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季節が変わり暖かくなると、スタッドレスタイヤは次の冬まで使わなくなりますよね。
使わない間の数か月間、物置やベランダ、保管サービスなど、それぞれの方法でスタッドレスタイヤを保管しておくことになります。
しかし、「置く場所があるから」という理由だけで保管方法を決めてしまっているという人は多いはず。
「タイヤは生もの」という言葉があるように、適切な保管方法を守らなければすぐに痛ませてしまいます。
そこで今回は、スタッドレスタイヤの最適な保管方法や保管場所についてご紹介していきましょう。
スタッドレスタイヤの保管に汚れは大敵!乾燥させることも忘れずに
スタッドレスタイヤの最適な保管方法には、事前にしておかなければいけないことがあります。
タイヤ劣化を防ぐためにも、履き替えの際には必ずしておくことをオススメいたします。
【汚れをしっかり水洗い】
タイヤは道を走っているときはもちろん、車に履かせているだけでも常に汚れていきます。
風によって砂ぼこりが立ったり、道路を走っているときに付着する土や水たまり、融雪剤の塩化カルシウムなどもついてきてしまいますよね。
そのような汚れを落とさずに長期保管していると、その汚れが原因で錆や色むらが出てきてしまう可能性もあり、タイヤを痛めてしまうことに直接繋がってしまいます。
シーズンが終わったらしっかりと汚れをキレイに落としておくことが必要なのです。
【乾燥が大事】
しっかりと水洗いで汚れを落としたからと言って油断してはいけません。
洗い流した水は、しっかりと乾燥させることが大切です。
もし水がついたまま保管してしまうと、その水分がタイヤのゴムの劣化と繋がり、タイヤの寿命を短くしてしまうからです。
そして、しっかり水分を乾かしたとしても、保管中に雨などの水分にさらされてしまえば、濡れたままの保管と何ら変わりはありません。
置く場所には気をつけ、水分は避けましょう。
【タイヤワックスもNG】
洗車をするときに、タイヤワックスをかけるという人は多いでしょう。
しかし、長期間保管しておく場合、タイヤワックスの油分も劣化を進行させる原因となってしまいます。
普段からかけていたという人は、タイヤワックスもしっかりと洗い落とすことが必要です。
ゴムは油を吸収してしまうため、本当はタイヤと油分は相性がよくありません。
タイヤワックスをかけることで見た目にツヤが出てキレイに見えますが、タイヤのことを考えると使いすぎは良くないのです。
【空気圧は抜いておく】
さきほど、水分はタイヤのゴムを劣化に繋がると説明いたしましたが、タイヤの中の空気に含まれている水分も例外ではありません。
空気だから、とパンパンに空気を入れたまま保管しておくと、少しずつ劣化させてしまうことになります。
長期間乗らずに保管するときは、空気圧を約半分ほど減らし、また新たに履き替えたときに新しい空気を入れてあげるようにしましょう。
【ビニールをかける】
タイヤは紫外線を浴び続けるのも良くありません。
紫外線によって、タイヤの劣化を早めたり色が変色してしまう可能性があります。
ビニールをかけ、直射日光を当たらないようにすることが大切です。
もしタイヤにかけるビニールがない場合、直接日光が当たるような場所は絶対に避けることで、劣化の速度をゆるやかにしてくれますよ。
とはいえ、ビニールをかけた場合に比べるとそのままの方が断然タイヤを痛めやすくしてしまうので、基本的にはビニールをすることをオススメいたします。
スタッドレスタイヤは風通しの良い場所で保管!
タイヤ交換をしたあとは上記のことを守って保管するようにします。
とはいえ、保管場所や保管方法もタイヤを劣化しにくくするには重要な要素。
そこで、どのような場所に保管するのが最適か、ご紹介していきましょう。
【直射日光が当たらない場所】
さきほど少し触れたように、紫外線もタイヤのゴムの劣化を早めてしまう原因となります。
直接日光が当たる場所にタイヤを保管することはやめましょう。
もし、どうしても日光のもとに置かなければならない場合は、必ずビニールなどを被せてあげてください。
いくら外でも、多少日陰が出来やすい場所に置くようにしましょうね。
【風通しの良い場所】
タイヤを湿気の多い場所に保管するのは良くありません。
何度も言っているように、水分はタイヤの劣化を進めてしまいます。
風通しの良い場所に保管場所を作っておきましょう。
物置など、室内に保管場所を作れるのが理想ですね。
とはいえ、室内に置いていても時期によって湿気や熱気が溜まりやすくなってしまうことがあります。
定期的に空気の入れ替えをすることで風の通り道を確保することができるでしょう。
【水がかからない、熱が留まらない場所】
雨に当たる、熱にさらされる場所は、タイヤの保管場所にふさわしくありません。
気温が高いことに関しては空気の入れ替えでどうにかなりますが、火花が散るような場所に置くとどうしてもタイヤに熱がこもってしまいます。
水が浸入してきてしまう場所、熱がこもってしまう場所にはタイヤを長期間保管することはやめましょう。
スタッドレスタイヤは寝かせて保管するのが望ましい
長期的にタイヤを保管するとき、縦にしておくのと横にしておくのでは、断然「横にしておく」ことが望ましいです。
これはタイヤであればどれでも同じなのですが、特にスタッドレスタイヤはゴムが柔らかくできているために縦にしておくと床とタイヤとの接地面に負担が大きく形が変形してしまうことがあるのです。
数ヶ月タイヤを保管するときには空気を半分抜くということもあり、より大きな負担となってしまいます。
もし保管するにあたり、どうしても縦にしておかなければいけない場合は、定期的にタイヤを回して床や地面との接地面を変えてあげましょう。
そうすることでタイヤゴムの負担が一か所に集中しないため、劣化のスピードを抑えることができますよ。
また、タイヤをそのまま床や地面に置いてしまうと、ゴムの色が床や地面にうつってしまう場合があります。
コンクリートの上だから大丈夫という人もいるかもしれませんが、賃貸など入居時と同じ状態をキープしておきたい人などは直置きすることは避けましょう。
下に新聞紙や段ボールを敷いておくのがオススメです。
見た目を気にするという人は、タイヤを置くのに最適なすのこの台も販売されています。
台がすのこになっているので、湿気が溜まる心配はありませんね。
他にもタイヤを圧縮するための袋も販売されています。
それぞれ違う保管場所によって、最適な保管方法を選びたいですね。
タイヤの保管サービスとは?料金はいくらかかる?
