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クロスオーバーSUV車であるスバルのフォレスターは、1997年から発売されており現在は世界中で販売されている人気車種です。
元々は、インプレッサの特別仕様車である「インプレッサ グラベルEX」として発売された後「フォレスター」と改名しています。
一方のランドクルーザープラドは、元々「ランドクルーザー70系」の派生車種で2009年に大型モデルチェンジを得て、現在は4代目モデルが現行型となっています。
「いつでもどこへでも行ける安心感と快適性を備えたクルマ」をコンセプトに販売されています。
今回は、そんな「フォレスター」と「ランドクルーザープラド」の維持費や燃費・乗り心地などを比較してみたいと思います。
フォレスターとランドクルーザープラドを比較!維持費はどっちが安い?
まずは維持費です。
- 自動車税
- 重量税
- 自賠責保険
- 任意保険
- 車検費用
- 駐車場代
の6つで比較してみたいと思います。
尚、ガソリン代に関しては次の燃費の部分で比較していきます。
また、ローンを組んで購入する方は月々のローンも支払う方がいらっしゃると思います。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html
1つ目は自動車税です。
自動車税は排気量ごとに金額が異なります。
フォレスターは、排気量が2,000㏄なので自動車税は39,500円になります。
一方のランドクルーザープラドは排気量が2,700㏄なので自動車税は51,000円になります。
2つ目は重量税です。
重量税は、車両重量ごとに決まっています。
フォレスターの車両重量は1,460㎏~1,610㎏なので、グレードによって重量税は異なります。
- Touring…1,520㎏=重量税:12,300円
- Premium…1,530㎏=重量税:12,300円
- X-BREAK…1,530㎏=重量税:12,300円
- Advance…1,640㎏=重量税:16,400円
一方のランドクルーザープラドの車両重量は2,040㎏~2,090㎏なので、重量税は20,500円になります。
引用:https://toyota.jp/landcruiserprado/exterior/?padid=ag341_from_prado_navi_exterior
3つ目は自賠責保険です。
自賠責保険は、新車購入時に3年分の39,120円支払います。
その後は車検ごとに2年分の27,840円支払います。
ですので、1年辺りで計算すると1~3年の間は13,040円、4年目以降は13,920円となります。
自賠責保険は強制加入なので、公道を走る際には必ず必要になります。
4つ目の任意保険に関しては、年齢制限や保険内容によって金額が変わってきます。
ですので、一概に比較は難しいのですが平均金額として65,000円程度掛かると考えておけば大丈夫だと思います。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html
5つ目は車検費用です。
車検費用には、基本的に車検基本料金と車検手数料が必要になってきます。
車検手数料は一律1,800円です。
また、ディーラーやどこの車検業者に頼むかによって車検費用は変わってきますが、フォレスターもランドクルーザープラドも車検基本料金は40,000円~60,000円程と考えて頂ければ大丈夫だと思います。
最後は駐車場代になります。
駐車場代は土地を所有している場合は必要ありませんが、賃貸やマンションに住んでいる方は都心部か地方によって金額は変わってきます。
引用:https://toyota.jp/landcruiserprado/exterior/?padid=ag341_from_prado_navi_exterior
ですので、都心部と地方でそれぞれの駐車場代の平均金額から計算していきます。
・都心部:30,000円~50,000円/1ヶ月=年間:360,000円~600,000円
・地方:10,000円~20,000円/1ヶ月=年間:120,000円~240,000円
以上が駐車場代として掛かってくると考えて頂ければ大丈夫だと思います。
更にローンを組んでいる方は、月々のローンの支払いも必要になってきます。
ただし、頭金をいくら入れるか・ローンの残高によって月々の支払う金額は変わってきます。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html
ですので、今回はなるべく金額の近い「フォレスター advance」と「ランドクルーザープラド TX(クリーンディーゼル/ガソリン)」を残価設定型でローンを組むと仮定して計算してみたいと思います。
【フォレスター advanceの場合】
- 車両合計金額:3,099,600円(オプション無し)
- 3年ローン
- 5年ローン
- 頭金:1,000,000円
- ボーナス無し
- 残価設定型ローン
グレード名 | 3年ローン | 5年ローン | 金利 |
advance | 37,281円~ | 25,582円~ | 3.9% |
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html
【ランドクルーザープラド TX(クリーンディーゼル/ガソリン)の場合】
- 車両合計金額:3,538,080円(オプション無し)
- 3年ローン
- 5年ローン
- 頭金:1,000,000円
- ボーナス無し
- 残価設定型ローン
グレード名 | 3年ローン | 5年ローン | 金利 |
ランドクルーザープラド TX | 38,745円~ | 27,029円~ | 3.9% |
という結果になりました。
引用:https://toyota.jp/landcruiserprado/exterior/?padid=ag341_from_prado_navi_exterior
ここまでのフォレスターとランドクルーザープラドの維持費をまとめると次のようになりました。
フォレスター | ランドクルーザープラド | |
自動車税 | 39,500円 | 51,000円 |
重量税 | 12,300円~ | 20,500円 |
自賠責保険 | 13,040円~ | 13,040円~ |
任意保険 | 65,000円~ | 65,000円~ |
車検費用 | 40,000円~ | 40,000円~ |
駐車場代 | 120,000円(年間)~ | 120,000円(年間~) |
ローン費用 | 25,582円~ | 27,029円~ |
以上の結果から、自動車税と重量税の高いランドクルーザープラドの方が維持費は高くなると思います。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html
また、車両価格自体もランドクルーザープラドの方が高く設定されているため、月々のローン費用もランドクルーザープラドの方が掛かると思います。
ですので、維持費を抑えたいならフォレスターの方がおすすめです。
フォレスターとランドクルーザープラドを比較!燃費はどっちがいい?
