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トヨタが販売するミドルセダンのアリオンは、兄弟モデルとなるプレミオと並んで販売開始から既に10年が経過しているにも関わらず、未だに月販2000台が売れ続けるロングセラーモデルで、設計時期も10年以上前になるので、度重なるモデルチェンジを繰り返しながら時代に合わせて進化を続けてきています。
対して同じくトヨタが販売するプリウスはなり、ハイブリッド専用モデルとしてデビューして既に4代目となりますが、エコカーとして絶大な人気を得ており以前に存在したカローラーに変わって現代の国民車として素晴らしい人気を誇るモデルです。
この歴代人気の続くアリオンとエコカーとして現代の国民車と言われるプリウス、どちらを購入すると利便性やお得感があるのか、比較検証してみましょう。
アリオンとプリウス比較検証
引用:https://toyota.jp/allion/
販売開始から10年が経過しているアリオンは、今でも月販2000台を売り上げるトヨタのロングセラーミドルセダンで、このアリオンは輸出をしていない国内専用なので純粋に日本で毎月2000台が売れていることになります、凄い人気ですね。
アリオンの購入層は平均年齢で60歳前後と高齢者層に良く購入されているようで、現代のクルマは日々新しい技術が生まれ進化しています。
デジタル化の波も凄く高齢者には扱いにくい部分もあるようで、長年慣れ親しんだスタイルを選んでします実態が見えてきますね。
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
2018年にマイナーチェンジされた4代目となる現行プリウスは、初代モデルは時代を先取りしすぎた感じもあって販売は伸びませんしたがPR効果は抜群に高く、2代目にモデルチェンジを機に爆発的人気を得たハイブリッド専用モデルです。
先進安全装を搭載し、エコカーとして他を圧倒する燃費の良さなどが受け、3代目とモデルチェンジを行いましたが、外観デザインで人気が伸びず、4代目と進化し外観を大きく変更しています。
エクステリア比較
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
4代目となるプリウスの外観デザインは、クーペを意識したリヤルーフが滑らかに下がるデザインを採用し、フロントマスクも未来感のあるデザインへと変更されました。
ボディーカラーは全部で9色が用意され、新色として「ブルーメタリック」と「エモーショナルレッドII」が追加されました。
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
不評だったリヤコンビネーションランプもスッキリとしたデザインに変わり、全体的にスポーティー感が強まったデザインとなっています。
引用:https://toyota.jp/allion/style/
アリオンはロングセラーとなるミドルセダンで、外観のデザインは落ち着いた雰囲気が漂います。
兄弟モデルのプレミオよりも幾分スポーティーなデザインを取り入れ、幅広いユーザー層にアピールを強めています。
引用:https://toyota.jp/allion/gallery/
アリオンの外観デザインはオーソドックスながらも、フロントエンドを大胆にスラントさせてから、横長のヘッドランプとメッシュのラジエターグリルで力強さを演出するなど、アリオンが設計された当時においては、かなりのスポーティーデザインが採用されています。
インテリア比較
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
新型プリウスのインテリアを見てみますと、明らかに3代目よりも質感の向上が図られ上質感のあるインテリアになっています。
インテリアーカラーは2種類が用意されブラックとグレーを選ぶことが可能です。
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
このグレーを選ぶとインテリアの雰囲気が随分と変わり、近未来感のあるデザインでSFに出てくるようなクルマをイメージしてしまうくらいインパクトのある明るいデザインですね。
定員5名が乗りこんでも窮屈感のないゆったりとした室内は、バッテリーなどの装備に工夫を凝らして必要十分なスペースを生み出すことに成功しており、リヤシートも快適な移動を約束してくれます。
引用:https://toyota.jp/allion/interior/indoor_space/
アリオンのインテリアを見ますと、ブラックと明るいベージュの2色が用意されグレードによって決められていますがそのどちらも明らかに新型プリウスよりも高級感が漂うインテリアデザインです。
室内空間もプリウスより広く快適性で言えば間違いなくアリオンの方が良いですね。
