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トヨタのコンパクトカーであるスペイドは、片側が1枚のスライドドアという個性的な車です。
小さなお子さんがいるファミリー層に注目されているそうですが、その内装はどうなのでしょうか。
室内の広さやシートアレンジなどの使い勝手まで、調査していきます。
スペイドの内寸を調査!どのくらい広いの?
引用:https://toyota.jp/spade/gallery/
コンパクトカーといえども、家族で使うなら室内空間は広い方が良いですよね。
スペイドの内寸はどのくらいでしょうか。
室内長2,160mm・室内幅1,420mm・室内高1,380mmと、寸法を見る限り、コンパクトな車体の割にはかなり室内空間は広そうです。
同じトヨタのクラウンと比べても、全長で185mm全高で190mm余裕があります。
あの堂々たるサイズのクラウンよりも、全幅以外で内寸が勝っているなんて、スペイドの室内空間は恐るべしですね。
しかしながら寸法を羅列しただけでは、イマイチ室内のイメージが湧きにくいと思い、トヨタの展示場に足を運んでみました。
スペイドありました。
大きくスライドドアが開いています。
このスライドドアの開口幅は1,020mmで開口高は1,250mmという広さで、楽に車内に入ることが出来ました。
この大きさなら、小さいお子さんと一緒に乗ってチャイルドシートに座らせることも、簡単に出来そうです。
ベビーカーを使用しているなら、ベビーカーごと車内につっこんで、チャイルドシートに座らせるという荒療治も可能かもしれません。
車内に入ってみると、やはりというか広々とした室内空間です。
何よりも高さの余裕が半端なく、小さいお子さんなら全然立てそうですね。
もちろんコンパクトカーなので横には広げられませんが、高さがあるだけでこんなにも室内が広く感じるものかと驚きです。
運転手席と助手席の間は人が通れるように空いていて、そこから運転手席に座りました。
ダッシュボード周りは、プラスチック感はありますが、それを逆手に取ったポップさがイケてると思います。
スピードメーターはダッシュボード上部に設置してあって、視線の移動が少なさそうです。
後部座席にまわると、これまた余裕の空間に驚きです。
足を組むなんて楽勝に出来て、なおかつまだ余裕が感じられます。
全体的には見晴らしも良く、開放感があり運転もしやすそうでした。
スペイド内装のシートアレンジを調査!
自由に行き来できるウォークスルー
スペイドのシートアレンジは多彩で、使いこなせばとても便利に利用出来ます。
まずは助手席をスライドさせることで、ウォークスルーが可能です。
前項にも触れましたが、運転席と助手席が通れるだけでなく、その間から前席と後席もウォークスルー出来ます。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/indoor_space/
なので、小さいお子さんを後部座席のチャイルドシートに座らせた後も、外に出ることなくウォークスルーして運転席に移動出来るのです。
これは駐車してある周りが狭いときなどには助かりますね。
トライアングルモード
例えば旦那さんが運転手で奥さんが助手席に座っている場合、後部座席のチャイルドシートのお子さんが気になりますよね。
こういう時にはこのシートアレンジ!
引用:https://toyota.jp/spade/interior/indoor_space/
助手席のスライドをめいいっぱい後ろにずらし、旦那さんもお子さんも一緒に相手にすることが出来るのです。
テーブルモード
車内で食事をとるときに、食べ物を置くところが見つからず、結局適当なところに置いてしまうこともありますよね。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/indoor_space/
助手席を前に倒せば、シート背面がドリンク置き付きのテーブルとして使えます。
これは運転手にもありがたいシートアレンジです。
ロングラゲージモード
スペイドには、人だけでなく荷物やモノも載せたいところです。
助手席と6:4分割リアシートの片側を倒せば、サーフボードだって積めます。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/indoor_space/
トールラゲージモード
植木など高さのある荷物を載せたいときには、後部座席の座面を跳ね上げれば、荷物を倒すことなく運べるのです。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/indoor_space/
フリースペースモード
引用:https://toyota.jp/spade/interior/indoor_space/
前の項でふれた展示会場でのスペイドのシートアレンジです。
荷室に置かなくてもたくさんの荷物を置いておくことが出来ます。
ビッグスペースモード
そしてフリースペースモードから更に後部座席を跳ね上げればもっと広大なスペースを確保出来るのです。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/indoor_space/
驚きなのは、自転車だって積めること。
荷室じゃありません。
座席の間ですよ。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/indoor_space/
スペイドの多彩なシートアレンジに、どんなモノを載せようか楽しみになりますね。
スペイドの内装色とシート色を調査!