ここでは、フォレスターとランドクルーザープラドの燃費を比較してみたいと思います。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html
まず、フォレスターの実際の口コミによる実燃費とメーカー公式のカタログ燃費をご紹介します。
グレード | 市街地 | 郊外 | 高速 |
touring | 8.9㎞/ℓ~ | 14.4㎞/ℓ~ | 16.9㎞/ℓ~ |
premium | |||
X-BREAK | |||
advance | 11.0㎞/ℓ~ | 13.9㎞/ℓ~ | 15.8㎞/ℓ~ |
次がメーカー公式のカタログ燃費になります。(WLTCモードで計測)
市街地 | 郊外 | 高速 | |
touring | 9.6㎞/ℓ~ | 14.6㎞/ℓ~ | 16.4㎞/ℓ~ |
premium | |||
X-BREAK | |||
advance | 11.2㎞/ℓ~ | 14.2㎞/ℓ~ | 16.0㎞/ℓ~ |
「touring・premium・X-BREAK」は排気量が2,500㏄なのに対し、advanceは排気量が2,000㏄で少し少ないため、その分燃費も若干良いという結果でした。
以上の結果から、「WLTCモード」で測定したカタログ燃費はほぼ実燃費と同じでした。
ですので、メーカーから公式で発表されている燃費は「WLTCモード」で計測された燃費を参考にするのをおすすめします。
引用:https://toyota.jp/landcruiserprado/exterior/?padid=ag341_from_prado_navi_exterior
一方のランドクルーザープラドの実燃費の口コミをまとめると、平均的に次の燃費を記録していることが多かったです。
街中 | 郊外 | 高速 | |
TZ-G(クリーンディーゼル) | 9.6㎞/ℓ~ | 11.9㎞/ℓ~ | 14.1㎞/ℓ~ |
TX“Lパッケージ”(クリーンディーゼル/ガソリン) | 7.4㎞/ℓ~ | 9.0㎞/ℓ~ | 11.1㎞/ℓ~ |
TX(クリーンディーゼル/ガソリン) |
では、ランドクルーザープラドの公式で発表されているカタログ燃費はどのようになっているのでしょう。
実燃費と同じように街中・郊外・高速と並べて比較したいところですが、残念ながらメーカー非公開となっていました。
引用:https://toyota.jp/landcruiserprado/exterior/?padid=ag341_from_prado_navi_exterior
ですので、参考にグレード別のカタログ燃費を載せておきます。
- TZ-G(クリーンディーゼル):11.2㎞/ℓ~
- TX“Lパッケージ”(クリーンディーゼル/ガソリン):9.0㎞/ℓ~
- TX(クリーンディーゼル/ガソリン):9.0㎞/ℓ~
以上の結果から、燃費に関しては排気量と車両重量の軽いフォレスターの方が低燃費であると言えます。
しかし、ランドクルーザープラドも高速走行ではカタログ燃費を上回っているため、どのような乗り方をするかによってガソリン代は変わってくると思います。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html
またランドクルーザープラドの場合、クリーンディーゼル車も販売しているため長距離走行や高速走行が多い方はランドクルーザープラドを購入してもガソリン代はフォレスターと変わらないくらいになると思います。
フォレスターとランドクルーザープラドを比較!乗り心地はどっちがいい?
