メルセデス93歳!AMG52歳!ベンツと違うAMGはシャア専用ザク?

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メルセデスと言えば、ベンツという名前のほうが馴染深いでしょうか?

では、メルセデス-AMGという名前はいかがでしょう?

どちらも同じメルセデスの名前を持っていますが、いったい何が違うのでしょう?

その異なる部分に焦点を当てて説明致しましょう。

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メルセデスとAMGのベンツ

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引用:https://www.amg-tokyosetagaya.jp/

メルセデス-ベンツと、メルセデス-AMGは、現在は同じメルセデスという名前の会社ですが、もともとは別々の会社でした。

現在のメルセデス・ベンツは、第1次世界大戦が終息した1918年から、8年後の1926年6月のドイツで、ダイムラー社とベンツ社が合併し(当時はダイムラー・ベンツとして)スタートしました。

一方、現在のメルセデス-AMGとなる、AMG社が設立されたのは1967年です。

2019年で、創立93歳を迎えるメルセデス-ベンツですが、対してメルセデス-AMGは52歳を迎えます。

メルセデス-AMGの名前の通り、AMGという名のつくクルマも、セダンはもちろん、ステーションワゴン、クーペ、オープンカー、そしてSUVと多彩にあります。

でも、AMGの名がつく、いずれの新車販売価格は、1000万円代から3000万円代と、500万円~800万円クラスの高級セダンに比べて、高額なモデルばかりです。

ですが、高額なイメージの強いAMGシリーズの中で、400万円代の販売価格で始まる、CLAシリーズがあります。

下記のCLA 180 AMG STYLEのフロントフォルムをご覧ください。

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引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/cla/cla-coupe/explore/nba-all-models-models.module.html?svi=3B2DCBCF3EF5BF9F-19C1C16F3AE8A3FD&_ga=2.24543161.2052826713.1548337812-699582528.1547855377

では、メルセデス-AMG CLA 45 4MATICのフロントフォルムをご覧ください。

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引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/cla/cla-coupe/explore/nba-all-models-models.module.html?svi=3B2DCBCF3EF5BF9F-19C1C16F3AE8A3FD&_ga=2.24543161.2052826713.1548337812-699582528.1547855377

どちらもAMGという名前がついていて、いずれのフロントマスクからは、その違いを見つけるのは難しそうです。

では、メルセデス-AMGを含むCLAシリーズの3車種の価格とエンジンスペックをご覧ください。

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上記3車種は、全て直列4気筒のターボエンジンなのですが、注目すべきは、エンジン出力とトルク値の違いが明らかなことです。

この違いの理由には、メルセデス-AMGが持つ、強い個性が関係しています。

この個性が確立されるまでを、順を追って説明致しましょう。

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AMGの本当の意味と読み方は?

いきなりですが、AMGに隠された本当の意味は、Aufrech Melcher Großaspach(アウフレヒト・メルヒャー・グロースアスパッハ)です。

この意味を説明するには、ある2人のエンジニアの名前が大きく関わっています。

ところで、メルセデス-AMGにうたわれるAMGは、正式には英語読みでエー・エム・ジーと読みます。

ちなみにドイツ語読みであれば、アー・エム・ゲーとなります。

さて、前述のスペックでもご覧頂いたように、メルセデス-ベンツと、メルセデス-AMGでは大きく異なるのですが、これを冒頭タイトルにある、シャア専用ザクを例に説明します。

シャア専用ザクは、伝説的なアニメ、機動戦士ガンダムに登場するモビルスーツです。

メルセデス-ベンツが単なる量産型ザクだとしたら、AMGは推進力が30%ほどハイスペックな、赤い彗星のシャア専用ザク(以下シャアザク)といった具合でしょうか。

モビルスーツとは?

アニメガンダムに登場するモビルスーツは、全高18mの人型ロボットで、中にパイロットが乗る、戦闘兵器として登場します。

先ほどの量産型ザクも、シャアザクも、モビルスーツです。

ストーリにおいては敵役として登場する、シャア・アズナブル少佐が操縦していたのが、赤色モビルスーツのシャアザクで、ザクの3倍と言われる機動速度から、赤い彗星のシャアと恐れられました。

東京のお台場に行けば、実物大のモビルスーツ(現在はユニコーンガンダム)が飾られていますので、その大きさを、真近で実感することができるでしょう。

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引用:https://www.gundam.info/special-series/guruguru/special-series_guruguru_20080308_161p.html

AMGは単なる高出力のクルマなの?

