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この記事を読んでいる方の中には愛車をガレージから出すとき、「左右の安全確認がしづらい!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時に役立つのがガレージミラーやカーブミラーと呼ばれるものです。
今回はそんなガレージミラーやカーブミラーについて、おすすめ商品と取り付ける際の手続きと方法についてご紹介します。
ガレージミラー・カーブミラーのおすすめ商品と選び方
はじめに、ガレージミラー・カーブミラーのおすすめ商品と選び方をご紹介します。
ガレージミラー・カーブミラーのおすすめ商品
ここではガレージミラー・カーブミラーのおすすめ商品を3点紹介します。
エーモン 安全計画 ガレージミラー
ガレージにつけても邪魔にならない小型サイズです。
樹脂製ミラーなので軽く割れにくいのが特徴です。
アタッチメントや金具を用いて簡単に取り付け可能なのもオススメポイント。
光 ガレージミラー GM-169丸角型
こちらもやはり小型サイズで、ガレージにオススメの商品です。
こちらはガラス素材なので明るく映るのがメリットです。
この商品は、強力マグネットが付属しているという大きなメリットがあります。
もしあなたが鉄素材の面に設置したいと考えているなら、とても設置が楽になるのでオススメです。
防犯ミラー・ガレージミラー鏡面300RC
ミラーの直径が136mm、ガラス製のミラーです。
クリップが付いているので設置も簡単でオススメの商品です。
ガレージミラー・カーブミラーの選び方
一口にガレージミラー・カーブミラーと言っても現在は様々な商品が販売されています。
中には『折角買ってきたのに、取り付けてみたら全然見えなくて使い物になりません』といったことも少なからずあります。
そこで、このようなことにならないようにガレージミラー・カーブミラーを選ぶ基準についてご紹介します。
形状
大きく分けて四角型と丸型があります。
街中では丸型の方がよく見かけるのではないでしょうか(実際、丸型が90%のシェアを占めています)。
四角型は左右上部に運転に必要ない場所を映してしまっているため、丸型の方が見やすいというのがその理由のようです。
寸法
ミラーの大きさのことで、一般的には四角型なら縦×横、丸型なら直径をミリメートルで表示します。
例えば、φ=350mmと書いてあったら、直径350mm、すなわち35cmということです。
一般的な家庭に設置するならφ=300~450mmのものがオススメです。
交通量の多いところなら450mm、そうでないところでは300mm、予算を節約したい人は200mmのものでもいいでしょう。
曲面率
ミラーの面がどれくらい曲がっているかということを指し、単位Rを用いて表記されます。
例えば、あるカーブミラーにR=600と書いてあったら、それは半径600mmの球の曲がり具合と同じだけの曲面を持ったミラーであるということです。
Rが小さいものほど広範囲を見ることができますが、その反面、全体が縮約されて見えるので見えるものが小さく表示されます。
オススメの曲面率は、車両の往来の多い道路では2000R、それに歩行者が加われば1000R、歩行者・自転車がメインならば650Rが目安になります。
素材
現在流通しているものは、大きく分けて
- ガラス
- アクリル
- ステンレス
の3つです。
それぞれ、
- ガラスは映りが明るく安価な一方で衝撃に弱い(少し物がぶつかっただけで粉々になることも)
- プラスチックは比較的映りが明るく、軽量で衝撃に強く安価な一方で経年変化により曇る(細かいキズが入る)可能性がある
- ステンレスは衝撃に強く割れにくく、長期間使用しても曇りにくい一方で重たく高価である
という特徴を持っています。
あなたの予算や求める機能に応じてどの素材にするか決めると良いでしょう。
ちなみに、普通のホームセンターで販売されているガレージミラーやカーブミラーはほとんどがガラス素材です。
ガレージミラー・カーブミラーの設置手続きと設置方法
ガレージミラーやカーブミラーは『買ってきたので、取り付けておしまい』というだけの話ではありません。
設置する場所が公有地なのか私有地なのか、またポールに設置するのか電柱に設置するのかによって正規の手続きを踏まなければトラブルの元になる可能性があります。
そこで、ここではガレージミラー・カーブミラーを設置するための手続きや設置方法についてお伝えします。
