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最近、特に人気のあるSUVですが、SUVの意味やその定義から歴史までまとめてみました。
SUVに関する基礎知識を得ることで、自分に最適なモデルが選択できるようになります。
SUVのメリットとデメリットまで理解して間違いのない車種選びをしましょう。
また、SUVでゆとりある生活を楽しみましょう。
SUVとは何?意味と定義
SUVは「Sport Utility Vehicle」(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)を略したことばです。「多目的スポーツ車」または「スポーツ用多目的車」とも呼ばれています。
SUVの定義としては、厳格なものはなくメディアやジャーナリストの間でも意見がわかれているところです。
通常、車の構造の違いによって車は分類分けしますが、SUVについては構造ではなくその用途について分類されます。
SUVは最低地上高が高いものが多く、悪路でもしっかりと走れるものが多いです。
SUVは多目的レジャー車として多用途に使え、さらに悪路走行性能が高くなっています。
引用:https://toyota.jp/hilux/grade/z/?padid=ag341_from_hilux_rec_grade_z_thumb
SUVのメリットとデメリット
SUVは一般的にメリットの多い車で何でもこなす感じがしますが、やはりSUV特有のデメリットもあります。
メリット
・悪路走行に強い
・車高が高いためドライバーのアイポイント(視点)が高く運転がしやすい
・ボディが大きいためステータス感がある
悪路走行はSUVならではの醍醐味であり、雪道や段差などがあってもボディ下部を擦る心配が少ないです。
SUVはレジャー用としての移動には最適な車種で、キャンプや釣り、ウインタースポーツなどには大活躍間違いなしです。
SUVは一般の車に比べると最低地上高や車高が高く、アイポイントが高くなっているため視界が広くなり運転しやすいです。そのため、初心運転者や運転に自信がない人に人気があります。
ボディサイズが大きいので存在感があり、ステータスを感じさせるのもSUVのメリット。また、価格以上の豪華性を演出できるメリットもあります。
デメリット
・重量が重いため燃費が悪い
・全体的に維持費が高くつく
・車高が高く立体駐車場に駐車できないときがある
・保険料が高い
SUVは一般的に排気量が大きなエンジンを搭載しているものが多く、重量が重くなり燃費が悪いです。
また、重量が重いためタイヤへの負担が大きく摩耗も激しいため、全体的に維持費は通常の乗用車より高くなることが多いです。
車高が高いSUVは、立体駐場に駐車できないことがあります。どうしても立体駐車場に停める必要がある人は、購入時に駐車場の高さ以内に収まるようなコンパクトSUVを選択する必要があります。
保険料に関しては、SUVは任意保険料が高くなる傾向があります。
SUVは重量が重いため、事故の時、相手に大きな損害を与えるケースが
よくあります。
このため、特に過去の保険金支払いの実績が多いモデルでは、保険料が
SUV以外の車と比較して保険料が高めに設定されています。
SUVの種類と車種一覧
SUVの種類は大きく分類すると、次の4タイプにわけることができます。
・クロスカントリー車
・コンパクトSUV
・軽SUV(日本のみ)
・高級SUV
各タイプの特徴と車種についてそれぞれチェックしてみます。
SUV選択時の参考にしましょう。
クロスカントリー車
クロスカントリーは。SUVの中でも特に悪路を走行する性能が高い車であり、「クロスカントリー車」または「ヘビーデューティー車」などと呼ばれています。
一般的にクロスカントリー車は、悪路の走行でボディを守るために、頑丈なラダーフレームを採用しています。
ラダーフレームは、H形フレームともいわれ、その名の通りはしご状のフレームで、製作と強度確保が容易で、歴史も長く、現在でも採用例が多くセパレートフレームの代表とも言えるものです。
引用:https://toyota.jp/technology/chassis/ladderframe/
トヨタ ランドクルーザー
クロスカントリー車の代表と呼べるのが、トヨタ ランドクルーザーです。
ランドクルーザーは50年以上の歴史があり、大きく進化してきました。
現在販売されているのは、200系ランドクルーザで、排気量が4,608ccのV型8気筒DOHCエンジンを搭載しており、最高出力は234kW[318PS]とパワフルなエンジンです。
ランドクルーザーは強大なエンジンパワーと先進の4WDシステムによって、ハードな岩場や滑りやすい路面を苦もなく走破できます。
引用:https://toyota.jp/landcruiserprado/
コンパクトSUV
日本では、排気量が661cc以上で、車体が小さなSUVを「コンパクトSUV」と呼んでいます。
コンパクトSUVの魅力は、何といっても軽快なハンドリングと使い勝手の良さであり、それが人気車種が多いことになっています。
コンパクトSUVは乗用車として使いやすいため、一般家庭にもっとも普及しているSUVと言えます。
ホンダ ヴェゼル
コンパクトSUVの中では「ホンダ ヴェゼル」が人気が高いです。
ヴェゼルの特徴は、その外観にあります。
SUVとクーペの良いところを融合させたエクステリアが人気となっており、その洗練された雰囲気の中に、落ち着きを感じるデザインが年齢、性別を問わず人気の的となっています。
ヴェゼルはハイブリッド車もあり、その燃費はFF車の場合で、27.0Km/Lと優秀です。
