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フランス映画トランスポーター2(日本公開は2006年)で、スーツ姿のスゴ腕ドライバーこと、クールでシブい主人公(運び屋)が乗るクルマとして、登場したのがアウディ(A8、エーエイト)です。
初代トランスポーター(興行収入約4300万ドル)に登場したクルマはBMWでしたが、トランスポーター2(興行収入約8500万ドル)のヒットで、クールなデザインのアウディは、一躍有名になり、2008年には年間販売台数100万台を達成しています。
そして日本では、同じく2008年に販売が始まった、アウディA5(エーファイブ)の、新型モデルについて紹介します。
新型アウディA5の値段(価格)とグレード
引用:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a5/a5.html
日本では、2008年から販売が始まった、当時の初代アウディA5は、V型6気筒エンジンを搭載して、富裕層をターゲットにして、3.2L排気量のハイスペック4WDターボ車として登場しました。
翌2009年には、アウディA5は直列4気筒2.0Lと、それまでのV6エンジン3.2Lの2種に分かれましたが、A5は2012年に2.0Lターボ(直列4気筒)グレードに、一方のV6エンジンはS5グレードに区分けされました。
2017年4月に、フルモデルチェンジした新型アウディA5は、パワーと燃費を両立した、優れたクルマへと生まれ変わりました。
そしてつい最近、2018年の11月にマイナーチェンジを行ったのが、アウディA5の現行モデルです。
引用:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a5/a5.html#
もともとシンプルなアウディA5のグレードですが、4輪駆動(4WD)と前輪駆動(FF)に区分けすることで、アウディA5のグレードは、さらにシンプルにわかり易くなります。
Quattro(クワトロ)は、4という数字の意味を表しますが、Quattroの名を持つ、45 TFSI quattro sportエンジンは、アウディ独自の4WDシステムとして、3種類の4駆モデルに搭載されて、ベース車両の販売価格は675万円か、765万円の2択のみというグレードです。
一方のFFモデルとなると、605万円のモデルか、546万円のモデルかで、こちらも2択のみとなります。
では最も値段が高い765万円のA5カブリオレが、最もハイスペックなのか?と思えば、そうではありません。
スペック比較をご覧になれば、その答えは一目瞭然です。
それでは、現行モデル(2018年11月~)価格とグレードの詳細についてご覧ください。
現行アウディA5の駆動方式別、グレード詳細
4WDモデルの比較
インタークーラーを搭載した2.0L直列4気筒ターボエンジンの最高出力は、パワー溢れる252馬力を誇りますが、4WD車であるにもかかわらず、16.5㎞/Lという優れた低燃費には驚きです。
フルモデルチェンジ前のA5の燃費は13.6km/L でしたが、現行を含む新型アウディA5は、ボディ剛性を向上しつつ、車重を60kgも軽くした上、プリウスに匹敵するほどの空気抵抗の低さによって、驚異の低燃費を実現しています。
2014年当時、280~300馬力を誇る国産4WDターボのスバル・インプレッサSTIや、三菱・ランエボ10の燃費が9㎞/L程度だったことを考えると、アウディA5は2.0Lターボ車のハイパワーを持ちながらも、NA車並みの低燃費だと言えるでしょう。
一方で、同じエンジンを搭載して、最も高額なアウディA5カブリオレの燃費が、他よりも低くなってているのが目立ちます。
引用:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a5/a5_cabriolet.html
アウディA5カブリオレは、オープンカー車両で、重い屋根が無くなって、さぞ軽いのか?と思いきや、カタログの車両重量は1790kgで、他のクーペよりも220kgも重くなっています。
これは、ハイパワーエンジンを乗りこなす為の、クルマの剛性アップに直結したものだと考えられます。
実際、A5カブリオレのどっしりとした剛性には、剛性不足という声は無いようですが、重すぎた車両のヘビー感は、加速力ダウンに現れてしまいます。
オープンカーは、屋根をたためば、まるで別のクルマに乗っているかのように、別世界の視界がコックピットに広がる魅力ある側面を併せ持っているのですが、ターボ車ならではの加速の楽しみは半減してしまうでしょう。
FFモデルの比較
FFモデルの最高出力は、両車種共に190馬力で、2.0Lターボ車としては十分楽しめるレベルだと思われますが、およそ60万円の価格差のみがわかるだけで、これでは詳細比較とは言えません。
FFモデルの違いに焦点をあてて、異なる装備について、比較をご覧ください。
エンジン性能も同じ2つのFFモデルですが、装備となると異なります。
およそ60万円高い40 TFSI sport S tronicグレードでは、アルミホイールは18インチで、タイヤも太くなっています。
引用:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a5/a5.html#
また、同じシートヒーター(フロントのみ)でもメモリー機能付きであったり、オートエアコンでも運転席ゾーンと助手席ゾーンを加えた3ゾーンで個別温度設定が可能など、同じ装備でも、中味により快適性を求めたい、かゆい部分の違いに、手が加えられています。
アウディA5は、ご予算と比較して、高性能で価格の高い4WDハイスペックモデルかオープンカーか、あるいは4WDとまではいかないまでも、高性能でかゆい装備にこだわる派かそうでない派か、好き嫌いがはっきりと別れるグレードに仕上がっていると言えるでしょう。
現行アウディA5、特徴まとめ
引用:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a5/a5.html#
アウディA5の45 TFSI クワトロスポーツグレードは、252馬力と370Nm最大トルクの、ハイスペックな2.0Lターボエンジンを搭載した4WD車両でありながらも、優れた低燃費性能を兼ね備えた、経済性にも優れたクルマだと言えるでしょう。
価格も675万円以上のハイスペックで、妥協を許さないクルマに仕上がっています。
また、加速は劣るが、クルマとして別世界の魅力を持つアウディ4WDのオープンカーとして、A5カブリオレ(765万円)もあります。
一方で、4WDのハイスペック高性能は妥協したいけど、アウディA5の4ドアクーペが欲しいというドライバー向けに、FF仕様でコストを抑えて、546万円の販売価格で40 TFSI S tronicグレードも用意されています。
さらに、FF車であっても、普段使用する機能に、より快適な性能をこだわった、605万円の40 TFSI sport S tronicも用意されています。
2ドアクーペか4ドアクーペか、4WDかFFか、そしてオープンか快適性か。
引用:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a5/a5.html#
予算さえ満たせば、これほどまでに、ご自分の好き嫌いで、はっきりと決められるクルマは無いでしょう。
でも、シンプルとはいえ、計5種類のグレードを持つ現行のアウディA5ですが、2.0Lのハイパワー4WDターボの割には、コンパクトなボディに、クールなロングノーズをデザインに持つ2ドアクーペの方が、アウディらしく思えるのは、私だけでしょうか?
アイキャッチ画像引用:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a5/a5.html