スペイドの内装色は?
スペイドの内装色は2色。
プラムとフロマージュが設定されています。
プラム
引用:https://toyota.jp/spade/grade/grade1/
フロマージュ
引用:https://toyota.jp/spade/grade/grade1/
スペイドはG・F・Y・Xの4グレード用意しているのですが、Y以外はフロマージュを選ぶことが可能です。
その際は注文時に指定が必要とのことです。
フロマージュは広い室内が、もっと広く感じさせるような開放感あふれる色ですよね。
ただクールでシャープなフェイスをしたスペイドなので、内装色は黒基調のプラムもありではないかと思います。
スペイドのシート色は?
シートの色・及び素材はグレードによって決まっています。
グレードGのシート色はブラック。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/seat/
素材はトリコットの起毛タイプを採用しています。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/seat/
飽きが来ず、長く親しまれるような色彩ですね。
グレードFは、ブラックとフロマージュの2色から選べます。
フロマージュ
引用:https://toyota.jp/spade/interior/seat/
素材はトリコットの撥水タイプを採用。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/seat/
お子さんが飲み物をこぼしたときには助かります。
グレードYのシート色はプラムです。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/seat/
素材はトリコット。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/seat/
ポップな感じがイイのではないでしょうか。
グレードXのシート色もプラムです。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/seat/
素材はジャージを使っています。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/seat/
こちらも飽きが来ないデザインです。
贅沢をいえば、どのグレードにもブラック・フロマージュ・プラムを選べるようにしてほしかったですね。
スペイド、内装室内の収納を調査!
スポーティーな車ならともかく、ファミリーで使う車の内装には収納が充実してほしいものです。
ではスペイドはどのような収納が備わっているのでしょうか。
スペイド、前席の収納は?
引用:https://toyota.jp/spade/interior/equip/
なんとたくさんの収納でしょうか!
定番のドリンクホルダーや、カード入れなど様々です。
特に面白いのは、本来スピードメーターが設置してある場所にある、運転席アッパートレイ&小物入れ&ポストカードホルダーです。
目の前に財布やスマホを置いておけるので、給油の時やドライブスルーに役に立ちそうです。
そして買い物フック。
買い物袋を抱えたりして手がふさがることが多いので、これは便利ですね。
スペイド、後席の収納は?荷室は?
後席も収納が充実しています。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/equip/
これだけあれば、小物の置き場に困ることはなさそうです。
荷室はどうでしょうか。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/indoor_space/
スペイドは開口幅が1,040mmもあり、荷物の出し入れも楽に出来そうです。
ちなみに同じトヨタのコンパクトカー・アクアよりも、100mmほど幅広いのです。
正直荷室自体は、コンパクトカー相応な容量に感じます。
しかし後部座席を前に倒してスペースを広げると、1,700mmはありそうな奥行きが生まれ、かなりの荷物も積めそうです。
引用:https://toyota.jp/spade/interior/indoor_space/
スペイドの内装を調査してのまとめ
引用:https://toyota.jp/spade/style/
トヨタのコンパクトカー・スペイドは、広い室内と開放感でファミリーを幸せにする車です。
特に小さいお子さんをお持ちの方には、かなり使い勝手が良い車ではないでしょうか。
普通のヒンジドアの車なら、あまり広くないドアから子どもを座らせて、運転席まで回り込むといった少々面倒な行程になります。
スペイドなら、大きな片側スライドドアから楽に車に入り、子どもを座らせた後も運転席までウォークスルー出来ます。
ミニバンも同じことが可能ですが、それほど大きいサイズは必要なかったり、取り回しに苦労するからもっと小さい車がイイという人もいるでしょう。
まさにスペイドは、そういう方にピッタリなのです。
引用:https://toyota.jp/spade/
多彩なシートアレンジは、様々なシチュエーションに応えてくれます。
たくさんの収納は、何かと増える手荷物に困ることがないように、という配慮が感じられます。
スペイドの内装は痒い所に手が届くかのようです。
キャッチ画像引用:https://toyota.jp/spade/