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今回は日本が誇る往年の高級車「グロリア」にスポットを当てていきます。
皆さんはグロリアにどんなイメージをお持ちでしょうか。
私の場合は、セドリックと比較して、ちょっと若くてやんちゃなイメージです。
しかしグロリアにはその名の通り”栄光の歴史”がありました。
生産終了している現在でも強い存在感を放っているグロリアの歴史から、現在の中古車価格までまとめていきます。
プリンス自動車が産んだ名車(プリンス・グロリア)は皇室御用達
引用:https://www.ancar.jp/
グロリアと言えば日産自動車なわけですが、初代のグロリアを生産したのはプリンス自動車でした。
1958年の全日本自動車ショーに「スカイライン1900」として出展された車が翌年1月、「グロリア」と名付けられて発売されます。
もともとこのプリンス自動車は皇室への想いも強く、社名である「プリンス」も、1952年に現在の明仁上皇(平成天皇)が成人されて、正式に皇太子になられる「立太子礼」にちなんで社名変更されたものです。
グロリアは発売された1959年の4月、当時26歳の皇太子に納入されています。
ドライブがご趣味でディムラーやアルファロメオという大型の輸入車を乗り継いでこられた皇太子殿下。
この皇太子からの納得を得ることが出来たグロリアは、美智子様の乗り降りがしやすくなるようにとボディの改造などの要望に答えつつ、長年愛用されました。
引用:https://gazoo.com
当時、トヨタはクラウンやセンチュリーを、日産はセドリックを政府に納めていましたが、プリンス自動車のグロリアだけは主に皇室や宮内庁に納めていました。
この「皇室御用達」の実績があったおかげで、プリンス自動車は国産車では初の天皇陛下の車「御料車」である「プリンス・ロイヤル」の納入が出来ました。
プリンス・グロリアから日産グロリアへ
引用:https://www.kurumaerabi.com
ちょうどその御料車である「プリンス・ロイヤル」納入の直前に、プリンス自動車は日産自動車に事実上、吸収合併されます。
もともとプリンス自動車は「たま」という電気自動車の開発から始まりました。
立川飛行機、中島飛行機という、航空機の技術者が集まって作っていた会社であり、妥協のないクルマづくりが目立っていました。
スカイラインを作ったのもこのプリンス自動車であり、グランプリ参戦にも積極的でしたが、経営的には必ずしも成功を続けていた訳ではなかったようです。
引用:https://gazoo.com
初代プリンス スカイライン
ただし、単体で破綻するほどの経営難に陥っていたわけでもありません。
当時、通商産業省は「自動車業界再編計画」を進めており、プリンス自動車もその候補に入っていました。
また、プリンス自動車の会長である石橋正二郎はブリジストンの経営者でもあり、むしろそちらが本業でした。
プリンス自動車に出資し、経営権を持っているという事実があったせいで、他の自動車メーカーにタイヤを供給する事が難しくなってきたのです。
当時の桜内通産大臣がプリンス自動車と日産自動車の橋渡しになり、銀行との交渉も重ねて、両者にとってダメージが最小限におさまるような合併を果たしました。
合併前の「プリンス・グロリア」はプリンス自動車が作っていた車の中では最高級車でしたが、合併時の日産自動車にはすでに「プレジデント」というフラッグシップモデルがあったので、移行後の「日産グロリア」はプレジデントに次ぐ高級車という位置付けになりました。
グロリアが私たち一般市民でも購入できる車なのは、この合併があったからこそ、かもしれませんね。
常にライバルに差をつけてきたグロリア
引用:https://b-cles.jp/
2代目 プリンス・グロリア
プリンス・グロリアの初代は直列4気筒エンジン
グロリアはリリース3年目にしてモデルチェンジをしますが、その時搭載されたのは当時では驚きの時速145キロに到達する直列6気筒エンジンでした。
これはメルセデスベンツの6気筒エンジンを参考にして開発されたG7というエンジンで、後にグランプリ用モデルのスカイラインGTにも搭載される事になります。
同じ6気筒を積んだ初代セドリックの最高速度が130キロ、直列4気筒を積んだ当時のトヨタ・クラウンは最高速度未公開だったので、いかに走りに余裕を持たせる事に注力して作られたかという事がわかります。
この2世代目の販売中にプリンス・グロリアから日産・グロリアに移行しますが、移行後も宮内庁や皇族の宮家にも納入されています。
さらにパワーアップされたG11という直列6気筒エンジンを搭載したグロリアは130馬力を出力し、最高速度170キロを叩き出しましたが、商業的にはクラウンやセドリックに対しては遅れを取っていました。
これは憶測にすぎませんが、当時の日本人の精神性を踏まえて考えると、皇族と同じ車に乗る事を恐れ多いと思う人もいたのかもしれません。
プリンス・グロリアと日産グロリアの現在の中古車価格は?