自分の家でスタッドレスタイヤを保管するのはなく、ディーラーやタイヤの専門店で保管してくれるサービスもあります。
【タイヤの保管サービスをしてくれる企業は…】
長期間使わないスタッドレスタイヤを保管してくれるサービスを提供している企業は意外とたくさん。
ディーラーやタイヤ専門店はもちろん、ガソリンスタンドやカー用品店でも、夏の間使うことのないスタッドレスタイヤを保管してくれるサービスがあるというのです。
とはいえ、同じチェーン店でもタイヤの保管サービスを行っている店舗と行っていない店舗があります
お近くの店舗に1度お電話などで確認してから行くのがオススメです。
また、タイヤ保管サービスについての価格や、1契約で保管しておける期間の長さなどは、それぞれの店舗によって違う場合もあります。
しっかりと見比べて、自分にとって1番良い保管場所を選びましょう。
【タイヤ保管サービスの相場は…】
マンションで物置まで持っていくのが大変、自宅が狭くて置く場所がない、など、タイヤを自分で保管するのが困難だという人は、タイヤ保管サービスの利用を考えるかと思います。
こちらは、実際にイエローハット世田谷若林店で実際にタイヤ保管サービスを利用したときの引換証です。
4ヶ月保管サービスを利用し、タイヤ交換もしてもらいました。
タイヤは18インチ、4ヶ月の保管料で10,584円。
とはいえ、これが高いのか安いのか、それ相応の値段なのかはわかりませんよね。
以下は、ネット上に掲載されている他の企業でのサービス料金です。
■月額料金 2,000円(~20インチ)
(参考:https://fuchu.autobacs.jp/contents/tire_hokan.html)
■1シーズン料金 5,000円(~205)
(参考:https://www.asksport.co.jp/tire/)
■1シーズン料金 11,340円(13~16インチ)
(参考:https://netz-taisetsu.co.jp/afterservice/recommend/taiyaazukari)
■8ヶ月料金 6,480円(12~16インチ)
(参考:http://www.ishigami.co.jp/tire/)
タイヤ保管サービスの値段が違っても、企業側でしてくれることとしてくれないことが違うため、安いからと飛びつかずに一旦落ち着いて見比べてみましょう。
料金も預かり期間も違うため、挙げていってもキリがないのです。
もし、1シーズンの契約でも1年分の保管料を支払えば延長して1年まで、というように期間はこちらの希望通りにはできます。
ただ、8ヶ月のところを12ヶ月に、というのは、その店舗によって決まりがあるため、事前に確認は必要ですね。
タイヤの保管サービスのメリット・デメリット
保管サービスを利用することで、メリットもあればデメリットもあります。
さっそく見ていきましょう。
【メリット】
・自宅でタイヤ保管のためのスペースがいらなくなる
・タイヤを持ち歩かなくて良いため身軽
・良い状態でタイヤを保管してもらえる
・メンテナンスもしてもらえる
【デメリット】
・保管料がかかる
・オイル交換や車のメンテナンスなども保管している店舗で受けることになる
・タイヤ交換には事前に予約が必要
・買い替えを勧められると断りにくい
屋内にタイヤを置くスペースがなくて野ざらしになっているよりも、お金をかけてタイヤを保管した方が良いという人には最高な、この「タイヤ保管サービス」。
自分にとってどうするのが良いのか、ゆっくり考えてみてくださいね。
スタッドレスタイヤの保管方法は?最適な保管場所や保管サービスについて まとめ
いかがでしたか?
長期間使用しないスタッドレスタイヤは、
・汚れをしっかり水洗い
・きちんと乾燥させる
・タイヤワックスはしない
・空気圧は半分に
・ビニールをかけて保管
を守り、さらに
・直射日光が当たらない場所
・風通しが良い場所
・水がかからない、熱がこもらない場所
で保管するようにしましょう。
また、自宅にタイヤを保管するスペースがない場合は、タイヤ保管サービスを上手に利用し、外で野ざらしにはしないようにしておきたいですね。
タイヤは、頑丈そうで意外と繊細。
正しい保管方法を守ってあげましょう。
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ディーラーでは30万円の下取りが、
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