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高齢者による悲しい事故のニュースは、つい先日のことのように記憶に新しいですが、サポカーとサポカーSに搭載された自動ブレーキ機能は、9割の人に認知されたと言われています。
また、トヨタによれば9割の追突事故を低減したとも公表されています。
一方で、自動ブレーキに関する認識は、アンケート結果では、実に半数の人が間違っていることも明らかになりました。
あなたの自動ブレーキに関する認識は大丈夫ですか?
サポカーとサポカーSに関する、大切なお話です。
サポカーとサポカーS/自動ブレーキに関する認識は?
引用:https://www.safety-support-car.go.jp/#cnt01
では、ここで問題です。
「自動ブレーキ」という用語を説明した次の3つの内、正しいものはどれでしょう?
①あらゆる状況で作動するため、運転者は操作する必要はない
②あらゆる状況で作動するが、必要に応じて運転者の操作が必要
③状況に応じて作動するが、基本的には運転者の操作が必要
引用:https://www.safety-support-car.go.jp/news/#news_20190312
この問題は、平成30年2月に実施された、自動車公正取引協議会が行ったアンケートによるものです。
この問題の正解は、③の「状況に応じて作動するものの、基本的には運転者による操作が必要」です。
実際に運転支援機能搭載車両を購入した300人と、購入する意向がある300人の、合計600人の10代から70代の男女を対象に、上記のアンケートを行った結果、①の「運転者は操作する必要がない」と回答した人は13.3%(およそ80人)で、②の「必要に応じて運転者の操作が必要」と回答した人は34.2%(およそ205人)でした。
つまり自動ブレーキに関して、およそ半数にあたる47.5%(285人)が間違った認識をしているということが明らかになりました。
引用:https://www.safety-support-car.go.jp/news/#news_20190312
さて、あなたの認識は、きちんと③を選択できたでしょうか?
およそ半数の人が、自動ブレーキは、いかなる状況下でも作動すると認識しているのですが、実際は路面状況や気象状況によって、必ずしも作動するものではないのが、現在の自動ブレーキです。
実際、自動ブレーキに対する間違った認識によって事故に至ったケースがあるのも事実で、サポカーという名前が示す通り、自動ブレーキはサポート的な役割を持った機能で、運転操作の主体は常にドライバーに託されている!というのが、自動ブレーキの仕組みの根本にあります。
上記のようなアンケート結果を受けて、「自動ブレーキ」という用語は、「被害軽減(自動)ブレーキ」という言葉に見直しがされました(2019年3月)。
被害軽減(自動)ブレーキが、実際に作動しないケースは後ほど説明するとして、まずはサポカーとサポカーSについてを紹介致しましょう。
サポカーとサポカーS/違い
現在、トヨタをはじめとして、日産、ホンダ、マツダ、スバル、三菱、ダイハツ、スズキの全社が対応を行っているサポカーとサポカーSについて、違いを交えてご覧ください。
サポカー
引用:https://www.safety-support-car.go.jp/#cnt01
正式名称はセーフティ・サポートカーで、被害軽減(自動)ブレーキを搭載した車両を表し、全ての運転者に推奨される車がサポカーなのです。
ただし、MT車は被害軽減(自動)ブレーキを搭載しておらず、サポカーではありません。
引用:https://www.safety-support-car.go.jp/#cnt01
また、被害軽減(自動)ブレーキにも、車だけを認識するもの、カメラを使用して歩行者も検知するもの、あるいは夜間でも歩行者を検知できるものなど、作用と性能も、車種やメーカーによって異なります。
サポカーS
引用:https://www.safety-support-car.go.jp/#cnt01
サポカーSは、セーフティ・サポートカーSが正式名称で、サポカーに搭載される被害軽減(自動)ブレーキの他、いくつかの事故を未然に防ぐための、予防安全機能が搭載された車両を指して言い、特に高齢者ドライバーに推奨される車です。
サポカーの代表として、三菱のデリカD:5があります。
さらにサポカーSには、ワイド、ベーシック+、ベーシックの3種類があります。
では、一つ一つを詳しく見てみましょう。
サポカーS/ベーシック
引用:https://www.safety-support-car.go.jp/#cnt01
被害軽減(自動)ブレーキは対車両のみで、なおかつ作動条件が時速30㎞という制限があります。
さらに、ペダル踏み間違え時の加速を抑制する装置が備わった車両を指していう言葉です
サポカーなら被害軽減(自動)ブレーキ(対車両)のみですが、サポカーS/ベーシックには、さらにペダル踏み間違えによる事故を未然に防ぐ機能が搭載されます。
引用:https://www.safety-support-car.go.jp/#cnt01
サポカーS/ベーシックの代表として、ホンダのS660は6MT車両ですが、サポカ-S/ベーシックの機能が備わっています。
サポカーS/ベーシック+
引用:https://www.safety-support-car.go.jp/#cnt01
基本的にはサポカーS/ベーシックと同じ被害軽減(自動)ブレーキ(対車両)と、ペダル踏み間違えによる事故を防止する機能ですが、被害軽減(自動)ブレーキ(対車両)は、時速30㎞の速度を超えても作動します。
サポカーS/ベーシック+は、スズキの軽自動車では、ハスラーに搭載されています。
サポカーS/ワイド
引用:https://www.safety-support-car.go.jp/#cnt01
サポカーSワイドは、サポカーSの中でも、最も多くの安全性能が装備された車を指す言葉です。
引用:https://www.safety-support-car.go.jp/#cnt01
サポカーSベーシックと同じような被害軽減(自動)ブレーキでも、対歩行者も含む他、ペダル踏み間違え時の加速を抑制する装置も同様に速度制限なしに加えて、高速などの走行時に(居眠りなどで)車線を逸脱した場合の車線逸脱警報機能、夜間に対向車がいない場合に自動切換型前照灯を装備した車両を指して、サポカーSワイドと定義しています。
サポカーS/ワイドは、トヨタのアルファードやマツダのCXシリーズ全車種、日産のエマージェンシーカーシリーズやホンダのN-BOXなど、多くの車種に採用されています。
引用:https://www.safety-support-car.go.jp/#cnt01
このように、最低限の被害軽減(自動)ブレーキ(対車両)を搭載したサポカーと、さらにペダル踏み間違えによる事故を未然に防ぐ機能を搭載したサポカーS/ベーシックから、時速30km以上の速度でも反応できる対歩行者の被害軽減(自動)ブレーキや車線逸脱警報機能、自動切換型前照灯のオートライトをも搭載したサポカーS/ワイドまで、細かい部分では異なっています。
性能の差は大小はあるにせよ、サポート的な被害軽減(自動)ブレーキであることは共通認識!として捉えなければなりません!