シャアザクだというのなら、AMGは単なる高出力のクルマなの?と思うかも知れません。

でも、AMGは違います。

緑色ボディの量産型ザクに比べて、赤色ボディのシャアザクですが、頭のツノと、推進力30%アップで赤のボディ色以外は、ボディの装甲なども含めて、意外にもノーマルのザクと同じだったりします。

一方のAMGですが、エンジンはもちろん、既存のクルマをベースに、シャーシーからサスペンション、速く走るための剛性など、クルマ全体を網羅し再設計して、全く新しいクルマを創り出すエンジニア集団ですから、もっとストイックです。

もともとエンジン開発からスタートしたAMGですが、その生い立ちについてクローズアップしてみましょう。

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ベンツとAMG、2人のエンジニアが世界を変えた日

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引用:http://mercedes-amg.jp/?csref=_sem_yahoo_adws:amg_1603

時は1971年のベルギー王国、ドイツの国境付近に位置するアルデンヌの森に作られた、スパ・フランコルシャンという、コース全長およそ7㎞に及ぶ、起伏の激しいサーキットで開催された、24時間カーレースでのことです。

AMGと名乗る、赤色のメルセデス300 SEL 6.8L(428馬力)の重量高級セダンが、軽量化されたレースカーたちを差しおさえて、クラス優勝を果たした上、総合順位では2位という快挙を成し遂げました。

この日の快挙はニュースとして流れ、世界的に無名だったAMGの名前は、一躍、世界の舞台へと急速に伝わって行きました。

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当時AMGは、1967年に設立された会社で、ハンス・ヴェルナー・アウフレヒト(Hans Werner Aufrecht)と、エアハルト・メルヒャー(Erhard Melcher)の2人のエンジニアによって設立されました。

AMGのAは、Aufrecht(アウフレヒト)の頭文字のAMはMelcher(メルヒャー)の頭文字から作られたと言われています。

そして、アウフレヒトの自宅がある町、グロースアスパッハ(Großaspach) の頭文字のGを並べて、AMG(エー・エム・ジー)と名付けました。

そもそも、2人がAMG設立に至った背景には、ダイムラー・ベンツ(現在のメルセデス・ベンツ)が、モータースポーツ事業の活動を停止したことにありました。

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アウフレヒトとメルヒャーの2人は、今でいうサラリーマンとして、ダイムラー・ベンツで、レース用のエンジン開発部門に勤めていました。

会社からの、突然の事業活動の停止という方針にもめげず、2人のエンジニア魂の情熱は、熱く熱く燃えたぎっていたようです。

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アウフレヒトとメルヒャーの2人は、時間を見つけては、グロースアスパッハの町にある、アウフレヒトの自宅にてエンジン開発を続けて、腕を磨き上げていました。

そして1966年の末、ダイムラー・ベンツを退社し、隣町ボスタルにある製粉所に、レース用エンジンをテスト、設計するエンジニアリング会社AMG設立に至りました。

まさに、情熱と継続は力なりです。

でも、2人がパートナーとして、ダイムラー・ベンツのエンジン開発部門で出会わなかったら、あるいはどちらかの1人が別の会社に就職していたならば、今日のAMGは無かったでしょう。

それから、アウフレヒトには夢がありました。

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引用:https://www.mercedes-benz.jp/news/event/2019/amg-tour/?svi=3B2DCBCF3EF5BF9F-19C1C16F3AE8A3FD&_ga=2.65354925.2052826713.1548337812-699582528.1547855377

彼の描いていた夢は、レーシングカーをベースに、公道を走る高性能のクルマを創って売ることだったのです。

メルセデス・ベンツが、利益を得る為だけの量産型自動車を製造・販売しているのだとしたら、AMGはクルマの本質に迫る、スポーツ要素や快適性、前後方向や横方向の力学や動力をも網羅して、エンジンだけにとどまらず、最高級の性能を得るのに必要な、クルマを構成する、ありとあらゆる部品自体の設計をも検討し、手掛けます。

