新型ノアの燃費情報！ 実燃費はどれぐらい？

に関してはトヨタの新型ノアの燃費はどうでしょうか？

新型ノアの燃費、実燃費などの情報をご紹介します。

【新型ノアのカタログ燃費】

引用：http://toyota.jp/noah/gallery/

現行モデルからハイブリッドが追加され、ミニバンユーザー及びミニバン購入を検討中の方々からも注目を集めている新型ノア。

ハイブリッドといえば、やはり気になるのは燃費。

そこで、ハイブリッド車のみならず、ガソリン車も含めて、この車の燃費はどれほど良いのかを検証していきましょう。

引用：http://toyota.jp/noah/compare/

上のグラフは、旧型と比較して、どれだけ燃費が向上したかを表しています。

数値はもちろんカタログ数値になります。

こうして比較してみると、いかにハイブリッド車の燃費が良いかは一目瞭然ですね。

旧型のガソリン車に比べて、およそリッター10km 程燃費が向上しているのが分かります。

対して、ガソリン車を比較してみると、これまたリッター2km強 燃費が良くなっていますね。

ガソリン車の購入を検討中の方にとっては、嬉しいですよね。

しかし、これはあくまでカタログ数値。

実際、車の使用頻度・乗り方は、人によって様々です。

この数値通りの燃費は、まず期待できません。

大体の目安程度に考えた方が良いでしょう。

【新型ノアの実燃費】

引用：http://toyota.jp/noah/performance/hv_system/

では、実燃費は一体どれほどなんでしょう？

昔から、カタログ数値の70〜80%位が実燃費と言われています。

評判や口コミを見ても、ガソリン車でリッター10〜12km、ハイブリッド車でリッター19〜20km といった意見が多いです。

これらの数値は、カタログ数値の66〜80% 位になります。

今も昔と大して変わらないんですね（笑）。

もう少し、実燃費に近いデータを表示して欲しいものですが、メーカーさんの努力でなんとかならないもんでしょうか。

引用：http://toyota.jp/noah/gallery/

一昔前、バブル景気の時代がありました。

当時のクルマ選びの基準は、豪華装備・エンジンパワーなどの高性能でした。

もう一つ、今と違う点は、車＝男性の嗜好品の要素が強かった事です。

多くの方が多額のローンを組んで、さらにカスタムし、自分の給料の大半を車につぎ込むような時代でした。

愛車を所有する事が、一種のステータスだったんですね。

しかし、今や車は生活必需品の一つとして見なされるようになりました。

ですので、車購入の権限は奥様が握っています。

極端に言いますと、冷蔵庫や洗濯機と同じ扱いになっている気がします（笑）。

そうなると、月々のガソリン代は、電気・ガス・水道料金と同じで、安ければ安いほど家計は助かります。

こういった事情により、車のカタログでも燃費が真っ先に気になるかと思います。

これから先、メーカーさんはもっと実燃費に近いデータを提示することが重要になるかと思います。

引用：http://toyota.jp/noah/gallery/

【新型ノアのハイブリッド・システム】

引用：http://toyota.jp/noah/hv_system/

《ハイブリッド・システムの構造》

もはや、トヨタの代名詞とも言えるハイブリッドエンジン。

各方面から絶賛され、世界中で売れています。

ハイブリッドのメリットといえば、排気ガスがクリーンで、地球環境に優しい、という点と、極めて低燃費である事が挙げられます。

しかし、その仕組みは一体どうなっているのか？

ほとんどの方はエンジンとモーターで走る程度の事しか知らないのでは無いでしょうか？

ハイブリッドの構造を知らなくても、運転はできますからね（笑）。

では、その仕組みについて簡潔に説明していきたいと思います。

専門用語・知識が分からない方でも、なるべく理解しやすく解説できるように務めます。

トヨタの最新ハイブリッドの仕組みを簡単に説明すると・・・。

引用：http://toyota.jp/noah/hv_system/

①エンジン＞電動ウォーターポンプ＋排気ガス再循環システム＋アトキンソンサイクル

・電動ウォーターポンプを使用することにより、エンジンの負担を軽減し、低燃費に貢献します。

・排気ガス再循環システムは、要はターボと同じで、排気ガスの排圧を利用し動力補助することにより、低燃費に貢献します。

・アトキンソンサイクルに関しては、少し説明が難しくなりますので簡潔に言いますと、圧縮比＜膨張比にすることで、燃焼効率を高め、低燃費に貢献するという仕組みです。

②ハイブリッドトランスアクスル

簡潔に説明しますと、動力（エンジン・モーター）を駆動ユニットに最も効率よく伝達するように電子制御しているシステムということです。

③昇圧コンバーター付きパワーコントロールユニット

モーターを駆動させる電力を増幅させる装置で、少ない電流でモーターを駆動させることができるシステムです。

④ハイブリッドバッテリー（ニッケル水素バッテリー）

モーターを駆動させる電力を貯めるバッテリーです。

居住空間確保の為、フロントシートの下に設置されています。

引用：http://toyota.jp/noah/grade/grade7

以上、ハイブリッドシステムの説明でしたが、お分かりいただけましたか？

筆者が上手く説明できていない所もあるかもしれませんが、大体こんなもんか、くらいにご理解いただければ幸いです。

筆者自身、ハイブリッドシステムの認識として、高速だとエンジンで走って、低速だとモーターで走る程度の知識しか無く、エンジン単体でも、こんなに工夫されている事を知りませんでした。

何しろ、ハイブリッド車を所有した経験が無いので、今回の記事執筆により、様々な資料を調べることで大変勉強になりました（笑）。

【新型ノアの燃費　総評】

引用：http://toyota.jp/noah/gallery/

昔は、車は贅沢品であって、所有できるのは一部の富裕層だけでした。

それからしばらくして、もっと自動車を普及させようと、メーカーは生産効率化・生産コスト削減などの努力により、安価な大衆車が出てきました。

日本の高度成長期の好景気も後押しし、一気に自動車のシェアは拡大されました。

それからバブル景気の時代を迎え、安価な大衆車より上質な高級車がドンドン売れていきました。

当時、燃費を気にして車を購入する人は、今より全然少なかったと思います。

燃費よりも豪華な装備・エンジンパワーを比較検討の対象にしていた記憶があります。

その後、バブル崩壊により日本経済は落ち込み、不況の時代に突入します。

その後も、リーマンショック・日本各地の震災などで、全く先の見通しの立たない時代を迎えています。

こうして、現在に至るまでの歴史を振り返ると、自動車業界は今が一番苦しい時代かもしれません。

ユーザーの車に求める価値観が、時代の変化と共に変わってきています。

今や、車は一人一台が当たり前の時代です。

生活必需品の一つになるほど普及しています。

こうなるとやはり、ランニングコストは重要な問題になります。

こういったユーザーのニーズの変化に対して、メーカーには、より正確な燃費データを提示してもらいたいと思います。

引用：http://toyota.jp/noah/gallery/