それは、ブレーキが作動しないケースがあるからです。
サポカーとサポカーS/被害軽減(自動)ブレーキが作動しないケースとは?
サポカーSワイドを搭載して、被害軽減(自動)ブレーキ評価で、高得点を取得したスバル・フォレスターやトヨタ・クラウン、ホンダ・インサイトやマツダ・CXシリーズに日産・ノート、そして満点を取得したトヨタ・アルファードやカローラスポーツ。
しかしながら、これらの優れた自動ブレーキ搭載車両をもってしても、走行時の状態や天候などの条件によって、正しく被害軽減(自動)ブレーキが作動しないケースがあります。
では、作動しないケースについてご覧下さい。
夜間や雨天のケース
暗い夜間、特に雨天時は、対向車のヘッドライトなど、肉眼でも見えにくい状況ですが、自動ブレーキの目となる単眼カメラやミリ波レーダーでも反応できない事態が起こり得ます。
実際、自動ブレーキを過信したディーラーで、夜間で雨天時の試乗中に、黒い車の後方に衝突する、事故に至ったケースもニュースで取り上げられました。
フロントガラスに汚れがあるケース
単眼カメラによる画像処理技術が向上しているとは言え、フロントガラスに付着した汚れによって、自動ブレーキが誤作動するケースも少なくないそうです。
普段から、こまめにフロントガラスをきれいにしておくことが大切なようです。
ダッシュボードに物が置いてあるケース
フロントガラスにある単眼カメラに影響を与えるモノとして、ダッシュボードに置かれた物にも注意が必要です。
フロントガラスを通過する太陽光や街灯や、対向車の光などが、ダッシュボードにおいてある物に反射することで、単眼カメラに誤った認識をもたらすケースもあるそうです。
検出装置の前に遮断するモノがあるケース
そもそも単眼カメラや、ミリ波レーダーなどのセンサーを遮るモノがあった場合には、正しく反応できないどころか、突然の自動ブレーキの誤作動によって、後方からの追突という被害を被るケースもあるそうです。
精度を維持するための専門店によるメンテ不足ケース
自動ブレーキを制御するためのセンサー類も、万能というわけではない上に、故障や精度が低下してしまうケースもあり得ます。
センサー類がきちんと作動しているのか、ディーラーや専門店によるメンテナンスは大切です。
歩行者飛び出しのケース
いかに優れた自動ブレーキを持ってしても、速い速度で走行していていた場合に、突然の歩行者が飛び出してくるケースには、センサーが検知して、ブレーキが反応するまでには、多かれ少なかれタイムラグがあります。
さらに、速度が速ければ、クルマの制動距離も長くなりますから、自動ブレーキにも限界が存在するのです。
サポカーとサポカーS/まとめ
引用:https://toyota.jp/corollasport/safety/?padid=ag341_from_corollasport_navi_safety
サポカーやサポカーSという規定は、本来は衝突事故や、死亡事故を未然に防ぐことを目的として登場した規定で、あくまでも人間が通常通りに運転している場合に、突如やってくる非常事態に性能を発揮しようという機能です。
ですから、自動ブレーキが装備されたクルマだから、事故は起きないということは無いのです!
しかしながら、私たち消費者の半数は間違った認識をしていて、それを改めようと、自動ブレーキという言葉は無くなり、被害軽減(自動)ブレーキという言葉に変更されました。
現在あるクルマは、あくまでも人による運転操作が基本で、被害軽減(自動)ブレーキは、人が誤って事故を起こさないためのサポート役となっています。
運悪く自動ブレーキが作動しない、あるいは突然の誤作動で自動ブレーキが作動して追突される!なんてことは、常に起こりうること!として認識しなければならない!というのが現在の被害軽減(自動)ブレーキなのです。
ですので、当然、高を括る運転は殺人罪に等しい危険な行為そのもので、クルマを運転する人は誰もが殺人者になってしまうリスクを持っています!
周囲の安全、車間距離を保つ、スピードは出し過ぎない!という基本的な安全運転は、常、日ごろから求められるのが当たり前なのです。
運転スキルは人によって差がありますが、安全を敬う姿勢は、どなたでも、しっかりと心に装備できる気持ちの問題です。
また、長時間の運転は人間ならではの疲労を招いてしまうのも当然ですから、生あくびが出る前にしっかりと休憩しましょう。
近い将来、人による運転が無くなる、完全自動運転型のクルマで埋め尽くされる日がやってくるかも知れません。
でもそれまでは、被害軽減(自動)ブレーキを過信せず、安全運転を心がけましょう。
アイキャッチ画像引用:https://www.safety-support-car.go.jp/