【車検証の紛失!】再発行できるの?費用や罰則・手続きはどうなの?

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再発行する方法は? 費用は? 罰則があるの? 手続きはどうすれば・・・?

車を運転するときに『車検証』は、必ず携帯しないといけない大事な書類です。

『車検証』の再発行の方法や手続き、再発行時にかかる費用などについて解説します。

【車検証】ってなに?どうして必要なの?

引用:http://wwwtb.mlit.go.jp

そもそも『車検証』とは、どのような書類なのでしょうか。

『車検証』の紛失について説明する前に、役割や機能、種類などについて確認しておきましょう。

そもそも『車検証』ってどんな書類?

『車検証』は、正式には「自動車検査証」と言います。

その車が安全に運転できる状態かどうかを国が検査し、問題が無いと判断されたときに交付される公文書です。

安全性を証明する書類と言うことができますが、それだけではありません。

『車検証』には、車両や所有者・使用者にまつわる次のような情報も記載されています。

〈車両に関する項目(抜粋)〉

  • 自動車登録番号又は車両番号・・ナンバープレートの内容
  • 登録年月日/交付年月日・・車両の新規登録日/記載事項変更時の『車検証』交付日
  • 自動車の種別・・「普通」「軽自動車」「小型」「大型特殊」の区別
  • 用途・・自家用または事業用の区別


〈所有者・使用者に関する項目(抜粋)〉

  • 所有者・使用者の氏名又は名称
  • 所有者・使用者の住所
  • 有効期間の満了する日

このように、『車検証』には「車の身分証明書」の様な意味合いもあるわけです。

ですから2年(新車は初回のみ3年)ごとに行う車検時だけでなく、任意保険の契約時や部品交換をする際にも『車検証』の提出が必要になります。

また住所や氏名、名義などが変わる場合は、管轄の運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)に『車検証』を提出して、記載内容を変更しなければなりません。

『車検証』はAタイプとBタイプの2種類

引用:http://wwwtb.mlit.go.jp

『車検証』には、AタイプとBタイプの2種類があります。

お持ちの『車検証』の左上にある、5桁の数字の右側をチェックしてみてください。

「A」または「B」の記載が確認できます。

※普通自動車と軽自動車では若干項目に違いがありますが、記載内容自体はおおむね同じです。

Aタイプ
Aタイプは、マイカーとして車を購入する際のほとんどのケースで採用されています。

通常はこのAタイプが交付されるものと考えて良いです。

またAタイプには「所有者」と「使用者」の両方の項目があり、両者が同一人の場合は「使用者」の方に「***」と印字されることとなっています。

引用:http://wwwtb.mlit.go.jp

Bタイプ
一方のBタイプは、平成20年11月から交付が開始されている『車検証』です。

リースされた車両や、ローン会社に所有権のある車両などがこれに当たります。

Aタイプと違い「使用者」の項目しかなく、「所有者」の情報は「備考欄」に記載される決まりになっています。

事務手続きを簡素化するために、このような形に変わったのだそうです。

引用:http://wwwtb.mlit.go.jp

【車検証の紛失】再発行できるの?対応方法や手続きは?

冒頭でも触れましたように、『車検証』は運転時に必ず携行しなければなりません。

そのため万が一、紛失したときは速やかに再発行の手続きを行うようにしてください。

手続きの方法としては、主に「自分で申請する方法」と「代行業者に依頼する方法」の2種類があります。

また普通自動車と軽自動車とでは、準備するものや受付窓口が少し違います。

自分で申請する方法

引用:http://wwwtb.mlit.go.jp

自分(=車の使用者)で『車検証』の再発行を申請したいという方は、次の書類を準備して、対応する窓口に提出してください。

※前もって自宅等でダウンロードできる書類も一部ありますが、煩雑さを避けるために今回はその説明を省略します。

普通自動車の場合

普通自動車の場合
準備するもの●本人確認書類(運転免許証・健康保険証・パスポート・マイナンバーカード等)
●使用者の印鑑(認印も可)
現地で入手するもの●再交付申請書(OCR第3号様式)
●手数料納付書(収入印紙を貼付する)
●理由書
対応窓口(現地)ナンバーを管轄する運輸支局
受付日時平日 8:45~11:45及び13:00~16:00
(12月29日~1月3日を除く)

