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Accord(アコード)は、英語で調和や和解、あるいはバランスを整えるといった意味を持ちます。
1976年に誕生したハッチバックのホンダ・アコードは、その姿と形を変えて、2017年にフルモデルチェンジを行った10代目の中型セダンにまで変化しています。
VTECターボモデルをラインナップしたアコードの北米での評価と、日本におけるアコードについて紹介いたします。
ホンダ新型アコード、北米で高評価のスペックとは?
引用:https://automobiles.honda.com/tools/build-and-price-result?modelid=CV1F1KEW&modelseries=accord-sedan&modelyear=2019&extcolorcode=NH-797M#build-price
北米で販売されているアコードは、2017年の32万台超えの販売数から減少したとは言え、2018年の新型アコードは29万台を超える売り上げを記録しています。
さらに、2019年モデルにおけるU.S.ニュースの自動車部門では、10点満点中、トータルスコアは8.7点という高得点で、中級クラスのBESTファミリーカー賞を受賞しています。
ちなみに中型セダンとしては4位にランクインしているのがホンダ・アコードで、2位にトヨタ・カムリと並んで、アコード・ハイブリッドが2位にランクイン!
そして1位の座には、世界のトヨタが北米に投入した、カムリ・ハイブリッドが君臨しています。
それでは北米で人気を誇る、北米仕様アコードの主な2グレードの価格とスペックをご覧ください。
ホンダ・アコードがBESTファミリーカー賞に評価された大きな理由として、標準で装備されたホンダ・センシングの安全装備が影響しています。
ホンダ・アコードの安全性能スコアは、10点満点で9.9点という、ほとんど満点に近いスコアがつけられています。
ちなみにホンダ・センシングは、日本でもお馴染みのフロントグリル内部に設置されたミリ波レーダーと、フロントガラス上部に設置された単眼カメラによる、双方の組み合わせによる、積極的な前方の監視によって、突然現れたクルマや歩行者を検知して、自動ブレーキシステムを作動させるという、安全に対するシステム全体を表します。
販売価格について着目すると、ターボモデルとハイブリッドモデルで、意外にも価格差が少ないことが特徴的です。
また、2.0Lターボモデルであれば、最高出力252馬力を発揮するSportsグレードは、2万1,680ドル~(約243万円~)販売されていて、6速MTや10速ATのトランスミッションも用意されています。
さらにSportsグレードには、1.5Lターボでも6速MTが用意されていますので、ハイブリッドの低燃費にこだわらず、走りを楽しみたいパパにも人気がありそうです。
もちろん低燃費を優先するならば、ファミリーカー部門でトヨタ・カムリ・ハイブリッドが1位、ホンダ・アコード・ハイブリッドが2位にみられるように、ハイブリッドモデルの方がファミリー向けにはうってつけなのでしょう。
ホンダ新型アコード、フルモデルチェンジで北米と違う日本?
引用:https://www.honda.co.jp/ACCORD/
フルモデルチェンジした北米の新型アコードの高評価に対して、ホンダのN-BOXが1位を独走する日本のクルマ市場を比べてみると、その違いは明らかに異なります。
日本のホンダ・アコードには、ダウンサイジングされたターボモデルは無く、日本の販売台数ランキングにシビックの名は登場しますが、アコードの名は見られません。
ホンダの公式サイトでは、低燃費を掲げた2種類のハイブリッドモデルだけが販売されています。
では、わずか2モデルだけが販売されている、日本のアコード・ハイブリッドのスペックをご覧ください。
タイヤサイズと専用装備という違い以外、基本的な性能は変わらない日本のアコードLXとEXですが、北米の1.5Lターボモデルの192馬力に比較して、145馬力というパワーの無さと税込400万円前後という販売価格は、もはや別のクルマのスペックのようです。
そして、30㎞/L代の低燃費だけが大きく目立ちます。
北米では税込300万円を切る販売価格で人気のファミリーカーという印象のアコードですが、とても同じメーカーが作るクルマとは思えないほどに、エンジンスペックが異なります。
では、日本のアコードの外観サイズについてご覧ください。
200万円を切る低価格で低燃費のコンパクトカーや、100万円代で販売されている軽自動車が人気を占めている日本市場において、大きなボディのアコードは、最小回転半径も5.7m~5.9mで小回りも効かない上、販売価格は税込で400万円前後の高級セダンといった価格です。
日本市場の販売台数ランキングに顔を出さない、ホンダ・アコードの理由が垣間見えた気がしませんか?
