東京モーターショー2017にて、ポルシェブースレポートまとめ！

2017年10月日から11月5日まで開催された東京モーターショーではすぐに市場投入するクルマから未来を見据えたクルマまで、色とりどりの出展が見られました。

そんな中でスーパーカーメーカーのポルシェは、他社とは異なるアプローチをしてきたように思えます。

スーパーカーメーカーポルシェのこれからの方向性について探っていきましょう。

東京モーターショー2017：ミッションE

ポルシェが、来たるべきモビリティ社会へ示すひとつの解答として提案するのが、最新のコンセプトカーミッションEです。

この未来のクルマは企業として環境問題へ対応する為に具現化するものです。

ポルシェは356を生み出して以来、効率性を追求したクルマを作り続けてきました。

そして現在、先進の技術であるプラグインハイブリッドも、将来につながる過程の一部ととらえています。

来たるべきEV時代においても、ポルシェは常に未来を見据えたスポーツカーの開発を継続していきます。

いつの時代も、動力が変わろうとも、ポルシェは心高鳴る最高のスポーツカーを提案し続けます。

ミッションE

引用：http://www.porsche.co.jp/pip/concept/future/

東京モーターショー2017：The new Panamera Turbo S E-Hybrid

ポルシェが提案するハイブリッドスポーツサルーンがThe new Panamera Turbo S E-Hybridです。

思わず振り返りたくなる、スマートで優美なシルエット。

ポルシェらしいスタイリングでいかにも早そうなエクステリアです。

走りをとことん追求してきたポルシェだけに、ハイパワーのハイブリッドシステムを搭載しています。

最高出力がエンジン：404 kW (550 PS)、電気モーター：100 kW (136 PS)、 システム トータル ：500 kW (680 PS)と怪物のような出力を誇るハイブリッドシステムです。

どこまでも安定してジェントルな走り。

それが、パナメーラというクルマです。

スポーツクロノパッケージ装着時には0 – 100 km/h 加速3.4秒と非常に高い性能を有しています。

ポルシェの場合、ハイブリッドシステムは燃費向上のアイテムというよりは、トータル出力を高めるための道具として使っているようです。

ポルシェはいつの時代もポルシェ。

スポーツカーとして独自の路線を歩み続けるようです。

The new Panamera Turbo S E-Hybrid

引用：http://www.tokyo-motorshow.com/gallery/photo/01_150_Porsche/index001.html

東京モーターショー2017：The new Panamera 4 E-Hybrid Sport Turismo

ポルシェからは、もう1台、パナメーラベースのハイブリッドカーが出展されています。

こちらも非常にスポーティーなエクステリアで、そのコンセプトは「挑戦し続けることの意味を深く考え、勇気をもって誕生させたスポーツツーリスモ。」。

他にはないボディデザインから感じ取れるのは、スポーツカーの進化です。

エンジン：243 kW (330 PS)、電気モーター：100 kW (136 PS)、システム トータル： 340 kW (462 PS)と、スポーツカーとしては十分すぎるほどの出力を誇ります。

スポーツクロノパッケージ装着時には0 – 100 km/h 加速4.6秒と、これもまた素晴らしい性能を有しています。

The new Panamera 4 E-Hybrid Sport Turismo

引用：http://www.tokyo-motorshow.com/gallery/photo/01_150_Porsche/index001.html

東京モーターショー2017：カイエン

ポルシェがSUVを作るとこうなるということを示し続けてきたカイエン。

今回のモーターショーでは、より進化したカイエンが出展されています。

パワートレインを一新し、ドライバビリティを向上するために前後異径タイヤを採用し、ドライバーだけではなく、カイエンに乗る人すべてがスポーツカーを感じられるダイナミックなSUVになっています。

ポルシェのDNAを体現したリアビューは、見る人すべてを魅了します。

新しいダイナミックなデザイン、新世代の高効率ターボエンジン。

的確で多機能な最先端のドライバーアシストシステム。

これら全ての要素が、カイエンを通じて、ポルシェの魅力を感じさせてくれます。

カイエンの根底に流れるものは、本物のスポーツカーであるということなのです。

カイエン

引用：http://www.tokyo-motorshow.com/gallery/photo/01_150_Porsche/index001.html

東京モーターショー2017：ポルシェブースまとめ

ポルシェの出展を見てみると、日本のメーカーが未来のクルマを出展してきたのに比べ、より現実的なクルマを並べてきた感じがします。

The new Panamera Turbo S E-Hybridにしても、The new Panamera 4 E-Hybrid Sport Turismoにしても、早期の市場投入を前提に開発されたものなのでしょう。

ドイツ車全般の傾向として、走ることの喜びを追求しているように感じますが、特にポルシェの場合はその色が濃いように感じます。