軽自動車の場合

軽自動車の場合
準備するもの●本人確認書類(運転免許証・健康保険証・パスポート・マイナンバーカード等)
●使用者の印鑑(認印も可)
現地で入手するもの●再交付申請書(OCR第3号様式)
対応窓口(現地)ナンバーを管轄する軽自動車検査協会
受付日時平日 8:45~11:45及び13:00~16:00
(12月29日~1月3日を除く)

以上の準備が整ったら、対応する窓口に赴いて『車検証』を再発行する手続きをします。

車検証の再発行手続きの流れ
手続きの流れは以下の通りです(※普通自動車を例にとって説明)

  1. 窓口で再交付申請書・手数料納付書・理由書を受け取り、必要事項を記入する。
  2. 収入印紙(300円)を購入し、手数料納付書に貼付する。
  3. 窓口にこれらの書類を提出し、併せて本人確認書類を提示する。
  4. その場で新しい『車検証』を受け取る。

以上の手順は、あくまでも一例です。

係員の指示に従って、再発行の手続きを進めるようにしてください。

※軽自動車の場合は収入印紙が不要ですが、手数料として300円かかります。

【参考】再交付申請書(OCR第3号様式)

引用:http://wwwtb.mlit.go.jp

【参考】理由書

引用:http://wwwtb.mlit.go.jp

代行業者に依頼する方法

お仕事などの都合で、平日の日中に手続きすることができないという方もいらっしゃると思います。

そのような方には、自動車ディーラーや行政書士などの「代行業者」に『車検証』の再発行手続きを一任する方法があり、とても便利なのでお勧めです。

こちら(使用者)側で準備するものは「身分証明書(本人確認書類)」と「認印」くらいで、その他の必要書類一切は代行業者にて入手してくれます。

稀に一部の手続きが頼めないケースもありますので、依頼する際は業者さんにサービスの詳細をご確認ください。

【車検証の紛失】再発行できるの?費用や罰則はどうなの?

『車検証』の再発行手続きを代行業者に頼めば、当然のことながら費用(代行料金)がかかります。

大まかな費用の相場と代行業者の選び方についてご紹介します。

また、再発行手続きを怠った場合、意外と高額な罰金という「罰則」が与えられます。

再発行手続きにかかる費用

前述しましたように、『車検証』の再発行を「自分(車の使用者)」で行う場合は「再交付手数料」として300円が必要です。

普通自動車・軽自動車を問わず300円で済むので、最も安上がりな方法と言えます。

一方「代行業者」に依頼する方法では、この再交付手数料300円に加えて「代行料金」としておよそ3,000円~10,000円程度かかります。

金額は代行業者のサービス内容や料金システムなどによって上下するため、一概には言えませんが、軽自動車よりは普通自動車の方がやや高くなる傾向にあるようです。

また、複数の代行業者について料金比較できるサイトもありますので、業者さん選びでお困りの方は、ぜひ活用してみてください。

再発行手続きを怠った場合の罰則

意外と『車検証』の再発行手続きは面倒で、ときに費用もかかるものです。

かと言って、手続きを怠り『車検証』不携帯のまま運転してしまうと、法律違反で「50万円以下の罰金」という重い罰則が適用されます。

〈道路運送車両法 第66条〉
自動車は、「自動車検査証」を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。

ちなみにこの『車検証』不携帯の場合、道路交通法による罰則は適用外です。

つまり、運転免許証の違反点数が加点されることはありません。

【車検証の紛失!】再発行できるの?費用や手続き・まとめ

『車検証』の紛失をテーマにして、『車検証』の意味や種類、再発行の方法や費用、適用される罰則などについて解説いたしましたがいかがでしたでしょうか。

再発行の手続き自体は確かに面倒ですが、準備するものや対応窓口などが分かっていれば特に難しいことはありません。

うっかり紛失してしまったときは後回しにせず、すぐに再発行の手続きをしてくださいね。

この記事を書いた人

kitです
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