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将来の自動車の目指す方向性を語る際、ドイツ車の目指す方向性というのは欠かせないものです。
世界の自動車メーカーをけん引しているドイツ車ですから、その指し示す方向が世界のクルマの目指す方向ということになります。
この方向性を見極めるため、ドイツの大衆車メーカフォルクスワーゲンの動向を探ってみましょう。
東京モーターショー2017:New Arteon
「フォルクスワーゲンのいいところ、ぜんぶ。」というコンセプトを具現化したのがNew Arteonです。
そのコンセプトの通り、フォルクスワーゲンのさまざまな魅力を、この一台に凝縮しています。
街乗りから週末のロングドライブまで、思いのままに楽しめる広々とした室内と大容量のラゲージスペースを有しています。
スポーティな走りを楽しみたいときには、高出力エンジンとフルタイム4WDシステムの組み合わせが応えてくれます。
また、最高水準の安全装備があらゆるシーンで、安心で快適な走りをサポートします。
このクルマの完成度を考えると、近い将来市場投入されるのかもしれません。非常に楽しみです。
New Arteon
引用:http://www.tokyo-motorshow.com/gallery/photo/01_160_VolksWagen/index001.html
東京モーターショー2017:I.D. BUZZ
フォルクスワーゲンは2020年から新しい電気自動車を発売する計画です。
その際の量販をにらんだ新しい電気自動車がI.D.シリーズです。
I.D. BUZZは、そのラインナップのひとつとして、マイクロバスのコンセプトを具現化したクルマです。
スタイリングは、1960~70年代に欧米を中心に多くのファンとサブカルチャーを輩出したフォルクスワーゲン タイプ2を彷彿とさせます。
オールドファンにとってもなじみのあるスタイリングになっています。
このクルマに搭載される、2つの電気モーターを使った駆動システムは、275kWのシステムパワーを発揮し、最大600kmの航続を可能にしています。
I.D. BUZZ
引用:http://www.tokyo-motorshow.com/gallery/photo/01_160_VolksWagen/index001.html
東京モーターショー2017:Polo
今年8月にドイツでワールドプレミア公開された、フォルクスワーゲンの人気車Poloは、6世代目を迎えます。
フォルクスワーゲンのモジュラー生産方式のMQBで設計された最初のPoloです。
先代モデルに対して全長、全幅、そして、ホイールベースをそれぞれ拡大したことで、後席の居住性やラゲージ容量を大幅に向上しています。
よりオールラウンドな資質を備えたコンパクトカーに生まれ変わりっていま。
タッチパネルを大胆に活用した斬新なコックピットは新鮮です。
Polo
引用:http://www.tokyo-motorshow.com/gallery/photo/01_160_VolksWagen/index001.html
東京モーターショー2017:up! GTI
初代Golf GTIのデビューから41年の歳月を経て、そのスピリットを現代に伝えるモデルが誕生しました。
それがup! GTIです。
車重1tを切る小型で軽量なボディに、115PS、200Nmの直列3気筒999cc TSIを搭載したup! GTIは、コンパクトカーでありながら、ドライビングプレジャーを存分に体感できるクルマになっています。
直列3気筒エンジンは、電動ウエストゲートを備えたターボチャージャーとパティキュレートフィルターを装着したダウンサイズターボで1.5L4気筒エンジン並みの動力性能を備えています。
内装及び外装はup!ならではのポップなデザインがちりばめられ、乗る人を、視覚的にも楽しませてくれます。
up! GTI
引用:http://www.tokyo-motorshow.com/gallery/photo/01_160_VolksWagen/index001.html
東京モーターショー2017:Golf GTE
100kW /150PSの1.4L TSIエンジンと80kW /109PSの電気モーターという2つのパワートレインを効率よく稼働させて走行するプラグインハイブリッドシステムを搭載したのがGolf GTEです。
スポーツモデルのGolf GTIに引けを取らない優れた走行性能と、高いエネルギー効率を両立したクルマです。
Golf GTEは、フォルクスワーゲンのeモビリティであることを表すブルーをアクセントカラーにしており、GTIとの共通性をより強調したスポーティな内外装デザインなど、視覚面でもスポーティなGTファミリーの一員であることをアピールしています。
Golf GTE
引用:http://www.tokyo-motorshow.com/gallery/photo/01_160_VolksWagen/index001.html
東京モーターショー2017:e-Golf
フォルクスワーゲンでは、普通乗用車のEVとして出展していました。
世界的に評価の高いGolfをベースに、バッテリー容量35.8kW/hの駆動用バリチウムイオンバッテリーを搭載し、電気モーターで駆動する電気自動車です。
最新のバッテリーテクノロジーを用いて、1回の充電で301kmまで航続可能距離を伸ばしました。
e-Golfは、効率的なゼロエミッション走行に加え、これまでにない静粛性と電気モーター特有の低速からの力強い走り、そして、低い重心高による安定した操縦性能など、電気自動車ならではの持ち味を楽しめるクルマになっています。
e-Golf
引用:http://www.tokyo-motorshow.com/gallery/photo/01_160_VolksWagen/index001.html
東京モーターショー2017:フォルクスワーゲンブースまとめ
フォルクスワーゲンでは、電気自動車の開発にも力を入れているようです。
Golfをベースとした電気自動車は、いち早く市場投入してほしいモデルです。
一方で、残念ながら自動運転については目新しいものがありませんでした。
Audiでは自動運転車が出展されていましたので、大衆車を専門とするフォルクスワーゲンブランドでも出展してほしかったと思います。
世界で最も売れているフォルクスワーゲンだからこそ、普通乗用車の電気自動車で自動運転を可能にしたものを具現化してほしいと思います。
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