ホンダ新型アコードが目指すのはどこ?
日本市場だけでなく、世界的にSUV路線が展開されている中、高級セダン路線を突き進んでいるかのようなホンダ・アコードですが、高評価を得た北米市場でさえも、すでに変化が表れています。
2018年の北米アコードの販売台数はおよそ29万台ですが、2017年の同販売台数がおよそ32万台ですから、その1割にあたる3万台もの売り上げ減となっています。
北米のホンダ・アコードの公式サイトを見ると、高級車のようなフォルムの他に、大胆にもトヨタ・カムリを名指しして、アンドロイドやアイフォンなどのスマホとの統合機能や、12ウェイの高級電動シート(トヨタ・カムリは8ウェイシート)、低速域でのオートクルーズ機能搭載など、その優れたコストパフォーマンスについて、大々的にアピールを行っています。
引用:https://www.toyota.com/camry/photo-gallery/exterior/10
その光景は、一見するとより良いクルマをより低価格で!とポジティブにも取れますが、距離を置いて見つめれば、それはまるで、マーケットのニーズに純粋に改良を続けるトヨタブランドを注視して、そのトヨタの背中を追いかけるように、徹底的にコスト重視の戦略を行っているのがホンダ新型アコードの姿、というようにも見受けられます。
まるで自信を失って、自身の個性やアコードの名前さえも忘れてしまったかのような、お買い得感満載のグレードとスペックのアピールに思えてしまいます。
まるで家電製品とまではいかずとも、おすすめのファミリーカーという名のもとに、アコードそのものを安売りしてしまっているような感覚です。
ホンダ新型アコードまとめ
今やシビックセダンなのか、アコードセダンなのか、本来のAccordに込められた調和やバランスの意味さえ忘れてしまったかのような、高級セダンスタイルのフォルムを掲げるホンダ・アコード。
人気を誇る北米市場でさえも、上り調子だった売り上げの勢いは、すでに下り坂へと変化した感が伺えます。
アコードの大きなボディを除いて、クルマの性能や安全性能に着目すれば、クルマとしてのポテンシャルは決して悪くは無いはずなのですが、さらに上を行くトヨタのカムリに比べれば、Accordの名前や、ホンダというブランドの名前すら響かない感じが否めない雰囲気を醸し出すクルマにとどまってしまっています。
引用:https://www.honda.co.jp/F1/
もともとモータースポーツのブランドイメージのあるF1エンジンだけでなく、ジェット機だって作れる技術を持つホンダなのですから、市場のコンセプトに迷走しているホンダの姿に、不満を抱くホンダファンは少なくないでしょう。
引用:https://www.honda.co.jp/news/2019/c190221.html?from=topbanner
心機一転、ここはいっそAccordの原点にかえって、デビュー当時の1.6Lエンジンで、ホンダならではのVTECを搭載して、3ドアのホットハッチ復刻版を掲げるなどして、かつての勢いのあるホンダの姿を見たいと思うのは、きっと私だけではないと思います。
引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:HondaAccord1st.jpg
少し肌寒い2019年の春ですが、いくらか優しい春の日差しも、わずかづつですが感じられる春でもあります。
とんがったホンダの勇ましい姿に期待しましょう!
アイキャッチ画像引用:https://automobiles.honda.com/tools/build-and-price-result?modelid=CV1F1KEW&modelseries=accord-sedan&modelyear=2019&extcolorcode=NH-797M#build-price-app