AMGでは、こうして新しく設計された部品で組み上げられ、出来上がったクルマを入念にテストして、理想とする設計性能に到達できているかをチェックして、初めて1台のクルマが完成します。

ですから、例え同じ名前を持ったクルマでも、AMGの手にかかったメルセデスは、全く別のクルマへと生まれ変わるのです。

また面白いことに、AMGの創り出すエンジンは同じスペックであっても、そのエンジン特性は、一つ一つ、エンジンによって異なるそうです。

その理由は、AMGでは、一つのエンジン組み立ては、一人のマイスターと呼ばれる職人が、責任を持って組み立てるアナログ的な量産スタイルを確率しています。

そして完成したエンジンには、そのエンジンを組み上げたマイスターの名が刻まれます。

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庶民派AMGの車種?

前述で説明したCLAシリーズの3車種の内で、最も販売価格が低いCLA 180 AMG STYLE(FF駆動)は、名前にAMGの文字はありますが、STYLEの名が示す通り、外観こそはAMGのフォルムをしていますが、エンジンは1.6Lターボエンジンで最高出力は122馬力と、非力です。

そして、上記3車種で、同じくメルセデス-AMGの名を持ち、最も高い販売価格のメルセデスAMG CLA 45 4MATIC(4WD)は、2.0Lターボエンジンで、381馬力を誇ります。

エンジンスペックから、1.6LターボのAMG STYLEに比べて、排気量こそはわずかに違えども、同じ規格の直列4気筒ターボエンジンで、2.0LのAMG CLA 45 4MATICでは、3倍以上の馬力の違いがあることがわかります。

対して車両重量は、前者が1480kgで、後者が1610kgです。

その差はわずか130kgで、AMG CLA 45 4MATICは、AMG STYLEからわずか8.7%の重量増です。

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これこそが、AMGが最も得意とするエンジンチューンの違いで、AMG CLA 45 4MATICだけが、マイスターと呼ばれる職人の手によって組み立てられたエンジンを搭載しています。

一人のマイスターによって、組み立てるエンジンだからこそ、それぞれ個性という特性があって、エンジン特性が異なります。

AMG STYLEがAMGと名乗るモデルであることについて、賛否両論の好き嫌いがあるようですが、上記3車種で最も低価格だと言っても、税込販売価格412万円は、庶民としてはけっして安くはありません。

ですが、その約2倍の798万円の販売価格で、エクステリアだけでなく、真のAMGとして、高出力エンジンを装備するメルセデスAMG CLA 45 4MATICのコストパーフォーマンスは、お買い得に思えて仕方がありません。

こう見ると、量産型ザクと外観がほとんど同じシャアザクは、ターボエンジンを搭載して出力を向上させた、CLA 180 AMG STYLEに近いように思えます。

むしろ、ノーマルに近いシャアザクを、ノーマルの3倍程度の速度で操ったシャア少佐の方が、よっぽどマイスター(職人)だったのかも知れません。

職人の技術と、愛情とも言える情熱によって、機械やクルマは素直に、その性能を表現し、反応を示してくれます。

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その意味では、AMGの神髄から外れてしまった、AMG STYLEの存在ですが、庶民向けAMGの楽しみ方のバリエーションが増えたことには、貢献しているでしょう。

私自身もエンジニアながら痛感していますが、技術は人なりという言葉があります。

今ある技術で、どんなに高い精度を持った機械を持ってしても、高い技術を持った職人と呼ばれる人間の、神業レベルの領域の精度が存在していて、安定した繰り返しが得意な機械でも、精度については神業レベルには到達できない領域が存在します。

AMGは単なるメルセデスではなく、レーシングカーが持つ高い技術力をバックボーンに、ゼロから設計されたコンセプトに従って、最高級のクルマを創るエンジニア集団が創り込むクルマなのです。

→関連記事/メルセデスAMGプロジェクトワン、市販型2人乗りF1ミッドシップ

アイキャッチ画像引用:https://www.amg-tokyosetagaya.jp/

この記事を書いた人

yoshiaki1974.7
心はクルマ好き少年のまま、気付けばオジサンになってしまった40代エンジニアの語らう思いを届けましょう。



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