環境にやさしく通勤や買い物、レジャーなどに活用できます。
引用:https://www.honda.co.jp/VEZEL/
軽SUV
日本では軽自動車においても、SUVは人気のジャンルです。
軽SUVは車体が軽量コンパクトな割には車内が意外に広いため、多目的に利用できます。
軽自動車のため維持費も安いところが魅力です。
軽自動車は税金が安く、かつ燃費性能に優れているため、セカンドカーに軽SUVを選ぶ方も少なくありません。
スズキ ジムニー
軽SUVの代表と呼べるのが、「スズキ ジムニー」です。
ジムニーの歴史は長く1970年から続いており、2018年7月5日には新型が発売されて注目を集めています。
ジムニー特徴といえるのが、悪路走破性能の高さです。
ジムニーは頑丈なラダーフレーム構造を採用しており、悪路での走行性能は本格オフロード車に劣らないものです。
特に、新型ジムニーは電子制御の4WDシステムを採用することにより、悪路走破性能は優秀であり、ぬかるみや岩場からの脱出性能は極めて高いものがあります。
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/styling/
高級SUV
トヨタ ハリアーに代表される高級SUVですが、その特徴にあげられるのが、高級セダンのようなラグジュアリー感や静粛性、そしてオンロードでの走りやすさなどです。
ボディが大きく、かつエレガントな高級SUVは、とくにステータス性の高いSUVとして人気があります。
ロールスロイス カリナン
高級SUVのジャンルで現在注目を集めているのが、「ロールスロイス カリナン」です。
あのロールス・ロイスが、SUVを作っていたのかと驚かれる方もいると思いますが、カリナンは、ロールスロイス社初のSUVモデルで、2019年2月現在、日本で販売されており価格は3,894万円からです。
カリナンに搭載されているエンジンは、6,750ccのV型12気筒ツインターボエンジンで、最高出力は420kW[571PS]を誇るものです。
最高級の、妥協のない、どこへでも行ける自動車への探求心が、ロールス・ロイスが真のSUVを創造したと言わしめています。
カリナンはロールス・ロイスの名に恥じない乗り心地を備えており、プレミアム感あふれる素敵なドライブを楽しませてくれる車です。
引用:http://www.rolls-roycemotorcars-nicole.com/product/cullinan.html
SUVの歴史
SUVの歴史は意外と古く、1946年に発売された「ウィリス・ジープ・ステーションワゴン」が最初のSUVとされています。
本格的なSUV市場は、1960年代のアメリカで発展し、初期のSUV市場は、ピックアップトラックとオフロード車の2つのジャンルから派生したモデルだと言われています。
「ジープCJ」がオフロード車サイドで、SUV市場の牽引役となりました。
また、ピックアップトラックとしては、インターナショナル-ハーヴェスター社の「スカウト」が、仕事でも遊びでも使える車の先駆けとして登場しています。
これ以外に1963年には、高級SUVの元祖と呼ばれている「ジープワゴニア」が発売されています。
アメリカでは、1970年代に入ると「フォード ブロンコ」や「シボレー ブレイザー」がを市場を賑わすようになります。
またイギリスでは、1970年に「ランドローバー レンジローバー」が誕生して、それが1987年にはアメリカに上陸し、高級SUVとして大ヒットしました。
引用:http://www.toyota.co.jp/jpn/auto/heritage/landcruiser/
日本におけるSUVの歴史
日本のSUV市場は、1980年代から発展をはじめ、「三菱 パジェロ」や「トヨタ ハイラックスサーフ」などがSUV市場を開拓してきました。
これらは悪路走破性能に秀でて、悪路に強くレジャーに使いやすいことから、このモデルは「RV(レジャービークル)」と呼ばれました。
1990年代になると、パジェロやハイラックスサーフは、トラックゆずりの「ラダーフレーム」を採用してきました。
ラダーフレームは、H型フレームとも言われ、はしご型のフレームにボディを乗せる車体構造です。
ラダーフレームは頑丈である一方、車重が重くなるというデメリットがあります。
これに対し、1994年代に登場した「トヨタ RAV4(ラブフォー)」には、「モノコックボディ」が採用されています。
モノコックボディは、ボディとフレームが一体となった車体構造です。
RAV4はモノコックボディを採用しており車重が軽く、従来のSUVにはない軽快なハンドリングを備えており市場に登場し人気を得ました。
1997年になると、高級SUV「トヨタ ハリアー」が発売され、国内外で大ヒットしました。ハリアーはRAV4と同様にモノコックボディを採用しています。
このように新しいタイプのSUVは「クロスオーバーSUV」と呼ばれており、SUVの主流となっていきました。
世界的な人気のSUVですが、現在では、世界中の自動車メーカーが競い合うように、クロスオーバーSUVを開発販売するようになりました。
引用:https://toyota.jp/harrier/exterior/?padid=ag341_from_harrier_navi_exterior
アイキャチ画像引用:https://www.jaguar.co.jp/jaguar-range/i-pace/gallery/exterior.html
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