パジェロvsラングラー徹底比較！維持費や燃費・乗り心地は？

今回は三菱パジェロとジープラングラーを比較していきます。

比較項目は維持費・燃費・乗り心地・悪路走破性の4つです。

三菱パジェロとジープラングラー、一体どっちが優れているのでしょうか。

では早速、パジェロとラングラーを比較していきましょう。

パジェロvsラングラー維持費はどっち？

まずはパジェロとラングラーの維持費を比較してみます。

維持費にも様々ありますが、ここでは次の５つに絞って維持費を見比べていきます。

• 自動車税
• 自動車重量税
• 自賠責保険、任意保険
• 車検費用
• ガソリン代

なお、三菱パジェロとジープラングラーいずれもグレードが複数あり、排気量、重量も異なります。

比較しやすくするためにも、両車ともベースグレードで維持費を比較します。

引用：https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/pajero/

• 自動車税

自動車税は排気量ごとに税額が決まっています。

それぞれの排気量と税額は以下の通り。

三菱パジェロ：3000cc/51,000円
ジープラングラー：3604cc/66,500円

三菱パジェロとジープラングラー、どちらもエコカー減税対象外です。

どちらも自動車税は高いですね。

引用：https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html

• 自動車重量税

自動車重量税は重量0.5トンごとに4,100円が加算されていきます。

両車の重量と税額は以下の通り。

三菱パジェロ：2130kg/20,500円
ジープラングラー：1830kg/16,400円

いずれもエコカー減税対象外なので、減税はありません。

三菱パジェロのほうが車重が重いため、税額負担も大きいですね。

引用：https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/pajero/

• 自賠責保険、任意保険

自動車保険は強制加入の自賠責保険と任意で入れる任意保険があります。

自賠責保険は車種ごとに金額が異なるということはありません。

三菱パジェロ：13,920円
ジープラングラー：13,920円

任意保険は、加盟する人の年齢や種類によって金額が異なりますので、ここでは全国平均で算出しています。

三菱パジェロ：60,000円
ジープラングラー：60,000円

引用：https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/pajero/

• 車検費用

車検費用は

・車検基本料
・法定費用

上記2種の費用が含まれます。

車検基本料は、整備業者によって金額が違うのでディーラーにお願いした場合の平均値を算出しています。

法定費用は、重量税・印紙代・自賠責保険料の3つが含まれます。

なお、重量税と自賠責保険は既に紹介しているのでここでは割愛します。

印紙代は1,800円で、これは共通の金額です。

車検基本料は全国平均40,000円弱で、印紙代と合わせて41,800円。

車検は2年に一度なので、年間換算で20,900円になります。

引用：https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/pajero/

• ガソリン代

最後にガソリン代を比較してみましょう。

なお、ガソリン代は以下の条件で計算します。

・カタログ燃費の70％
・年間10000km走行したとする
・レギュラーは140円/L

三菱パジェロ：10,000km÷5.6km/L×140円=249,999円
ジープラングラー：10,000km÷6.72km/L×140円=208,333円

引用：https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html

以上の費用を合計し、年間維持費を比べてみましょう。

三菱パジェロ：416,319円
ジープラングラー：386,053円

年間維持費はジープラングラーのほうが約3万円ほど安く済みます。

ただ、両車とも年間維持費はかなり高いので、購入を考えている方はきちんと維持費が払えるのか計画を立てましょう。

パジェロvsラングラー燃費対決

引用：https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/pajero/

次に三菱パジェロとジープラングラーの燃費を見比べてみましょう。

カタログ燃費と実燃費はどちらが上なのでしょうか。

まずはカタログ燃費です。

• カタログ燃費

三菱パジェロ：8.0～10.40km/L
ジープラングラー：9.20～11.50km/L

カタログ燃費ではジープラングラーのほうが上ですね。

