ガソリンスタンドでのセルフ式給油のやり方は?満タンでもあふれさせないコツは?

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街中を車で走行していると『セルフ』と書かれているガソリンスタンドの看板を目にすることがあります。

これは『給油~会計』までをお客様が自分で行うことです。

そこで今回はセルフ式給油の方法と、自分で給油を行うにあたって溢れさせないコツをご紹介します。

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セルフ式給油のやり方

セルフ式給油とは?

ガソリンスタンドのサービスには

  • フルサービス:給油~会計までの一切を店員が行う方式。誘導、窓ふき、ごみ捨てなどのサービス有り。
  • セミセルフサービス:給油のみを自分で行い、会計は店舗の中で店員が行う(一部例外あり)方式。誘導、ごみ捨て、窓ふきなどのサービスは無し。
  • セルフサービス:フルサービスの逆で給油~会計までを全て自分で行う方式。誘導、ごみ捨て、窓ふきなどのサービスは無し。

があります。

ですがセルフルサービスの利点としては人件費がかからない分、販売価格をフルセルフから比べるとリッター当たり5~10円程度安くしています。

ここで一つ疑問が浮かんだ方も多いと思います。

それは『危険物取扱者』資格を持っている以外の者が給油して良いのかということです。

ガソリンが危ないということは言うまでもありません。

本来は『危険物取扱者 乙種第四類(いわゆる乙四)』か『危険物取扱者 甲種』という資格を持っている人がいなければガソリンスタンドとして営業を行うことができません。

乙四の有資格者はガソリン、軽油、灯油などを扱うことができる資格です。

また甲種とは危険物に指定されているすべてのモノを扱うことができます。

しかし1998年の『消防法』改正により規制が緩和され、セルフガソリンスタンドの営業が許可されました。

よって現在はセルフ式給油は特別な資格や知識がなくても給油することが可能となっています。

そこで次にセルフ式給油の流れをご紹介します。

セルフ式給油の流れ

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流れや機械の操作は難しくないですが、給油前に確認しておくことがあるので、そちらから順番に説明します。

※必ず給油前に確認しておくこと!

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これは当たり前ですが、ガソリンの種類(油種という)を確認しておきましょう。

油種を間違えてしまうと、動いたとしてもエンジンのフルパワーが出せなかったり、最悪の場合動かなくなってしまう可能性もあります。

今はだいぶ耳にすることも少なくなりましたが、以前は軽自動車は軽がついているから軽油という不思議な言葉がはやりました。

軽油=ディーゼル燃料であり、決して軽自動車の燃料ではありません。

軽油の軽とは『重油から比べて、比重が軽い油』という意味からきています。

なので軽油をガソリン車に入れてしまうと、エンジンが故障しますので絶対に間違わないようにしてください。

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参考に上の写真には給油口の蓋の裏に『無鉛レギュラー』とシールが貼ってあります。

これは『レギュラーを給油してください』という意味です。

このように車種によっては親切にシールが貼ってあることもあります。

ただシールも貼っていなく不安だ、心配だというのであれば、セルフスタンドといえども必ずスタンドマンはいますので、給油前に聞くことをおススメします。

ガソリンスタンド側も油種間違いによって、後々に難癖を付けられるぐらいであれば、親切に教えてくれるはずですよ!

運転席から給油口の場所を確認する方法は?

また給油口の位置と開け方は事前に確認しておくことで、車を止める位置に迷うことなく、スムーズに給油することができます。

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給油口が車のどちら側にあるか確認をし忘れてしまった時、実は運転席に座った状態で確認することができます

運転席のメーターを見ると、ガソリンのメーターの近くに給油のマークを確認することができます。

その給油マークについている矢印の方向に給油口があることを表しています。

この写真の車の場合だと、左側に給油口があります。

1.計量器の前に駐車する

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まずセルフガソリンスタンドに着いたら、機械(計量器)側に給油口を向けて駐車します。

計量器の横に駐車したら、給油口を開け車から降ります。

ガソリンを入れる前に計量器に付属している操作端末で会計方法や油種を選択する必要があります。

操作端末の説明に沿って操作を進めていきましょう。

2.お会計方法の選択

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大体の場合「お会計方法の選択」から始まっているので、カードや現金など決済したい項目を選択します。

最近は電子マネーが使えるガソリンスタンドも増えてきており、それ以外にガソリンスタンドで発行されているプリペイドカードも利用できます。

プリペイドカードはガソリンスタンドの店舗で購入でき、カードに入金しておけばその中に入っている金額分を支払いで使うことができます。

使えるガソリンスタンドはある程度限定されてしまいますが、プリペイドカードを使うとガソリンが1リットルあたり5〜最大10円ほど割引されることもあるので、お得に給油することができます。

店舗によっては現金会員カードを作れるところもあり、会員カードを作ることでポイントを貯めたり、ガソリンを会員割引価格で給油できたり、洗車や車内清掃など他のサービスを会員価格でお得に受けられるメリットがあります。

頻繁に車やバイクなどを使う方はぜひ一度店舗で問い合わせてみましょう!