ガレージミラー・カーブミラーを設置する上で必要な許可・手続き・届け出
公有地に設置する場合には市・区役所や町村役場、電柱に建てる場合はその電柱を管理している電力会社や電話会社への許可・手続き・届け出が必要になってきます。
そこで、ここではどこに手続きを行えばよいのかついてお伝えします。
市・区役所、町村役場での手続き
具体的に言うと、市役所などの道路整備を担当している部署に相談することが必要です。
ただし、自治体によってこの許可の基準が異なり、「個人でも可」というところから「町内会単位なら可」、あるいは「一切不可」というところまで様々です。
ですから必ずお住まいの自治体の担当部署に相談してください。
もし許可が下りない場合は、自治体に要望を出して設置してもらうことになります。
電力会社や電話会社での手続き
もしあなたが電柱にミラーを設置しようとしているならば、自治体に許可を取るだけでは十分ではありません。
この場合、電力会社や電話会社にも許可を取る必要があります。
まずは電力会社・電話会社の窓口に相談してみましょう。
ガレージミラー・カーブミラーの設置方法
さて、無事にミラーを購入することはできましたね。
これから、その設置方法をいくつか説明していきます。
業者に頼むのもいいですが、実は自分で取り付けを行うこともできます。
ポールを立てて取り付ける
一番よく見る設置方法ですね。
ミラー本体のほかに、コンクリートとポールが必要になります。
しっかり基礎を作らないと倒れる危険性があるので、業者に頼むのが一番安全ですが、今はホームセンターで材料を購入して設置することも可能なようです。
大事なのは、「とにかく基礎を作ること」です。
動画で基礎ありの場合と基礎なしの場合の説明が詳しくされていますので参考にしてください。
基礎あり
基礎なし
土が固いところでは問題ありませんが、そうでないところに設置するときはコンクリートで基礎を作らなければなりません。
穴を大きめに掘り、そこにポールを立てて固定し、コンクリートを半分入れて空気を抜いて、残りのコンクリートを入れて水平を確認しながら仕上げていくというのが大雑把な流れです。
とにかくしっかり基礎を固めて、その上で一番最後にミラーを載せてください。
壁面に設置する場合
例えば、ガレージの出口の壁に設置する場合などに有効な設置方法です。
必要なものはミラーの他に壁掛け金具だけで、ポールを立てる場合よりも簡単に取り付けできます。
壁にネジで固定するので、壁にネジ穴が開きますから注意してください。
大まかに言うと、
- 壁に目印をつける
- それに沿って壁に壁掛け金具をネジ止め
- そこにミラー取り付け金具を使ってミラーを取り付け
- 角度を調整
という流れで完成です。
壁・塀の上に設置する場合
この場合、ミラーはスタンド式のミラーを使用してください。
他に必要なのは、スタンド金具だけです。
設置方法は壁面に設置する場合とほとんど同じですが、一つ重要なのは「ネジを締める前に、下穴を開けておく」ことです。
その方が取り付けが楽になります。
また、この方法の場合も設置場所に穴が開きます。
詳しくは次の動画をご覧ください。
電柱に設置する場合
専用のバンドを用いて電柱に(電柱でなくても丸い柱ならば可)固定することも可能です。
この場合、ミラーはスタンド式ではなく普通のタイプのものを使用します。
必要なものは専用の自在バンドとボルトです。
取付け手順としては
- 自在バンド2本にミラー受け金具を取り付ける
- 自在バンドを電柱の適度な高さの場所に取り付けボルトで落下しないようにきつく締め付ける
- ミラー受け金具にミラーを取付ける
- 見やすい角度になるように、ミラーを調整する
大まかにまとめると以上の流れになります。
ただし、こちらについては取り付け場所が公有地や路上となるため、万が一のことがあればミラーの取り付け者や管理者が責任を負うことになります。
ですから業者に依頼をして取り付けていただくことを強くお勧めします。
ガレージミラー・カーブミラーのおすすめ商品と設置方法をまとめた感想
ここまでがオススメのガレージミラー・カーブミラーとその設置方法の流れの説明でした。
いかがでしたでしょうか。
少しでもミラー設置の手助けになったならうれしいです。
筆者自身、この記事を執筆するまではカーブミラー・ガレージミラーについての知識は全くありませんでしたが、今なら自分で設置できそうな勢いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ぜひ、安全なカーライフを!