(瞬間最大は6.800もだすパワフル性能)
しかし、これだけ俊敏でスポーティーな走りを実現できますが乗り心地に関してはちょっと難があるのです。
その理由はタイヤにあります。
強靭な硬さと悪路を突っ切る力強さを持っている「ランフラットタイヤ」を使用しているため、低速での運転中はゴツゴツとした操作性を感じるでしょう。
ではBMWX2がこのタイヤを選ぶメリットとは?日本ではあまり広まっていないランフラットタイヤですが、このタイヤはパンクをして空気圧が全くない状態でも走行することが可能。
更に高速走行をするほど乗り心地が滑らかになるという性質をもっているのでSUVやスポーティーな車にはもってこいのタイヤなのです。
このおかげでSUVならではの、コーナリングで発生する「ロール」をあまり感じません。
さすがはドイツ車、しっかりとアウトバーンに適応したタイヤを選んでいるようです。
ジャガーE-PACEの乗り心地は?
引用:https://www.jaguar.co.jp/jaguar-range/e-pace/gallery-images.html
ジャガーE-PACEは比較的低回転のトルクですが街乗りなどで運転するのには十分すぎる走行性能・加速ができます。
しかし低速トルクのため、高速走行するためには加速までに少し時間がかかるでしょう。
また、段差には要注意です!
懸架装置(サスペンション)の緩衝性能はあまり良くないので、路面のでこぼこや段差にかかると車両に衝撃が橋安くなっています。
おまけにこのタイプの車両にしては全幅1.900mmと幅広設定なので、車体をかじらないよう慎重に運転する必要がありあそうです。
乗り心地の比較まとめ 高速走行になるまでがカギ
BMWX2、ジャガーE-PACE、外国産SUVの「乗り心地」を比較してみた結果です。
2台とも走行性能、加速に関しては「高速走行中はすいすい走るし、揺れも少ないので乗っていて楽しい!」という意見と能力が備わっていました。
それに比べてジャガーE-PACEは低速運転から高速力がでるまでに難点があります。
スピードにのるまでは足取りが少し重いし、地上からのインパクトも吸収しやすいのであまり街乗りとかには向いていないかもしれませんね。
加速力に関してはBMWX2の方が気持ちよくスムーズに運転できそうです。
しかし、高速走行では2台とも目立った違いは感じませんでした。
BMWX2もジャガーE-PACEもいったんスピードに乗り始めるとまるで水を得た魚の様にダイナミックに突き進んでいきます。
走行スペックについてはやはりこのクラスでは最上位、真骨頂はどちらも高速走行時です。
BMW X2 ジャガーE-PACE 燃費性能が良いのはどっち?
引用:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/x-series/X2/2017/at-a-glance.html
外国の長距離を走行する目的で開発された2台、ハイブリッドがあるわけでもなく、排気量もかなり高めの設定なのでそもそも燃費性能はあまり良いとは言えないでしょう。
確かにカタログ燃費も変わりません。
実燃費も全く一緒なのでしょうか?見ていきます!
BMWX2の燃費性能は?
引用:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/x-series/X2/2017/at-a-glance.html
BMWX2はJC08モードで燃費15.6km/Lです。
乗り心地でもポイントになった走行スピードの向き不向きですが、こちらは燃費性能にもそのまま直結した結果がでています。
市街地の走行では燃費約8km/Lとカタログ燃費の半分以下しか力が出せていません。
そして意外なのが、割と開けた場所で運転する「郊外地モード」での燃費も10km/Lです
シティドライブよりも信号やコーナーが少ないとはいえこの燃費率。
それだけでも燃費に影響する所を見ると、BMWX2がいかにストップアンドゴーに弱いかが垣間見える結果となりました。
しかし!高速走行では豹変するのです!
高速走行モードの場合燃費率は驚異の15km/Lと素晴らしい数字がでました。
カタログ燃費ともう差がありません。
とことん速く走るためだけにこだわった、その様なドイツの姿勢が伝わりますね。
ジャガーE-PACEの燃費性能は?
引用:https://www.jaguar.co.jp/jaguar-range/e-pace/gallery-images.html
ジャガーE-PACEの燃費を見ていきましょう。
カタログの燃費では14.9km/LとBMWX2と比べてわずかに低いです。
しかし、ジャガーE-PACEも例にもれず高速走行では実燃費14km/L、ユーザーからの試乗記では高速道路で実燃費15km/Lでたという声も多数あります。
あれ?カタログ燃費を超えていませんか?
ですがストップアンドゴーはやっぱり向いておらず、市街地モード6km/Lで郊外モードでは9km/Lとこちらも燃費率は低めです。
BMWX2に比べて燃費性能が悪いのは車重に関係あると思います。
BMWX2の車重は1.500kgから1.690kg、対してジャガーE-PACEの車重は1.900kgと300kgも差が付いているのです。
逆にこれだけ差がついているのに燃費率をBMWX2と接戦しているのはある意味すごい!
