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ミニバンの中でも人気のモデル、ヴォクシーにはガソリン車とハイブリッド車が設定されています。
ミニバンは「燃費が悪い」というイメージが昔からありましたが、ヴォクシーの燃費は実際にどれくらいなのでしょうか?
初代モデルやライバル車の燃費の比較や燃費向上のテクニックも紹介していきます。
ヴォクシーの燃費について
まずは現行のヴォクシー(3代目モデル)のカタログデーター(JC08モード)を見て行きましょう。
ガソリンモデル
引用:https://toyota.jp/catalog/voxy_main/book/?padid=ag341_tjp_wcata_voxy_main_d#target/page_no=17
新車価格 250万~325万円
エンジン 2.0L 直列4気筒DOHC
・2WD 16.0km/L
・4WD 15.0km/L
ハイブリッドモデル
引用:https://toyota.jp/voxy/performance/eng_hv/?padid=ag341_from_voxy_top_performance_eng_hv01#
新車価格 303万~338万円
エンジン 1.8L 直列4気筒DOHC+モーター
・2WD 23.8km/L
ハイブリッドモデルの方がガソリンモデルよりも約8km/Lほど燃費が良いのがわかりますね。
では実際の燃費について見て行きましょう。
実際の燃費はカタログデーターの約7~8割掛けの数値ですから
ガソリンモデル
・2WD 11.2~12.8km/L
・4WD 10.5~12.0km/L
ハイブリッドモデル
・16.6~19.0km/L
という感じになります。
私がディーラーに行った際に実際の燃費について聞いてみたのと、各大手サイトの実際の燃費データーを計算してみましたが、これくらいの数値になりました。
ミドルサイズのミニバンとしての燃費は悪くない印象でした。
各モデルとの燃費比較
初代モデルからどれくらい燃費が上がっているのでしょうか?
現在発売されているモデル(3代目)を初代と2代目を比べてみましょう。
初代モデル
引用:https://gazoo.com/catalog/maker/TOYOTA/VOXY/200706
初代モデル(60系 2001年~2007年)
60系と呼ばれるものが初代モデルです。
カタログデーターは
・2WD 14.2km/L
・4WD 12.6km/L
でした。
2代目モデル
引用:https://gazoo.com/catalog/maker/TOYOTA/VOXY/200706
2代目モデル(70系 2007年~2014年)
70系と呼ばれるものが2代目モデルになります。
カタログデーターは
・2WD 14.4km/L
・4WD 13.8km/L
となっていて、初代より燃費が少し良くなっていますね。
現行の3代目モデルは
・2WD 16.0km/L
・4WD 15.0km/L
ですが、3代目モデルから燃費測定方法に実際の走行に近い「JC08モード」が採用されて、厳しい審査基準で測定されるようになりました。
引用:https://toyota.jp/voxy/compare/?padid=ag341_from_voxy_top_compare
なので3代目モデルはより厳しい審査基準になっていることから、初代モデルや2代目モデルから燃費が大きく向上しているのがわかります。
ライバル車との比較
次にライバル車である国産ミニバン車と比較してみましょう。
日産セレナとの比較
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/exterior_interior.html
まずは日産のセレナとヴォクシーを比較してみました。
ガソリンモデルは、ヴォクシーもセレナも同じ2.0Lエンジンとなっていて、燃費を比較するとヴォクシーがセレナをわずかに燃費が上回っています。
しかし、ヴォクシーのハイブリッドモデルとセレナのe-POWERを比較するとe-POWERの方が燃費が上回っています。
e-POWERは従来型のハイブリッド車とは異なり、エンジンを発電用に使用して駆動はモーターで行うシステムのため、燃費が向上しています。
車体価格も販売台数も同じくらいな両車ですが、ヴォクシーは男性比率が多く、セレナは女性比率が多いように感じました。
ホンダ ステップワゴンとの比較
引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/styling/design/
続いてホンダのステップワゴンと比較してみました。
ガソリンモデル、ハイブリッドモデル共、ステップワゴンの方が燃費が優れていますが、ステップワゴンの方が新車価格が高めになっています。
これはステップワゴンのハイブリッドモデルが上級モデルのスパーダにしか設定されていない事と、両車のハイブリッドエンジンの動力性能に差がある事と関係しているからです。
燃費向上テクニックとは?