引用:https://www.carsensor.net/
日産グロリアはカルロス・ゴーン氏就任後の2004年に、セドリックとともに生産終了しました。
しかし、現在でも中古市場では取引されています。
実際の取引価格を見てみましょう。
.以下は、価格.comを参考にした価格です。
2019年5月調べ
~グロリア1970年製まで~
引用:https://www.goo-net.com/
グロリア 1965年製
グロリア
昭和40年(1965年)製…450万円
走行距離6.0万km
色:紺
グロリア
昭和40年(1965年)製…298万円
走行距離4.5万km
色:サンマリノブルー
引用:https://www.goo-net.com/
グロリア スーパーデラックス
グロリア スーパーデラックス
昭和42年(1967年)製…238万円
走行距離不明
色:ホワイト
グロリア スーパーデラックス
昭和45年(1970年)製…178万円
走行距離不明
色:ブラック
これらのグロリアは旧車としての希少性もあり、値段は高めです。
もちろんもう少し安い車体もありましたが、現在中古車市場に売りに出されている全てのグロリアを年代別に並べてみると、スーパーデラックスや縦目などの、古いものほど高い傾向にあります。
ちなみに最高価格は上記の450万円でした。
なお、価格コムで見つけることが出来た中で最も古い年式は、上記の1965年製です。
以下には比較的新しい1980年代以降のグロリアを載せています。
引用:https://www.goo-net.com/
グロリア 最終モデル グランツーリスモ
グロリア グランツーリスモ250S ナビエディションII
平成16年(2004年)製…64.0万円
走行距離 5.1万km
色ブラック
グロリア Gツーリスモ250SナビED70thII本革P
平成16年(2004年)製…28万円
走行距離 5.9万km
色紺
引用:https://www.carsensor.net/
グロリア ブロアム 1991年6月製
グロリア ブロアム
平成3年(1991年)製…48万円
走行距離 6.7万km
色 シルバー
引用:https://www.goo-net.com/
グロリア ジャック・ニクラス バージョン ターボ
グロリア ジャック・ニクラス バージョン ターボ
昭和57年(1982年)製…125万円
走行距離 7.5万km
色 ベージュII
1980年代以降の日産グロリアに関しては、平均的な中古車の値段と言えます。
年式や走行距離、残車検期間やコンディションなどにより値段が決められているようで、モデルとして希少な存在とは言えないようです。
プリンス・グロリアと日産グロリアについてのまとめ
引用:https://gazoo.com
いかがでしたでしょうか。
冒頭でグロリアの事をセドリックと比べて、筆者は(ちょっと若くてやんちゃ)というイメージを持っていると書きました。
当時若かった筆者の中で「公道で縦に並ぶとビビる車」ランキングではメルセデスに次いで2位でした。
筆者のイメージではクラウン=会社役員、セドリック=医師or公務員、グロリア=青年実業家というカテゴリ分けをしていた記憶があります。
しかしプリンス・グロリアの誕生当時は皇室・皇族御用達で、当時の技術の粋を集めて作られた、こだわりの最高級車だった事が分かります。
(やんちゃ)というのは、なんとも失礼な印象を持っていた事になりますね。
引用:https://www.ancar.jp/
1971年にセドリックと統合されてから2004年にフーガに系譜を譲りグロリアの名前が消えるまで、常にトヨタ・クラウンのライバルだったグロリア。
日本を代表する高級車でありつづけたこの車はストリートで存分に存在感、威圧感を放ち続けました。
生産終了した現在では1960年代、1970年代のモデルの中古車価格に関してはセドリック、クラウンを大きく引き離して200万円代〜400万円代という高額で取引されています。
販売当時はライバル車に対しては些細だったディテールでも、50年近く経って旧車扱いになった現在ではその違いが大きく感じられます。
中古車の価格は需要と流通台数で決まるもの。
グロリアを走らせる事でしか味わえない栄光がある、そう感じている方々が多いのかもしれません。
アイキャッチ画像:https://ja.wikipedia.org/wiki/
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