燃費性能の比較まとめ 接戦する2台、しかしタイヤに隠された意外な違い
燃費性能に関しては、低速走行する市街地モードと郊外地モードの結果から見てBMWX2が辛勝しています。
やはり決め手は車重?これは恐らくタイヤで差がついています。
BMWX2のランフラットタイヤはパンクをしても走行ができるのでスペアのタイヤを乗せていません。
これによって車重を軽量化できるしラゲッジスペースの拡大も行えるのです。
その結果、BMWX2はジャガーに比べれば街乗りでも比較的安定した燃費性能を出せるのでしょう。
ジャガーE-PACEは街乗り運行に関しては燃費率がBMWX2と比べて見劣りしますが高速走行では全く同じレベルで燃費性能を維持できる、というギャップがあります。
車重を抱えても得意な走行はカタログ燃費以上をだせるという、ジャガーE-PACEの燃費は未知数だと感じました。
BMW X2 ジャガーE-PACE 維持費が安いのはどっち?
引用:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/x-series/X2/2017/at-a-glance.html
最後に、高級車を所持するうえで念頭に入れておかねばならない維持費です。
最先端SUVともなると、ガソリン代や税金に多大な影響を与えそうなので、ここはしっかり抑えていきます。
BMWX2の維持費は? ディーゼルガソリンが維持費を救う
引用:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/x-series/X2/2017/at-a-glance.html
BMWX2の維持費を見ていきましょう。
BMWX2は燃費性能がやや悪いかもしれませんが、使用するガソリンは“ディーゼルガソリン”です。
ディーゼル(軽油)はレギュラーやハイオクに比べ割安なので、維持費も多少抑えられるかもしれません!
BMWX2は高速走行に優れた車なので、長距離運転することを踏まえて月々の走行距離2.000km、それに伴う燃費性能は高速走行モードで15km/L、ディーゼルガソリンは110円で月のガソリン代を見てみます。
走行距離2.000kmをBMWX2燃費15km/Lで走行したら使用するディーゼルは133L、ディーゼルは1L110円なので14.666円となりました。
SUV車で2.000km走行してもかなり安いことがわかりますね!
オイル交換はまめな方なら半年に一回ディーラーで純正オイル(20.000円)を入れると思うので一年間にかかるオイル代は約4万円ぐらいになるでしょう。
続いて税金です。
BMWX2の重量は1.5t、それにかかる重量税は36.900円、自動車税は排気量1.5Lなので39.500円となります。
年間でかかる税金は、36.900円 + 39.500円 =76.400円
月で換算すると6.366円です。
高級車ですしやはり割高、それでもディーゼルガソリンの安さに助けられているので、想像よりは維持費はかかっていないイメージだと思いました。
ジャガーE-PACEの維持費は? がっしりとしたボディが仇に?
引用:https://www.jaguar.co.jp/jaguar-range/e-pace/gallery-images.html
続いてジャガーE-PACEの維持費です。
ガソリン代に関しては運用目的も同じ、燃費性能も同じ、使用するガソリンもディーゼルと全て同じになります。
という事で月々のガソリン代はBMWX2と一緒で14.666円としましょう。
オイル交換も概ね同等の額が要求されると見ていいです。
しかし問題はここから!
ジャガーE-PACEはBMWX2よりも0.4tも重く、1.900kgもあります。
これによって重量税は49.200円まで跳ね上がる結果に。
そして排気量!ジャガーE-PACEの排気量は2Lあるので自動車税は45.000円とこちらも大幅に高くなりました。
自動車税45.000円 + 重量税49.200 =94.200円、一年間で振り分けると7.850円です。
車重や車幅の大きさがここにきてダメージになってしまいました。
しかし、ジャガーE-PACEにはそれでも選びたいと思える魅力が残されていますので、事項でお届けします。
維持費を比較まとめ 割安はBMWX2、しかしジャガーE-PACEの秘密がまだ残されています。
BMWX2の維持費はガソリン代月々14.666円、税金は月換算6.366円なので、月の維持費は21.032円です。
そして次にジャガーE-PACEの維持費はガソリン代14.666円、税金7.850、維持費月額22.516円!
維持費に関してもBMWX2の方が若干有利な結果に、まぁわずか月額1.000円程度の差ですが。
結果だけをみれば燃費性能も維持費にかかる税金もBMWX2の方が少し上のイメージですが、オプションやグレードによってはBMWX2も重量が変わってくるのでそうなるとジャガーE-PACEと同じ維持費をかける事になります。
更にジャガーE-PACEは9速ギアの加速力を持っているので、BMWX2の7段階ギアよりも切れ味のある走りが可能であるという試乗記も大変多かったです。
BMWX2は車幅も車重もコンパクトな分使い勝手がよさそうですが、より洗練されたドライビングを楽しみたい方はジャガーE-PACEを選ぶのが良いでしょう。
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