ヴォクシーに限らずミニバン車は箱型なので空気抵抗を受けやすい形ですし、エンジンの排気量に対して車体重量が重いのでセダンタイプと比べても、どうしても燃費が高くなってしまいます。
でも、ちょっとした工夫をする事で燃費は向上していきます。
ここではその方法を紹介していきます。
ガソリン噴射カット
引用:https://toyota.jp/catalog/voxy_main/book/?padid=ag341_tjp_wcata_voxy_main_d#target/page_no=7
アクセルをオフにして走行している時に、ガソリンの噴射は止まります。
つまりエンジンブレーキをかけている時には、ガソリンは消費していないんです。
エンジンが暖まった状態でアクセルをオフにして、エンジンの回転数が約1000回以上で燃費カットになります。
燃費を抑えるために、まずガソリン噴射カットを積極的に使って走りましょう。
ガソリン噴射カットで走っている間は、どれだけ走ってもガソリンが使われないので、とても有効な手段です。
また、エンジンブレーキを使ってブレーキを使わないという事は、とても大きな意味があります。
ブレーキを使うという事は、ガソリンを使って車を走らせた速度エネルギーを、ブレーキで摩擦熱に変えて無駄にしてしまうという事です。
燃費を抑えるために、エンジンブレーキを使うか、ブレーキを使うのか、どちらが得かはわかりますね?
でも、信号が赤になったらブレーキを使わなければ止まれませんし、前の車が減速したら自分も減速するためにブレーキを使わなければいけませんよね?
信号が赤になったり前の車が減速した時に、なるべくブレーキを使わないで済むような運転を心がける事が大事です。
信号が変わるのを予測して、赤に変わりそうな時はエンジンブレーキを早めに使って減速したり、通勤などでよく使う幹線道路は信号の変わるパターンを覚えて行くと、燃費がどんどん良くなりますよ。
緩やかな下り坂を走る時もエンジンブレーキを使って走り、速度が落ちてきたら加速をして・・・の繰り返しで走るようにしましょう。
車間距離を多めに取る
前記した内容にもありましたが、前を走っている車が減速した時にブレーキを使わないようにするために車間距離を多めにとる必要があります。
幹線道路がスムーズに流れている時に前を走っている車のブレーキランプが点いても、一時的な減速で元の速度にすぐに戻るケースはよくあると思います。
そんな時にブレーキを踏まなくてもいいように車間距離を多く取りましょう。
前の車のブレーキランプが点いた時にブレーキをすぐに使うようでは車間距離が短いです。
十分に車間距離が空いていればブレーキを使わず、エンジンブレーキを使って対応する事が出来ます。
また事故防止にもなりますし、気持ち的にも余裕が出来てきますから車間距離は多めにとるようにしましょう。
必要以上に暖気をしない
引用:https://toyota.jp/voxy/performance/eng_hv/?padid=ag341_from_voxy_perf_eng_hv01
エンジンをかけて暖気運転をさせてから走り始めるまで、どれくらいですか?
水温のランプが消えるまで待つ人や、全くしない人と様々のようです。
暖気運転している間のガソリンは無駄になるので、出来るだけ短い時間で走り始めたいですね。
私は冬場にフロントガラスが凍っている場合以外は、暖気運転はほぼしていません。
昔の車は暖気運転させてからでないとスムーズに走らなかったり、エンストしやすくなったりしたようですが、暖気運転をほぼしなくても支障は感じた事は無いです。
エアコンをなるべく使わないようにする
引用:https://toyota.jp/catalog/voxy_main/book/?padid=ag341_tjp_wcata_voxy_main_d#target/page_no=41
エアコンは夏場に暑い時や冬の寒い時、フロントガラスの曇りを取る時に使うのが一般的ですが、一年中エアコンをつけっぱなしにするのは問題です。
エアコンはコンプレッサーを使って空調するので、大体、エアコンを付けていると1割~2割ほど燃費が変わりますから、熱くも寒くもない日にはエアコンを切るようにしましょう。
ただし燃費を削ってまで体調を崩さないように気を付けて下さいね。
ヴォクシーの燃費まとめ
引用:https://toyota.jp/voxy/exterior/?padid=ag341_from_voxy_top_exterior
ここまでヴォクシーの燃費について調べてきました。
燃費の良さや他車との優劣比較なども購入の対象になりますから、この記事が購入を検討されている方々の参考になれば嬉しいです。
アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp/voxy/exterior/?padid=ag341_from_voxy_navi_exterior
2020年にはフルモデルチェンジも予定されているようなので、燃費の向上も楽しみな部分でもあります。
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