3.油種を選ぶ

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次に「油種の選択」の画面が出るので、軽油、ハイオク、レギュラーの中から選びます。

満タンに入れたい場合は満タンを選択し、金額や数量を指定したい場合は操作パネルから選択します。

ほとんどの車の場合、ハイオクの場合は給油口のフタの裏に「無鉛」「ハイオク専用車」などの記載があり、軽油の場合は「ディーゼルエンジン」と記載があります。

それ以外の車はレギュラーガソリンになります。

レンタカーや借りている車の場合は、いつも選んでいるガソリンとは違う可能性があるので注意しましょう。

4.静電気除去パッドに触れる

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操作端末での設定操作が完了したら、実際にガソリンを入れる作業に入ります。

まず給油口のフタを開け、ノズルを差し込める状態にします。

静電気によるガソリンへの引火を防ぐために、ノズルを持つ前に静電気除去パッドに必ず触れましょう。

ほんの少しの火花でも大惨事になる恐れがあります。

5.ガソリンを入れる

3種類あるノズルから選択したガソリンのものを選び、ノズルを給油口に奥までしっかり差し込みます

レバーを全力で引いてガソリンを入れます。

この時にスタンドの店内では、店員が油種を間違っていないかチェックを行っていて『給油許可』のボタンを押さない給油できません。

なので給油できない場合は、近くにあるインターホンなどで確認を行うようにしてください。

指定された数量や金額分が入ると、自動で止まるように設定されているので、止まったところで給油は完了です。

ノズルを元の場所に戻し、給油口のフタをカチカチと2〜3回音がなるまでしっかりと閉めます。

これで給油は完了です。

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満タンでもあふれさせないコツ

満タンで給油したはずなのに、満タンになっていなかった、またはギリギリまで入れたくてあふれさせてしまったという方のために、あふれさせずに満タンまで入れるコツをご紹介します。

まずは前に記載した通りの手順で満タンを選択し、ガソリンを入れます。

この時、必ずノズルは奥までしっかりと差し込み、自動ロックがかかるまではレバーを全力で引いてガソリンを入れます。

自動的に止まったらノズルを少し引き上げ、給油口から中が見えるようにします。

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その状態でレバーを半分くらい引き再度ガソリンを入れます。

ノズルを引き上げていると自動ロックはかからないので、自分で中を覗き込み、泡が給油口付近まで上がってきたらレバーを離します。

この作業を23回繰り返したら、ガソリンが満タンになります。

満タンまで入れる際の注意点

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ギリギリまで入れようとすると、あふれさせてしまう可能性が高いので、ノズルを引き上げてから給油するのは2〜3回にとどめましょう。

自動ロック後に追加で給油する時は、レバーを引きすぎないようにしましょう。

勢いが良すぎるとあふれやすいです。

なぜ自動ロックがかかっても満タンになっていない時があるのか

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セルフガソリンスタンドで給油した時に、自動ロックがかかったから給油をやめて車にのったら、ガソリンが満タンになっていなかったという経験はありませんか?

実はその原因は自動ロックがかかる仕組みと、ガソリンの性質にあります。

給油ノズルには小さい穴があり、その内部に細い管があります。

そこから流れ出ている空気がガソリンにより遮断された時、センサーが反応しロックがかかります。

ですが、ガソリンは揮発性が高く低温でも気化するので、気化したガソリンが先に上がってきてしまいセンサーが作動しロックがかかる場合があるのです。

そのことで液体状のガソリンが満タンなっていないにも関わずロックがかかるという現象が起こります。

追加で入れるのは危険であることを忘れずに

一般的には自動ロックがかかった時点でガソリンは満タンだとされており、追加で入れるのはあふれる危険があるのであまりおすすめされていません。

こぼれてしまったら危ないですし、何よりその分のガソリンがもったいないですよね。

無理のない範囲で給油するようにしましょう。

もしこぼしてしまったら

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もしこぼしてしまったら、そのまま放置せず店員さんに拭くものを借りて拭きましょう。

車体にガソリンがついたままだと、何かの拍子に引火する危険があります。

また車体の塗装を傷めてしまいます

地面にこぼれたガソリンは放置すれば気化して消えるのでそんなに心配はないですが、大量である場合はお店側に報告するのを忘れないようにしましょう。

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セルフ式給油は覚えてしまえば簡単!

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今まで使ったことがないという人もこの記事を参考にしていただければ、安全かつスムーズにセルフ式給油を使ってガソリンを入れることができます。

セルフ式給油は思っているより簡単なので、遠出する際や帰省する際に見つけたらぜひチャレンジしてみましょう。

セルフガソリンスタンドの方がわずかでも料金は安く済むので、やり方を覚えて積極的に使ってみてはいかかでしょうか。

3~この記事を書いた人

THUNDERBIRD
以前にガソリンスタンドや自動車中古部品販売店に働いていました。
危険物取扱者の乙四を持っています。



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