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「フェード現象」という言葉をご存知ですか?
ニュースなどで大事故が起きたとき、原因としてたまに出てくる自動車用語です。
知らないと重大な事故につながる可能性がありますので、この機会にしっかりと理解しておきましょう。
フェード現象とは?自動車用語としての意味と原因
自動車用語のフェード現象とは、走行中にフットブレーキを多用した結果、ブレーキの利きが弱まり制動力が低下することを意味します。
これは、ブレーキにより摩擦材が加熱することで、摩擦材素材のゴムや樹脂が耐熱温度を超えてしまい、分解やガス化を経て摩擦係数を低下させるのが原因です。
ガス化した素材はブレーキローターの間に入り込み、ガス膜が形成されて潤滑剤のような挙動を示します。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC
つまり、摩擦材が劣化して摩擦力が低下するというよりも、潤滑性を発揮して摩擦力が落ちると捉えるのがより正確です。
もちろん、表面が分解する摩擦材の影響もないとはいえませんが、フェード現象の主なメカニズムは、ガス化した摩擦材の潤滑性が原因の中心です。
フェード現象は、熱の逃げにくいドラムブレーキで起こりやすいですが、ディスクブレーキで発生するケースも珍しくないです。
そのため、放熱フィンのあるドラムブレーキや、放熱用の穴が開けられているディスクブレーキが登場しています。
この現象が発生した後にもブレーキを掛け続けると、更に制動力が落ちてしまいますから、現象に直面したら正しい対応が必要です。
似たような現象に、水分により摩擦力が低下するウォーターフェードもありますが、こちらは異なる現象として区別されます。
フェード現象が起きないためには?ブレーキの対策と対処・直し方
フェード現象を未然に防ぐためには、引き金となるフットブレーキの連続使用を避けるのが基本です。
エンジンブレーキにはこの現象の心配がないので、長い下り坂などではエンジンブレーキを優先的に使用するのが理想的です。
加えて、放熱対策が施されたドラム、ディスクに替えてリスクを防ぐのも有効です。
あるいは、非摩擦性のエンジンと排気ブレーキやリターダーの活用も有力な方法となります。
フェード現象が起こる温度はフェードポイントと呼ばれ、摩擦材の種類によって違いがあります。
言い換えれば、より耐熱性の高い素材に交換したり、ガス化が問題になる素材を使わなければリスクが避けられます。
プロレースの世界では、フェード現象の問題となるゴムや樹脂の使用量を減らしたり、全く使用しないケースもあるほどです。
代替手段は存在していますから、素材を見直して対策を施すことができるといえるでしょう。
一方、基本的な部分としては、オイルの交換やパッドのライニングなど、定期的なメンテナンスも大切なポイントです。
こういう基本が異常発生のリスクを減らしたり、万が一の際に被害を食い止めるきっかけになります。
もしフェード現象が発生してしまった時は、エンジンブレーキを使って、安全に減速することを最優先に考えましょう。
停車できるスペースがあるならそこを目指し、停車後は加熱した部分が冷えるまで待ちます。
冷却後は制動力が回復しますから、この点は心配しなくても大丈夫です。
また、高速道路のような場所でも同様に、減速しつつ加熱が収まるのを待つのが正解です。
摩擦発生時間が長くないとしても、小さい摩擦の繰り返しが加熱を引き起こすので、普段の操作方法に目を向けて現象発生を防ぐことも大切です。
フェード現象による事故事例
フェード現象の事故事例には、大分県で43名の負傷者を出した2013年の大型バスの事故が挙げられます。
運転していたのは64歳の男性で、十字路の交差点を曲がらずに直進したことにより、ガードレールを突き破り線路に転落しています。
死亡者は出なかったものの、車体は中破して乗客43名が重軽傷を負いました。
原因は直前の長い下り坂で、フットブレーキの多様がフェード現象を引き起こし、減速できない状態になったことが確認されています。
後に、同様の事故は過去に複数回起こっていることが分かり、運転手の悪質性はないと判断されましたが、執行猶予付きの判決が出ました。
同じような事故は他にも起こっていて、トラックの事例もやはり、下り坂におけるフットブレーキの多様により、ブレーキの制動力が落ちた結果負傷者を出しています。
場所は13キロのカーブが続く下り坂で、経験の浅い運転手が前方を走行する乗用車に追突、その後コンクリートブロックに衝突して横転します。
横転によって荷物の鉄板が落下したことにより、対向車線の車両に衝突して6名が負傷しました。
幸い6名とも負傷だけで済みましたが、このトラックの運転手自身も怪我をしているので、決して被害は小さくないといえます。
原因はフットブレーキにありますが、フェード現象のリスクを十分に理解していなかったことは、本人の責任だけではないと判断されています。
運転方法の注意喚起や運行ルートの選定が適切ではなかったなど、会社側にも責任が求められた格好です。
このように、フェード現象は誰でも遭遇する可能性のある問題で、自分の運転する車に限らず、乗っているバスが制御不能になることもあり得るわけです。
大型車に起こりやすいイメージですが、メカニズム的には普通自動車でも十分起こりますから、油断しないように気をつけることが肝心です。
特に、フットブレーキを使う場面においては、エンジンブレーキの併用で摩擦を減らし、加熱を抑えることが重要だと分かります。
フェード現象とベーパーロック現象との違いは?
ベーパーロック現象は、加熱された液体に泡が生じることで、液体の流動性や圧力の伝わり方が代わり伝達が阻害されるものです。
別名ヴェイパーロック現象とも呼ばれる現象で、加熱が原因なのはフェード現象に共通しますが、液体部分に限られる点が異なります。
ベーパーロック現象の良くある例としては、フットブレーキの液圧系統の内部において、ブレーキフルードの加熱により沸騰して気泡が生じるケースがあります。
気泡のある状態でブレーキペダルを踏んでも、気泡が圧力を吸収してしまうので、結果としてブレーキの利きが悪化します。
つまり、フェード現象とベーパーロック現象は、どちらも加熱でブレーキに影響があるのは確かですが、発生する箇所に違いがあるのが特徴です。
ブレーキの多用で発生することは共通ですし、坂道を下る場面では特に発生のリスクが高まります。
しかし、後者は前者と異なり、ブレーキフルードの劣化によっても引き起こされます。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%89
グリコール系のブレーキフルードは、高い吸湿性によって劣化しやすいので、定期的に交換する必要があります。
基本的な対策はフェード現象と同じく、エンジンブレーキを使って加熱を防ぐことです。
摩擦ブレーキが冷却され次第、やがて制動力は元に戻りますから、いずれかの現象が起こっても焦らず落ちついて対応したいところです。
フェード現象まとめ
フェード現象はブレーキの多様によって、摩擦材が加熱してガス状になり、ガス膜が潤滑剤として働くことにより起こります。
過去にはバスやトラックで事故が起こっていて、どちらもブレーキの回数が増える下り坂で発生しています。
制動力が低下して減速できなくなることから、始めて遭遇するとパニックになる恐れがあります。
ただ、エンジンブレーキを使用することで減速可能ですから、フットブレーキを休ませて冷却を行うのが、事故の予防となります。
液体の流動性が低下するベーパーロック現象も、フットブレーキの多用と加熱で起こるので、両方共に防ぐ意味でもブレーキの使い方が大事です。
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