三菱パジェロにはディーラーエンジン車もありますが、車格や車重のせいもあって燃費性能は高くないのが残念です。

引用：https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html

では実燃費も比較してみましょう。

実燃費は、各オーナーの口コミをもとに平均値を出しています。

• 実燃費

三菱パジェロ：6.98km/L
ジープラングラー：7.21km/L

実燃費の差はそれほどありませんが、数値上はジープラングラーのほうが上という結果になりました。

ただ、リッター10いかないのは正直きついですね・・・。

パジェロvsラングラー乗り心地を比較

パジェロとラングラーの乗り心地を比較してみましょう。

ここではユーザーレビューをもとに見比べたいと思います。

• パジェロ

引用：https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/pajero/

以上が、三菱パジェロの乗り心地に関する口コミです。

全体的に乗り心地は硬めとの意見が多かったパジェロ。

ただ、横揺れや不自然な揺れはなく、乗り心地は硬めでも不快に感じるほどではないようです。

子供が酔いにくいということで、ファミリーカーとして使うのにも問題ない乗り心地でしょう。

• ラングラー

引用：https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html

パジェロとは打って変わって、ジープラングラーの乗り心地は低評価が目立ちました。

中には乗り心地は良いと言っている方もいます。

しかし、それはJeepというイメージとのギャップから言っていることであり、他の車種と比べて乗り心地が良いという意味ではありません。

特に後部席は乗り心地は酷く、前席でないとよってしまうとの意見多数です。

完全に趣味レベルのクルマであり、間違ってもファミリーカーとして購入するのは避けたいところ。

パジェロvsラングラー悪路走破性を比較

三菱パジェロとジープラングラーを比較する上で欠かせないのが悪路走破性ではないでしょうか？

オフロードでも安心して走行できるのはパジェロとラングラーどちらなのか見比べてみましょう。

悪路走破性ではメカの機構や電子制御など複雑な装備・機能も重要ですが、それより何より悪路を走っているとき最も避けたいのは車輪が浮いて空転してしまうこと。

デフロック機構などはそういった万が一の時に役立ちますが、あくまでも最終手段と考えるべきです。

そのような事態にならずに走破できるかのほうが悪路走破性を比較する上で重要かと思います。

悪路走破性の基本は最低地上高とアングル（アプローチアングル、ディパーチャーアングルなど）です。

これらはいずれも4輪の接地性を確保するものであり、悪路を走破するためには欠かせない要素です。

では、三菱パジェロとジープラングラーを比較してみましょう。

• パジェロ

引用：https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/pajero/

最低地上高：225mm
アプローチアングル：36.5℃
ディパーチャーアングル：37℃

• ラングラー

引用：https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html

最低地上高：277mm
アプローチアングル：44℃
ディパーチャーアングル：25℃

基本的に、数値が高いほうが悪路走破性は高いと見ていいです。

三菱パジェロは最低地上高が225mmと悪路走破するのに十分な数値を備えています。

アングルも申し分ないレベルと言えるでしょう。

しかし、それを超えるのがジープラングラー。

どの数値も三菱パジェロを超えており、より安定した悪路走破性と言えるでしょう。

パジェロvsラングラー比較まとめ

以上、三菱パジェロとジープラングラーの比較についてでした。

比較結果をまとめると・・・

維持費：ジープラングラーの勝ち
燃費性能：ジープラングラーの勝ち
乗り心地：三菱パジェロの勝ち
悪路走破性：ジープラングラーの勝ち

今回の比較対決はジープラングラーの勝利となります。

ただし、ジープラングラーは趣味性の強い車だということは理解しておいたほうが良いですね。

乗り心地の比較で解説しましたが、ファミリーカーとして使用するのはかなり無理があります。

実際に家族から大ブーイングというオーナーはかなり多いです。

維持費はやや高めですが、悪路走破性がそれなりに高くファミリーカーとしても使うのであれば三菱パジェロがいいでしょう。

アイキャッチ画像の引用：左：https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/pajero/・右：https://www.jeep-japan.com/