最後は、フォレスターとランドクルーザープラドの乗り心地を3つの判断材料を元に比較してみたいと思います。
・乗り心地と内装
・外寸と静粛性
・運転性能と安全システム
引用:https://toyota.jp/landcruiserprado/exterior/?padid=ag341_from_prado_navi_exterior
【乗り心地と内装】
まずは、フォレスターとランドクルーザープラドの乗り心地と内装になります。
フォレスターの内装は、あらゆる世代の方が乗り降りしやすいように前席・後席ともに左右席間や肩周り、足元に十分なゆとりを確保した作りになっています。
また様々なシートアレンジをすることが可能で、「マウンテンバイク・サーフボード・ゴルフバック×2」をそれぞれ載せることが出来る荷室容量を確保しています。
一方のランドクルーザープラドの内装は、フォレスター同様にSUV車なのでセダン車などに比べると若干乗り心地は固く感じると思います。
しかし、室内も広く作られているため窮屈な印象はないと思います。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html
ちなみに、フォレスターとランドクルーザープラドの内寸は次のようになります。
(単位:㎜) | フォレスター | ランドクルーザープラド |
室内長 | 2,095 | 1,825(5人乗り) / 2,520(7人乗り) |
室内幅 | 1,540 | 1,565 |
室内高 | 1,280 | 1,240 |
5人乗りで比較すると内寸的には、長さはフォレスターの方が長いですが、幅と高さはほとんど変わらないイメージです。
【外寸と静粛性】
次はフォレスターとランドクルーザープラドの外寸と静粛性を比較してみたいと思います。
まず、フォレスターとランドクルーザープラドの外寸は次のようになっています。
(単位:㎜) | フォレスター | ランドクルーザープラド |
全長 | 4,625 | 4,825 |
全幅 | 1,815 | 1,885 |
全高 | 1,715~1,730 | 1,850~1,900 |
外寸のサイズから比較して、ランドクルーザープラドの方が一回り大きい作りになっていることが分かります。
引用:https://toyota.jp/landcruiserprado/exterior/?padid=ag341_from_prado_navi_exterior
次に静粛性に関してです。
フォレスターはスバル独自のグローバルプラットフォームを採用しており、SUV車の弱点である不快な振動騒音を低減しています。
一方のランドクルーザープラドは、静粛性よりは悪路でも力強く走れるように特化した作りになっているため多少の振動騒音はあると考えておいた方が良いと思います。
【運転性能と安全システム】
まずは運転性能です。
フォレスターとランドクルーザープラドは共にクロカン系SUV車ですので、山道や路面状況の悪い場所でも難なく走る事が出来るパワーが自慢です。
では、どのような違いがあるのか見ていきましょう。
フォレスターの悪路走破性は元々かなり評価が高いですが、タイヤの対角線に合わせてローラーを配置しているため、路面状況が悪くてもタイヤが空回りせずに走る事が出来ます。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html
ランドクルーザープラドは、2017年にマイナーチェンジを得て悪路走破性を上げてくれる「トルセン式LSD」と言う装備を取り入れています。
ですので、フォレスターもランドクルーザープラドもパワーは十分にあるため、路面状況の悪い道でも問題なく走る事が出来ます。
一方の安全システムに関しては、フォレスターはスバル自慢のアイサイトを標準装備しています。
またランドクルーザープラドも政府が交通事故防止対策の一環として普及啓発している「セーフティ・サポートカー(サポカー)」です。
ですので、安全システムはフォレスターもランドクルーザープラドも十分な装備を備えていると思います。
フォレスターとランドクルーザープラドを比較!のまとめ
今回は、フォレスターとランドクルーザープラドの維持費や燃費・乗り心地などを比較してきました。
先に紹介した、維持費にガソリン代を含めた合計を計算すると以下のようになりました。
・フォレスター:355,422円~
・ランドクルーザープラド:376,569円~
引用:https://toyota.jp/landcruiserprado/exterior/?padid=ag341_from_prado_navi_exterior
やはり、自動車税と重量税の金額が高いランドクルーザープラドの方が維持費は高いという結果になりました。
しかし、先にご説明した通りランドクルーザープラドのクリーンディーゼル車を選べばガソリン車よりはガソリン代を抑えることは可能だと思います。
また燃費のところでも比較したように、長距離走行や高速走行はランドクルーザープラドの方が実燃費が良いという口コミが多いので、乗り方次第ではいくらでも維持費を節約することは可能だと思います。
個人的には、走破性よりは静粛性や安全性を重視したいのでランドクルーザープラドよりもフォレスターの方が維持費も安いのでおすすめです。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html
しかし、今回ご紹介した維持費はあくまでも今回の条件を元に割り出した金額なので、購入するグレードやいくらのローンを組むかによって維持費は変わってくると思います。
ですので、やはり自分で販売店や中古車業者に足を運んでみて、実物を見てみたり試乗してみたりして体感することをおすすめします。
アイキャッチ画像引用上段:https://www.subaru.jp/forester/forester/
アイキャッチ画像引用下段:https://toyota.jp/landcruiserprado/exterior/?padid=ag341_from_prado_navi_exterior
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