引用:https://toyota.jp/allion/interior/equip/
センターコンソールなどを見ても一世代前の設計なので、斬新感はありませんが幾多のマイナーチェンジで現代社会で必要な装備は備わり支障は全く無いレベルで、逆に落ち着きのある昔ながらを感じさせるデザインが安心感を思わせます。
アリオンが持つ室内空間とシートや装備は、想像を超えるリラクゼーション空間として運転の緊張を和らげ、同乗者には快適な移動を約束する貴重な5ナンバーサルーンとして1級の実力を感じさせるものです。
乗り心地比較
引用:https://toyota.jp/prius/performance/?padid=ag341_from_prius_navi_performance
新型プリウスはエコカーながらも、その低重心化やボディー剛性を高められ専用にチューニングされたサスペンションなどにより、カーブや高速走行においても安定した走りの性能がさらに高められています。
新型プリウスの狙う所は、カッコ良さと安定性と低燃費を重視したモデルであり、一歩進んだトヨタのテクノロジーが生きたモデルです。
引用:https://toyota.jp/allion/gallery/
アリオンはサルーンとして設計されたモデルであり、その乗り心地は一言で上質な物であり例え新型プリウスが素晴らしくてもアリオンの上質な乗り心地には勝てません。
シートや室内空間から得られリラクゼーションの高さや、乗り心地を優先したクッション性の高いサスペンションは、全て快適な移動空間を提供することを目的に設計され、それは確約されているのです。
燃費・維持費比較
引用:https://toyota.jp/prius/performance/?padid=ag341_from_prius_navi_performance
新型プリウスが搭載するハイブリッドシステムは、1.8L 2ZR-FXE エンジン+モーターで1種類のみとなっています。
燃費は34.0㎞/L~39㎞/Lと3つのグレードにより多少の違いがありますが、ハイブリッドモデルらしく素晴らしい燃費データーを持っています。
自動車税は1.8Lガソリンエンジンが搭載されているので年間で39500円となりますが、新型プリウスはエコカー減税対象モデルなので新車購入時の自動車取得税や自動車税、自動車重量税の全てが減免され掛かりません、素晴らしい恩恵ですね。
車検時に払う必要のある自動車重量税は減免されるので、税制面では自動車税のみ支払いとなりますが、これも75%減免で実際に支払う金額は10000円となります。
引用:https://toyota.jp/allion/gallery/
アリオンは1.5L、1.8L、2.0Lの3種類の排気量を持つガソリンエンジンが用意されグレード別に搭載されています、ハイブリッドモデルはラインナップされていません。
燃費は1.5Lが19.2㎞/Lと一番良い燃費を誇り、1.8Lが16.4㎞、2.0Lが15.6㎞/Lと続きます。
やはり燃費面においてはハイブリッドである新型プリウスには適いません。
税制面で見ますと、1.5L搭載モデルがエコカー減税対象モデルとなり、自動車取得税が37900~45400円とグレードにって変わりますが20%の減免が受けられます。
また重量税は16800円で25%の減免が受けられます。
自動車税の減免は無く34500円が毎年必要になります。
1.8Lと2.0Lモデルは残念ながらエコカー減税対象外ですので、減免は無く正規の費用が必要で自動車取得税が50700円~66200円がグレード別、搭載エンジン別で必要となり、自動車重量税が36900円が初回登録時と車検毎に必要で自動車税39500円が毎年必要になります。
車検費用やメンテナンス費用に関しては大きな差は無いと思いますが、燃費や税金面でアリオンは新型プリウスよりも維持費で必要な予算が大きいことは間違いありません。
まとめ
引用:https://toyota.jp/prius/customize/?padid=ag341_from_prius_navi_customize
新型プリウスとアリオンを比較検証してきましたが、燃費や維持費などの経済的要素においては、圧倒的にプリウスが勝っており、アリオンでは適うことは出来ません。
しかしアリオンにはプリウスには無い魅力のあるモデルで、快適性や乗り心地などを求めるとプリウスでは適う相手では無いでしょう。
アリオンの燃費性能は決して悪いものではありません、十分に低燃費性能を有したエンジンを搭載していますので、必要以上に燃費が予算を圧迫することは無いと思います。
あとはユーザーさんが納得した方のモデルを選べば、後悔する買い物にはならないでしょう。
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